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第4章 ルーベルト王国王都
第三十七話 どんどん物作り物作り‼
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だがしかし、ロンはめげなかった。めげなかったのである‼
素早くもう一度気持ちを切り替えて、今もまだ続く結菜の行動をやめさせようと必死になった。
そんなロンのかいも虚しく、結菜はさくさくと作業を続ける。
シャクシャクと軽い音をたてながら風魔法で魔法石が削り取られていく。
結菜はカットした魔法石の破片をさらに組み合わせ、遂に蛇口を作り上げていった。
ちょうどその時、
ピコンッ
軽やかな音が鳴った。ステータスが自動でオープンされる。鑑定さんが気を使って出してくれたのだ。
《レベルが1上がりました。ただいまのレベル、14です。頑張ってください》
運動会のリレーのような声かけをしてくる鑑定さん。俄然結菜のやる気も上昇してくる。
(これは、一石二鳥。いや一石三鳥だね‼)
そ·れ·に、何気に魔法の使い方がどんどん上達していくのが感じられる。これはイイ‼イイぞ‼と結菜はさらに夢中になって物作りに勤しんだ。
もう、止めようとするロンの声も耳に入らない。
結菜は知的好奇心と創作意欲を満たそうとすると周りが見えなくなるという長所(悪癖)?を惜しむ事なく発揮し始めた。
結構、物作りで魔法を鍛えられることがわかった結菜はそれはもう夢中になって物作りに勤しんだのであった。
◆
カチャリと最後の魔石をはめ込み、新たな道具を作り上げた結菜はふと窓の外を見上げた。
空はいつの間にか赤く染まっており、もう暗くなりかけている。
「あっちゃ~。またやっちゃたよ」
夢中になって作っている間にどうやら日がくれてしまったらしい。
凝り固まった身体をぐっと伸ばす。
結菜は先程作り終わったランタンから魔法石を取り出し、魔力を注いだ。
ぽぅと暖かい光が室内に広がる。どうもシャンデリアだけだと明るさが足りないと思っていたのでとりあえず作ったのだが、なかなかよい成果が得られたようだ。
つまみを回すと明るさ調整もできる優れものである。
油の代わりに火の魔法石の成分を気合で抽出し、光の魔法石と融合させて作った魔法石を使用している上、さらにランタンそのものを小型化しているため、使い勝手もいい。
(うん、上出来だね‼)
結菜はほくほく顔で、説得しきれず疲れ切って眠ってしまったロンを起こした。
『む?……主、やっと正気に戻ったか』
正気に戻ったとは何だ。失礼な。結菜は多少むっとしたが、今日の成果を伝えたくてうずうずしていたのでスルーしておくことにする。
風魔法を駆使して、ささっと魔法石の欠片などを片付けながら、完成したパーフェクトな作品達を結菜はロンに見せる。
『………………………。主……お主は一体何を作ったのだ……?』
ビシリと石のように固まるロン。
その目はパーフェクトな作品達に向けられていた。
意味がわからず、結菜ははて?と首を傾げる。
「何って。魔力石製ランタンと蛇口でしょ?あと、風属性の魔法石で作った電話に蛇口を応用した湯沸かし器…………」
『ちょっと待て‼わかった、わかったから‼』
意味不明な道具の名前をつらつらと答えられても困る。ロンはその意味不明な道具を見て、頭が痛くなってくるのを感じた。
たま~に、自分の主は常識外れだが何か凄いことをするのをロンは知っている。
以前はアル達のクランで何かやらかしていた。アル達はこれを期にこの世界の常識を彼女に叩き込んでいたのだが、結菜の常識は今も相変わらずぶっ飛んでいる。……そう‼ぶっ飛んでいるのだ‼
しかもそれを彼女が普通の事だと認識している分、さらにたちが悪い
まぁ、彼女にとったらこれが普通なのらしいのでこれ以上改善しようがないのだが……。
今回の件もそれと同じ類だろうとすぐさまロンは把握した。
結菜が聞いて聞いてと目をキラキラさせながら迫ってくる。ここは従魔としては素直に聞くべきなのだが……。
(……嫌なのだ…………。我一人が犠牲になりたくないのだ………………‼)
そのまま自分一人で聞くことができるだろうか?……否‼断じて否‼
