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第5章 聖女として……
第四十話 辺境騎士団に着きました
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転移魔法陣を使った時のあの独特な感覚と共に、結菜達は魔物が発生したという連絡をしてきた辺境騎士団の所に到着した。
(…………うぅ……やっぱり酔った。転移魔法陣って身体がバラバラになって異物が入り込む感じがするから嫌いなんだよね……)
どうしようもない吐き気を堪えながら、結菜は背筋を伸ばして前を見た。
「お待ちしておりました、勇者様方」
一人の騎士が直立不動で立っていた。精悍な顔立ちにはどこか焦りのようなものが伺えた。鍛えられていることが服の上からでもはっきりわかる。見た瞬間、結菜達が細マッチョだと思ったのも無理もない。
「私はこの辺境騎士団の副団長です。さっそくですが至急、」
「えぇ、わかっています。すぐに魔物の所に行きましょう」
自己紹介もそこそこに、ピリピリした空気で口早に話した後、騎士は賢者達を騎士団内に案内した。
騎士団内には騎士がほとんどいなかった。皆魔物を討伐しに行ったのだろう。結菜達は普段ならあり得ないその異常な光景を見て、必然的に事の重大さに気づいた。不安や焦りが留めなくあふれてくる。
しかし、そんな緊張感あふれる空気の中で一人だけのんびりしている丸い物体がいた。―そう、団長である。彼は勇者達の姿を見ると、ふかしていた葉巻き煙草を消して結菜達の所に駆け寄って来た。
「おぉ、勇者様方‼よくおいでなさった」
丸い物体、もとい、辺境騎士団団長は勇者と賢者の手を握って握手を求めた。そしてちらりと値踏みをするかのように結菜の方を見てくる。それを見て、結菜はなんか嫌だなと思った。
「あの、賢者様。こちらの方は……」
「彼女は聖女です。この間選定されたのですよ」
こんな緊急事態にのんびりと話をしようとする団長にも、賢者は我慢強く丁寧に対応した。しかし、今は緊急時である。賢者はまだ話を続けようとする団長からすっと離れて、側にいた副団長に魔物の所への案内を求めた。
「副団長殿、すぐに魔物の所への案内を。正確な規模はどのくらいなのですか?」
「十七体です。強さは中難易度のダンジョンマスター並かと。一体一体が大きく強い上、瘴気の量も尋常ではなく、とてもですが我々の手には負えません。足止めがやっとです」
あまり芳しくない報告に賢者達は眉を潜めた。それは結菜も同じであった。
中難易度のダンジョンマスター並みだといってあまくみると痛い目を見る。実は中難易度のダンジョンマスターは、だいたいロンの半分くらいの強さを持っているのだ。それが十七体いるということは、総合的にロンがだいたい八体いるようなものである。冒険者の中でも強者の部類にいるアル達でも手こずっていたロンが約八体。………しかも厄介な瘴気付き。そう、お察しの通り、結構危機的状況なのである‼
(そんな事になっていたなんて…………。やっぱりあの音はまぐれなんかじゃなかったんだ……。)
「そうですか……………」
賢者は深刻そうな顔で考え込んだ。
「……ユーナさん。あなたはここに残って待っていてください」
驚きのあまり、ぽかんとなる結菜。てっきり結菜は自分も一緒に魔物の所に行って、今も戦っている騎士達を助けに行くのだと考えていたのだ。当然、そこには被害にあっている住民達もいるだろう。
結菜は賢者の言葉に賛成だけはできなかった。
「どうして?絶対に私も一緒に行った方がいいに決まってるじゃない」
自分が攻撃をろくにできないのはわかっている。だが聖女となり、今ここでやっと聖女らしく困っている誰かを助けることができると思っていたのだ。そんな時にあの言葉である。冷静になって聞き過ごすわけにはいかなかったのだ。
「落ち着いてよく聞いてください。ユーナさん、魔物は恐ろしいほど強いです。そんな中に、身体能力が一般人と変わらないあなたが行けばどうなるか。わかりますよね?」
深呼吸して考えてみると、確かに賢者の言うことは間違っていないことが結菜にもわかった。しかし、どうも納得できない。
まだ言いたそうにしている結菜を見て、賢者は諭すように言った。
「あなたをアルの所から預かった時のことを覚えていますか?」
こくりと頷く結菜。確かあの時……、
「戦闘は、しなくていいって…………」
その答えに満足げに賢者は微笑む。戦闘はしなくていい。それはそれ以外にしなくてはならいことがあるということである。自分がアル達の所から離れてまで聖女となったわけを考え、結菜ははっと気がついた。
