58 / 75
第6章 王都への帰還の前に
第五十六話 祝勝会の準備①
しおりを挟む
夕方になり、天高く登っていた太陽も傾いている。オレンジ色に色づいた空の下、町中の人達が騎士団本部の近くにある大きな広場に集まり、祝勝会の準備をしていた。
ざわざわとたくさんの人が行き交い、慌ただしく動き回る。
魔物が倒されたという情報は瞬く間に町民や避難していた村人達の耳に伝わった。
家で待機しており、戦闘の様子や聖女の浄化の様子を見ていなかった者にもそれは伝わり、町中がその喜びを讃えようとしている。
今まで以上の危機的状況から脱したのだ。その喜びは計り知れないものであっただろう。
そして町を挙げての盛大な祝勝会が今、この辺境の町の中でも一番広い広場を中心に開かれようとしているのである。
広場で何やら準備をしている男がかがめていた腰を元に戻した。
その男に向かってくる村人が一人。
腕には新鮮で色艷やかな野菜がこんもりともられた籠を抱えている。
「お~い、パン屋の旦那!村からありったけの野菜をとって来たぞ~!」
「バナッシュさん。……おぉ、こんなにたくさん!しかし、いいのかい?」
「いいんだよ。まだ蓄えならたんとある。これは今朝採れたてのもんだ。遠慮なく使ってくれ!」
「なら今夜の料理に回させてもらうよ。実はうちのかみさんが今回の宴会の料理全般を取り仕切ることになっちまってな~。町中の料理の上手い女達が集まって料理を準備してる所なんだ」
「なら丁度良かった‼まだまだ村のもんが食材を持ってくると思うぞ。何しろ宴なんだからな‼」
二人は顔を見合わせてガハハと笑った。「いや~、困ったな~」と言っている割には気分のいい晴れやかな笑顔だ。嬉しそうでもある。
二人は料理を担当するパン屋の奥さん達の元へ、賑やかに笑いながら向かった。
至る所で笑い声が上がっている。
それは、辺境騎士団本部の建物の中からでも聞こえてくるほどであった。
客室でのんびりとくつろぎながら、諸々の疲れを取るために休んでいた結菜はふかふかのソファから立ち上がり、まだ眠たい目を擦りながら窓の外を見た。
「わぁ~!すごい人‼」
窓からは広場の様子が一望することができるようだ。町の活気が溢れている。
『主。もう大丈夫なのか?』
「うん、もう平気だよ。さっきまで寝ちゃってたしさ」
『確かにそうだな』
「あれ?勇者さんと賢者さんと騎士さん達は?」
『む?主が眠ってしまった後、皆出ていったぞ?邪魔したらいけないからと言ってな』
肩には誰かがかけてくれたであろう毛布があった。毛布で身を包み直しながら、結菜はソファに戻った。
目の前には陶器製のポットとクッキーっぽいものが置かれている。
結菜はずっと頭の上に鎮座しているロンを膝の上に下ろした。
「ロン、一緒に食べる?」
『むむっ⁉いいのか⁉』
「もちろん‼」
二人してクッキーっぽいものをパリポリ咀嚼する。
味はクッキーと同じだが、食感はお煎餅みたい。いや、クッキーよりももっとあっさりした味だろうか……?甘くはない。まぁ不思議な食感である。
食文化があまり発達していないこの世界の中で唯一お菓子と言えそうなものであろう。
地球だったらお菓子というよりも、携帯食みたいな感じだ。わかりやすく例えるなら、カロリーメイト×お煎餅。
クッキーっぽいものをモクモク食べながら、ポットの中の紅茶も飲む。まだ暖かい。
結構美味しく頂きました。はい。最後の一杯の紅茶をゆっくり味わう。
結菜とロンはほぅと息を吐いた。
「美味しかった~」
『うむ。美味かったのだ』
「ていうか、ロン紅茶飲めれたの?何か一緒になって飲んじゃってたけど」
『我は雑食なのだ。肉も魚も野菜も食べられるぞ?まぁ、基本的には主の魔力を食べているから食べなくても生きていけるけどな』
「えっ⁉雑食だったの⁉」
クランに居た時も城に居た時も、ロンが野菜などを食べている所は見たことがない。
ホットミルクや肉しか食べている所を見ていなかったのだ。
結菜が驚くのも無理もないことである。
