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第二章
妻の準備に夫は壊れかける
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空き部屋で、私とオスカーは夜の支度に励んでいた。
真新しい白のシーツに、枕を並べる。そして、ほのかに香を焚く。
「オスカー。こんなものでいいかしら?」
「フィルベルド様は、怒りませんかね?」
「そんなことないわよ」
「しかし、フィルベルド様は、奥様がお好きなのでは?」
「この6年のことで後ろめたいだけでしょう?」
「違うと思いますけど……どうなっても知りませんよ」
諦めたようなオスカーと部屋の準備が整ったことを確認して、フィルベルド様の様子を見に行くと、彼は廊下を歩いていた。
「ディアナ。どこにいたんだ? 部屋にいっても返事がないから、探していたんだ」
「アルレット様はどうなさいました?」
「話が終わったから、お帰りになった」
「えぇっ!! これからでは!?」
「なんの話だ?」
思っていたのと違う。アルレット様は、私がいたからお帰りになったのだろうか。
「オスカー。大変よ。いきなり予定が狂ったわ」
「それでいいのでは?」
オスカーに、小声でそう言うと、フィルベルド様がなんの話だ? と問い詰めて来た。
「そうですね……次には使うかもしれませんから、先にフィルベルド様にご案内しましょうか?」
「止めた方がいいのでは?」
オスカーは、今にも冷や汗をかきそうになっている。
「さっきから何なんだ? 何か企んでいるのか?」
「お部屋の用意が出来ましたので、お呼びに行くつもりだったのです……フィルベルド様へのお礼になるかと……」
「あぁ……何かしてくれるのか? 楽しみだ」
「はい」
疲れている顔から、少しだけ嬉しそうになったフィルベルド様に、私もニコッとした。
「こちらです」と言って、彼をオスカーと準備した部屋に案内すると、無表情から戸惑いを見せる。
「……これはなんだ? まさか……」
「はい。アルレット様とお使いになれるように急ぎベッドの準備をいたしました」
「アルレット嬢……?」
アルレット嬢の名前を出すと、戸惑いの表情から固まってしまう。
「はい……どうされました? もしかして、白は気に入りませんでした? オスカー。大変よ。今度は、何か違う色のシーツを準備しましょうか?」
「止めた方がいいのでは?」
「でも、フィルベルド様に何かお礼がしたいのよ」
私とフィルベルド様は政略結婚だし、彼は騎士団長という立派な職に就いている。しかも、次期公爵様。アクスウィス公爵家は、資産家であるし、この国でも有力な公爵家。
私のような子爵令嬢が、妻なのは釣り合わない。
ベッドの前で、置き物のように固まっているフィルベルド様が静かに言う。
「……ディアナ。一応確認するが、これは誰のためかな?」
「フィルベルド様とアルレット様のためにベッドを準備しました」
眉間に指を立てて、眉根が寄る。そして、フィルベルド様が怒り出す。
「ふっ……何故、俺とアルレット嬢の部屋なんだ!?」
「居間で事をいたしても困りますから……この部屋なら浴室もあるんですよ?」
「あるんですよ? じゃない!! 俺とディアナのために準備したんじゃないのか!? 恐ろしいことをするんじゃない!!」
「私は、まだ心の準備が出来ていませんし、それまでお待たせするのも……フィルベルド様へのお礼のつもりでご用意しましたけど……気に入りませんか?」
「これは、礼じゃない!! ……くっ……どうして通じないんだ……! こんなに好きなのに……!」
「……大丈夫ですか?」
「全く大丈夫ではない!!」
拳を握りしめて、怒りを抑えるフィルベルド様に、なんだか悪い気がしてくる。
「少しお休みしますか? オスカー、お茶をフィルベルド様に持って来てもらえるかしら?」
「かしこまりました」
そう言って、オスカーを部屋から出した。
フィルベルド様は、頭を抱え、大股を開きベッドに座る。
「……ディアナ。隣に座ってくれるか?」
そう言って、真剣な眼差しで私の腕を取り、返事をしてフィルベルド様の隣に座った。
「ディアナ。俺は君が好きだと言ったはずだ。何故、アルレット嬢との部屋を作るんだ?」
落ち着いて話し始めたが語尾が強くなっている。
「……フィルベルド様は、アルレット様がお好きなのかと……2人っきりでいましたし……」
「……あれは、相談をされたんだ。極秘事項だからあまり言えないが、アスラン殿下とのことで悩んでいるらしい」
「アスラン殿下? フィルベルド様のことで悩んでいるのでは?」
「違う。……今日、アルレット嬢はアスラン殿下から婚約の延期を申し渡された。それで、父親からも責められていたらしい」
「……アルレット嬢は、アスラン殿下の婚約者の候補の方でしたか……」
じゃあ、どうして夜会でもフィルベルド様と2人っきりになるのだろうか?
