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Chapter 2/二番目の国
№91 入国①
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おおよそではあるが、ゲーム内ではAM09:00で、現実はPM16:35となっている。
宿屋を出た[Team S]は、シリウスによって、この港町に1つだけ存在している[ギルド]の正面あたりに【テレポート】した……。
町の中央は小さめの[円形広場]になっており、[噴水]が設置されている。
また、建物は白色が多めだ。
なかには黄色や緑色もあるが…。
それはおいといて。
広場の北西にギルドが存在していた。
ここの扉を“リーダーのシリウス”が開く……。
シリウスが、
「これを。」
[受付カウンター]に証明書を置く。
内容をチェックした[窓口の男性]が、
「お越しいたいだ事、感謝します。」
「何せ、魔物らの影響で貿易が止まってしまい、フラルン帝国の経済に悪影響が及んでいますので。」
「改めまして……。」
「この依頼、受注なさいますか?」
そう尋ねてきた。
後ろを振り返ったシリウスに、仲間が無言で頷く。
これによって、
「ああ、勿論だ。」
シリウスが[男性NPC]に告げる。
「ありがとうございます。」
会釈した[受付の男性]が、
「では、こちらの証明書を、船長にお渡しください。」
「おそらく南の埠頭にいると思いますので。」
新たな用紙を渡してきた。
かくして、[Team S]は、言われた場所へと向かう…。
ウミネコ達が長閑に鳴いている。
そうした[埠頭]に、兵士や商人などがチラホラと見受けられた。
他にも、何艘かの船が止まっている。
晴れた空の下、
「あれ、ダイヤのマークじゃない??」
ふと気づいたのは“アサシンのシエル”だ。
これによって、皆が「確かに」や「本当だ」と反応を示した……。
“くせ毛のオールバック・眉・瞳・鼻髭”が茶色い中年男性に、シリウスが証明書を差し出す。
いかにも“船長”らしき相手が、
「お!!」
「引き受けてくれたのか?!」
「こいつぁ助かる!!」
喜びを表した。
その流れで、
「うちらは積み荷を済ませっから、そっちは旅支度を終わらせといてくれ!」
「また後でな!!」
こう伝えてきたのである。
よって、
「じゃ、換金所と道具屋に行くか。」
そのように提案するシリウスであった…。
あれから少し経っている。
シューラたちは、埠頭に戻ってきていた。
「いつでもいいぞ。」
声をかけたシリウスを、
「準備は整ったかい??」
「だったら船に移るが。」
船長が窺う。
次の瞬間、シリウスの[画面]が自動で現れる。
ここには、
乗船しますか?
・YES
・NO
そう書かれていた。
「構わないよな??」
シリウスに聞かれたメンバーが、「ああ」「ええ」と頷く。
これにより、シリウスが[YES]を選択したことで、全員の視界が暗くなる。
その2秒後、[Team S]は甲板にいた。
見えるようになったシューラ達が状況を理解しだしたところで、
「碇を上げろぉーッ!」
「出航だぁーッ!!」
船長がクルーに指示する。
こうして、海をゆく[Team S]だった。
▽
約1分後。
シューラたちがいなくなった港町に[イッチューズ]が辿り着く。
[北の門]あたりで、
「そんじゃ、ギルドにテレポーテーションするぞ。」
ヤトが自身の[画面]を開いた。
当然、ひと足違いでシューラに会えなかった事など知る由もなく……。
▽
ゲーム内でのお昼前。
突如、海中から“モンスターの群れ”が甲板に跳んできた。
それは、1M大の蟹で、二十杯はいるようだ。
こうした魔物らと、[Team S]が戦っていく…。
数分が経っている。
とっくに蟹どもを倒しきっていた。
南東を目指す船や、海原に、空は、沈む夕日に照らされている。
ノスタルジックな雰囲気のなか、船に降りてきたのは、1.2M級の鳥で、十七羽いた。
そのカラフルさからして“ハチクイ”みたいな感じだが、額に“第三の目”を有している。
こういったモンスターらも殲滅してゆくシューラ達であった……。
夜が訪れている。
[Team S]は、満天の星に目を奪われていた。
地上で見るのとはまた異なった趣きがあるため。
そこへ、海から甲板に“魔物集団”がジャンプしくる。
十四体のモンスターは、背丈1.5Mのサハギンだ。
これらもまた確実に倒していく…。
朝になっている。
