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- 最終期・全身にて全霊を賭けて -
第316話 船路・前編
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俺たちは、つい先ほど、[牛の国]から出航したところだ。
なお、俺を始めとして、聖女・勇者・クレリックランサー・アサシン・弓士・武術士・魔女・アンデッドソーサラー・魔人姉妹・魔法剣士・トーキーの三将軍・ミノタウロス元帥・ジャイアントアント元帥・トロールは、“飛行艇”を使用している。
それ以外は、【ホルスタウロスクイーン】によって準備されていた幾つかの軍艦に、別れて乗っていた…。
翌日に、ドワーフ/ゴブリン/ギーフー/チーアの船が合流してきたのである。
更に次の日、鳥・カナーガ・バーチの戦艦が加わった。
PM15:00過ぎ、食堂でコーヒーを飲んでいたら、女性の船員が訪ねてきて、
「大魔王様。」
「ガルーダ様がたが、お越しになられています。」
そう伝えてきたので、
「じゃあ、こっちに案内してあげてくれ。」
と、返したのである。
暫くして、先頭で入室してきた【バードロード】が、
「久しいな。」
〝フッ〟と笑みを零した。
ガルーダの後ろには、半グリフォン/サンダーバード/コカトリス/ペリュトン/ハーピーが控えている。
なんでも、〝幹部のなかでも翼を有している者だけが、バードロードと共に挨拶に赴いた〟とのことだった。
何せ、飛行艇が空中を進んでいるので。
そこから暫く歓談した後に、ガルーダ達は、自身らの船へと帰ったのである……。
日が替わり、魔人・エルフ・オーク・スライムが追い付いた。
補足として、サータ/兎/バラーキ/グーマ/ヤーナといった内陸の国々は、どこかしらかの艦を借りている。
明くる日には、リヴァイアサンのファミリーと、眷属が、飛来した。
これによって、[東の連合軍]が揃ったのである。
いずれにせよ、俺は、甲板の右側で、浮遊している【海の王】と語らっていた。
俺の側には、姫殿下や生徒会長を始めとして、主だったメンバーが佇んでいる。
さて。
【水の王】によれば、子孫の五十体と、島で暮らしている配下のワイバーン千匹を、伴ったらしい。
〝どちらも全体の半数ぐらい〟との事だ。
また、〝他の竜たちも同じように動いている〟とも教えてくれた。
ちなみに、リヴァイアサンの子孫は、全長200~400Mと個体差がある。
ワイバーンは、両腕の部分が翼になっており、角は生えていない。
どれもが“30M大のトカゲ”といった印象だ。
皮膚は青紫色であった。
【海の王】によると、ブラックドラゴンに従っているワイバーンは黒色で、レッドドラゴンの所は赤色といった具合に、眷属ごとにカラーが異なるらしい。
そんな竜族は、北・西・南より、“中央の大陸”を目指している最中との話しだ。
「あとは…、セイレーンやサハギンにカルキノスなども、世界中から向かってきておる。」
「とは言え、それなりの強さでなければ参戦を認めておらんので、全員が集結する訳ではないがな。」
「こちらとしても、無駄に犠牲を増やしたくはないしのう。」
「まぁ、連中のことも、よろしく頼む。」
「総大将は、お主ゆえ。」
このように述べた【水の王】に、
「ああ、了解だ。」
俺は首を縦に振ったのである。
余談かもしれないが、あとで一年生書記や三年留学生に訊いて、〝セイレーンはハーピーみたいな感じであり、サハギンは半魚人で、カルキノスは蟹型モンスター〟というのを知った俺だった―。
なお、俺を始めとして、聖女・勇者・クレリックランサー・アサシン・弓士・武術士・魔女・アンデッドソーサラー・魔人姉妹・魔法剣士・トーキーの三将軍・ミノタウロス元帥・ジャイアントアント元帥・トロールは、“飛行艇”を使用している。
それ以外は、【ホルスタウロスクイーン】によって準備されていた幾つかの軍艦に、別れて乗っていた…。
翌日に、ドワーフ/ゴブリン/ギーフー/チーアの船が合流してきたのである。
更に次の日、鳥・カナーガ・バーチの戦艦が加わった。
PM15:00過ぎ、食堂でコーヒーを飲んでいたら、女性の船員が訪ねてきて、
「大魔王様。」
「ガルーダ様がたが、お越しになられています。」
そう伝えてきたので、
「じゃあ、こっちに案内してあげてくれ。」
と、返したのである。
暫くして、先頭で入室してきた【バードロード】が、
「久しいな。」
〝フッ〟と笑みを零した。
ガルーダの後ろには、半グリフォン/サンダーバード/コカトリス/ペリュトン/ハーピーが控えている。
なんでも、〝幹部のなかでも翼を有している者だけが、バードロードと共に挨拶に赴いた〟とのことだった。
何せ、飛行艇が空中を進んでいるので。
そこから暫く歓談した後に、ガルーダ達は、自身らの船へと帰ったのである……。
日が替わり、魔人・エルフ・オーク・スライムが追い付いた。
補足として、サータ/兎/バラーキ/グーマ/ヤーナといった内陸の国々は、どこかしらかの艦を借りている。
明くる日には、リヴァイアサンのファミリーと、眷属が、飛来した。
これによって、[東の連合軍]が揃ったのである。
いずれにせよ、俺は、甲板の右側で、浮遊している【海の王】と語らっていた。
俺の側には、姫殿下や生徒会長を始めとして、主だったメンバーが佇んでいる。
さて。
【水の王】によれば、子孫の五十体と、島で暮らしている配下のワイバーン千匹を、伴ったらしい。
〝どちらも全体の半数ぐらい〟との事だ。
また、〝他の竜たちも同じように動いている〟とも教えてくれた。
ちなみに、リヴァイアサンの子孫は、全長200~400Mと個体差がある。
ワイバーンは、両腕の部分が翼になっており、角は生えていない。
どれもが“30M大のトカゲ”といった印象だ。
皮膚は青紫色であった。
【海の王】によると、ブラックドラゴンに従っているワイバーンは黒色で、レッドドラゴンの所は赤色といった具合に、眷属ごとにカラーが異なるらしい。
そんな竜族は、北・西・南より、“中央の大陸”を目指している最中との話しだ。
「あとは…、セイレーンやサハギンにカルキノスなども、世界中から向かってきておる。」
「とは言え、それなりの強さでなければ参戦を認めておらんので、全員が集結する訳ではないがな。」
「こちらとしても、無駄に犠牲を増やしたくはないしのう。」
「まぁ、連中のことも、よろしく頼む。」
「総大将は、お主ゆえ。」
このように述べた【水の王】に、
「ああ、了解だ。」
俺は首を縦に振ったのである。
余談かもしれないが、あとで一年生書記や三年留学生に訊いて、〝セイレーンはハーピーみたいな感じであり、サハギンは半魚人で、カルキノスは蟹型モンスター〟というのを知った俺だった―。
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