考え込む私の隣では、再度頭を抱えるフィルベルド様が項垂れている。その様子に申し訳なくなる。
「まさか2人でいることに、こんな勘違いが起きるとは……! だから、女と2人になりたくないんだ!」
「……すみません。私の勘違いでしたね。私は、妻としてフィルベルド様のために愛人も迎え入れないといけないと思っていて……私が、わがままを言ってはいけないと思って張り切ってしまいました。本当にすみませんでした」
「この部屋に来た時は、ディアナが心の準備が出来たのかと期待したのに……いきなりでおかしいとは思ったが……!」
また壊れそうなフィルベルド様は、膝の上で握り締めている拳にさらに力が入っている。
「クッ……どうしてこんなことに……!」
「すみません……すぐに片づけますね」
そう言って、立ち上がると腕を掴まれる。腕の先には、無言で見つめるフィルベルド様。
「……礼のつもりだったと言ったな?」
「そうですけど……」
「では、明日一緒に出かけてくれるか? その時に、恋人のようにいて欲しい」
「夫婦なのに恋人ですか?」
「まだ、本当に夫婦と思ってないのではないか? ……ほっとくと何をするかわからないし……期待させた責任も取ってくれるな?」
「す、すみません……」
期待させたと言われれば、少なからず顔が火照った。
私の手を愛おしそうにキスをしているからかもしれない。
真新しい白のシーツに、枕を並べる。そして、ほのかに香を焚く。
「オスカー。こんなものでいいかしら?」
「フィルベルド様は、怒りませんかね?」
「そんなことないわよ」
「しかし、フィルベルド様は、奥様がお好きなのでは?」
「この6年のことで後ろめたいだけでしょう?」
「違うと思いますけど……どうなっても知りませんよ」
諦めたようなオスカーと部屋の準備が整ったことを確認して、フィルベルド様の様子を見に行くと、彼は廊下を歩いていた。
「ディアナ。どこにいたんだ? 部屋にいっても返事がないから、探していたんだ」
「アルレット様はどうなさいました?」
「話が終わったから、お帰りになった」
「えぇっ!! これからでは!?」
「なんの話だ?」
思っていたのと違う。アルレット様は、私がいたからお帰りになったのだろうか。
「オスカー。大変よ。いきなり予定が狂ったわ」
「それでいいのでは?」
オスカーに、小声でそう言うと、フィルベルド様がなんの話だ? と問い詰めて来た。
「そうですね……次には使うかもしれませんから、先にフィルベルド様にご案内しましょうか?」
「止めた方がいいのでは?」
オスカーは、今にも冷や汗をかきそうになっている。
「さっきから何なんだ? 何か企んでいるのか?」
「お部屋の用意が出来ましたので、お呼びに行くつもりだったのです……フィルベルド様へのお礼になるかと……」
「あぁ……何かしてくれるのか? 楽しみだ」
「はい」
疲れている顔から、少しだけ嬉しそうになったフィルベルド様に、私もニコッとした。
「こちらです」と言って、彼をオスカーと準備した部屋に案内すると、無表情から戸惑いを見せる。
「……これはなんだ? まさか……」
「はい。アルレット様とお使いになれるように急ぎベッドの準備をいたしました」
「アルレット嬢……?」
アルレット嬢の名前を出すと、戸惑いの表情から固まってしまう。
「はい……どうされました? もしかして、白は気に入りませんでした? オスカー。大変よ。今度は、何か違う色のシーツを準備しましょうか?」
「止めた方がいいのでは?」
「でも、フィルベルド様に何かお礼がしたいのよ」
私とフィルベルド様は政略結婚だし、彼は騎士団長という立派な職に就いている。しかも、次期公爵様。アクスウィス公爵家は、資産家であるし、この国でも有力な公爵家。