(む~。それならそうと先に言ってくれたらよかったのに………。もう、ロンったら)
もやもやしながらロンを撫でまくる。さらさらで柔らかい毛がもふもふを奏でている。
もふ、もふもふ……もふもふ、もふもふもふもふ。誰もいないから堪能しまくれる。すりすりすると、太陽の匂いがした。
ほら、布団を天日干しした直後のあのいい匂いである。
(あ~…………。ほっこりする~。もふもふさいこ~………)
くすぐったそうに動くロン。そんなことはお構いなく、結菜はもっふもっふした。もう大満足である‼
「ふぃ~」
結菜は爽やかに顔をあげた。もう眠気などは全くない。
息も絶え絶えで呼吸を整えているロンの頭を優しく撫でる。
「ねぇ、ロン。これからどうする?」
『む?』
「何か私、結構回復してるんだよね。ずっとこの部屋にいると飽きちゃうかもな~って」
『……主。外に行きたいのか?』
「正解‼さっすがロン!よくわかったね」
『そんなことくらいすぐにわかるのだ。我は主が大好きなのだからな!』
お座りの体勢でパタパタと尻尾を振っている。誇らしげに言うその姿は本当に愛らしい限りである。
「あ~。かわいいな~」
すりすりタイム再開。しばらくすると、そこには満足そうな結菜とゼイゼイ言っているロンの姿があった。
「んじゃ、ロン!外に行こっか‼」
『うむ‼』
ロンがまた頭の上にピョンと飛び乗って丸くなった。……定位置と化したようである。
建物の中を左右左左右……。騎士達が話しかけて来てくれたりする中、ロンを頭の上に乗せながら、結菜は出口へと向かった。
空が闇を迎える中、外は町明かりがキラキラと煌めいている。人がたくさんおり、楽しそうな笑顔でいっぱいだ。
音楽も奏でられている。まさに祭りのようであった。
「うわぁ~‼」
結菜はキョロキョロしながら、広場を見て回った。
人の間をすり抜けていく。
ぐるぐる見て回ること数分、ふわりといい匂いがするのを結菜は感じた。食べ物を料理しているみたいだ。
どんな料理かなと興味がそそられて、一直線にそちらの方へ足を進める。
「あった!あそこだね‼」
いい香りがするのは、どうやら広場に面している建物からみたい。
飲食店のようである。そこには慌ただしく女の人達が出入りしていた。
野菜や肉などを運ぶ村人の姿もある。
「パン屋の奥さん‼また食材が届いたよ‼」
「はいよ。そこに置いといてちょうだいな」
「奥さん、肉を持って来たよ。これもどうか遠慮なく使ってくれ!」
「ありがとね。じゃあ遠慮なく使わせてもらうよ」
パン屋の奥さんは忙しそうに動き回っている。女の人達はかなりの人数いるのだが、やはり忙しそうである。
猫の手も借りたいと言いたくなるレベルであった。
人だかりが減ってきて、建物に料理をする人しかいなくなった時を見計らい、結菜はその女性に近づいて行った。
「あの、何か手伝いましょうか?」
「?あんた手伝ってくれるのかい?」
「はい。私、料理得意なので」
「そりゃ助かるよ。今てんてこ舞いでねぇ」
届いた食材の入った箱をよいしょと持ち上げながら、パン屋の奥さんは結菜を調理場へと連れて行った。
ざわざわとたくさんの人が行き交い、慌ただしく動き回る。
魔物が倒されたという情報は瞬く間に町民や避難していた村人達の耳に伝わった。
家で待機しており、戦闘の様子や聖女の浄化の様子を見ていなかった者にもそれは伝わり、町中がその喜びを讃えようとしている。
今まで以上の危機的状況から脱したのだ。その喜びは計り知れないものであっただろう。
そして町を挙げての盛大な祝勝会が今、この辺境の町の中でも一番広い広場を中心に開かれようとしているのである。
広場で何やら準備をしている男がかがめていた腰を元に戻した。
その男に向かってくる村人が一人。
腕には新鮮で色艷やかな野菜がこんもりともられた籠を抱えている。
「お~い、パン屋の旦那!村からありったけの野菜をとって来たぞ~!」
「バナッシュさん。……おぉ、こんなにたくさん!しかし、いいのかい?」