前もそうやって結菜の話を聞き、あまりの常識を飛び越えて飛び越えて飛び越えまくった結菜の発想力についていけず、半ば気絶するように思考を放棄したことをロンは一度も忘れたことはなかった。
そもそも、結菜は地球の二十一世紀を生きてきた超現代っ子である。結菜にとってはこれが普通。
だが、こっちの世界の住人からしたら軽く何百年も超えるオーバーテクノロジーであり、築き上げるはずの文化という文化をひとっ飛びするようなレベルのものなのである。
それをすぐに理解し受け入れるなど、無理な話……。
ロンはとっさにそむけた顔を戻し、そろりと結菜を見た。……まだ目がキラキラしている。
ロンは、また自分が結菜に常識と共にふっ飛ばされる(ぶっ飛ばされる)運命にあることを実感した。
(……誰か、せめて我と共に同じ運命を受ける者はいないのであろうか…………)
絶対に何があっても、本当に意識が飛ぶ結菜の魔のトークを一人(一匹)だけで聞きたくないロン。
軽く絶望しながら、ロンは藁にも縋る思いで、目だけで助けを求めた。
ガチャ…………
その途端、ロンの目が光り輝いた。やってきたのは、あのできる侍女である。
どうやら、暗くなってきたので結菜の側に戻ってきたようだ。
侍女は紅茶ポットやカップが乗ってあるワゴンを持って来ている。
ロンはその彼女のことを、今日一緒に遊んでくれたいい人という認識をしていた。
ギランと目を輝かせるロン。『キュウ‼』と鳴いてロンは必死に侍女を呼んだ。
何も知らずにすぐに側に侍女は寄って来る。
キラン。今度は結菜の目が侍女に向かった。どうやら彼女もロンと一緒に、結菜のトークを聞かなくてはならなくなってしまったようだ。
……………………侍女、哀れなり…………。
その後延々と続けられる結菜のパーフェクトな作品達&現代知識トークで、ロックオンされてしまった約二名が犠牲となったのだが助けてくれる者はいなかった。
誰も自ら好き好んで自爆しに行きたくはないのである。
トークは夕食の時まで続き、頭が知識でパンクした約二名を他の侍女達は遠巻きに見ていた。
ごめんなさい‼という心の声を彼女達全員が心の中で叫んだのは言うまでもない。……本当に哀れである(合掌)。
素早くもう一度気持ちを切り替えて、今もまだ続く結菜の行動をやめさせようと必死になった。
そんなロンのかいも虚しく、結菜はさくさくと作業を続ける。
シャクシャクと軽い音をたてながら風魔法で魔法石が削り取られていく。
結菜はカットした魔法石の破片をさらに組み合わせ、遂に蛇口を作り上げていった。
ちょうどその時、
ピコンッ
軽やかな音が鳴った。ステータスが自動でオープンされる。鑑定さんが気を使って出してくれたのだ。
《レベルが1上がりました。ただいまのレベル、14です。頑張ってください》
運動会のリレーのような声かけをしてくる鑑定さん。俄然結菜のやる気も上昇してくる。
(これは、一石二鳥。いや一石三鳥だね‼)
そ·れ·に、何気に魔法の使い方がどんどん上達していくのが感じられる。これはイイ‼イイぞ‼と結菜はさらに夢中になって物作りに勤しんだ。
もう、止めようとするロンの声も耳に入らない。
結菜は知的好奇心と創作意欲を満たそうとすると周りが見えなくなるという長所(悪癖)?を惜しむ事なく発揮し始めた。
結構、物作りで魔法を鍛えられることがわかった結菜はそれはもう夢中になって物作りに勤しんだのであった。
◆
カチャリと最後の魔石をはめ込み、新たな道具を作り上げた結菜はふと窓の外を見上げた。
空はいつの間にか赤く染まっており、もう暗くなりかけている。
「あっちゃ~。またやっちゃたよ」
夢中になって作っている間にどうやら日がくれてしまったらしい。
凝り固まった身体をぐっと伸ばす。
結菜は先程作り終わったランタンから魔法石を取り出し、魔力を注いだ。
ぽぅと暖かい光が室内に広がる。どうもシャンデリアだけだと明るさが足りないと思っていたのでとりあえず作ったのだが、なかなかよい成果が得られたようだ。
つまみを回すと明るさ調整もできる優れものである。
油の代わりに火の魔法石の成分を気合で抽出し、光の魔法石と融合させて作った魔法石を使用している上、さらにランタンそのものを小型化しているため、使い勝手もいい。
