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第二章
87話目 魔道具職人4
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マッヘンさんの言葉に思わずレシピを凝視する。
「どうやって作るんですか?!」
マッヘンさんが言うには魔道具には種類があるらしい。
必要な素材を集めてレシピを行使し作成する魔道具、レシピ産の魔道具を解析して特定した回路を書き込み作る魔道具の二種類。
レシピ産は素材が指定され、緩衝材として魔石を使用、魔道具の形に変えるために魔力が必要。 小型でも高威力。
回路型は魔石を原料とした専用の液が必要。 素材の指定は無い。 その分形などの自由度が高いが、回路を書き込む必要があるため小型にしづらくレシピ産よりも威力が弱い。
あれ? なら倉敷さんの魔法って何?
「倉敷さんの魔法ってなんなんですか?」
「ん? 俺か? 俺は……っと悪い少し待ってくれ。 相良代わりに説明しといてくれ」
「はいはい。 透の魔法はレシピ作成とレシピを使った魔道具作成時の素材減少だよ」
相良さんが代わりに教えてくれた。
曰くレシピ一枚魔力10,000、素材は魔力で補えるらしい。
Fで魔力1、Eだと10、Dは100、Cで1,000、Aが10,000、S以上が100,000 、それ以上は1,000,000との事。
それ以外でも作成時に魔力を別途使うから……
……魔力めっちゃ掛かるね。
しかも素材はあくまで補うだけだから素材そのものは出せないらしい。
「へぇー面白いですね」
「ほんに透と一緒に居ると新しいものが見れて楽しいわい」
マッヘンさんは倉敷さんが作成したレシピの魔道具を解析し回路を書き起こすのが楽しいらしい。
それはそれで凄いことらしいが。
というか倉敷さんの魔法って私より燃費悪いね。
そんなにも魔力使うから魔力回復方法を探してたのか。
あれ?
「魔力を回復させる魔道具は作れなかったんですか?」
私のその言葉で皆の動きが止まった。
「それ聞いちゃうのかぁ」
「うむ……」
「……作ろうとした」
「一応出来たんだけどね」
という事で魔道具を見せて貰った。
魔力100に対し渡り人の回復魔力が1という魔道具だ。
魔力を回復させるにしては微妙な物だ。
マッヘンさん含め皆に視線をやると皆それぞれ違う方向を見た。
「まあ……これで貴族からの依頼も何とかなりそうだね」
「どれ……回路用のリキッドでも作るかのう」
「私も何か作れるのあるなら手伝いますか?」
というか作ってみたい。
「そうだな……」
レシピ作成を止めて何か考える素振りを見せる倉敷さん。
「相良も鋼も回復したんだよな……」
「今依頼ってどれくらい溜まってたっけ?」
「今はレシピ魔道具が6種各1つづつに回路型が10種で250個だな」
「ならレシピ産素材とレシピ下さい作ってみたいです!」
「素材が足らないからお前は作れない。 今冒険者ギルドで依頼中だ。 だから相良が持ってきたんだと思ったんだがな」
ちらっと相楽さんを見る倉敷さん。
「代わりに今から作成作業見せてやるよ」
「どうやって作るんですか?!」
マッヘンさんが言うには魔道具には種類があるらしい。
必要な素材を集めてレシピを行使し作成する魔道具、レシピ産の魔道具を解析して特定した回路を書き込み作る魔道具の二種類。
レシピ産は素材が指定され、緩衝材として魔石を使用、魔道具の形に変えるために魔力が必要。 小型でも高威力。
回路型は魔石を原料とした専用の液が必要。 素材の指定は無い。 その分形などの自由度が高いが、回路を書き込む必要があるため小型にしづらくレシピ産よりも威力が弱い。
あれ? なら倉敷さんの魔法って何?
「倉敷さんの魔法ってなんなんですか?」
「ん? 俺か? 俺は……っと悪い少し待ってくれ。 相良代わりに説明しといてくれ」
「はいはい。 透の魔法はレシピ作成とレシピを使った魔道具作成時の素材減少だよ」
相良さんが代わりに教えてくれた。
曰くレシピ一枚魔力10,000、素材は魔力で補えるらしい。
Fで魔力1、Eだと10、Dは100、Cで1,000、Aが10,000、S以上が100,000 、それ以上は1,000,000との事。
それ以外でも作成時に魔力を別途使うから……
……魔力めっちゃ掛かるね。
しかも素材はあくまで補うだけだから素材そのものは出せないらしい。
「へぇー面白いですね」
「ほんに透と一緒に居ると新しいものが見れて楽しいわい」
マッヘンさんは倉敷さんが作成したレシピの魔道具を解析し回路を書き起こすのが楽しいらしい。
それはそれで凄いことらしいが。
というか倉敷さんの魔法って私より燃費悪いね。
そんなにも魔力使うから魔力回復方法を探してたのか。
あれ?
「魔力を回復させる魔道具は作れなかったんですか?」
私のその言葉で皆の動きが止まった。
「それ聞いちゃうのかぁ」
「うむ……」
「……作ろうとした」
「一応出来たんだけどね」
という事で魔道具を見せて貰った。
魔力100に対し渡り人の回復魔力が1という魔道具だ。
魔力を回復させるにしては微妙な物だ。
マッヘンさん含め皆に視線をやると皆それぞれ違う方向を見た。
「まあ……これで貴族からの依頼も何とかなりそうだね」
「どれ……回路用のリキッドでも作るかのう」
「私も何か作れるのあるなら手伝いますか?」
というか作ってみたい。
「そうだな……」
レシピ作成を止めて何か考える素振りを見せる倉敷さん。
「相良も鋼も回復したんだよな……」
「今依頼ってどれくらい溜まってたっけ?」
「今はレシピ魔道具が6種各1つづつに回路型が10種で250個だな」
「ならレシピ産素材とレシピ下さい作ってみたいです!」
「素材が足らないからお前は作れない。 今冒険者ギルドで依頼中だ。 だから相良が持ってきたんだと思ったんだがな」
ちらっと相楽さんを見る倉敷さん。
「代わりに今から作成作業見せてやるよ」
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