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高級茶葉専門店
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リュード様に促されて、バーグナ伯爵一行は私たちの向かいに座った。
「アレックス殿、どうぞお話を始めてください」
リュード様が、そう言うとアレックスは話を始めた。
「バーグナ伯爵……何故、高級茶葉専門店のことをお話してくださらなかったのですか」
「婚約破棄をしたと聞いて、どうなされるかはお聞きしようとは思っていました……なんの音沙汰もないので、まだ何かお考えなのかと……」
バーグナ伯爵は、もうすでに項垂れており、返すつもりはないということはないのだろうと思う。
実際、先日に来た時に倒れなければ、きっと話をしていたのだろうから……。
そして、フレッド様は、バーグナ伯爵の隣で放心状態になっている。
私が結婚をしたことがショックだったようだ。
「バーグナ伯爵……音沙汰がなかったのは、私たちは知らなかったからですよ。てっきりバーグナ伯爵家のものだと思っていたのです」
「まさか……あの高級茶葉専門店は、元々バレンティア伯爵夫人の名義で、亡くなった今はアシュリーに名義が移されているのだ。だから、ノルティス伯爵が爵位を継いだ時に、受け継がれなかったはずだ。生前のバレンティア伯爵からも、あの店はアシュリーのためだと……今も、売り上げはアシュリーのお金として、毎月変わらずに入金していたのだが……」
そうだ。お母様名義だったお金が、私に残されている。まさか、それが、あの高級茶葉専門店からの売り上げを貯めていたお金とは知らなかった。
てっきり、お母様が結婚した時の持参金でも使わずにいたのかなぁ、ぐらいしか思わなかったが、どうやら私の予想は違ったのだ。
それに、お父様が生きていた頃は、このお金を使うことはなかったから、いくら貯まっているのかも知らなかった。
毎月私の使えるお金は、お父様から用意されていたし……。
お父様は、生きている間はこのお金に手をつけることはなかったのだ。
そのおかげで、かなりの金額だった。
「高級茶葉専門店はアシュリーに返ししてもらいますよ。婚約破棄を一方的にしておいて、バーグナ伯爵家がこのまま店を続けられると思わないでください」
アレックスが強い口調でそう言うと、バーグナ伯爵はもう顔も上げられなかった。
バーグナ伯爵は、真面目で問題はない。
問題はフレッド様だと思う。
高級茶葉専門店が私のものだと分かった途端に、復縁を申し込んでくるなんて、店が惜しいとしか思えない。
しかし、私とリュード様は近いうちにベイルスの村へと引っ越すことになる。
数ヶ月とはいうけど、その間、店を放置するわけにはいかない。
従業員だっているのに。
「リュード様、赴任地へはお一人で行かれますか?」
「何故だ? 置いて行くつもりはないぞ」
「お店が私のものだとわかれば、放置するわけには……」
その言葉に放心状態だったフレッド様が、我に返った。
「赴任!? その男はどこかに行くのか?」
「絶対に置いて行かない! 何がなんでも連れて行くぞ!」
「はぁ……」
リュード様は、私をフレッド様から引き離したいようで、ずっとフレッド様を睨んでいる。
この気迫だと、絶対に置いて行くことはないだろう。
「仕方ありませんね……お店はこのまま、バーグナ伯爵にお任せします。しかし、バーグナ伯爵にだけです。フレッド様はかかわりにならないように」
どうせバーグナ伯爵に代わる人材を探さないといけなくなるし、今すぐにそんな都合の良い人材が見つかるとは思えない。
それなら、このままバーグナ伯爵にお任せしたほうがいい。
あの店の高級茶葉は、殿下たちにも定期的に届けているのだから、おろそかにするわけにはいかない。
それこそ、バーグナ伯爵家と共倒れになってしまう。
先ほど判明したばかりだけど、お父様が私に残してくれたものを粗末には出来ない。
「アシュリー、いいのか?」
アレックスが心配そうに聞いてきた。
「いいのよ。短い期間だけれど私はリュード様について行くのだから、お店は出来ないもの。私がお店をつぶすわけにはいかないでしょう。でも、関わるのは、バーグナ伯爵だけです。フレッド様は、解雇します」
高級茶葉専門店の従業員に、フレッド様も名を連ねていたけど、フレッド様にまで経営をさせるつもりはない。
実際に、バーグナ伯爵がいればことが足りるのだし。
「……ということは?」
「貴様は首ということだろ」
リュード様が、強い口調で突っ込んだ。