(うん、上出来だね‼)
結菜はほくほく顔で、説得しきれず疲れ切って眠ってしまったロンを起こした。
『む?……主、やっと正気に戻ったか』
正気に戻ったとは何だ。失礼な。結菜は多少むっとしたが、今日の成果を伝えたくてうずうずしていたのでスルーしておくことにする。
風魔法を駆使して、ささっと魔法石の欠片などを片付けながら、完成したパーフェクトな作品達を結菜はロンに見せる。
『………………………。主……お主は一体何を作ったのだ……?』
ビシリと石のように固まるロン。
その目はパーフェクトな作品達に向けられていた。
意味がわからず、結菜ははて?と首を傾げる。
「何って。魔力石製ランタンと蛇口でしょ?あと、風属性の魔法石で作った電話に蛇口を応用した湯沸かし器…………」
『ちょっと待て‼わかった、わかったから‼』
意味不明な道具の名前をつらつらと答えられても困る。ロンはその意味不明な道具を見て、頭が痛くなってくるのを感じた。
たま~に、自分の主は常識外れだが何か凄いことをするのをロンは知っている。
以前はアル達のクランで何かやらかしていた。アル達はこれを期にこの世界の常識を彼女に叩き込んでいたのだが、結菜の常識は今も相変わらずぶっ飛んでいる。……そう‼ぶっ飛んでいるのだ‼
しかもそれを彼女が普通の事だと認識している分、さらにたちが悪い
まぁ、彼女にとったらこれが普通なのらしいのでこれ以上改善しようがないのだが……。
今回の件もそれと同じ類だろうとすぐさまロンは把握した。
結菜が聞いて聞いてと目をキラキラさせながら迫ってくる。ここは従魔としては素直に聞くべきなのだが……。
(……嫌なのだ…………。我一人が犠牲になりたくないのだ………………‼)
そのまま自分一人で聞くことができるだろうか?……否‼断じて否‼
前もそうやって結菜の話を聞き、あまりの常識を飛び越えて飛び越えて飛び越えまくった結菜の発想力についていけず、半ば気絶するように思考を放棄したことをロンは一度も忘れたことはなかった。
そもそも、結菜は地球の二十一世紀を生きてきた超現代っ子である。結菜にとってはこれが普通。
だが、こっちの世界の住人からしたら軽く何百年も超えるオーバーテクノロジーであり、築き上げるはずの文化という文化をひとっ飛びするようなレベルのものなのである。
それをすぐに理解し受け入れるなど、無理な話……。
ロンはとっさにそむけた顔を戻し、そろりと結菜を見た。……まだ目がキラキラしている。
ロンは、また自分が結菜に常識と共にふっ飛ばされる(ぶっ飛ばされる)運命にあることを実感した。
(……誰か、せめて我と共に同じ運命を受ける者はいないのであろうか…………)
絶対に何があっても、本当に意識が飛ぶ結菜の魔のトークを一人(一匹)だけで聞きたくないロン。
軽く絶望しながら、ロンは藁にも縋る思いで、目だけで助けを求めた。
ガチャ…………
その途端、ロンの目が光り輝いた。やってきたのは、あのできる侍女である。
どうやら、暗くなってきたので結菜の側に戻ってきたようだ。
侍女は紅茶ポットやカップが乗ってあるワゴンを持って来ている。
ロンはその彼女のことを、今日一緒に遊んでくれたいい人という認識をしていた。
ギランと目を輝かせるロン。『キュウ‼』と鳴いてロンは必死に侍女を呼んだ。
何も知らずにすぐに側に侍女は寄って来る。
キラン。今度は結菜の目が侍女に向かった。どうやら彼女もロンと一緒に、結菜のトークを聞かなくてはならなくなってしまったようだ。
……………………侍女、哀れなり…………。
その後延々と続けられる結菜のパーフェクトな作品達&現代知識トークで、ロックオンされてしまった約二名が犠牲となったのだが助けてくれる者はいなかった。
誰も自ら好き好んで自爆しに行きたくはないのである。
トークは夕食の時まで続き、頭が知識でパンクした約二名を他の侍女達は遠巻きに見ていた。
ごめんなさい‼という心の声を彼女達全員が心の中で叫んだのは言うまでもない。……本当に哀れである(合掌)。
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