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第四章 大学受験
第42話 二年生
しおりを挟む未だに地震の救助活動が続いているが、俺と梓は高校2年生になった。
両者共に理系コースを選び、また同じクラスになれたのは嬉しい限りだ。
「谷君! また一緒のクラスだね!!」
一年の頃に仲良くさせてもらっていた曽川君も一緒だ。会った頃より若干男っぽくなってるかも?
それでも可愛らしいのは相変わらずだが。
梓が居なかったらいけない扉を開いてたかもしれませんな。
学校生活はかなり順調だ。
学業は梓と相変わらず鎬を削って一位争いをしている。俺が勝ったり、梓が勝ったり。
学力が同じだとこうなるよなって感じ。
交友関係も曽川君を始め、広く色々な人と仲良くさせてもらっている。
将来のコネとして使わせてもらおうと黒い考えをさせてもらってますね、はい。
中学時代の親友、まさるとも偶に遊んだりしている。向こうが高校の友達を紹介してきたり、俺も曽川君やチャラ男を紹介したり。
学校が別れても仲良く出来るっていいよね。
《基本情報》
名前 谷圭太
年齢 16
身長 180cm
学力 90/100
運動能力 60/100
容姿 80/100
運 70/100
【歌Lv5】 【競馬Lv5】 【スロットLv2】
【パチンコLv2】 【麻雀Lv3】 【性技Lv5】
【作詞作曲編曲Lv5】 【作画Lv5】 【楽器Lv5】
【編集Lv5】 【音感Lv5】 【健康体Lv5】
【護身術Lv5】 【良匂Lv5】 【話術Lv5】
【カリスマLv3】 【エンパシーLv3】
【危機察知Lv3】 【変装Lv3】
残金 22,000,000円
《基本情報》
名前 中村梓
年齢 16
身長 167cm
学力 90/100
運動能力 60/100
容姿 80/100
運 70/100
【歌Lv5】 【編集Lv4】 【料理Lv5】
【麻雀Lv1】 【性技Lv5】【作詞作曲編曲Lv5】
【作画Lv5】 【楽器Lv5】 【音感Lv5】
【メイクLv5】 【健康体Lv5】 【護身術Lv3】
【良匂Lv5】 【話術Lv5】 【カリスマLv3】
【エンパシーLv3】 【危機察知Lv3】
【変装Lv3】
残金 22,000,000円
ステータスボードも競馬資金を使って着実に成長している。
特にお友達作りに話術とエンパシーはかなり役に立った。コネ作りの為に交友関係を広げてる俺達に言える事じゃないけど、なんかよろしくない考えで俺達に近付こうとする人が増えてきたんだよね。
街中で梓とデートしてる時なんて特にひどい。
仕方なく変装を取って誤魔化してるくらいだ。
危機察知も誘拐とかがありえると思って取っておいた。今の所大丈夫だが、これからも安全という訳じゃないし。
「容姿とカリスマのせいかな。最近はもう凄いよな」
「そうね。でもそろそろ容姿も上げていかないと、整形を疑われたりするのよ。いずれ顔出しして有名になったら過去写真が流出するのは確実だろうし」
「変装って凄いよな。なんかバレないんだ」
「レベルが低いから偶にチラチラ見られるけどね」
競馬に行けなくなるのは困る。
今でも貴重な収入源だし、堂々と行けるまでまだ4年程かかる。それまでは変装と運にお願いしてバレない事をお祈りだ。
競馬といえば、おっちゃんこと堂上龍雄さんは会社を辞めて株式会社を立ち上げた。
今ではそれで普通に生活出来てるし、会社時代のエンジニアの知り合いを何人か雇って楽しくやってるらしい。
G1しか予想しないサイトなのに、的中率が半端ないから中々好評で、早くも軌道に乗ってるようだ。
くくっ。勿論、競馬予想サイトだけの為に立ち上げてもらった訳ではない。
おっちゃんに何人かの知り合いを引き抜いてもらったのにも理由がある。
「今のうちにアプリの作り方とか勉強しておいた方がいいかも? これからiPhon○とかスマホが普及するのは確実だし、面白いアプリでも作れれば一当て出来るかもね。それをするのはサーバーの増強とか更にお金が掛かるから、やるなら慎重にした方がいいけど。出資はするからさ。アプリのアイディアもあるんだよね」
そんな悪魔の囁きをしたら、おっちゃん達は必死に今勉強してるらしい。
楽したくて仕事辞めたのにとか愚痴を言ってたけど、なんだかんだ面白そうにやっている。
ウマ○みたいなアプリとか作ったら流行らないかなぁと思ってる。時代を先取りし過ぎてるかもだけど。もう少し何かのアプリで段階を挟むべきかは思案中。
未来のアプリを丸パクリするのはやっぱりやり過ぎか。それとも、ここまで好き放題やってるんだから今更と思うべきなのか。丸パクリがダメならちょっと変えてみようか。それで人気が出なかったらどうしよう。
そんな事を最近はうんうんと考えている。
やるなら早い方が良いし、ガチでやるなら人手も必要だからね。早く決断しないと。
で、最後に母さん達。
母さんと梓の母さんは両者共に五月のGW前に仕事を辞める事になった。
そこから俺が作った会社に役員として入ってもらい、給料を支払っていく事になる。
既に評判の良い税理士さんやら弁護士さんをおっちゃんに紹介してもらって相談したりしてるし、大きな問題はないだろう。
おっちゃんは謎に人脈が広い。とても競馬で首を吊ろうとしてた人とは思えないね。
後は病院に行ってもらう事ぐらいだな。それで体に異常がなかったら旅行券でもプレゼントして温泉か何かでゆっくりしてもらおう。
震災の影響で自粛ムードだから、そこは少し様子を見てって感じになるけどね。
「二年になったかぁ。そろそろ受験も本腰入れていかないとなぁ」
「夏にはオープンキャンパスにも行きたいわね」
大学受験までには学力を100に上げておかないとな。万が一にも失敗したくない。
模試とかも積極的に受けてどういう感じか知ってみるのも悪くないかも。
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