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15.小難
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沖奈朔任隊長の右隣に並んで歩く隈本一帆は、今まさに緊張が加速している。
それを和らげるために〝何か喋らなければ〟と思った一帆が、
「あの…、隊長って、能力を発動する際に、もともと“アクション”していらっしゃいましたっけ?」
「三年前に、お見かけした際には、そうではなかった気がしたのですが……。」
「不躾で、すみません。」
「あの時、私は〝いっぱい いっぱい〟でしたので、思い出せない部分もありまして…。」
このように伺ったら、
「あー、〝指を鳴らす〟といった行為ですね。」
「隈本さんであれば〝拳を合わせる〟みたいな……。」
「まぁ、確かに、人間はもとより、知能が高い妖魔は、そのようなアクションを取らなくてもスキルを扱える者が存在していますが…、僕には無理ですよ。」
「隈本さんのなかで、どなたかと僕が“ごちゃ混ぜ”になっているのかもしれませんね。」
沖奈が微笑んで返したのだった。
どこか本音ではないような感じがして、少なからず腑に落ちなかったものの、沖奈の屈託のない表情に一帆が〝キュン♡〟としたところで、
「待て、おらぁあッ!!」
正面より物騒な声が聞こえてきた。
見れば、1人の素朴そうな男性が、5人のチンピラに追われている。
走って逃げている男は、20代半ばあたりだろう。
その人物が、沖奈と一帆を認識するなり、
「助けて!」
と、頼んだのである。
背丈が160㎝ぐらいの男性が、二人の背後に回って、隠れるように身を低くした。
沖奈や一帆の眼前で止まった集団は、30代~50代といった印象で、スーツや柄シャツと様々な恰好をしている。
なかには、サングラスを掛けている者もいた。
5人組のリーダー格と思しき50代前半の男が、
「……、服装からして、“H.H.S.O”か。」
値踏みするかのような目つきで呟く。
「ええ、そうですが…。」
「貴方がたは??」
質問した沖奈に、40代半ばのチンピラが、
「あん!?」
「テメェには関係ねぇだろッ!!」
「そんなこたぁどーでもいいから、ソイツをこっちに寄こせ!」
このように凄んだのである。
「まぁ、待て。」
「そうムキになるな。」
リーダーが舎弟を止めた流れで、
「よぉ、兄ちゃん。」
「おとなしく、そのガキを渡してくれや。」
「じゃねぇと、どうなっても知らんぞ?」
睨みを利かせてきた。
それに対して、軽く〝はぁ〟と相づちを打った沖奈が、
「こういうのは、本来、警察の方々の仕事なので、あまり首を突っ込まないようにしているのですが……。」
「この人の身に危険が及びそうなので、一旦、こちらで保護させていただきます。」
穏やかな顔つきで毅然とする。
「つまり??」
眉を段違いにしたリーダー格に、
「そちらの要望は“お断り”ということですよ。」
沖奈が〝ニッコリ〟しながら伝えた。
これによって、
「舐めやがって…、上等だ!!」
激昂したリーダーが、
「おい!」
別の弟分に合図を送る。
「押忍。」
そう応じたのは、背丈が170㎝くらいの“黒髪オールバック”だ。
〝白を基調に、金の模様が沢山あしらわれている、セットアップジャージ〟を着用していた。
こういったファッションの男性が、左手で、自分の右手首を握る。
その状態で、右の掌を〝スッ〟と沖奈に向けるなり、
「発動。」
能力を使う。
胸元に〝ドンッ!!〟と何かが当たった沖奈が、
「ぐ、うッ?!」
右膝を地に着いた。
どのような現象なのか理解できなさそうにしている沖奈と一帆に、
「俺のスキルは、“空気砲”だ。」
「見えないぶん厄介だろ?」
「このまま二人ともボッコボコにしてやんよ!」
チンピラがドヤりながら告げる。
しかし、苦しそうにしている沖奈の様子に〝プツン〟とキレて、
「発動!!」
両の拳を〝ガツッ!〟とぶつけた一帆に、かなりの速度で、懐に入られた“黒髪オールバック”が、右ストレートを〝ズバァンッ!!〟と左頬に炸裂させられたところ、
「ぶッ!?」
口から“数本の歯“と“血”を吹き出しつつ、全身が〝ギュルン!〟と回転するのと共に4M程ふっ飛ばされ、道端で仰向けになった。
電光石火の一撃に、他の連中が、
「は??!」
揃ってフリーズする。
この集団に、一帆がパンチやキックを次々にヒットさせていく。
それによって、肋骨や脚などが折れたらしいチンピラどもが、うずくまったり、倒れていった。
こういった事態が起きた15Mぐらい先に、ブラックのハイエースが路駐してある。
その側で喫煙していた“金髪の男性”が、焦って車に乗り込もうとしていた。
おそらく、一味の“運転手”なのだろう。
既に息を整え立ち上がっている沖奈が、それを視界に捉え、
「発動。」
右の指を〝パチン〟と鳴らす。
次の瞬間、沖奈の至近距離に[テレポート]させられた金髪が、
「へ?!」
目を丸くしたのである。
その右肩に、一帆の左手刀をくらった男が、
「ぃぎッ!!?」
痛がりつつ、両膝を屈した。
ちなみに、一帆が能力を扱ってから、ここまで、およそ9秒である。
「隊長!!」
「お怪我はありませんか?!」
不安そうな一帆に、
「ええ、大丈夫ですよ。」
「心配してくださって、ありがとうございます。」
沖奈が〝ニコニコ〟しながら答えた。
これに、一帆が〝ほっ〟とする。
「さて……。」
「警察を呼びますが、いいですね?」