私のような子爵令嬢が、妻なのは釣り合わない。
ベッドの前で、置き物のように固まっているフィルベルド様が静かに言う。
「……ディアナ。一応確認するが、これは誰のためかな?」
「フィルベルド様とアルレット様のためにベッドを準備しました」
眉間に指を立てて、眉根が寄る。そして、フィルベルド様が怒り出す。
「ふっ……何故、俺とアルレット嬢の部屋なんだ!?」
「居間で事をいたしても困りますから……この部屋なら浴室もあるんですよ?」
「あるんですよ? じゃない!! 俺とディアナのために準備したんじゃないのか!? 恐ろしいことをするんじゃない!!」
「私は、まだ心の準備が出来ていませんし、それまでお待たせするのも……フィルベルド様へのお礼のつもりでご用意しましたけど……気に入りませんか?」
「これは、礼じゃない!! ……くっ……どうして通じないんだ……! こんなに好きなのに……!」
「……大丈夫ですか?」
「全く大丈夫ではない!!」
拳を握りしめて、怒りを抑えるフィルベルド様に、なんだか悪い気がしてくる。
「少しお休みしますか? オスカー、お茶をフィルベルド様に持って来てもらえるかしら?」
「かしこまりました」
そう言って、オスカーを部屋から出した。
フィルベルド様は、頭を抱え、大股を開きベッドに座る。
「……ディアナ。隣に座ってくれるか?」
そう言って、真剣な眼差しで私の腕を取り、返事をしてフィルベルド様の隣に座った。
「ディアナ。俺は君が好きだと言ったはずだ。何故、アルレット嬢との部屋を作るんだ?」
落ち着いて話し始めたが語尾が強くなっている。
「……フィルベルド様は、アルレット様がお好きなのかと……2人っきりでいましたし……」
「……あれは、相談をされたんだ。極秘事項だからあまり言えないが、アスラン殿下とのことで悩んでいるらしい」
「アスラン殿下? フィルベルド様のことで悩んでいるのでは?」
「違う。……今日、アルレット嬢はアスラン殿下から婚約の延期を申し渡された。それで、父親からも責められていたらしい」
「……アルレット嬢は、アスラン殿下の婚約者の候補の方でしたか……」
じゃあ、どうして夜会でもフィルベルド様と2人っきりになるのだろうか?
考え込む私の隣では、再度頭を抱えるフィルベルド様が項垂れている。その様子に申し訳なくなる。
「まさか2人でいることに、こんな勘違いが起きるとは……! だから、女と2人になりたくないんだ!」
「……すみません。私の勘違いでしたね。私は、妻としてフィルベルド様のために愛人も迎え入れないといけないと思っていて……私が、わがままを言ってはいけないと思って張り切ってしまいました。本当にすみませんでした」
「この部屋に来た時は、ディアナが心の準備が出来たのかと期待したのに……いきなりでおかしいとは思ったが……!」
また壊れそうなフィルベルド様は、膝の上で握り締めている拳にさらに力が入っている。
「クッ……どうしてこんなことに……!」
「すみません……すぐに片づけますね」
そう言って、立ち上がると腕を掴まれる。腕の先には、無言で見つめるフィルベルド様。
「……礼のつもりだったと言ったな?」
「そうですけど……」
「では、明日一緒に出かけてくれるか? その時に、恋人のようにいて欲しい」
「夫婦なのに恋人ですか?」
「まだ、本当に夫婦と思ってないのではないか? ……ほっとくと何をするかわからないし……期待させた責任も取ってくれるな?」
「す、すみません……」
期待させたと言われれば、少なからず顔が火照った。
私の手を愛おしそうにキスをしているからかもしれない。
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