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第3章 ふたたび、一瞬の夏
愛憎
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健太郎と奈緒は、集落の中を縫うように作られた小径を二人並んで歩いた。
所々の家では、夜遅い時間になっても迎え火を焚き続けていた。
夜の闇に浮かぶ迎え火は、見慣れた風景といえどこか幻想的に感じた。
やがて、健太郎と奈緒は、墓地へと通じる小径の前にたどり着いた。
健太郎は、自分の時計を見てあまりにも時間が経過していたことに驚いた。
「ありゃ、今日はもう遅い時間だね。じゃあ、また明日会おうか?」
すると奈緒は、ちょっぴり寂しそうな顔をして、下を向いた。
「私、もうちょっとこのまま二人でお話したいかも。折角久しぶりに会えたのに、そして、4日後にはまた会えなくなっちゃうし」
「だって、奈緒、さっきあくびしてたじゃん。今日は眠いんじゃないの?」
「違う!ずっと寝てたから、起き掛けで眠気が残ってるだけよ!遅い時間?寝る時間?そんなの関係ねえ!そんなの関係ねえ!」
そう言うと、奈緒は拳を地面に向けて何度も突き下ろした。
「ハイ、オッパッピー」
奈緒は、ニコッと笑って、両腕を横に広げた。
奈緒の記憶は10年前で止まっているから、しょうがないとはいえ、健太郎はとりあえずウケたふり振りをして、声を上げて笑った。
すると、後ろから誰かがクスクス笑っている声が、背中越しに聞こえてきた。
健太郎は、こんな遅い時間に自分たち以外に一体誰が?と思い、後ろを振り向くと、そこには3人の人影があった。
「幸次郎、みゆきさん、そして……奈緒のお母さん!」
幸次郎は、必死の形相で笑いをこらえ、口を押さえているみゆきを後ろから小突いた。どうやら、奈緒のギャグを見てクスクス笑っていたのは、みゆきのようである。
「幸次郎……お前1人よじゃなかったのかよ?なんでこの2人がいるんだ?」
「2人とも、奈緒さんのことが気になって、見に来たっていうんだよ。二人とも、奈緒さんに縁がある人みたいだし、だったら俺と一緒にそっと後ろから後を付いていきませんかって話したんだ」
健太郎は、怪訝そうな顔で幸次郎を睨みつけた。
しかし、それ以上に気になったのは、後ろから付いてきた3人の姿を見て、奈緒の表情から笑顔が消えていたことである。
健太郎は場が凍り付いてしまうのを避けるべく、慌ててフォローに入った。
「奈緒さん、高校時代の友人のみゆきさん、それに、お母さんの美江さんだよ。覚えているかい?」
「奈緒ちゃん、久しぶり!元気だった?みゆきだよ」
みゆきは、奈緒に近づき、両手をそっと握った。
「うん。久しぶりだね。私は元気だよ」
奈緒は、少しだけにこやかな表情で、みゆきの両手を握り返した。
「話は藤田先輩から聞いたよ。奈緒ちゃん、お盆の間だけこの世に戻ってくるって。私、すごく会いたくって。だから勝手に会いに来ちゃった。ごめんね」
「アハハ……霊って言っても、ご覧の通り身体はちゃんとしてるからね。漫画みたいに、ふわふわ宙をさまよっていませんからね」
奈緒は、自分の手で体中をポンポン叩き、ちゃんと肉体があることを証明してみせた。
「奈緒ちゃん、この世には短い間しかいられないんでしょ?その間に、久しぶりにいっぱい話したいな。当時の合唱部の仲間のこととかさ」
みゆきは興奮気味に、少しまくしたてるように奈緒に語り掛けた。
奈緒は嬉しかったようで、みゆきが話しかけると、にこやかな表情で相槌を入れ、すっかり高校時代に引き戻された様子であった。
「奈緒なの?あなた」
再会を喜ぶ奈緒とみゆきの脇に、美江は一人立ち尽くしていた。
やがて奈緒は、美江から自分に向け注がれる視線に気が付き、表情が再び硬直した。
「奈緒?本当に奈緒なの?もう10年前に死んだはずの奈緒なの?」
美江は、奈緒の顔を見ながら、ややヒステリックに叫んだ。
「そうだよ」
奈緒は、冷徹な表情で、たった一言だけ言葉を発した。
「何でここにいるの?なぜ蘇ったの?私にはわからない。本当に、目の前にいるのが奈緒なのかどうか」
美江は、おののき震えながら、目の前に奈緒がいることを受け入れられず、頭を抱えて座り込んでしまった。
「私、お母さんには二度と会いたくなかった。どうしてここにいることが分かったの?誰かから聞いたの?」