「……浄化?」
「そうだ。お前は戦闘が終わるまでここで待っていろ。その後に浄化をするのが、」
「私の役割ってわけね」
勇者の言葉に被せながら結菜は言った。ようやくわかった。自分の成すべきことが。
やっと納得したような結菜を見て賢者達は胸をなでおろした。……だがしかし、相手はあの結菜である。そう簡単には問屋がおろさなった。
「わかった、私ここで待ってる。でもさ…………」
「「……でも?」」
いきなり言葉を切った結菜に何だか嫌な予感がする勇者達。恐る恐る言葉を促す。
「でもね、皆が本当にヤバくなったら私そっちにすぐに行くから」
本当にいい笑顔で言い切った。……もう一度言おう。言い切ったのである‼
なんでそんなことを考えたのが理解が追いつかない賢者達。後ろでひかえていた副団長達もぽかんとしている。
「お前、ちゃんと話聞いてたのか?」
「聞いてたよ?」
「なら何故」
「だってさ、困ってる人がいるんだよ?傷ついてるかもしれないんだよ?なら助けたいに決まってるじゃん。まぁ確かに私は攻撃力がショボい。それはわかってる。行ったら足手まといになることも……」
「だったら、」
勇者の問いに結菜はもう一度笑って言った。
「でもね、私はその人達を黙って見過ごしたくなんかない。何もしないで待ってるなんて嫌。だから、もし勇者さん達が困ったことになったらすぐそっちに行く。……大丈夫‼いざとなったらロンをもとの姿に戻すからさ。だからそんな顔しないでよ」
笑顔で相変わらず突拍子もないことを言う結菜に、賢者達もどこか感じていた不安や焦りが溶けてなくなっていくのを感じた。
「わかった。お前が戦闘に来なくてもいいようにすぐに片付ける」
「えぇ、だから大人しく待っていてください」
賢者達はやれやれと苦笑した。本当に何をしでかすかわからないのが結菜である。早く行かないと、本当に戦闘に参加しだしそうなのだ。
結菜は思いつめるかのようなあのピリピリしていた苦しい空気がなくなるのを感じた。
(よかった。いつもの賢者さんと勇者さんだ)
ああいう空気の中で何かやろうとしても、視野が狭くなって思うようにいかないことが多いのを結菜は経験上知っていたのだ(ゲームのラスボス対戦で)。
「ん。ほら早く‼」
結菜は早く行くように促した。今は緊急時。これ以上ここで話をするわけにはいかない。
副団長に続いて賢者と勇者は戦闘をして足止めをしてくれている騎士達のもとへと走って行った。
(…………うぅ……やっぱり酔った。転移魔法陣って身体がバラバラになって異物が入り込む感じがするから嫌いなんだよね……)
どうしようもない吐き気を堪えながら、結菜は背筋を伸ばして前を見た。
「お待ちしておりました、勇者様方」
一人の騎士が直立不動で立っていた。精悍な顔立ちにはどこか焦りのようなものが伺えた。鍛えられていることが服の上からでもはっきりわかる。見た瞬間、結菜達が細マッチョだと思ったのも無理もない。
「私はこの辺境騎士団の副団長です。さっそくですが至急、」
「えぇ、わかっています。すぐに魔物の所に行きましょう」
自己紹介もそこそこに、ピリピリした空気で口早に話した後、騎士は賢者達を騎士団内に案内した。
騎士団内には騎士がほとんどいなかった。皆魔物を討伐しに行ったのだろう。結菜達は普段ならあり得ないその異常な光景を見て、必然的に事の重大さに気づいた。不安や焦りが留めなくあふれてくる。
しかし、そんな緊張感あふれる空気の中で一人だけのんびりしている丸い物体がいた。―そう、団長である。彼は勇者達の姿を見ると、ふかしていた葉巻き煙草を消して結菜達の所に駆け寄って来た。
「おぉ、勇者様方‼よくおいでなさった」
丸い物体、もとい、辺境騎士団団長は勇者と賢者の手を握って握手を求めた。そしてちらりと値踏みをするかのように結菜の方を見てくる。それを見て、結菜はなんか嫌だなと思った。
「あの、賢者様。こちらの方は……」
「彼女は聖女です。この間選定されたのですよ」
こんな緊急事態にのんびりと話をしようとする団長にも、賢者は我慢強く丁寧に対応した。しかし、今は緊急時である。賢者はまだ話を続けようとする団長からすっと離れて、側にいた副団長に魔物の所への案内を求めた。
「副団長殿、すぐに魔物の所への案内を。正確な規模はどのくらいなのですか?」
「十七体です。強さは中難易度のダンジョンマスター並かと。一体一体が大きく強い上、瘴気の量も尋常ではなく、とてもですが我々の手には負えません。足止めがやっとです」