「「えぇっーーーーーー!!」」
フレッド様とアニエスさんが、同時に叫んだ。
私と婚約破棄をしてまで、結婚しようとした二人だから、バッチリ気は合っているのだろう。
「我が家の収入が減るじゃないかーー!? 俺の金はどうするんだ!?」
「さぁ、知りませんよ」
「私のは、どうなるのです!?」
「アニエスさんは元々関係ありません!」
「でも、フレッド様のお金が減ったら……!」
「それは、そちらでお話ください」
フレッド様のおこずかいなんて、私には関係ないですからね。
「アシュリー、本当にいいのか?」
「バーグナ伯爵には、感謝しています。お店も繫盛させていただきましたし、父の側にもいさせてくれましたから」
そう聞いてきたバーグナ伯爵は、光明が見えたようで少しだけ顔色が戻った。
でも、本当のことだ。バーグナ伯爵が快く休ませてくれたから、最後まで父の側にいられたのは間違いないのだ。
そして、今の繫盛はバーグナ伯爵のおかげでもあるのだ。
「しかし、慰謝料はキチンとしてもらいますよ。あんなところで婚約破棄を叫ぶなんて厚顔無恥にもほどがあります。アシュリーがどれだけ傷ついたか……」
アレックスはそう言うけれど、どれだけっていうほど傷ついたかなぁ、と思う。
でも、ここは言わないほうがいいだろう。
あの時は、すぐにリュード様が一緒にいてくださったから、落ち込むひまはなかった気がする。
酔いつぶれて、目が覚めたら、全裸だったし。それどころではなかった。
「アシュリーには、本当もうしわけない。フレッドのせいで……」
「もう気にしていませんよ。私にはリュード様がいますからね。でも、これからのお金のことは少し考えさせてもらいます」
「あれは、アシュリーのものだ。アシュリーの意見は受け入れよう」
「はい。では、近いうちにまたご連絡いたします」
バーグナ伯爵は、私たちに再度謝罪してこの邸をあとにした。
一緒に帰るフレッド様は、私と話がしたかったようだが、私はもう話はないし、リュード様がずっとくっつているから、私に近づくことはできなかった。
アニエスさんは、私に怒りを露わにしたまま、フレッド様たちと帰って行く。
「リュード様、一緒にいてくださってありがとうございます」
「未練があっては困るからな」
「ありませんよ。今度は、私がリュード様をお助けしますね」
「期待している」
そう言ってリュード様は、後ろからもたれるように抱きしめてきていた。
「アレックス殿、どうぞお話を始めてください」
リュード様が、そう言うとアレックスは話を始めた。
「バーグナ伯爵……何故、高級茶葉専門店のことをお話してくださらなかったのですか」
「婚約破棄をしたと聞いて、どうなされるかはお聞きしようとは思っていました……なんの音沙汰もないので、まだ何かお考えなのかと……」
バーグナ伯爵は、もうすでに項垂れており、返すつもりはないということはないのだろうと思う。
実際、先日に来た時に倒れなければ、きっと話をしていたのだろうから……。
そして、フレッド様は、バーグナ伯爵の隣で放心状態になっている。
私が結婚をしたことがショックだったようだ。
「バーグナ伯爵……音沙汰がなかったのは、私たちは知らなかったからですよ。てっきりバーグナ伯爵家のものだと思っていたのです」
「まさか……あの高級茶葉専門店は、元々バレンティア伯爵夫人の名義で、亡くなった今はアシュリーに名義が移されているのだ。だから、ノルティス伯爵が爵位を継いだ時に、受け継がれなかったはずだ。生前のバレンティア伯爵からも、あの店はアシュリーのためだと……今も、売り上げはアシュリーのお金として、毎月変わらずに入金していたのだが……」
そうだ。お母様名義だったお金が、私に残されている。まさか、それが、あの高級茶葉専門店からの売り上げを貯めていたお金とは知らなかった。
てっきり、お母様が結婚した時の持参金でも使わずにいたのかなぁ、ぐらいしか思わなかったが、どうやら私の予想は違ったのだ。
それに、お父様が生きていた頃は、このお金を使うことはなかったから、いくら貯まっているのかも知らなかった。
毎月私の使えるお金は、お父様から用意されていたし……。
お父様は、生きている間はこのお金に手をつけることはなかったのだ。
そのおかげで、かなりの金額だった。
「高級茶葉専門店はアシュリーに返ししてもらいますよ。婚約破棄を一方的にしておいて、バーグナ伯爵家がこのまま店を続けられると思わないでください」
アレックスが強い口調でそう言うと、バーグナ伯爵はもう顔も上げられなかった。
バーグナ伯爵は、真面目で問題はない。
問題はフレッド様だと思う。