「いいんだよ。まだ蓄えならたんとある。これは今朝採れたてのもんだ。遠慮なく使ってくれ!」
「なら今夜の料理に回させてもらうよ。実はうちのかみさんが今回の宴会の料理全般を取り仕切ることになっちまってな~。町中の料理の上手い女達が集まって料理を準備してる所なんだ」
「なら丁度良かった‼まだまだ村のもんが食材を持ってくると思うぞ。何しろ宴なんだからな‼」
二人は顔を見合わせてガハハと笑った。「いや~、困ったな~」と言っている割には気分のいい晴れやかな笑顔だ。嬉しそうでもある。
二人は料理を担当するパン屋の奥さん達の元へ、賑やかに笑いながら向かった。
至る所で笑い声が上がっている。
それは、辺境騎士団本部の建物の中からでも聞こえてくるほどであった。
客室でのんびりとくつろぎながら、諸々の疲れを取るために休んでいた結菜はふかふかのソファから立ち上がり、まだ眠たい目を擦りながら窓の外を見た。
「わぁ~!すごい人‼」
窓からは広場の様子が一望することができるようだ。町の活気が溢れている。
『主。もう大丈夫なのか?』
「うん、もう平気だよ。さっきまで寝ちゃってたしさ」
『確かにそうだな』
「あれ?勇者さんと賢者さんと騎士さん達は?」
『む?主が眠ってしまった後、皆出ていったぞ?邪魔したらいけないからと言ってな』
肩には誰かがかけてくれたであろう毛布があった。毛布で身を包み直しながら、結菜はソファに戻った。
目の前には陶器製のポットとクッキーっぽいものが置かれている。
結菜はずっと頭の上に鎮座しているロンを膝の上に下ろした。
「ロン、一緒に食べる?」
『むむっ⁉いいのか⁉』
「もちろん‼」
二人してクッキーっぽいものをパリポリ咀嚼する。
味はクッキーと同じだが、食感はお煎餅みたい。いや、クッキーよりももっとあっさりした味だろうか……?甘くはない。まぁ不思議な食感である。
食文化があまり発達していないこの世界の中で唯一お菓子と言えそうなものであろう。
地球だったらお菓子というよりも、携帯食みたいな感じだ。わかりやすく例えるなら、カロリーメイト×お煎餅。
クッキーっぽいものをモクモク食べながら、ポットの中の紅茶も飲む。まだ暖かい。
結構美味しく頂きました。はい。最後の一杯の紅茶をゆっくり味わう。
結菜とロンはほぅと息を吐いた。
「美味しかった~」
『うむ。美味かったのだ』
「ていうか、ロン紅茶飲めれたの?何か一緒になって飲んじゃってたけど」
『我は雑食なのだ。肉も魚も野菜も食べられるぞ?まぁ、基本的には主の魔力を食べているから食べなくても生きていけるけどな』
「えっ⁉雑食だったの⁉」
クランに居た時も城に居た時も、ロンが野菜などを食べている所は見たことがない。
ホットミルクや肉しか食べている所を見ていなかったのだ。
結菜が驚くのも無理もないことである。
(む~。それならそうと先に言ってくれたらよかったのに………。もう、ロンったら)
もやもやしながらロンを撫でまくる。さらさらで柔らかい毛がもふもふを奏でている。
もふ、もふもふ……もふもふ、もふもふもふもふ。誰もいないから堪能しまくれる。すりすりすると、太陽の匂いがした。
ほら、布団を天日干しした直後のあのいい匂いである。
(あ~…………。ほっこりする~。もふもふさいこ~………)
くすぐったそうに動くロン。そんなことはお構いなく、結菜はもっふもっふした。もう大満足である‼
「ふぃ~」
結菜は爽やかに顔をあげた。もう眠気などは全くない。
息も絶え絶えで呼吸を整えているロンの頭を優しく撫でる。
「ねぇ、ロン。これからどうする?」
『む?』
「何か私、結構回復してるんだよね。ずっとこの部屋にいると飽きちゃうかもな~って」
『……主。外に行きたいのか?』
「正解‼さっすがロン!よくわかったね」
『そんなことくらいすぐにわかるのだ。我は主が大好きなのだからな!』
お座りの体勢でパタパタと尻尾を振っている。誇らしげに言うその姿は本当に愛らしい限りである。
「あ~。かわいいな~」