甲板に跳び込んできたのは、1.8M大のアザラシだった。
二足歩行のたちは十二頭いる。
それにも勝利する[Team S]であった……。
ある港町で船が停まる。
すると、シューラ達の眼前が再び暗くなった。
2秒後。
彼女らは埠頭に移っている。
代表のシリウスが、
「到着したってことだよな?」
船長に訊ねてみたら、
「おかげで久々に来られたぜ!」
「エジット王国に!!」
嬉々とするのだった―。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
[イッチューズ]に関する情報/男性編
名前:ヤト
本名:タカヤマ トオル
年齢:13歳
身長:159㎝
容姿:黒色短髪/黒の瞳/黄色肌
ジョブ:武士
LV:10
HP:100
SP:80
MP:無
武器:銅製の刀“二つ銘則宗”
防具:銅の鎧“白糸褄取威之大鎧”
銅の兜“参拾弐間四方白小星兜”
攻撃力:基本130+装備品50=総計180
防御力:基本90+装備品247=総計337
素早さ:基本105-装備品の重量35=総計70
スキル:逆袈裟斬り
名前:クマッシー
本名:クガ マサシ
年齢:13歳
身長:168㎝
容姿:ライトブラウンスポーツ刈り/黒の瞳/白肌
ジョブ:シールダー
LV:10
HP:130
SP:60
MP:無
武器:銅製の“スクラマサクス”
防具:銅の“甲冑&大楯”
攻撃力:基本110+装備品43=総計153
防御力:基本150+装備品270=総計420
素早さ:基本60-装備品の重量40=総計20
スキル:挑発 (※敵の1体を10秒間だけ自分に引き付ける)
名前:ニケ
本名:ニシザワ タケル
年齢:13歳
身長:165㎝
容姿:金髪サラサラショート/青の瞳/白肌
ジョブ:戦士
LV:10
HP:115
SP:55
MP:無
武器:銅製の“バルディッシュ”
防具:銅の“蛮族甲冑”
攻撃力:基本150+装備品60=総計210
防御力:基本100+装備品251=総計351
素早さ:基本65-装備品の重量35=総計30
スキル:パワフルスラスト (※10%の確率でクリティカル)
宿屋を出た[Team S]は、シリウスによって、この港町に1つだけ存在している[ギルド]の正面あたりに【テレポート】した……。
町の中央は小さめの[円形広場]になっており、[噴水]が設置されている。
また、建物は白色が多めだ。
なかには黄色や緑色もあるが…。
それはおいといて。
広場の北西にギルドが存在していた。
ここの扉を“リーダーのシリウス”が開く……。
シリウスが、
「これを。」
[受付カウンター]に証明書を置く。
内容をチェックした[窓口の男性]が、
「お越しいたいだ事、感謝します。」
「何せ、魔物らの影響で貿易が止まってしまい、フラルン帝国の経済に悪影響が及んでいますので。」
「改めまして……。」
「この依頼、受注なさいますか?」
そう尋ねてきた。
後ろを振り返ったシリウスに、仲間が無言で頷く。
これによって、
「ああ、勿論だ。」
シリウスが[男性NPC]に告げる。
「ありがとうございます。」
会釈した[受付の男性]が、
「では、こちらの証明書を、船長にお渡しください。」
「おそらく南の埠頭にいると思いますので。」
新たな用紙を渡してきた。
かくして、[Team S]は、言われた場所へと向かう…。
ウミネコ達が長閑に鳴いている。
そうした[埠頭]に、兵士や商人などがチラホラと見受けられた。
他にも、何艘かの船が止まっている。
晴れた空の下、
「あれ、ダイヤのマークじゃない??」
ふと気づいたのは“アサシンのシエル”だ。
これによって、皆が「確かに」や「本当だ」と反応を示した……。
“くせ毛のオールバック・眉・瞳・鼻髭”が茶色い中年男性に、シリウスが証明書を差し出す。
いかにも“船長”らしき相手が、
「お!!」
「引き受けてくれたのか?!」
「こいつぁ助かる!!」
喜びを表した。
その流れで、
「うちらは積み荷を済ませっから、そっちは旅支度を終わらせといてくれ!」
「また後でな!!」
こう伝えてきたのである。
よって、
「じゃ、換金所と道具屋に行くか。」
そのように提案するシリウスであった…。
あれから少し経っている。
シューラたちは、埠頭に戻ってきていた。
「いつでもいいぞ。」
声をかけたシリウスを、
「準備は整ったかい??」
「だったら船に移るが。」
船長が窺う。
次の瞬間、シリウスの[画面]が自動で現れる。
ここには、
乗船しますか?
