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2nd STAGE/ループには別の種類があるみたいです。
73.姉妹ともども
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最神宅に、神澤紗凪さん/神澤真守さん/神岳穂積さんが、いらっしゃっております。
時刻は、AM08:45頃です。
「そんな事が起きたのね…。」
確認するような紗凪さんの目に、
「はい。」
「なので、今日の夕方4時に間違いなく訪れるであろう“セカンドステージ”に備えて、レベル上げしたり、琴音に慣れさせたいと思いまして……。」
「ただ、上手くいかないかもしれないので、お力添えいただければと、お呼び立てした次第です。」
「すみません。」
と、説明しました。
「いや、謝らなくてもいいよ、ね?」
真守さんに促されて、
「ああ。」
「穂乃歌の件で世話になっているからな。」
「ぜひ、力にならせてくれ。」
「いいだろ? 紗凪。」
穂積さんが訊ねます。
「勿論、構わないわ!」
リーダーである紗凪さんが承諾してくださったので、
「ありがとうございます!!」
皆さんに、お礼した私は、妹と共にパーティーに加入させてもらい、お庭に出たのです。
エネミーが出現するまでの間に、幾つかチェックしておきたかったので…。
まずは、琴音に、【閃光】【恩恵】【回復】の詳細を教えて、実際に発動させていきました。
妹は、いちいち、
「ほほぉ―!」
と瞳を輝かせています。
それを縁側で見ている弟の利勇は、いささか不満そうです。
おそらく、羨ましいのでしょう。
本来であれば、春休み明けに中学生になる弟は、思春期に突入しているに違いありません。
多分、きっと。
ま、利勇の複雑な心境は、ほっといて……。
私は[ラージソード]を試していったのです。
最初のうちは一振りする毎に、ヨロめいてしまいました。
割と重かったので。
7~8分が経ち、感触を掴んだ私は、
「よし!」
「休憩にしよう、琴音。」
と、声を掛けたのです。
こちらから少し離れた位置で薙刀を払っていた彼女に、私がゲットしていた“体力回復”と“魔力回復”に“解毒”の[ポーション]を半分ずつ渡します。
どちらも、20個ほど入手していた模様です。
それらを、琴音が、自身の[アイテムBOK]に収納していきました。
「あと二分くらいで敵が出現する時間になるけど…、まずは、私の言う通りにしてね。」
「いい?」
私は、妹に念を押します。
無言で頷いた琴音の表情には、明らかに緊張の色が窺えました。
(心配だなぁー。)
こちらとしても初めてのジョブである【戦士】でのバトルになるので、助けてあげる余裕がないかもしれません。
姉妹揃って不安になっていきます。
そんな私達を、
「何かあったら、僕たちが、すぐにフォローするから大丈夫だよ。」
「気楽にいこう!」
真守さんがリラックスさせてくれました―。
時刻は、AM08:45頃です。
「そんな事が起きたのね…。」
確認するような紗凪さんの目に、
「はい。」
「なので、今日の夕方4時に間違いなく訪れるであろう“セカンドステージ”に備えて、レベル上げしたり、琴音に慣れさせたいと思いまして……。」
「ただ、上手くいかないかもしれないので、お力添えいただければと、お呼び立てした次第です。」
「すみません。」
と、説明しました。
「いや、謝らなくてもいいよ、ね?」
真守さんに促されて、
「ああ。」
「穂乃歌の件で世話になっているからな。」
「ぜひ、力にならせてくれ。」
「いいだろ? 紗凪。」
穂積さんが訊ねます。
「勿論、構わないわ!」
リーダーである紗凪さんが承諾してくださったので、
「ありがとうございます!!」
皆さんに、お礼した私は、妹と共にパーティーに加入させてもらい、お庭に出たのです。
エネミーが出現するまでの間に、幾つかチェックしておきたかったので…。
まずは、琴音に、【閃光】【恩恵】【回復】の詳細を教えて、実際に発動させていきました。
妹は、いちいち、
「ほほぉ―!」
と瞳を輝かせています。
それを縁側で見ている弟の利勇は、いささか不満そうです。
おそらく、羨ましいのでしょう。
本来であれば、春休み明けに中学生になる弟は、思春期に突入しているに違いありません。
多分、きっと。
ま、利勇の複雑な心境は、ほっといて……。
私は[ラージソード]を試していったのです。
最初のうちは一振りする毎に、ヨロめいてしまいました。
割と重かったので。
7~8分が経ち、感触を掴んだ私は、
「よし!」
「休憩にしよう、琴音。」
と、声を掛けたのです。
こちらから少し離れた位置で薙刀を払っていた彼女に、私がゲットしていた“体力回復”と“魔力回復”に“解毒”の[ポーション]を半分ずつ渡します。
どちらも、20個ほど入手していた模様です。
それらを、琴音が、自身の[アイテムBOK]に収納していきました。
「あと二分くらいで敵が出現する時間になるけど…、まずは、私の言う通りにしてね。」
「いい?」
私は、妹に念を押します。
無言で頷いた琴音の表情には、明らかに緊張の色が窺えました。
(心配だなぁー。)
こちらとしても初めてのジョブである【戦士】でのバトルになるので、助けてあげる余裕がないかもしれません。
姉妹揃って不安になっていきます。
そんな私達を、
「何かあったら、僕たちが、すぐにフォローするから大丈夫だよ。」
「気楽にいこう!」
真守さんがリラックスさせてくれました―。
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