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第三章
185話目
しおりを挟む翌日
皆の話を聞いて取り寄せたのは各種ハードと携帯ゲーム機。
……今は色んな色があってみてるだけでも面白いね。
それとゲームのパッケージ。
今回は皆で出来るタイプの物を選んだ。
パーティー系の物から順位を争う物、協力対戦から対戦物、双六タイプの物、ダウンロード系の物。
最近ゲームなんかとんとご無沙汰、改めて見てみると色んなゲームがある。
これだけ人数がいれば、それぞれやりたいゲームが異なる。
なので、みんなでじゃんけんを行い、その日にやるゲームを決めた。
今日いるメンバーは、高梨さん、相良さん、倉敷さん、菅井さん、マッヘンさん、長谷川さん、灯里に私。
今日のじゃんけんの勝者は高梨さん、ゲームは乱闘物となった。
宿も昨日と一緒。
和洋室のテレビにゲーム機本体をセットし、準備を行う。
……私これ初代のパッケージしかやったことないや。
大人気シリーズの最新の物。
……これ8人で出来るんだ。
私が知ってるのは4人対戦までだ。
それより昔のハードで、某爆弾のゲームで4人対戦もやったっけと、少し懐かしい気分になった。
各々昨日選んだコントローラを持つ。
本体の電源を入れて高梨さんが主導でゲームを進める。
対戦画面になりキャラクター選択画面が出る。
……キャラクターめっちゃ増えてる!!
どれにしようかな?
迷いながら昔から馴染みのある丸いピンクのキャラクターにした。
灯里はお姫様にしたみたい。 他の人のは……キャラ名が分かんないや。
皆キャラクターを選択し終えたみたいで次はステージの選択画面になった。
ライフ形式ではなく時間制限タイプだ。 アイテムは全て有り。
ランダムで出てきたのはサーキット?
3……2……1……
スタート
開始と同時に吸い込み他の人のキャラを吸い込む。
「ぬお?!」
そしたらマッヘンさんから声が上がった。
……どうやらマッヘンさんのキャラだったみたい。
吸い込んだと同時に下から攻撃される。
あ、吐き出しちゃった。
あれ? どうやるんだ? 飛ぶのは……あ!! 空中でコンボ決められてる!!
ガードガード……待って、攻撃攻撃止め……
桜「誰!! 今私攻撃してるの誰!?」
マ「吸い込まれたぞ? どうするんじゃ? どうやるんじゃ? 透、これどこを押せばいいんじゃ?」
倉「爺さんちょっ引っ張んな! 鋼!! 教えてやれ」
マ「透ワシどうしたらええんじゃ?」
菅「僕?! 僕だって……ああ!! ちょっと今手が離せないよ」
灯「よそ見してたら駄目ですよー!!」
高「チャンス」
長「えーっと、操作ボタンがこれはどれだ?」
相「アイテムアイテム……と」
倉敷さんと高梨さんは慣れているようだ。 多分この流れるように技を決めてる2キャラがこの二人だろう、
アイテムアイテム言ってる相良さんはきっとアイテムを拾っては投げつけているこのキャラかな。 あ、アイテム当てられた。 ……え、何このエフェクト。
右往左往しているキャラは長谷川さんかな? ……ん? 右往左往しているうちにカートの集団に轢かれた。
あれに当たるとダメージ食らうの?!
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