高級茶葉専門店が私のものだと分かった途端に、復縁を申し込んでくるなんて、店が惜しいとしか思えない。
しかし、私とリュード様は近いうちにベイルスの村へと引っ越すことになる。
数ヶ月とはいうけど、その間、店を放置するわけにはいかない。
従業員だっているのに。
「リュード様、赴任地へはお一人で行かれますか?」
「何故だ? 置いて行くつもりはないぞ」
「お店が私のものだとわかれば、放置するわけには……」
その言葉に放心状態だったフレッド様が、我に返った。
「赴任!? その男はどこかに行くのか?」
「絶対に置いて行かない! 何がなんでも連れて行くぞ!」
「はぁ……」
リュード様は、私をフレッド様から引き離したいようで、ずっとフレッド様を睨んでいる。
この気迫だと、絶対に置いて行くことはないだろう。
「仕方ありませんね……お店はこのまま、バーグナ伯爵にお任せします。しかし、バーグナ伯爵にだけです。フレッド様はかかわりにならないように」
どうせバーグナ伯爵に代わる人材を探さないといけなくなるし、今すぐにそんな都合の良い人材が見つかるとは思えない。
それなら、このままバーグナ伯爵にお任せしたほうがいい。
あの店の高級茶葉は、殿下たちにも定期的に届けているのだから、おろそかにするわけにはいかない。
それこそ、バーグナ伯爵家と共倒れになってしまう。
先ほど判明したばかりだけど、お父様が私に残してくれたものを粗末には出来ない。
「アシュリー、いいのか?」
アレックスが心配そうに聞いてきた。
「いいのよ。短い期間だけれど私はリュード様について行くのだから、お店は出来ないもの。私がお店をつぶすわけにはいかないでしょう。でも、関わるのは、バーグナ伯爵だけです。フレッド様は、解雇します」
高級茶葉専門店の従業員に、フレッド様も名を連ねていたけど、フレッド様にまで経営をさせるつもりはない。
実際に、バーグナ伯爵がいればことが足りるのだし。
「……ということは?」
「貴様は首ということだろ」
リュード様が、強い口調で突っ込んだ。
「「えぇっーーーーーー!!」」
フレッド様とアニエスさんが、同時に叫んだ。
私と婚約破棄をしてまで、結婚しようとした二人だから、バッチリ気は合っているのだろう。
「我が家の収入が減るじゃないかーー!? 俺の金はどうするんだ!?」
「さぁ、知りませんよ」
「私のは、どうなるのです!?」
「アニエスさんは元々関係ありません!」
「でも、フレッド様のお金が減ったら……!」
「それは、そちらでお話ください」
フレッド様のおこずかいなんて、私には関係ないですからね。
「アシュリー、本当にいいのか?」
「バーグナ伯爵には、感謝しています。お店も繫盛させていただきましたし、父の側にもいさせてくれましたから」
そう聞いてきたバーグナ伯爵は、光明が見えたようで少しだけ顔色が戻った。
でも、本当のことだ。バーグナ伯爵が快く休ませてくれたから、最後まで父の側にいられたのは間違いないのだ。
そして、今の繫盛はバーグナ伯爵のおかげでもあるのだ。
「しかし、慰謝料はキチンとしてもらいますよ。あんなところで婚約破棄を叫ぶなんて厚顔無恥にもほどがあります。アシュリーがどれだけ傷ついたか……」
アレックスはそう言うけれど、どれだけっていうほど傷ついたかなぁ、と思う。
でも、ここは言わないほうがいいだろう。
あの時は、すぐにリュード様が一緒にいてくださったから、落ち込むひまはなかった気がする。
酔いつぶれて、目が覚めたら、全裸だったし。それどころではなかった。
「アシュリーには、本当もうしわけない。フレッドのせいで……」
「もう気にしていませんよ。私にはリュード様がいますからね。でも、これからのお金のことは少し考えさせてもらいます」
「あれは、アシュリーのものだ。アシュリーの意見は受け入れよう」
「はい。では、近いうちにまたご連絡いたします」
バーグナ伯爵は、私たちに再度謝罪してこの邸をあとにした。
一緒に帰るフレッド様は、私と話がしたかったようだが、私はもう話はないし、リュード様がずっとくっつているから、私に近づくことはできなかった。
アニエスさんは、私に怒りを露わにしたまま、フレッド様たちと帰って行く。
「リュード様、一緒にいてくださってありがとうございます」
「未練があっては困るからな」
「ありませんよ。今度は、私がリュード様をお助けしますね」
「期待している」
そう言ってリュード様は、後ろからもたれるように抱きしめてきていた。
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