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第4章 秋の戦い
第96話 VS三高6
しおりを挟む「お義母様、私はお兄様やお義母様やお兄様達、ケイに危険が及ぶようならば、どれだけお義母様に心配をかけるようになろうとも、危険を犯します。ごめんなさい。」
結局弁明が何も思いつかなかった私は、自分の本当の気持ちを告げることにしました。まぁ、口先だけの嘘よりはよっぽどいいですよね?
「でも、それくらい私にとって家族は大事なのです。親不孝をお許しください。お義母様。」
「ずびっ、本当に親不孝で馬鹿な子、でも、ひっく、そうね。シャルはそういう子よね。」
お義母様は諦めたように首を振って私達3人の顔を順に見つめました。
「無茶をするのはいいけれど、ずびっ、絶対に死んではいけません!!分かりましたか?」
「「あぁ、」」「はい、お義母様。」
お義母様は満足したように返事をした後、お父様に肩を抱かれました。
「そういえばシャル、誕生日がもうすぐだが何か欲しいものはあるか?」
「………………家族水入らずで過ごす時間が欲しいです………。」
「「「「シャル!!」」」」
私の率直な感想に、お父様やお義母様、お兄様達が嬉しそうな声を上げました。私はそんなに嬉しいことを言ったのでしょうか?これは完全なる私の我儘なはずです。ましてやお忙しいお父様やお義母様に時間を作れなど、本来は言ってはいけないことなはずです。
「………ごめんなさい。忘れてください………。」
「いいや、今年はいつもよりも時間を取ることにしよう。家族みんなで何かに取り組むのも楽しいかもしれないな。」
「ですが………。」
私が口を開こうとすると、お父様が私を黙らせるように頭を撫でました。
ふわふわでぽかぽかします。
*******************
読んでいただきありがとうございます😊😊😊
結局弁明が何も思いつかなかった私は、自分の本当の気持ちを告げることにしました。まぁ、口先だけの嘘よりはよっぽどいいですよね?
「でも、それくらい私にとって家族は大事なのです。親不孝をお許しください。お義母様。」
「ずびっ、本当に親不孝で馬鹿な子、でも、ひっく、そうね。シャルはそういう子よね。」
お義母様は諦めたように首を振って私達3人の顔を順に見つめました。
「無茶をするのはいいけれど、ずびっ、絶対に死んではいけません!!分かりましたか?」
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「………………家族水入らずで過ごす時間が欲しいです………。」
「「「「シャル!!」」」」
私の率直な感想に、お父様やお義母様、お兄様達が嬉しそうな声を上げました。私はそんなに嬉しいことを言ったのでしょうか?これは完全なる私の我儘なはずです。ましてやお忙しいお父様やお義母様に時間を作れなど、本来は言ってはいけないことなはずです。
「………ごめんなさい。忘れてください………。」
「いいや、今年はいつもよりも時間を取ることにしよう。家族みんなで何かに取り組むのも楽しいかもしれないな。」
「ですが………。」
私が口を開こうとすると、お父様が私を黙らせるように頭を撫でました。
ふわふわでぽかぽかします。
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