69 / 103
Chapter 1/最初の国
№69 WWにおける設定⑪
しおりを挟む
“陶器屋の店主”による案内で、[イッチューズ]は倉庫に訪れている。
ヤトが、
「どれを届けるんだ??」
素朴な疑問を投げかけたところ、
「ここに置いてあるのが、そうだ。」
「今、君のアイテムボックスに送るから、少し待ってくれ。」
そのように店主が答えた。
これらは、幾つかある木箱のなかでも、特に真新しい。
内訳としては“大×2・中×2・小×1”だ。
「北の町に着いたら、領主様の御屋敷を伺ってくれ。」
「受領書を貰って来れば、約束の代金を支払おう。」
店主の発言によって、
「よし。」
「それじゃぁ、早速、移動すっか。」
皆に告げたヤトに、
「ちょっと待って。」
「“乗り物屋”に行ってみない?」
クマッシーが述べる。
「お。」
「やっぱ、今作にもあったか。」
「俺、地図を詳しく見てなかったんだよなぁー。」
そう喋ったヤトが、
「どれどれぇ~。」
[マップ]を開くなか、
「それって、どんな感じなの?」
カリンが首を傾げた。
「ま、何かしらの生物に乗れるんだけど…、購入しないといけなくって、それなりの値段がする。」
「けど、今のオレらだったら、多分、買えると思う。」
こうニケが説明したタイミングで、
「これだな。」
場所を確認したヤトが、
「そんじゃあ、とりあえず、外に出ようぜ。」
「“テレポート”するために。」
そのように伝えるのだった……。
▽
“ユニコーン”に跨っている[Team S]は、平原を北東に向かっている。
少し慣れてきたところで、各自が「走れ」や「走って」と、指示した。
これによって、ユニコーン達が駆けだす。
当然、歩くのよりもスピードがあり、全員が風を受ける。
そうした状況に、シューラとソソが〝おぉ―ッ☆〟と瞳を輝かせた。
他のメンバーも楽しそうだ。
暫くして、“モンスターの群れ”に遭遇した。
この面子は、“ダークドッグ.Jr”“ダークマウス.Jr”“アルミラージ”“食人花”が四匹ずつの、“ゴブリン”が六体だ。
「遠距離型以外は、降りよう。」
「戦いづらそうだから。」
シリウスの考えによって、“中近タイプ”たちが下馬する。
魔物らが迫りくるなか、サキがサーヴァントを召喚していく。
その流れで、スイが“ボルトアクションライフル”を発砲し、サザミンが矢を射った。
ソソは“直径15㎝のサンダーボール”を放ち、ソウヤは土を隆起させる。
“白魔術士のセイラン”を含め、これらの顔ぶれはユニコーンに乗ったままだ。
一方で、シューラなどは、武器を手にして、構えていた。
こうした最中に、ユニコーン達の六頭が、〝グッ〟と首を下げる。
それらには、現在、誰も跨っていない。
このユニコーンらが勢いよく首を上げるのと同時に生じた“最小直径5㎝×最大直径50㎝×長さ1M”といった【風の渦】の悉くが、地面を滑るようにして進み、モンスターどもに当たって負傷させる。
そうした光景に、シューラとソソが再び興奮しだす。
なお、ユニコーンの【スキル】は〝2分のリキャストタイムを要する〟とのことだ。
なにはともあれ。
バトルに専念してゆく[Team S]であった―。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
[Team S]に関する情報/男性編・パート1
名前:シリウス
年齢:33歳
身長:174㎝
容姿:金色オールバック/青の瞳/白肌
ジョブ:シールダー
LV:8
HP:104
SP:48
MP:無
武器:鋼製の“腰鉈”
防具:鋼の“甲冑&大楯”
攻撃力:基本88+装備品30=総計118
防御力:基本120+装備品250=総計370
素早さ:基本48-装備品の重量20=総計28
スキル:未収得
名前:サーガ
年齢:21歳
身長:168㎝
容姿:茶髪ショート/茶色の瞳/白肌
ジョブ:騎士
LV:8
HP:96
SP:56
MP:無
武器:鋼の“両手剣”
防具:鋼製の“ナイトアーマー”
攻撃力:基本116+装備品50=総計166
防御力:基本88+装備品240=総計328
素早さ:基本60-装備品の重量19=総計41
スキル:未収得
名前:サイザー
年齢:46歳
身長:180㎝
容姿:銀色短髪/緑の瞳/黒肌
ジョブ:武闘家
LV:8
HP:88
SP:52
MP:無
武器:鋼製の“トンファー”
防具:鋼の“額当て/胸当て/籠手/脛当て”
攻撃力:基本96+装備品35=総計131
防御力:基本68+装備品200=総計268
素早さ:基本104-装備品の重量16=総計88