奈緒は、拳を握りしめ、その拳は時折小刻みに震えていた。
二度と会いたくなかった実の母親がなぜここにいるのか?奈緒はその理由を知りたい様子であった。
「俺が教えたんだ。俺、奈緒さんのお母さんの話を周りから色々聞いて、このままお母さんが奈緒さんの本当の気持ちを分からないまま、記憶から消えていくのが忍びなくて。お母さんに、奈緒さんのことを分かってもらいたくて、この町のことと、奈緒ちゃんに会える時期を教えたんだ」
「どうして?どうして教えたのよ?私は会いたくなかったのに。余計なことをしないでよ!」
そう言うと、奈緒は健太郎に背を向け、一目散に墓場へと向かう小径を駆け抜けていった。やがてその姿は、闇に消えて見えなくなってしまった。
「奈緒さん!」
健太郎は、奈緒の突然の怒りと逃走に、掛ける言葉もなく、ただ茫然と立ち尽くしていた。
それ以上に、あっけにとられてその場から動けなかったのは、母親の美江であった。
「あの子は奈緒なの?本当に?」
その言葉を聞いて健太郎は、美江を横目で睨みつけた。
「奈緒さんじゃなければ、誰だというんですか?単なる幽霊だとでも?どこかの見ず知らずな女の子とでも?いい加減に、信じて下さい。お母さんの目の前にいたのは、奈緒さんですよ!」
「だってあの子は、こんなに反抗的じゃなかったもの!素直で、私の言うことには、有無を言わずハイって返事して、反抗なんてしなかったからね」
美江は、健太郎に、お前には何が分かる、とでも言いたげな顔で、反論した。
「その結果が、家出であり、自殺じゃないですか?彼女は相当、ため込んでいたんじゃないですか?今、霊としてこの世に出てきているのは、生前に出来なかったことを、何とかやり遂げたいという強い思いがあるからじゃないんですか?」
健太郎は、声を荒げて美江に向かってまくし立てた。
「黙りなさい!大体、家族でもない第三者のあんたに何が分かるっていうのよ?余計なこと言うと、承知しないわよ。あんたのことは知り合いの精神科医にも話してあるのよ。先生には、いつでも連れて来いって言われてるから、私が連れて行こうと思えばいつでも連れて行くからね」
美江は怒りをこらえきれなくなり、甲高い声で、まるで相手を従わせるかのような口ぶりで怒鳴り散らした。
「ああ、どうぞ!いつでも連れてってくださいよ。ただ、俺は精神科であろうが警察だろうが、自分が見たものや、奈緒さんの気持ちをしっかり伝えていくつもりですからね。こんな脅しなんかで折れてたまるもんか!」
「やめろ!やめろよ二人とも!こんな夜中に大声でケンカなんてしたら、近所の連中も何事かと思って見に来るぞ」
幸次郎は、両手を広げて二人の間に割って入り、今にも殴り合いの喧嘩になりそうな険悪な雰囲気を少しでも和らげようとした。
「そうよ。お互いに言いたいことはわかるけど、ここで喧嘩しても、奈緒ちゃんの気持ちが収まるわけじゃないでしょ?せっかく、お盆に奈緒ちゃんがこの世に来てくれたのに、このままじゃ怒って帰っちゃうんじゃないですか?」
みゆきは、腕組みをして美江と健太郎を睨みつけながら、訥々と語った。
「俺が余計なことをしたから、かな。」
健太郎は、少し冷静になると、自分のしたことを振り返り、悔やんだ。
「そうね。余計なことをしたわよね。私はもう帰るわ。さっきの女の子、本当に奈緒かどうかわからないけど……私の事、相当恨んでるんでしょうから。」
そう言うと、美江はくるりと背を向け、そのまま夜道を独り歩き去っていった。
「ったく、あの女、どこまで疑い深いんだか。」
健太郎は、吐き捨てるように恨み節を吐いた。
「奈緒ちゃんのお母さん、自分がこうだと思い込んだら、ほかの人が何を言おうが無駄ですよ。これ以上、お母さんを説得しようとしても、先輩が疲れるだけだと思いますよ」
みゆきは、健太郎の肩に手を置くと、諭すかのように語り掛けた。
「ちくしょう……」
「兄貴、もう今夜は遅いから帰ろうよ。みゆきさん、俺たちで家の近くまで送っていくよ」
幸次郎はみゆきの方を振り向いたが、みゆきはニコッと笑って手を振ると、夜道を独りスタスタと歩き去っていった。
「あ、あの、ちょっと」
「幸次郎、みゆきさんは大丈夫だよ。合気道習ってて段位も持ってるし、どんな悪い奴が来ても一人でやっつけるから」
そういうと、健太郎はポケットに手を突っ込み、夜道をトボトボと歩いていった。帰る途中、スマートフォンで奈緒に電話したが、無音のまま、何も反応が無かった。