沖奈に確認され、
「は、はい。」
助けを求めた男性が、素直に従うのであった―。
それを和らげるために〝何か喋らなければ〟と思った一帆が、
「あの…、隊長って、能力を発動する際に、もともと“アクション”していらっしゃいましたっけ?」
「三年前に、お見かけした際には、そうではなかった気がしたのですが……。」
「不躾で、すみません。」
「あの時、私は〝いっぱい いっぱい〟でしたので、思い出せない部分もありまして…。」
このように伺ったら、
「あー、〝指を鳴らす〟といった行為ですね。」
「隈本さんであれば〝拳を合わせる〟みたいな……。」
「まぁ、確かに、人間はもとより、知能が高い妖魔は、そのようなアクションを取らなくてもスキルを扱える者が存在していますが…、僕には無理ですよ。」
「隈本さんのなかで、どなたかと僕が“ごちゃ混ぜ”になっているのかもしれませんね。」
沖奈が微笑んで返したのだった。
どこか本音ではないような感じがして、少なからず腑に落ちなかったものの、沖奈の屈託のない表情に一帆が〝キュン♡〟としたところで、
「待て、おらぁあッ!!」
正面より物騒な声が聞こえてきた。
見れば、1人の素朴そうな男性が、5人のチンピラに追われている。
走って逃げている男は、20代半ばあたりだろう。
その人物が、沖奈と一帆を認識するなり、
「助けて!」
と、頼んだのである。
背丈が160㎝ぐらいの男性が、二人の背後に回って、隠れるように身を低くした。
沖奈や一帆の眼前で止まった集団は、30代~50代といった印象で、スーツや柄シャツと様々な恰好をしている。
なかには、サングラスを掛けている者もいた。
5人組のリーダー格と思しき50代前半の男が、
「……、服装からして、“H.H.S.O”か。」
値踏みするかのような目つきで呟く。
「ええ、そうですが…。」
「貴方がたは??」
質問した沖奈に、40代半ばのチンピラが、
「あん!?」
「テメェには関係ねぇだろッ!!」
「そんなこたぁどーでもいいから、ソイツをこっちに寄こせ!」
このように凄んだのである。
「まぁ、待て。」
「そうムキになるな。」
リーダーが舎弟を止めた流れで、
「よぉ、兄ちゃん。」
「おとなしく、そのガキを渡してくれや。」
「じゃねぇと、どうなっても知らんぞ?」
睨みを利かせてきた。
それに対して、軽く〝はぁ〟と相づちを打った沖奈が、
「こういうのは、本来、警察の方々の仕事なので、あまり首を突っ込まないようにしているのですが……。」
「この人の身に危険が及びそうなので、一旦、こちらで保護させていただきます。」
穏やかな顔つきで毅然とする。
「つまり??」
眉を段違いにしたリーダー格に、
「そちらの要望は“お断り”ということですよ。」
沖奈が〝ニッコリ〟しながら伝えた。
これによって、
「舐めやがって…、上等だ!!」
激昂したリーダーが、
「おい!」
別の弟分に合図を送る。
「押忍。」
そう応じたのは、背丈が170㎝くらいの“黒髪オールバック”だ。
〝白を基調に、金の模様が沢山あしらわれている、セットアップジャージ〟を着用していた。
こういったファッションの男性が、左手で、自分の右手首を握る。
その状態で、右の掌を〝スッ〟と沖奈に向けるなり、
「発動。」
能力を使う。
胸元に〝ドンッ!!〟と何かが当たった沖奈が、
「ぐ、うッ?!」
右膝を地に着いた。
どのような現象なのか理解できなさそうにしている沖奈と一帆に、
「俺のスキルは、“空気砲”だ。」
「見えないぶん厄介だろ?」
「このまま二人ともボッコボコにしてやんよ!」
チンピラがドヤりながら告げる。
しかし、苦しそうにしている沖奈の様子に〝プツン〟とキレて、
「発動!!」
両の拳を〝ガツッ!〟とぶつけた一帆に、かなりの速度で、懐に入られた“黒髪オールバック”が、右ストレートを〝ズバァンッ!!〟と左頬に炸裂させられたところ、
「ぶッ!?」
口から“数本の歯“と“血”を吹き出しつつ、全身が〝ギュルン!〟と回転するのと共に4M程ふっ飛ばされ、道端で仰向けになった。
電光石火の一撃に、他の連中が、
「は??!」
揃ってフリーズする。
この集団に、一帆がパンチやキックを次々にヒットさせていく。
それによって、肋骨や脚などが折れたらしいチンピラどもが、うずくまったり、倒れていった。
こういった事態が起きた15Mぐらい先に、ブラックのハイエースが路駐してある。
その側で喫煙していた“金髪の男性”が、焦って車に乗り込もうとしていた。
おそらく、一味の“運転手”なのだろう。
既に息を整え立ち上がっている沖奈が、それを視界に捉え、
「発動。」
右の指を〝パチン〟と鳴らす。
次の瞬間、沖奈の至近距離に[テレポート]させられた金髪が、
「へ?!」
目を丸くしたのである。
その右肩に、一帆の左手刀をくらった男が、
「ぃぎッ!!?」
痛がりつつ、両膝を屈した。
ちなみに、一帆が能力を扱ってから、ここまで、およそ9秒である。
「隊長!!」
「お怪我はありませんか?!」
不安そうな一帆に、
「ええ、大丈夫ですよ。」
「心配してくださって、ありがとうございます。」
沖奈が〝ニコニコ〟しながら答えた。
これに、一帆が〝ほっ〟とする。
「さて……。」
「警察を呼びますが、いいですね?」
沖奈に確認され、
「は、はい。」
助けを求めた男性が、素直に従うのであった―。
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