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第四章 大学受験
第70話 桜花賞と最後の年
しおりを挟むはい。やって来ました。
阪神競馬場。俺ちゃんの一番大好きな馬、ジェンティルドン○の応援に来ましたよって。
「お前達ほんとすげぇな。全然違和感ねぇじゃねぇか」
「目立つ容姿をしてる事は理解してるからね」
「こういう技術も学んだのよ」
回帰後初の競馬場にやってきた梓も懐かしそうに周りを見渡している。おっちゃんは俺達の変装技術に驚いてるけどね。
《基本情報》
名前 谷圭太
年齢 17
身長 181cm
学力 100/100
運動能力 70/100
容姿 90/100
運 70/100
【歌Lv5】 【競馬Lv5】 【スロットLv2】
【パチンコLv2】 【麻雀Lv3】 【性技Lv5】
【作詞作曲編曲Lv5】 【作画Lv5】 【楽器Lv5】
【編集Lv5】 【音感Lv5】 【健康体Lv5】
【護身術Lv5】 【良匂Lv5】 【話術Lv5】
【カリスマLv3】 【エンパシーLv5】
【危機察知Lv3】 【変装Lv5】
残金 14,000,000円
《基本情報》
名前 中村梓
年齢 17
身長 169cm
学力 100/100
運動能力 70/100
容姿 90/100
運 70/100
【歌Lv5】 【編集Lv4】 【料理Lv5】
【麻雀Lv1】 【性技Lv5】【作詞作曲編曲Lv5】
【作画Lv5】 【楽器Lv5】 【音感Lv5】
【メイクLv5】 【健康体Lv5】 【護身術Lv3】
【良匂Lv5】 【話術Lv5】 【カリスマLv3】
【エンパシーLv5】 【危機察知Lv3】
【変装Lv5】
残金 14,000,000円
梓が学んだとか適当ぶっこいてるけど、普通に変装のスキルレベルを5に上げただけだ。
普通に溶け込めてるんじゃなかろうか。
「ジェンティルドン○のヴィルシー○の激闘を生で見れるってこの上ない贅沢だよねぇ」
「私達はこの馬に救われたと言っても過言じゃないものね。ほんと感慨深いわ」
ね。
あの馬券がなかったら俺はどうしてたんだろ。
カスみたいな人生を送ってたんじゃなかろうか。
いや、流石に嫌々働いてたか。どうなんだろ。
「勝つ試合は全部みるぞ」
「ドバイはどうするの?」
問題はそこですよ。
大学二年の頃だろうから、時間に余裕はあるだろうけど。競馬を観に行く為にドバイってどうなんだろうか。他にも観光名所とかあるのかね。
ちょっと後で調べとくか。
「本当に勝っちまったよ」
「うーん。最後の直線は手に汗握りましたなぁ」
「そうね。生で見れて良かったわ」
ジェンティルド○ナ、ヴィルシ○ナ、アイムユアー○の最後せめぎ合いを生で見れた。
感無量であります。
「来週のゴルシも楽しみなんだよな」
来週は皐月賞。
中山でゴルシワープが見れますぞ。
あの馬はほんと話題に事欠かないからなぁ。
この時代に回帰させてくれて感謝だぜ。
面白いレースがたくさん見れる。
「んじゃ帰るぞー」
「せっかくここまで来たから観光もしたいんだけどなぁ」
「明日から学校よ」
「お前達受験生だろ? 今年は忙しくなるんじゃねぇか?」
そうだね。忙しくなる予定。
学力100でも東大受験は緊張するし。模試とかも受けて万全な体制で挑まないとなぁ。
「三年間一緒のクラスだね!」
「そうだな。これも日頃の行いの賜物か」
翌日の始業式。
ニコニコと満面の笑みで話しかけてくるのは曽川君。どうやら、この春休みに彼女と旅行に行ってきたみたいでかなりご機嫌な様子。
曽川君のチェリーはどうなったんだろ。圭太、気になります。
「今年は勝負の年です。先生や学校も出来る限りサポートしますので、頑張って乗り切って笑顔で卒業しましょう」
担任の先生からありがたいお話を頂き、早速進路希望調査票を渡される。
二年の頃も貰ったけど、改めて聞き取り調査するって感じだな。
「東大と。曽川君は?」
「まだ迷ってるんだ。東京には出たいけど…」
元から東京に出たい気持ちはあったらしく、それに彼女が東京の女子大って事で更にその気持ちは強くなったみたいだ。
「東大目指せば?」
「さ、流石に無理だよぉ」
なんだこの生き物。可愛いな。
今のでときめく奴が居てもおかしくないぞ。
「本気で目指すなら俺も本気で教えるよ」
「う、うーん…」
まぁ、無理強いは良くない。一緒の大学に行ければ面白いかなと思って誘っただけだし。
そういえばまさるとかは進路どうするんだろ。
後で連絡してみようかな。
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明日は掲示板。
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