スキル:未収得
ヤトが、
「どれを届けるんだ??」
素朴な疑問を投げかけたところ、
「ここに置いてあるのが、そうだ。」
「今、君のアイテムボックスに送るから、少し待ってくれ。」
そのように店主が答えた。
これらは、幾つかある木箱のなかでも、特に真新しい。
内訳としては“大×2・中×2・小×1”だ。
「北の町に着いたら、領主様の御屋敷を伺ってくれ。」
「受領書を貰って来れば、約束の代金を支払おう。」
店主の発言によって、
「よし。」
「それじゃぁ、早速、移動すっか。」
皆に告げたヤトに、
「ちょっと待って。」
「“乗り物屋”に行ってみない?」
クマッシーが述べる。
「お。」
「やっぱ、今作にもあったか。」
「俺、地図を詳しく見てなかったんだよなぁー。」
そう喋ったヤトが、
「どれどれぇ~。」
[マップ]を開くなか、
「それって、どんな感じなの?」
カリンが首を傾げた。
「ま、何かしらの生物に乗れるんだけど…、購入しないといけなくって、それなりの値段がする。」
「けど、今のオレらだったら、多分、買えると思う。」
こうニケが説明したタイミングで、
「これだな。」
場所を確認したヤトが、
「そんじゃあ、とりあえず、外に出ようぜ。」
「“テレポート”するために。」
そのように伝えるのだった……。
▽
“ユニコーン”に跨っている[Team S]は、平原を北東に向かっている。
少し慣れてきたところで、各自が「走れ」や「走って」と、指示した。
これによって、ユニコーン達が駆けだす。
当然、歩くのよりもスピードがあり、全員が風を受ける。
そうした状況に、シューラとソソが〝おぉ―ッ☆〟と瞳を輝かせた。
他のメンバーも楽しそうだ。
暫くして、“モンスターの群れ”に遭遇した。
この面子は、“ダークドッグ.Jr”“ダークマウス.Jr”“アルミラージ”“食人花”が四匹ずつの、“ゴブリン”が六体だ。
「遠距離型以外は、降りよう。」
「戦いづらそうだから。」
シリウスの考えによって、“中近タイプ”たちが下馬する。
魔物らが迫りくるなか、サキがサーヴァントを召喚していく。
その流れで、スイが“ボルトアクションライフル”を発砲し、サザミンが矢を射った。
ソソは“直径15㎝のサンダーボール”を放ち、ソウヤは土を隆起させる。
“白魔術士のセイラン”を含め、これらの顔ぶれはユニコーンに乗ったままだ。
一方で、シューラなどは、武器を手にして、構えていた。
こうした最中に、ユニコーン達の六頭が、〝グッ〟と首を下げる。
それらには、現在、誰も跨っていない。
このユニコーンらが勢いよく首を上げるのと同時に生じた“最小直径5㎝×最大直径50㎝×長さ1M”といった【風の渦】の悉くが、地面を滑るようにして進み、モンスターどもに当たって負傷させる。
そうした光景に、シューラとソソが再び興奮しだす。
なお、ユニコーンの【スキル】は〝2分のリキャストタイムを要する〟とのことだ。
なにはともあれ。
バトルに専念してゆく[Team S]であった―。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
[Team S]に関する情報/男性編・パート1
名前:シリウス
年齢:33歳
身長:174㎝
容姿:金色オールバック/青の瞳/白肌
ジョブ:シールダー
LV:8
HP:104
SP:48
MP:無
武器:鋼製の“腰鉈”
防具:鋼の“甲冑&大楯”
攻撃力:基本88+装備品30=総計118
防御力:基本120+装備品250=総計370
素早さ:基本48-装備品の重量20=総計28
スキル:未収得
名前:サーガ
年齢:21歳
身長:168㎝
容姿:茶髪ショート/茶色の瞳/白肌
ジョブ:騎士
LV:8
HP:96
SP:56
MP:無
武器:鋼の“両手剣”
防具:鋼製の“ナイトアーマー”
攻撃力:基本116+装備品50=総計166
防御力:基本88+装備品240=総計328
素早さ:基本60-装備品の重量19=総計41
スキル:未収得
名前:サイザー
年齢:46歳
身長:180㎝
容姿:銀色短髪/緑の瞳/黒肌
ジョブ:武闘家
LV:8
HP:88
SP:52
MP:無
武器:鋼製の“トンファー”
防具:鋼の“額当て/胸当て/籠手/脛当て”
攻撃力:基本96+装備品35=総計131
防御力:基本68+装備品200=総計268
素早さ:基本104-装備品の重量16=総計88
スキル:未収得
0
お気に入りに追加
6
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!
ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく
高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。
高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。
しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。
召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。
※カクヨムでも連載しています

俺しか使えない『アイテムボックス』がバグってる
十本スイ
ファンタジー
俗にいう神様転生とやらを経験することになった主人公――札月沖長。ただしよくあるような最強でチートな能力をもらい、異世界ではしゃぐつもりなど到底なかった沖長は、丈夫な身体と便利なアイテムボックスだけを望んだ。しかしこの二つ、神がどういう解釈をしていたのか、特にアイテムボックスについてはバグっているのではと思うほどの能力を有していた。これはこれで便利に使えばいいかと思っていたが、どうも自分だけが転生者ではなく、一緒に同世界へ転生した者たちがいるようで……。しかもそいつらは自分が主人公で、沖長をイレギュラーだの踏み台だなどと言ってくる。これは異世界ではなく現代ファンタジーの世界に転生することになった男が、その世界の真実を知りながらもマイペースに生きる物語である。
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

テンプレな異世界を楽しんでね♪~元おっさんの異世界生活~【加筆修正版】
永倉伊織
ファンタジー
神の力によって異世界に転生した長倉真八(39歳)、転生した世界は彼のよく知る「異世界小説」のような世界だった。
転生した彼の身体は20歳の若者になったが、精神は何故か39歳のおっさんのままだった。
こうして元おっさんとして第2の人生を歩む事になった彼は異世界小説でよくある展開、いわゆるテンプレな出来事に巻き込まれながらも、出逢いや別れ、時には仲間とゆる~い冒険の旅に出たり
授かった能力を使いつつも普通に生きていこうとする、おっさんの物語である。
◇ ◇ ◇
本作は主人公が異世界で「生活」していく事がメインのお話しなので、派手な出来事は起こりません。
序盤は1話あたりの文字数が少なめですが
全体的には1話2000文字前後でサクッと読める内容を目指してます。

異世界でネットショッピングをして商いをしました。
ss
ファンタジー
異世界に飛ばされた主人公、アキラが使えたスキルは「ネットショッピング」だった。
それは、地球の物を買えるというスキルだった。アキラはこれを駆使して異世界で荒稼ぎする。
これはそんなアキラの爽快で時には苦難ありの異世界生活の一端である。(ハーレムはないよ)
よければお気に入り、感想よろしくお願いしますm(_ _)m
hotランキング23位(18日11時時点)
本当にありがとうございます
誤字指摘などありがとうございます!スキルの「作者の権限」で直していこうと思いますが、発動条件がたくさんあるので直すのに時間がかかりますので気長にお待ちください。

家の庭にレアドロップダンジョンが生えた~神話級のアイテムを使って普通のダンジョンで無双します~
芦屋貴緒
ファンタジー
売れないイラストレーターである里見司(さとみつかさ)の家にダンジョンが生えた。
駆除業者も呼ぶことができない金欠ぶりに「ダンジョンで手に入れたものを売ればいいのでは?」と考え潜り始める。
だがそのダンジョンで手に入るアイテムは全て他人に譲渡できないものだったのだ。
彼が財宝を鑑定すると驚愕の事実が判明する。
経験値も金にもならないこのダンジョン。
しかし手に入るものは全て高ランクのダンジョンでも入手困難なレアアイテムばかり。
――じゃあ、アイテムの力で強くなって普通のダンジョンで稼げばよくない?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる