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26.往日・前編
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▼▽▼▽
今から40年以上前、世界各国で幾つもの怪奇現象が報告されていた。
なかには〝フェイクだろう〟との否定的な意見も多数あったみたいだ。
しかし、どうも違うらしい。
実際に、妖怪や悪魔に幽霊などから被害を受けたと言う人々がいたのである。
事態を重くみた国々は、これらの調査に乗り出した。
逆に、全く信じず相手にしない国も沢山あった。
日本では、東京の郊外に[研究施設]が造られたのだと云う。
ただし、〝税金の無駄遣いだと、反対する者たちが出てくるだろう〟とのことで、表向きは〝あらゆる災害に備えるべく、天候を調べるチーム〟という話しにしたらしい。
そういった真実を知っていたのは、この研究にあたる科学者たちと、一部の政治家だけだったとされている。
いずれにせよ、四年程で施設が完成し、そこから本格的に始動したのだった……。
科学者らは、まず、幾つかの説を唱えたようだ。
なかでも、〝もし仮に、異界・魔界・冥界などが本当に在るとして、何かの拍子で地球と繋がってしまうのでは?〟〝だとしたら、こちらからアプローチできる手段を探ってみては、どうだろう〟との案が、採用されたらしい。
これによって、科学者たちは、[特殊な電磁波]を創り出すことに決めたのであった…。
あまりの難しさから、研究は遅々として進まなかったみたいだ。
関係者らは次第に苛立つようになっており、途中で〝打ち切りにすべきだ〟との声が上がってしまい、プロジェクトは頓挫しかけていた。
だが、六年目を迎えた頃に、一つの成果がもたらされたのである。
それが、[時空の歪]らしい。
施設内に現れた“歪”から登場したのは、5体の妖魔だった。
どれもが、人間の女性と変わらぬ見た目であるのと共に、かなり美しかったそうだ。
〝着物姿だった〟とも伝わっている彼女たちは、妖狐、或いは飛縁魔、もしくは絡新婦だったのではないかとされているが、今となっては知る術もない。
とかく。
この妖魔らは、非常に性欲旺盛だったようだ。
学者たちのなかでも、特に若い男性を魅了しては、子種が空になるまで搾り取ったらしい。
それが叶わいと暴れ出し、チームに危険が及んだとの事である。
何かと身が持たない“研究班”は、高額で人を雇うようになったのだとか。
女妖魔らが癇癪を起こさないよう、交わらせるために。
報酬は、一回につき数十万円だったらしいが、確かな金額は不明となっている。
相手をする男たちのなかには、日本に滞在している外国人も何名かいたのだそうだ……。
妖魔の妊娠から出産までは、人間よりも期間が短いらしく、〝およそ五カ月〟とのことだ。
また、〝一度に2人~5人の子どもを産み落とす〟とも…。
なんだかんだで、15年が経ったときには、約600数の“半妖”が生まれ育っていたらしい。
研究は順調そのものになっていた。
が。
ある日、突然、世界中で[第一次妖魔大量発生]が起きたのである。
これと因果関係があるのかは分からないが、同時刻に、施設で火災があり、科学者らや妖魔たちが命を落とした。
一方、半妖の焼死体は一つもなかったので、〝何処かに逃げ延びて、素性を偽りながら暮らしているのではないか??〟との噂が広まったようだ。
ただ、全ての研究資料と記録は燃えてしまい、パソコン系の機器も壊れており、復元できないため、何もかもが謎に包まれてしまっているらしい。
それは、隈本一帆が3歳で、沖奈朔任隊長が6歳のときの、出来事であった……。
▼▽▼▽
沖奈の語りが、ひと段落したタイミングで、
「その、半妖の方々は〝普通に生活している〟ということですよね?」
「人間社会に溶け込んで。」
一帆が尋ねる。
「さぁ??」
「僕には、なんとも…。」
「ですが、世界各国の政治や警察といった組織であったり、僕らの“H.H.S.O”に、潜んでいるのではないか、と、そう考えている人々も少なからずいるみたいですよ。」
沖奈隊長の説明を受けた一帆は、
「だとしたら、何か目的があるのでしょうか?」
「ただ単に、国家機関を隠れ蓑にして、自分たちの身の安全を確保している??」
「でも、別に、誰かに狙われているワケではないのでしたら、そのような必要性はありませんよね。」
新たな疑問を口にした。
これに、
「そこなんですよ、隈本さん。」
「〝六ヶ月ほど前に、東京組第十三番隊の初代メンバーが、何者かに襲撃されて、全滅してしまった事件〟と紐づけされているのは。」
沖奈が返す。
「まず……、“H.H.S.Oのエース集団”は“東京組第一番隊”とされています。」
「しかしながら、これはカモフラージュであって、〝真のエース達は、先代の東京組第十三番隊だった〟そうです。」
「なんでも、“第一次妖魔大量発生”や“半妖”の実態を明らかにすべく、最も優れた30名が選ばれたのだと、総監から聞き及んでいます。」
「そして…、初代がたは、数年に亘る調査の末に、ある情報を掴んだとのことです。」
沖奈が述べたところ、
「それは、どのようなものなのですか?」
一帆が伺ったのである。
それに対して、
「結局、先代の全員がお亡くなりになられているのと、集めていたデータなどは持ち去られてしまっていたらしいので、判然としません。」
首を横に振る沖奈隊長だった―。
今から40年以上前、世界各国で幾つもの怪奇現象が報告されていた。
なかには〝フェイクだろう〟との否定的な意見も多数あったみたいだ。
しかし、どうも違うらしい。
実際に、妖怪や悪魔に幽霊などから被害を受けたと言う人々がいたのである。
事態を重くみた国々は、これらの調査に乗り出した。
逆に、全く信じず相手にしない国も沢山あった。
日本では、東京の郊外に[研究施設]が造られたのだと云う。
ただし、〝税金の無駄遣いだと、反対する者たちが出てくるだろう〟とのことで、表向きは〝あらゆる災害に備えるべく、天候を調べるチーム〟という話しにしたらしい。
そういった真実を知っていたのは、この研究にあたる科学者たちと、一部の政治家だけだったとされている。
いずれにせよ、四年程で施設が完成し、そこから本格的に始動したのだった……。
科学者らは、まず、幾つかの説を唱えたようだ。
なかでも、〝もし仮に、異界・魔界・冥界などが本当に在るとして、何かの拍子で地球と繋がってしまうのでは?〟〝だとしたら、こちらからアプローチできる手段を探ってみては、どうだろう〟との案が、採用されたらしい。
これによって、科学者たちは、[特殊な電磁波]を創り出すことに決めたのであった…。
あまりの難しさから、研究は遅々として進まなかったみたいだ。
関係者らは次第に苛立つようになっており、途中で〝打ち切りにすべきだ〟との声が上がってしまい、プロジェクトは頓挫しかけていた。
だが、六年目を迎えた頃に、一つの成果がもたらされたのである。
それが、[時空の歪]らしい。
施設内に現れた“歪”から登場したのは、5体の妖魔だった。
どれもが、人間の女性と変わらぬ見た目であるのと共に、かなり美しかったそうだ。
〝着物姿だった〟とも伝わっている彼女たちは、妖狐、或いは飛縁魔、もしくは絡新婦だったのではないかとされているが、今となっては知る術もない。
とかく。
この妖魔らは、非常に性欲旺盛だったようだ。
学者たちのなかでも、特に若い男性を魅了しては、子種が空になるまで搾り取ったらしい。
それが叶わいと暴れ出し、チームに危険が及んだとの事である。
何かと身が持たない“研究班”は、高額で人を雇うようになったのだとか。
女妖魔らが癇癪を起こさないよう、交わらせるために。
報酬は、一回につき数十万円だったらしいが、確かな金額は不明となっている。
相手をする男たちのなかには、日本に滞在している外国人も何名かいたのだそうだ……。
妖魔の妊娠から出産までは、人間よりも期間が短いらしく、〝およそ五カ月〟とのことだ。
また、〝一度に2人~5人の子どもを産み落とす〟とも…。
なんだかんだで、15年が経ったときには、約600数の“半妖”が生まれ育っていたらしい。
研究は順調そのものになっていた。
が。
ある日、突然、世界中で[第一次妖魔大量発生]が起きたのである。
これと因果関係があるのかは分からないが、同時刻に、施設で火災があり、科学者らや妖魔たちが命を落とした。
一方、半妖の焼死体は一つもなかったので、〝何処かに逃げ延びて、素性を偽りながら暮らしているのではないか??〟との噂が広まったようだ。
ただ、全ての研究資料と記録は燃えてしまい、パソコン系の機器も壊れており、復元できないため、何もかもが謎に包まれてしまっているらしい。
それは、隈本一帆が3歳で、沖奈朔任隊長が6歳のときの、出来事であった……。
▼▽▼▽
沖奈の語りが、ひと段落したタイミングで、
「その、半妖の方々は〝普通に生活している〟ということですよね?」
「人間社会に溶け込んで。」
一帆が尋ねる。
「さぁ??」
「僕には、なんとも…。」
「ですが、世界各国の政治や警察といった組織であったり、僕らの“H.H.S.O”に、潜んでいるのではないか、と、そう考えている人々も少なからずいるみたいですよ。」
沖奈隊長の説明を受けた一帆は、
「だとしたら、何か目的があるのでしょうか?」
「ただ単に、国家機関を隠れ蓑にして、自分たちの身の安全を確保している??」
「でも、別に、誰かに狙われているワケではないのでしたら、そのような必要性はありませんよね。」
新たな疑問を口にした。
これに、
「そこなんですよ、隈本さん。」
「〝六ヶ月ほど前に、東京組第十三番隊の初代メンバーが、何者かに襲撃されて、全滅してしまった事件〟と紐づけされているのは。」
沖奈が返す。
「まず……、“H.H.S.Oのエース集団”は“東京組第一番隊”とされています。」
「しかしながら、これはカモフラージュであって、〝真のエース達は、先代の東京組第十三番隊だった〟そうです。」
「なんでも、“第一次妖魔大量発生”や“半妖”の実態を明らかにすべく、最も優れた30名が選ばれたのだと、総監から聞き及んでいます。」
「そして…、初代がたは、数年に亘る調査の末に、ある情報を掴んだとのことです。」
沖奈が述べたところ、
「それは、どのようなものなのですか?」
一帆が伺ったのである。
それに対して、
「結局、先代の全員がお亡くなりになられているのと、集めていたデータなどは持ち去られてしまっていたらしいので、判然としません。」
首を横に振る沖奈隊長だった―。
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