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番外編 (負けたらお風呂)
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そして夕食の後、カイル様と二人でカードをするが案の定負けた。
手先は器用なはずなのに、ヒューバート様のようにできません。
運もありません。
「カイル様、罰ゲームを換えませんか?カイル様が黒い狼さんと一人で寝るのでいいのでは?」
「勝ったのは俺だぞ。」
「うぅ、カイル様…」
「そ、そんな可愛い顔をしても無駄だぞ。」
カイル様は耳を赤くして、横を向いてしまった。
「あ、泡風呂!泡風呂にしてきます!」
そうです。
お風呂です。
私が負けたらカイル様と一緒にお風呂に入る約束をしました。
そして私は泡風呂にするためにバスソープを必死で入れました。
カイル様は私の後ろのドアに腕を組みもたれるように立ってます。
逃げないか見張られているようです。
灯りも消して、蝋燭一本だけにしてもらい、裸のままカイル様の後ろにしがみつくようにバスタブに向かった。
「絶対後ろを振り向かないで下さいね!」
「わかった、わかった。」
カイル様が先にバスタブに入り、目を瞑っている間に見られないようにさっと入るが、恥ずかしさでわけがわからなくなりそうだった。
バスタブの中で胸を抑え丸まっているとカイル様は後ろから抱き寄せるようにし、体をくっ付けてきた。
お風呂で温かいはずなのに、カイル様にうなじや首筋にゆっくりキスをされると、背中がゾクゾクっとしてきた。
カイル様は一緒のお風呂が大満足だったようで、また一緒に入ってくれ。と頬にキスをしながら言ってきた。
私はもう、のぼせる寸前で何と言っていいかわからなくなっていた。
手先は器用なはずなのに、ヒューバート様のようにできません。
運もありません。
「カイル様、罰ゲームを換えませんか?カイル様が黒い狼さんと一人で寝るのでいいのでは?」
「勝ったのは俺だぞ。」
「うぅ、カイル様…」
「そ、そんな可愛い顔をしても無駄だぞ。」
カイル様は耳を赤くして、横を向いてしまった。
「あ、泡風呂!泡風呂にしてきます!」
そうです。
お風呂です。
私が負けたらカイル様と一緒にお風呂に入る約束をしました。
そして私は泡風呂にするためにバスソープを必死で入れました。
カイル様は私の後ろのドアに腕を組みもたれるように立ってます。
逃げないか見張られているようです。
灯りも消して、蝋燭一本だけにしてもらい、裸のままカイル様の後ろにしがみつくようにバスタブに向かった。
「絶対後ろを振り向かないで下さいね!」
「わかった、わかった。」
カイル様が先にバスタブに入り、目を瞑っている間に見られないようにさっと入るが、恥ずかしさでわけがわからなくなりそうだった。
バスタブの中で胸を抑え丸まっているとカイル様は後ろから抱き寄せるようにし、体をくっ付けてきた。
お風呂で温かいはずなのに、カイル様にうなじや首筋にゆっくりキスをされると、背中がゾクゾクっとしてきた。
カイル様は一緒のお風呂が大満足だったようで、また一緒に入ってくれ。と頬にキスをしながら言ってきた。
私はもう、のぼせる寸前で何と言っていいかわからなくなっていた。
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