・YES
・NO
そう書かれていた。
「構わないよな??」
シリウスに聞かれたメンバーが、「ああ」「ええ」と頷く。
これにより、シリウスが[YES]を選択したことで、全員の視界が暗くなる。
その2秒後、[Team S]は甲板にいた。
見えるようになったシューラ達が状況を理解しだしたところで、
「碇を上げろぉーッ!」
「出航だぁーッ!!」
船長がクルーに指示する。
こうして、海をゆく[Team S]だった。
▽
約1分後。
シューラたちがいなくなった港町に[イッチューズ]が辿り着く。
[北の門]あたりで、
「そんじゃ、ギルドにテレポーテーションするぞ。」
ヤトが自身の[画面]を開いた。
当然、ひと足違いでシューラに会えなかった事など知る由もなく……。
▽
ゲーム内でのお昼前。
突如、海中から“モンスターの群れ”が甲板に跳んできた。
それは、1M大の蟹で、二十杯はいるようだ。
こうした魔物らと、[Team S]が戦っていく…。
数分が経っている。
とっくに蟹どもを倒しきっていた。
南東を目指す船や、海原に、空は、沈む夕日に照らされている。
ノスタルジックな雰囲気のなか、船に降りてきたのは、1.2M級の鳥で、十七羽いた。
そのカラフルさからして“ハチクイ”みたいな感じだが、額に“第三の目”を有している。
こういったモンスターらも殲滅してゆくシューラ達であった……。
夜が訪れている。
[Team S]は、満天の星に目を奪われていた。
地上で見るのとはまた異なった趣きがあるため。
そこへ、海から甲板に“魔物集団”がジャンプしくる。
十四体のモンスターは、背丈1.5Mのサハギンだ。
これらもまた確実に倒していく…。
朝になっている。
甲板に跳び込んできたのは、1.8M大のアザラシだった。
二足歩行のたちは十二頭いる。
それにも勝利する[Team S]であった……。
ある港町で船が停まる。
すると、シューラ達の眼前が再び暗くなった。
2秒後。
彼女らは埠頭に移っている。
代表のシリウスが、
「到着したってことだよな?」
船長に訊ねてみたら、
「おかげで久々に来られたぜ!」
「エジット王国に!!」
嬉々とするのだった―。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
[イッチューズ]に関する情報/男性編
名前:ヤト
本名:タカヤマ トオル
年齢:13歳
身長:159㎝
容姿:黒色短髪/黒の瞳/黄色肌
ジョブ:武士
LV:10
HP:100
SP:80
MP:無
武器:銅製の刀“二つ銘則宗”
防具:銅の鎧“白糸褄取威之大鎧”
銅の兜“参拾弐間四方白小星兜”
攻撃力:基本130+装備品50=総計180
防御力:基本90+装備品247=総計337
素早さ:基本105-装備品の重量35=総計70
スキル:逆袈裟斬り
名前:クマッシー
本名:クガ マサシ
年齢:13歳
身長:168㎝
容姿:ライトブラウンスポーツ刈り/黒の瞳/白肌
ジョブ:シールダー
LV:10
HP:130
SP:60
MP:無
武器:銅製の“スクラマサクス”
防具:銅の“甲冑&大楯”
攻撃力:基本110+装備品43=総計153
防御力:基本150+装備品270=総計420
素早さ:基本60-装備品の重量40=総計20
スキル:挑発 (※敵の1体を10秒間だけ自分に引き付ける)
名前:ニケ
本名:ニシザワ タケル
年齢:13歳
身長:165㎝
容姿:金髪サラサラショート/青の瞳/白肌
ジョブ:戦士
LV:10
HP:115
SP:55
MP:無
武器:銅製の“バルディッシュ”
防具:銅の“蛮族甲冑”
攻撃力:基本150+装備品60=総計210
防御力:基本100+装備品251=総計351
素早さ:基本65-装備品の重量35=総計30
スキル:パワフルスラスト (※10%の確率でクリティカル)
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