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1st STAGE/ループには回数制限があるようです。
7.地元でのバトル②
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私は、次から次に〝バッサ!〟〝バッサ!〟と5体の命を絶っていきました。
不思議なことに、連中は、息を引き取った途端に全身が粒となって、跡形もなく消え失せたのです。
装備品だけを遺して。
更には、死滅するなり何かしらの“アイテム”と1円玉ぐらいの大きさの“銀子”が出現したのですが、それらも2~3秒後には消えてしまいました。
おそらく、これらは[イベントリ]に自動転送されている可能性があるので、この戦いが終わったら確認してみましょう。
なんだかRPGみたいな感じではありますが、仕組みまでは分かりません。
それはさて置き。
【閃光】の効き目が無くなってしまい、敵の視力が正常に戻ったようです。
現在、元気いっぱいなのは、男の子と女の子の天使が一人ずつと、性別不明のゴブリンが二匹です。
それ以外の11体は地面で藻掻いています。
間合いを計ろうとする私に、空中のエンジェルボーイがいきなり細身の剣を振り下ろしてきました。
私は咄嗟に薙刀を横にして、
ガキィンッ!
と、受け止めたのです。
そのタイミングで10秒が経ち、【恩恵】も終了してしまったので、私から輝きが失われました。
それを理解してかしないでか?
一匹のゴブリンが石槍を突き出して、私の右太腿を、
ズブッ!
と刺したではありませんか。
「いぎッ!!」
後ろにヨロめく私の首を刎ねるべく、先程の天使がレイピアを払います。
それを躱そうとしたところ、傷口に〝ズキンッ!〟と痛みが走り、バランスを崩して尻餅を着いてしまったのです。
この機を逃すまいと、4体のエネミーが襲い掛かってきます。
「閃光!」
間一髪で二度目の目くらましに成功した私が、左の掌を右太腿に添えて、
「回復!」
と、唱えたら、ブライトゴールドが放出されて、怪我が治ったのです。
〝スクッ!〟と立ち上がった私は、改めて、
「恩恵!」
と発しました。
これにより、天使&ゴブリンの胸部や頭などを、斬ったり突いたりして、消滅させていったのです。
この敵たちは、私が予想していたよりも強くはありませんでした。
また、こちらの攻撃力なども倍増していたのが良かったのだろうと思われます。
私は…、いえ、きっと誰もが、人外という理由だけで必要以上に恐れてしまっていたようです。
冷静になりさえすれば倒せるという事が判明したので、残っていた奴らも始末していきました。
最後の一体に引導を渡したところ、私の脳内にメロディが流れて、
『あなたのレベルが上がりました。』
と、女性の声が響いたのです。
このゲームを開催した二人組はどちらも男性だったので、別の者に違いありません。
ナレーションの彼女も神なのでしょうか?
んんー、謎です…。
戦闘になった連中の忘れ形見とも言える剣や槍に天衣などを一ヵ所に集めた私は、可憐な乙女であるにも関わらず、ひと風呂浴びた中年オヤジかのように、
「ふぃ―ッ。」
と息を漏らして、縁側から家へと入りました。
はしたなくて、すみません。
広間には、いつのまにか全ての親族が揃い踏みしており、
「あれは、なんなの!?」
「どういう事態なんだ?!」
「これって、夢じゃないよね!?」
「何か知っているのか?!」
といった具合に質問攻めにあったのです。
私は、それに応じて、混乱している皆に、ここまでの経緯を語ったのでした―。
不思議なことに、連中は、息を引き取った途端に全身が粒となって、跡形もなく消え失せたのです。
装備品だけを遺して。
更には、死滅するなり何かしらの“アイテム”と1円玉ぐらいの大きさの“銀子”が出現したのですが、それらも2~3秒後には消えてしまいました。
おそらく、これらは[イベントリ]に自動転送されている可能性があるので、この戦いが終わったら確認してみましょう。
なんだかRPGみたいな感じではありますが、仕組みまでは分かりません。
それはさて置き。
【閃光】の効き目が無くなってしまい、敵の視力が正常に戻ったようです。
現在、元気いっぱいなのは、男の子と女の子の天使が一人ずつと、性別不明のゴブリンが二匹です。
それ以外の11体は地面で藻掻いています。
間合いを計ろうとする私に、空中のエンジェルボーイがいきなり細身の剣を振り下ろしてきました。
私は咄嗟に薙刀を横にして、
ガキィンッ!
と、受け止めたのです。
そのタイミングで10秒が経ち、【恩恵】も終了してしまったので、私から輝きが失われました。
それを理解してかしないでか?
一匹のゴブリンが石槍を突き出して、私の右太腿を、
ズブッ!
と刺したではありませんか。
「いぎッ!!」
後ろにヨロめく私の首を刎ねるべく、先程の天使がレイピアを払います。
それを躱そうとしたところ、傷口に〝ズキンッ!〟と痛みが走り、バランスを崩して尻餅を着いてしまったのです。
この機を逃すまいと、4体のエネミーが襲い掛かってきます。
「閃光!」
間一髪で二度目の目くらましに成功した私が、左の掌を右太腿に添えて、
「回復!」
と、唱えたら、ブライトゴールドが放出されて、怪我が治ったのです。
〝スクッ!〟と立ち上がった私は、改めて、
「恩恵!」
と発しました。
これにより、天使&ゴブリンの胸部や頭などを、斬ったり突いたりして、消滅させていったのです。
この敵たちは、私が予想していたよりも強くはありませんでした。
また、こちらの攻撃力なども倍増していたのが良かったのだろうと思われます。
私は…、いえ、きっと誰もが、人外という理由だけで必要以上に恐れてしまっていたようです。
冷静になりさえすれば倒せるという事が判明したので、残っていた奴らも始末していきました。
最後の一体に引導を渡したところ、私の脳内にメロディが流れて、
『あなたのレベルが上がりました。』
と、女性の声が響いたのです。
このゲームを開催した二人組はどちらも男性だったので、別の者に違いありません。
ナレーションの彼女も神なのでしょうか?
んんー、謎です…。
戦闘になった連中の忘れ形見とも言える剣や槍に天衣などを一ヵ所に集めた私は、可憐な乙女であるにも関わらず、ひと風呂浴びた中年オヤジかのように、
「ふぃ―ッ。」
と息を漏らして、縁側から家へと入りました。
はしたなくて、すみません。
広間には、いつのまにか全ての親族が揃い踏みしており、
「あれは、なんなの!?」
「どういう事態なんだ?!」
「これって、夢じゃないよね!?」
「何か知っているのか?!」
といった具合に質問攻めにあったのです。
私は、それに応じて、混乱している皆に、ここまでの経緯を語ったのでした―。
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