JK LOOPER

猫乃麗雅

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2nd STAGE/ループには別の種類があるみたいです。

68. NEXT STAGE

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図書館側では、10人一組のパーティー×2が、右回りと、左回りとで、それぞれに敵を屠ったとの話しでした。

「で?」
「君は、これから、どうするんだい??」

リーダー格の男性に聞かれ、

「用事があるので、これにて失礼します。」

と答えた私が、

「それでは皆さん、お元気で。」

〝ペコリ〟と頭を下げて、この場を去ろうとしたところ、

「一人で大丈夫なの?」

魔女さんに引き止められたのです。

「ええ、平気です。」

そう返したら、

「……、危なくなったら、ここに逃げて来なさいよ。」
「“転移の宝玉”は、有るんでしょう?」

ウィッチさんに確認されたので、

「あ、はい、持っています。」
「なので、やばそうなときには避難させてもらいますね。」

そのように告げ、改めて会釈した後に、徒歩で西へと向かいました。

窓から窺っていた子どもらと、〝バイバイ〟と手を振り合って…。


なんやかんやで、400数の人外を倒しました。

天使や仏はもとより、魔物と妖怪に、植物系や昆虫類と、戦かったのです。

虫の集団には相変わらずプチパニックになってしまい…、

しぇんきゃう閃光!」

と、噛みまみた・・・・・

そうですよ?

“八九寺○宵”ちゃんのパクリですとも!

すみません。

反省します。

許してください。

……、これだけの敵を葬った結果、機械的な女性の声で、

『あなたのレベルが上がりました。』
『LV.10に到達したので、各ステータスが上昇しました。』
『新たな技を収得しました。』

とのインフォメーションが、脳内に伝えられたのです。

(お!)
(どんな感じになったんだろう?)

左手首の[譲渡のブレスレット]に触れて、“画面”を閲覧してみたところ、

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

名前:最神琴晴(もがみことは)

ジョブ:巫女

レベル:10

体力:★★☆☆☆☆☆☆☆☆

魔力:★★☆☆☆☆☆☆☆☆

攻撃力:★★☆☆☆☆☆☆☆☆

防御力:★★☆☆☆☆☆☆☆☆

素早さ:★★☆☆☆☆☆☆☆☆

光魔法:★★☆☆☆☆☆☆☆☆

回復魔法:★★☆☆☆☆☆☆☆☆

補助魔法:★★☆☆☆☆☆☆☆☆

結界:★★☆☆☆☆☆☆☆☆

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

このように変わっていました。

簡単に言えば、“黒星”が二つになっております。

更に詳しくチェックしてみたら、[光魔法]が一つ増えていたのです。

【閃光】に加えて。

それは、【ライト・ボール光の玉】という名称でした。

(暗闇の中を明るく照らすのかな?)

と思いきや、

〝これがヒットした相手に、光属性のダメージを与えることが出来る〟
〝現時点での直径は20㎝〟

そんな説明文が載っていたのです。

(おお――ッ!)
(攻撃系の魔法、キタ――――!!)

私がテンション爆上がりでガッツポーズしたところ、

『戦闘職の半数がレベル10を超えたので、セカンドステージへと移行します。』
『次回からは、より強い存在が出現します。』
『また、これらは、人間だけでなく、動植物も食します。』
『セカンドステージ開催の予定時刻5分前までには、お伝えしますので、暫く、お待ちください。』

そう告げられたのでした―。
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