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第三章
127話目
しおりを挟む数日後
マッヘンさんから改良した幌馬車を売ってもらい家具を取り寄せながらインテリアを考える。
いくら数人寝転がれると言ったところでベッドなんて置いたら邪魔なだけだ。
この間みたくマットレス置いてどこでもごろ寝できるようにするか。
下に簀子を引いて厚めのマットレスを置く。
何を置こう? 冷蔵庫はアイテムボックス有るからいらないでしょ?
空調? エアコンは取り寄せられるけど付け方分からないなぁ。 電気は発電機……煩いか。 良い魔道具ないか聞いてみよう。
テレビとか見れたら嬉しいんだけどな? DVDなら買ってこれるし。 あ、プロジェクターとか良いかも! …‥でも電気がなぁ……発電機……ソーラーバッテリーとかどうだろう? 今防災用品色々出てるからあっち戻った時探してみよう! 個人シアターみたいに出来たら時間潰しには良いよね。 大迫力画面でゲームとかも良さそう。 それならソファーの方が疲れないかな? うーむ……。 配置換えはアイテムボックス有るから簡単に出来るしこれに合うソファーも探そう。
そんなことをしていたら呼び鈴が鳴った。
門の前に馬車と人がおり、顔を出すと手紙を受け取った。
家の中に戻り封を開けてみる。
それは領主からの手紙で、内容を簡潔に話すと色々と都合がついた、打ち合せをしたい、こちらの都合はどうかという手紙だった。
ふむ、と考える。
……あれ? そういえば何人使用するんだ? 領主は確定でしょ? 案内で私? あの護衛の人も使うのか? 相良さんも? 宿泊? それとも日帰り? 宿は誰が選ぶの? どちらにしろ領主を案内するなら男性が必要だよね? 宿泊だったら部屋割りは?
……そういうこと全く決まってなかった。
とりあえずあの日一緒に行った相良さんに手紙来たか聞きに行かなくては!!
呑気に内装考えてる場合ではなかった、と慌てて相良さんのお店に向かった。
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