あまり芳しくない報告に賢者達は眉を潜めた。それは結菜も同じであった。
中難易度のダンジョンマスター並みだといってあまくみると痛い目を見る。実は中難易度のダンジョンマスターは、だいたいロンの半分くらいの強さを持っているのだ。それが十七体いるということは、総合的にロンがだいたい八体いるようなものである。冒険者の中でも強者の部類にいるアル達でも手こずっていたロンが約八体。………しかも厄介な瘴気付き。そう、お察しの通り、結構危機的状況なのである‼
(そんな事になっていたなんて…………。やっぱりあの音はまぐれなんかじゃなかったんだ……。)
「そうですか……………」
賢者は深刻そうな顔で考え込んだ。
「……ユーナさん。あなたはここに残って待っていてください」
驚きのあまり、ぽかんとなる結菜。てっきり結菜は自分も一緒に魔物の所に行って、今も戦っている騎士達を助けに行くのだと考えていたのだ。当然、そこには被害にあっている住民達もいるだろう。
結菜は賢者の言葉に賛成だけはできなかった。
「どうして?絶対に私も一緒に行った方がいいに決まってるじゃない」
自分が攻撃をろくにできないのはわかっている。だが聖女となり、今ここでやっと聖女らしく困っている誰かを助けることができると思っていたのだ。そんな時にあの言葉である。冷静になって聞き過ごすわけにはいかなかったのだ。
「落ち着いてよく聞いてください。ユーナさん、魔物は恐ろしいほど強いです。そんな中に、身体能力が一般人と変わらないあなたが行けばどうなるか。わかりますよね?」
深呼吸して考えてみると、確かに賢者の言うことは間違っていないことが結菜にもわかった。しかし、どうも納得できない。
まだ言いたそうにしている結菜を見て、賢者は諭すように言った。
「あなたをアルの所から預かった時のことを覚えていますか?」
こくりと頷く結菜。確かあの時……、
「戦闘は、しなくていいって…………」
その答えに満足げに賢者は微笑む。戦闘はしなくていい。それはそれ以外にしなくてはならいことがあるということである。自分がアル達の所から離れてまで聖女となったわけを考え、結菜ははっと気がついた。
「……浄化?」
「そうだ。お前は戦闘が終わるまでここで待っていろ。その後に浄化をするのが、」
「私の役割ってわけね」
勇者の言葉に被せながら結菜は言った。ようやくわかった。自分の成すべきことが。
やっと納得したような結菜を見て賢者達は胸をなでおろした。……だがしかし、相手はあの結菜である。そう簡単には問屋がおろさなった。
「わかった、私ここで待ってる。でもさ…………」
「「……でも?」」
いきなり言葉を切った結菜に何だか嫌な予感がする勇者達。恐る恐る言葉を促す。
「でもね、皆が本当にヤバくなったら私そっちにすぐに行くから」
本当にいい笑顔で言い切った。……もう一度言おう。言い切ったのである‼
なんでそんなことを考えたのが理解が追いつかない賢者達。後ろでひかえていた副団長達もぽかんとしている。
「お前、ちゃんと話聞いてたのか?」
「聞いてたよ?」
「なら何故」
「だってさ、困ってる人がいるんだよ?傷ついてるかもしれないんだよ?なら助けたいに決まってるじゃん。まぁ確かに私は攻撃力がショボい。それはわかってる。行ったら足手まといになることも……」
「だったら、」
勇者の問いに結菜はもう一度笑って言った。
「でもね、私はその人達を黙って見過ごしたくなんかない。何もしないで待ってるなんて嫌。だから、もし勇者さん達が困ったことになったらすぐそっちに行く。……大丈夫‼いざとなったらロンをもとの姿に戻すからさ。だからそんな顔しないでよ」
笑顔で相変わらず突拍子もないことを言う結菜に、賢者達もどこか感じていた不安や焦りが溶けてなくなっていくのを感じた。
「わかった。お前が戦闘に来なくてもいいようにすぐに片付ける」
「えぇ、だから大人しく待っていてください」
賢者達はやれやれと苦笑した。本当に何をしでかすかわからないのが結菜である。早く行かないと、本当に戦闘に参加しだしそうなのだ。
結菜は思いつめるかのようなあのピリピリしていた苦しい空気がなくなるのを感じた。
(よかった。いつもの賢者さんと勇者さんだ)
ああいう空気の中で何かやろうとしても、視野が狭くなって思うようにいかないことが多いのを結菜は経験上知っていたのだ(ゲームのラスボス対戦で)。
「ん。ほら早く‼」
結菜は早く行くように促した。今は緊急時。これ以上ここで話をするわけにはいかない。
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