異世界帰りの憑依能力者 〜眷属ガチャを添えて〜


 ある日、中学2年の頃。
 いつの様に右眼疼かせ、左手には、マジックで魔法陣を書き、それを包帯でぐるぐる巻きに。
 朝のルーティンを終わらせて、いつもの様に登校しようとしてた少年は突然光に包まれた。

 ラノベ定番の異世界転移だ。
 そこから女神に会い魔王から世界を救ってほしい云々言われ、勿論二つ返事で了承。

 妄想の中でしか無かった魔法を使えると少年は大はしゃぎ。
 少年好みの厨二病能力で、約30年近い時間をかけて魔王を討伐。

 そこから、どうなるのかと女神からのアクションを待ったが、一向に何も起こることはなく。
 少年から既に中年になっていた男は、流石に厨二病も鳴りをひそめ、何かあるまで隠居する事にした。

 そこから、約300年。
 男の「あれ? 俺の寿命ってどうなってんの?」という疑問に誰も答えてくれる訳もなく。
 魔の森でほのぼのと暮らしていると、漸く女神から連絡があった。

 「地球のお姉様にあなたを返してって言われまして」

 斯くして、男は地球に帰還する事になる。

 ※この作品はカクヨム様にも投稿しています。

 
24h.ポイント 42pt
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