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2nd STAGE/ループには別の種類があるみたいです。
69.名古屋城にて
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私は、現在、殆ど観光客が居ない[名古屋城]を散策しております。
“二の丸”を〝ぐるり〟と巡って、“天守”に向かっていたところ、
『全人類に、お報せします。』
『あと5分で“セカンドステージ”が開催されます。』
『準備を整えて、お待ちください。』
『繰り返します。』
『あと5分で――。』
と、例の機械的な女性の声で、伝えられたのです。
スマホで時間を確認してみたら、PM15:55になっていました。
係員の方なのか?
はたまた、お城のガイドの方なのか??
60代後半と思しき男性が、
「建物には“結界”が張られていて安全なので、避難してくださーい!」
と呼びかけています。
私は、それに促されるかのように、天守へと入っていったのです…。
定刻になり、エネミーが出現しました。
120体ほどの“天使”です。
が。
これまで登場していたエンジェルたちよりも30㎝ぐらい背が高く、150㎝といった感じでした。
また、翼も一回りは大きいようです。
相変わらず“銀の仮面”と“細身の剣”を装着しています。
注目すべきは、これだけではありません。
宙に浮いている天使らの頭上には、背丈が6Mはありそうな人外が見受けられます。
銀の防具を纏っていますが、軽装備なので【剣士】でしょう。
他にも、[北○の拳]の“ジャ○”みたいな鉄仮面を被っているのですが…、こちらも全てが銀です。
瞳は青く、肩あたりまでの長さがある金髪はウエーブしており、背中には左右二枚ずつ(計4枚)の白い翼を有しています。
左の腰には“ロングソード”を帯びていました。
6M級の敵が無言で抜いた剣を、天守めがけて突き出します。
ガツンッ!!
相手の攻撃を阻んだ筈の【結界】に、
ビキッ! ビキビキビキビキッ! ビキィーンッ!!
と、四方八方に亀裂が生じていき、
バッリィ――――ンッ!!!!
無残にも破壊されてしまったではありませんか。
(これって、ボスキャラ??!)
偶然なのか、必然なのか、ボス的存在であろうエネミーに遭遇してしまった私は、目を丸くしたのです。
少数ではあるものの、天守の内に逃げ込んでいた人々から悲鳴が発せられた事により、〝ハッ!〟と我に返りました。
急いで[戦闘モード]に変更した私は、ダッシュで外に出ます。
地面から5Mくらいの空中にいる天使らの、10体ほどが気付いて、こちらに飛行してきました。
「ライト・ボール!!」
私は、左の掌から、直径20㎝の“光の玉”を次々と放っていきます。
これらが命中したエンジェルたちがダメージを負い、一旦、動きを止めました。
どうやら、今までみたいには、簡単には倒せなさそうです。
焦る私に、最も大きい人外が、左の人差し指を向けてきました。
次の瞬間、指先から〝ピッ〟と、【ビーム】が発射されたのです。
[ドラ○ン○ール]の“フ○ーザ”みたいに。
それによって、私の額が、
ズシュッ!!
と貫かれてしまいました。
父と母の合作である“額当て”ごと。
ブシュウウウウ――ッ!!
まるで噴水かのように流血する私の目の前が赤く染まっていきます。
この結果、私は、意識が遠のいていったのです―。
“二の丸”を〝ぐるり〟と巡って、“天守”に向かっていたところ、
『全人類に、お報せします。』
『あと5分で“セカンドステージ”が開催されます。』
『準備を整えて、お待ちください。』
『繰り返します。』
『あと5分で――。』
と、例の機械的な女性の声で、伝えられたのです。
スマホで時間を確認してみたら、PM15:55になっていました。
係員の方なのか?
はたまた、お城のガイドの方なのか??
60代後半と思しき男性が、
「建物には“結界”が張られていて安全なので、避難してくださーい!」
と呼びかけています。
私は、それに促されるかのように、天守へと入っていったのです…。
定刻になり、エネミーが出現しました。
120体ほどの“天使”です。
が。
これまで登場していたエンジェルたちよりも30㎝ぐらい背が高く、150㎝といった感じでした。
また、翼も一回りは大きいようです。
相変わらず“銀の仮面”と“細身の剣”を装着しています。
注目すべきは、これだけではありません。
宙に浮いている天使らの頭上には、背丈が6Mはありそうな人外が見受けられます。
銀の防具を纏っていますが、軽装備なので【剣士】でしょう。
他にも、[北○の拳]の“ジャ○”みたいな鉄仮面を被っているのですが…、こちらも全てが銀です。
瞳は青く、肩あたりまでの長さがある金髪はウエーブしており、背中には左右二枚ずつ(計4枚)の白い翼を有しています。
左の腰には“ロングソード”を帯びていました。
6M級の敵が無言で抜いた剣を、天守めがけて突き出します。
ガツンッ!!
相手の攻撃を阻んだ筈の【結界】に、
ビキッ! ビキビキビキビキッ! ビキィーンッ!!
と、四方八方に亀裂が生じていき、
バッリィ――――ンッ!!!!
無残にも破壊されてしまったではありませんか。
(これって、ボスキャラ??!)
偶然なのか、必然なのか、ボス的存在であろうエネミーに遭遇してしまった私は、目を丸くしたのです。
少数ではあるものの、天守の内に逃げ込んでいた人々から悲鳴が発せられた事により、〝ハッ!〟と我に返りました。
急いで[戦闘モード]に変更した私は、ダッシュで外に出ます。
地面から5Mくらいの空中にいる天使らの、10体ほどが気付いて、こちらに飛行してきました。
「ライト・ボール!!」
私は、左の掌から、直径20㎝の“光の玉”を次々と放っていきます。
これらが命中したエンジェルたちがダメージを負い、一旦、動きを止めました。
どうやら、今までみたいには、簡単には倒せなさそうです。
焦る私に、最も大きい人外が、左の人差し指を向けてきました。
次の瞬間、指先から〝ピッ〟と、【ビーム】が発射されたのです。
[ドラ○ン○ール]の“フ○ーザ”みたいに。
それによって、私の額が、
ズシュッ!!
と貫かれてしまいました。
父と母の合作である“額当て”ごと。
ブシュウウウウ――ッ!!
まるで噴水かのように流血する私の目の前が赤く染まっていきます。
この結果、私は、意識が遠のいていったのです―。
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