奈緒は再び、健太郎の前に姿を見せてくれるのだろうか?不安を抱えたまま、今年最初のお盆の夜が更けていった。
所々の家では、夜遅い時間になっても迎え火を焚き続けていた。
夜の闇に浮かぶ迎え火は、見慣れた風景といえどこか幻想的に感じた。
やがて、健太郎と奈緒は、墓地へと通じる小径の前にたどり着いた。
健太郎は、自分の時計を見てあまりにも時間が経過していたことに驚いた。
「ありゃ、今日はもう遅い時間だね。じゃあ、また明日会おうか?」
すると奈緒は、ちょっぴり寂しそうな顔をして、下を向いた。
「私、もうちょっとこのまま二人でお話したいかも。折角久しぶりに会えたのに、そして、4日後にはまた会えなくなっちゃうし」
「だって、奈緒、さっきあくびしてたじゃん。今日は眠いんじゃないの?」
「違う!ずっと寝てたから、起き掛けで眠気が残ってるだけよ!遅い時間?寝る時間?そんなの関係ねえ!そんなの関係ねえ!」
そう言うと、奈緒は拳を地面に向けて何度も突き下ろした。
「ハイ、オッパッピー」
奈緒は、ニコッと笑って、両腕を横に広げた。
奈緒の記憶は10年前で止まっているから、しょうがないとはいえ、健太郎はとりあえずウケたふり振りをして、声を上げて笑った。
すると、後ろから誰かがクスクス笑っている声が、背中越しに聞こえてきた。
健太郎は、こんな遅い時間に自分たち以外に一体誰が?と思い、後ろを振り向くと、そこには3人の人影があった。
「幸次郎、みゆきさん、そして……奈緒のお母さん!」
幸次郎は、必死の形相で笑いをこらえ、口を押さえているみゆきを後ろから小突いた。どうやら、奈緒のギャグを見てクスクス笑っていたのは、みゆきのようである。
「幸次郎……お前1人よじゃなかったのかよ?なんでこの2人がいるんだ?」
「2人とも、奈緒さんのことが気になって、見に来たっていうんだよ。二人とも、奈緒さんに縁がある人みたいだし、だったら俺と一緒にそっと後ろから後を付いていきませんかって話したんだ」
健太郎は、怪訝そうな顔で幸次郎を睨みつけた。
しかし、それ以上に気になったのは、後ろから付いてきた3人の姿を見て、奈緒の表情から笑顔が消えていたことである。
健太郎は場が凍り付いてしまうのを避けるべく、慌ててフォローに入った。
「奈緒さん、高校時代の友人のみゆきさん、それに、お母さんの美江さんだよ。覚えているかい?」
「奈緒ちゃん、久しぶり!元気だった?みゆきだよ」
みゆきは、奈緒に近づき、両手をそっと握った。
「うん。久しぶりだね。私は元気だよ」
奈緒は、少しだけにこやかな表情で、みゆきの両手を握り返した。
「話は藤田先輩から聞いたよ。奈緒ちゃん、お盆の間だけこの世に戻ってくるって。私、すごく会いたくって。だから勝手に会いに来ちゃった。ごめんね」
「アハハ……霊って言っても、ご覧の通り身体はちゃんとしてるからね。漫画みたいに、ふわふわ宙をさまよっていませんからね」
奈緒は、自分の手で体中をポンポン叩き、ちゃんと肉体があることを証明してみせた。
「奈緒ちゃん、この世には短い間しかいられないんでしょ?その間に、久しぶりにいっぱい話したいな。当時の合唱部の仲間のこととかさ」
みゆきは興奮気味に、少しまくしたてるように奈緒に語り掛けた。
奈緒は嬉しかったようで、みゆきが話しかけると、にこやかな表情で相槌を入れ、すっかり高校時代に引き戻された様子であった。
「奈緒なの?あなた」
再会を喜ぶ奈緒とみゆきの脇に、美江は一人立ち尽くしていた。
やがて奈緒は、美江から自分に向け注がれる視線に気が付き、表情が再び硬直した。
「奈緒?本当に奈緒なの?もう10年前に死んだはずの奈緒なの?」
美江は、奈緒の顔を見ながら、ややヒステリックに叫んだ。
「そうだよ」
奈緒は、冷徹な表情で、たった一言だけ言葉を発した。
「何でここにいるの?なぜ蘇ったの?私にはわからない。本当に、目の前にいるのが奈緒なのかどうか」
美江は、おののき震えながら、目の前に奈緒がいることを受け入れられず、頭を抱えて座り込んでしまった。
「私、お母さんには二度と会いたくなかった。どうしてここにいることが分かったの?誰かから聞いたの?」
奈緒は、拳を握りしめ、その拳は時折小刻みに震えていた。
二度と会いたくなかった実の母親がなぜここにいるのか?奈緒はその理由を知りたい様子であった。
