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2nd STAGE/ループには別の種類があるみたいです。
70.ブレスレットの特質
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〝は!〟と目を覚ますと、AM07:00を回った頃でした。
「え?!」
周辺を〝キョロ キョロ〟した私は、ここが、ホテルの和室であることに気付いたのです。
(確か、静岡の伊東の…。)
(ん? デジャヴ??)
(いや、これは……。)
ループした事を理解して〝ほッ〟とします。
続いて、【ビーム】が額に直撃して血まみれになった光景がフラッシュバックしてしまい、〝ゾッ!〟としました。
「死なずに済んで良かったぁ――。」
改めて安堵した私は、胸元の“ネックレス”を両手で握りしめて、
「ありがとう。」
と、呟いたのです……。
朝ご飯を食べ、チェックアウトして、原付バイクで[伊東駅]方面へと向かいます。
運転しながら、
(そういえば…、あの大きな天使が名古屋城の“結界”を破壊したんだっけ。)
(あれと同じクラスのエネミーが神里町にも現れたらヤバいかも……。)
(確か、ステータスの★が二つになったから、“結界”の強度を増すのが可能になっているんだったよね?)
(説明文によれば…。)
(……、よし!)
(一回、帰宅して、補強しとこう!!)
そのように考えました。
〝思い立ったが吉日〟とばかりに、路肩に停車し、原付き一式を格納して、出現させた[転移の宝玉]を右手で掴んだ私は、テレポーテーションしたのです。
玄関付近に“瞬間移動”して、実家に入る流れで、
「ただいまー。」
と言いながら、畳敷きの広間に足を運んだところ、揃ってテレビを見ていた家族が…、
祖父
「おや?」
祖母
「まぁ。」
父
「お?!」
母
「あら。」
弟
「姉ちゃん!」
妹
「お帰りぃー!」
それぞれのリアクションで迎えてくれました。
私が、名古屋での出来事を話し終えたタイミングで、チャイムが鳴り、
「おはようございまーす。」
「最神さーん、郵便でーす。」
との男性の声が聞こえてきました。
時刻はAM08:15を過ぎたあたりです。
応対した母が、
「琴晴ちゃん宛みたいよ。」
と、封筒を差し出してきます。
(この一連は……。)
受け取って中を確認してみたところ、予想通り、未来人(?)からの手紙でした。
それには…、
そなたの職種である巫女と、これに伴う装備品が、琴音に譲り渡された。
驚くことなかれ、腕輪の効果である。
落ち着いて、新たな職を選ぶが良い。
簡単な説明ではあるが、健闘を祈る。
と書かれていたのです。
(え?)
(どういうこと??)
(ちょっと待って。)
左手首の[譲渡のブレスレット]から“画面”をチェックしてみたところ、私は“LV.1”の【踊り子】に戻っていました。
更には、【巫女】の文字だけが“灰色”で表示されているではありませんか。
ちなみに、それ以外のジョブは“白文字”のままになっています。
皆に事情を説明した私は、
「そういうことみたいだから……、琴音、自分のジョブを確かめてもらえる?」
と、妹を促したのです。
「んー。」
[メニュー画面]に目を通した琴音が、
「あッ! 本当だぁ!!」
「わたし、“レベル1の商人”だったのに、“レベル9のみこ”になってるぅー!」
目を丸くしたのです。
(譲渡って、こういう意味だったのね…。)
半ば呆然となる私でした―。
「え?!」
周辺を〝キョロ キョロ〟した私は、ここが、ホテルの和室であることに気付いたのです。
(確か、静岡の伊東の…。)
(ん? デジャヴ??)
(いや、これは……。)
ループした事を理解して〝ほッ〟とします。
続いて、【ビーム】が額に直撃して血まみれになった光景がフラッシュバックしてしまい、〝ゾッ!〟としました。
「死なずに済んで良かったぁ――。」
改めて安堵した私は、胸元の“ネックレス”を両手で握りしめて、
「ありがとう。」
と、呟いたのです……。
朝ご飯を食べ、チェックアウトして、原付バイクで[伊東駅]方面へと向かいます。
運転しながら、
(そういえば…、あの大きな天使が名古屋城の“結界”を破壊したんだっけ。)
(あれと同じクラスのエネミーが神里町にも現れたらヤバいかも……。)
(確か、ステータスの★が二つになったから、“結界”の強度を増すのが可能になっているんだったよね?)
(説明文によれば…。)
(……、よし!)
(一回、帰宅して、補強しとこう!!)
そのように考えました。
〝思い立ったが吉日〟とばかりに、路肩に停車し、原付き一式を格納して、出現させた[転移の宝玉]を右手で掴んだ私は、テレポーテーションしたのです。
玄関付近に“瞬間移動”して、実家に入る流れで、
「ただいまー。」
と言いながら、畳敷きの広間に足を運んだところ、揃ってテレビを見ていた家族が…、
祖父
「おや?」
祖母
「まぁ。」
父
「お?!」
母
「あら。」
弟
「姉ちゃん!」
妹
「お帰りぃー!」
それぞれのリアクションで迎えてくれました。
私が、名古屋での出来事を話し終えたタイミングで、チャイムが鳴り、
「おはようございまーす。」
「最神さーん、郵便でーす。」
との男性の声が聞こえてきました。
時刻はAM08:15を過ぎたあたりです。
応対した母が、
「琴晴ちゃん宛みたいよ。」
と、封筒を差し出してきます。
(この一連は……。)
受け取って中を確認してみたところ、予想通り、未来人(?)からの手紙でした。
それには…、
そなたの職種である巫女と、これに伴う装備品が、琴音に譲り渡された。
驚くことなかれ、腕輪の効果である。
落ち着いて、新たな職を選ぶが良い。
簡単な説明ではあるが、健闘を祈る。
と書かれていたのです。
(え?)
(どういうこと??)
(ちょっと待って。)
左手首の[譲渡のブレスレット]から“画面”をチェックしてみたところ、私は“LV.1”の【踊り子】に戻っていました。
更には、【巫女】の文字だけが“灰色”で表示されているではありませんか。
ちなみに、それ以外のジョブは“白文字”のままになっています。
皆に事情を説明した私は、
「そういうことみたいだから……、琴音、自分のジョブを確かめてもらえる?」
と、妹を促したのです。
「んー。」
[メニュー画面]に目を通した琴音が、
「あッ! 本当だぁ!!」
「わたし、“レベル1の商人”だったのに、“レベル9のみこ”になってるぅー!」
目を丸くしたのです。
(譲渡って、こういう意味だったのね…。)
半ば呆然となる私でした―。
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