Arousal of NPC‘s

猫ノ謳

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Chapter 1/最初の国

№69 WWにおける設定⑪

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“陶器屋の店主”による案内で、[イッチューズ]は倉庫に訪れている。
ヤトが、
「どれを届けるんだ??」
素朴な疑問を投げかけたところ、
「ここに置いてあるのが、そうだ。」
「今、君のアイテムボックスに送るから、少し待ってくれ。」
そのように店主が答えた。
これらは、幾つかある木箱のなかでも、特に真新しい。
内訳としては“大×2・中×2・小×1”だ。
「北の町に着いたら、領主様の御屋敷を伺ってくれ。」
「受領書を貰って来れば、約束の代金を支払おう。」
店主の発言によって、
「よし。」
「それじゃぁ、早速、移動すっか。」
皆に告げたヤトに、
「ちょっと待って。」
「“乗り物屋”に行ってみない?」
クマッシーが述べる。
「お。」
「やっぱ、今作にもあったか。」
「俺、地図を詳しく見てなかったんだよなぁー。」
そう喋ったヤトが、
「どれどれぇ~。」
[マップ]を開くなか、
「それって、どんな感じなの?」
カリンが首を傾げた。
「ま、何かしらの生物に乗れるんだけど…、購入しないといけなくって、それなりの値段がする。」
「けど、今のオレらだったら、多分、買えると思う。」
こうニケが説明したタイミングで、
「これだな。」
場所を確認したヤトが、
「そんじゃあ、とりあえず、外に出ようぜ。」
「“テレポート”するために。」
そのように伝えるのだった……。



“ユニコーン”に跨っている[Teamチーム Sエス]は、平原を北東に向かっている。
少し慣れてきたところで、各自が「走れ」や「走って」と、指示した。
これによって、ユニコーン達が駆けだす。
当然、歩くのよりもスピードがあり、全員が風を受ける。
そうした状況に、シューラとソソが〝おぉ―ッ☆〟と瞳を輝かせた。
他のメンバーも楽しそうだ。

暫くして、“モンスターの群れ”に遭遇した。
この面子は、“ダークドッグ.Jr”“ダークマウス.Jr”“アルミラージ”“食人花”が四匹ずつの、“ゴブリン”が六体だ。
「遠距離型以外は、降りよう。」
「戦いづらそうだから。」
シリウスの考えによって、“中近タイプ”たちが下馬する。
魔物らが迫りくるなか、サキがサーヴァントを召喚していく。
その流れで、スイが“ボルトアクションライフル”を発砲し、サザミンが矢をった。
ソソは“直径15㎝のサンダーボール”を放ち、ソウヤは土を隆起させる。
“白魔術士のセイラン”を含め、これらの顔ぶれはユニコーンに乗ったままだ。
一方で、シューラなどは、武器を手にして、構えていた。
こうした最中さなかに、ユニコーン達の六頭が、〝グッ〟と首を下げる。
それらには、現在、誰も跨っていない。
このユニコーンらが勢いよく首を上げるのと同時に生じた“最小直径5㎝×最大直径50㎝×長さ1M”といった【風の渦】のことごとくが、地面を滑るようにして進み、モンスターどもに当たって負傷させる。
そうした光景に、シューラとソソが再び興奮しだす。
なお、ユニコーンの【スキル】は〝2分のリキャストタイムを要する〟とのことだ。
なにはともあれ。
バトルに専念してゆく[Team S]であった―。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

[Team S]に関する情報/男性編・パート1

名前:シリウス
年齢:33歳
身長:174㎝
容姿:金色オールバック/青の瞳/白肌
ジョブ:シールダー楯使い
LV:8
HP:104
SP:48
MP:無
武器:鋼製の“腰鉈こしなた
防具:鋼の“甲冑&大楯”
攻撃力:基本88+装備品30=総計118
防御力:基本120+装備品250=総計370
素早さ:基本48-装備品の重量20=総計28
スキル:未収得

名前:サーガ
年齢:21歳
身長:168㎝
容姿:茶髪ショート/茶色の瞳/白肌
ジョブ:騎士
LV:8
HP:96
SP:56
MP:無
武器:鋼の“両手剣”
防具:鋼製の“ナイトアーマー”
攻撃力:基本116+装備品50=総計166
防御力:基本88+装備品240=総計328
素早さ:基本60-装備品の重量19=総計41
スキル:未収得

名前:サイザー
年齢:46歳
身長:180㎝
容姿:銀色短髪/緑の瞳/黒肌
ジョブ:武闘家
LV:8
HP:88
SP:52
MP:無
武器:鋼製の“トンファー”
防具:鋼の“額当て/胸当て/籠手/すね当て”
攻撃力:基本96+装備品35=総計131
防御力:基本68+装備品200=総計268
素早さ:基本104-装備品の重量16=総計88
スキル:未収得
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