「俺が教えたんだ。俺、奈緒さんのお母さんの話を周りから色々聞いて、このままお母さんが奈緒さんの本当の気持ちを分からないまま、記憶から消えていくのが忍びなくて。お母さんに、奈緒さんのことを分かってもらいたくて、この町のことと、奈緒ちゃんに会える時期を教えたんだ」
「どうして?どうして教えたのよ?私は会いたくなかったのに。余計なことをしないでよ!」
そう言うと、奈緒は健太郎に背を向け、一目散に墓場へと向かう小径を駆け抜けていった。やがてその姿は、闇に消えて見えなくなってしまった。
「奈緒さん!」
健太郎は、奈緒の突然の怒りと逃走に、掛ける言葉もなく、ただ茫然と立ち尽くしていた。
それ以上に、あっけにとられてその場から動けなかったのは、母親の美江であった。
「あの子は奈緒なの?本当に?」
その言葉を聞いて健太郎は、美江を横目で睨みつけた。
「奈緒さんじゃなければ、誰だというんですか?単なる幽霊だとでも?どこかの見ず知らずな女の子とでも?いい加減に、信じて下さい。お母さんの目の前にいたのは、奈緒さんですよ!」
「だってあの子は、こんなに反抗的じゃなかったもの!素直で、私の言うことには、有無を言わずハイって返事して、反抗なんてしなかったからね」
美江は、健太郎に、お前には何が分かる、とでも言いたげな顔で、反論した。
「その結果が、家出であり、自殺じゃないですか?彼女は相当、ため込んでいたんじゃないですか?今、霊としてこの世に出てきているのは、生前に出来なかったことを、何とかやり遂げたいという強い思いがあるからじゃないんですか?」
健太郎は、声を荒げて美江に向かってまくし立てた。
「黙りなさい!大体、家族でもない第三者のあんたに何が分かるっていうのよ?余計なこと言うと、承知しないわよ。あんたのことは知り合いの精神科医にも話してあるのよ。先生には、いつでも連れて来いって言われてるから、私が連れて行こうと思えばいつでも連れて行くからね」
美江は怒りをこらえきれなくなり、甲高い声で、まるで相手を従わせるかのような口ぶりで怒鳴り散らした。
「ああ、どうぞ!いつでも連れてってくださいよ。ただ、俺は精神科であろうが警察だろうが、自分が見たものや、奈緒さんの気持ちをしっかり伝えていくつもりですからね。こんな脅しなんかで折れてたまるもんか!」
「やめろ!やめろよ二人とも!こんな夜中に大声でケンカなんてしたら、近所の連中も何事かと思って見に来るぞ」
幸次郎は、両手を広げて二人の間に割って入り、今にも殴り合いの喧嘩になりそうな険悪な雰囲気を少しでも和らげようとした。
「そうよ。お互いに言いたいことはわかるけど、ここで喧嘩しても、奈緒ちゃんの気持ちが収まるわけじゃないでしょ?せっかく、お盆に奈緒ちゃんがこの世に来てくれたのに、このままじゃ怒って帰っちゃうんじゃないですか?」
みゆきは、腕組みをして美江と健太郎を睨みつけながら、訥々と語った。
「俺が余計なことをしたから、かな。」
健太郎は、少し冷静になると、自分のしたことを振り返り、悔やんだ。
「そうね。余計なことをしたわよね。私はもう帰るわ。さっきの女の子、本当に奈緒かどうかわからないけど……私の事、相当恨んでるんでしょうから。」
そう言うと、美江はくるりと背を向け、そのまま夜道を独り歩き去っていった。
「ったく、あの女、どこまで疑い深いんだか。」
健太郎は、吐き捨てるように恨み節を吐いた。
「奈緒ちゃんのお母さん、自分がこうだと思い込んだら、ほかの人が何を言おうが無駄ですよ。これ以上、お母さんを説得しようとしても、先輩が疲れるだけだと思いますよ」
みゆきは、健太郎の肩に手を置くと、諭すかのように語り掛けた。
「ちくしょう……」
「兄貴、もう今夜は遅いから帰ろうよ。みゆきさん、俺たちで家の近くまで送っていくよ」
幸次郎はみゆきの方を振り向いたが、みゆきはニコッと笑って手を振ると、夜道を独りスタスタと歩き去っていった。
「あ、あの、ちょっと」
「幸次郎、みゆきさんは大丈夫だよ。合気道習ってて段位も持ってるし、どんな悪い奴が来ても一人でやっつけるから」
そういうと、健太郎はポケットに手を突っ込み、夜道をトボトボと歩いていった。帰る途中、スマートフォンで奈緒に電話したが、無音のまま、何も反応が無かった。
奈緒は再び、健太郎の前に姿を見せてくれるのだろうか?不安を抱えたまま、今年最初のお盆の夜が更けていった。
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