すりすりタイム再開。しばらくすると、そこには満足そうな結菜とゼイゼイ言っているロンの姿があった。
「んじゃ、ロン!外に行こっか‼」
『うむ‼』
ロンがまた頭の上にピョンと飛び乗って丸くなった。……定位置と化したようである。
建物の中を左右左左右……。騎士達が話しかけて来てくれたりする中、ロンを頭の上に乗せながら、結菜は出口へと向かった。
空が闇を迎える中、外は町明かりがキラキラと煌めいている。人がたくさんおり、楽しそうな笑顔でいっぱいだ。
音楽も奏でられている。まさに祭りのようであった。
「うわぁ~‼」
結菜はキョロキョロしながら、広場を見て回った。
人の間をすり抜けていく。
ぐるぐる見て回ること数分、ふわりといい匂いがするのを結菜は感じた。食べ物を料理しているみたいだ。
どんな料理かなと興味がそそられて、一直線にそちらの方へ足を進める。
「あった!あそこだね‼」
いい香りがするのは、どうやら広場に面している建物からみたい。
飲食店のようである。そこには慌ただしく女の人達が出入りしていた。
野菜や肉などを運ぶ村人の姿もある。
「パン屋の奥さん‼また食材が届いたよ‼」
「はいよ。そこに置いといてちょうだいな」
「奥さん、肉を持って来たよ。これもどうか遠慮なく使ってくれ!」
「ありがとね。じゃあ遠慮なく使わせてもらうよ」
パン屋の奥さんは忙しそうに動き回っている。女の人達はかなりの人数いるのだが、やはり忙しそうである。
猫の手も借りたいと言いたくなるレベルであった。
人だかりが減ってきて、建物に料理をする人しかいなくなった時を見計らい、結菜はその女性に近づいて行った。
「あの、何か手伝いましょうか?」
「?あんた手伝ってくれるのかい?」
「はい。私、料理得意なので」
「そりゃ助かるよ。今てんてこ舞いでねぇ」
届いた食材の入った箱をよいしょと持ち上げながら、パン屋の奥さんは結菜を調理場へと連れて行った。
0
お気に入りに追加
2,570
あなたにおすすめの小説

器用貧乏の意味を異世界人は知らないようで、家を追い出されちゃいました。
武雅
ファンタジー
この世界では8歳になると教会で女神からギフトを授かる。
人口約1000人程の田舎の村、そこでそこそこ裕福な家の3男として生まれたファインは8歳の誕生に教会でギフトを授かるも、授かったギフトは【器用貧乏】
前例の無いギフトに困惑する司祭や両親は貧乏と言う言葉が入っていることから、将来貧乏になったり、周りも貧乏にすると思い込み成人とみなされる15歳になったら家を、村を出て行くようファインに伝える。
そんな時、前世では本間勝彦と名乗り、上司と飲み入った帰り、駅の階段で足を滑らし転げ落ちて死亡した記憶がよみがえる。
そして15歳まであと7年、異世界で生きていくために冒険者となると決め、修行を続けやがて冒険者になる為村を出る。
様々な人と出会い、冒険し、転生した世界を器用貧乏なのに器用貧乏にならない様生きていく。
村を出て冒険者となったその先は…。
※しばらくの間(2021年6月末頃まで)毎日投稿いたします。
よろしくお願いいたします。

大学生活を謳歌しようとしたら、女神の勝手で異世界に転送させられたので、復讐したいと思います
町島航太
ファンタジー
2022年2月20日。日本に住む善良な青年である泉幸助は大学合格と同時期に末期癌だという事が判明し、短い人生に幕を下ろした。死後、愛の女神アモーラに見初められた幸助は魔族と人間が争っている魔法の世界へと転生させられる事になる。命令が嫌いな幸助は使命そっちのけで魔法の世界を生きていたが、ひょんな事から自分の死因である末期癌はアモーラによるものであり、魔族討伐はアモーラの私情だという事が判明。自ら手を下すのは面倒だからという理由で夢のキャンパスライフを失った幸助はアモーラへの復讐を誓うのだった。
誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!
ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく
高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。
高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。
しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。
召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。
※カクヨムでも連載しています
ひっそり静かに生きていきたい 神様に同情されて異世界へ。頼みの綱はアイテムボックス
於田縫紀
ファンタジー
雨宿りで立ち寄った神社の神様に境遇を同情され、私は異世界へと転移。
場所は山の中で周囲に村等の気配はない。あるのは木と草と崖、土と空気だけ。でもこれでいい。私は他人が怖いから。

社畜から卒業したんだから異世界を自由に謳歌します
湯崎noa
ファンタジー
ブラック企業に入社して10年が経つ〈宮島〉は、当たり前の様な連続徹夜に心身ともに疲労していた。
そんな時に中高の同級生と再開し、その同級生への相談を行ったところ会社を辞める決意をした。
しかし!! その日の帰り道に全身の力が抜け、線路に倒れ込んでしまった。
そのまま呆気なく宮島の命は尽きてしまう。
この死亡は神様の手違いによるものだった!?
神様からの全力の謝罪を受けて、特殊スキル〈コピー〉を授かり第二の人生を送る事になる。
せっかくブラック企業を卒業して、異世界転生するのだから全力で謳歌してやろうじゃないか!!
※カクヨム、小説家になろう、ノベルバでも連載中

人生初めての旅先が異世界でした!? ~ 元の世界へ帰る方法探して異世界めぐり、家に帰るまでが旅行です。~(仮)
葵セナ
ファンタジー
主人公 39歳フリーターが、初めての旅行に行こうと家を出たら何故か森の中?
管理神(神様)のミスで、異世界転移し見知らぬ森の中に…
不思議と持っていた一枚の紙を読み、元の世界に帰る方法を探して、異世界での冒険の始まり。
曖昧で、都合の良い魔法とスキルでを使い、異世界での冒険旅行? いったいどうなる!
ありがちな異世界物語と思いますが、暖かい目で見てやってください。
初めての作品なので誤字 脱字などおかしな所が出て来るかと思いますが、御容赦ください。(気が付けば修正していきます。)
ステータスも何処かで見たことあるような、似たり寄ったりの表示になっているかと思いますがどうか御容赦ください。よろしくお願いします。

異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。

異世界キャンパー~無敵テントで気ままなキャンプ飯スローライフ?
夢・風魔
ファンタジー
仕事の疲れを癒すためにソロキャンを始めた神楽拓海。
気づけばキャンプグッズ一式と一緒に、見知らぬ森の中へ。
落ち着くためにキャンプ飯を作っていると、そこへ四人の老人が現れた。
彼らはこの世界の神。
キャンプ飯と、見知らぬ老人にも親切にするタクミを気に入った神々は、彼に加護を授ける。
ここに──伝説のドラゴンをもぶん殴れるテントを手に、伝説のドラゴンの牙すら通さない最強の肉体を得たキャンパーが誕生する。
「せっかく異世界に来たんなら、仕事のことも忘れて世界中をキャンプしまくろう!」
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる