上 下
30 / 274
第一章

30話目 街歩きと果実酒作り1

しおりを挟む


翌日


今日は昨日のリベンジだ!!

昨日購入したブレスレットを身につけて宿を出る。

商業ギルドでまたしても買取をしてもらい家具の買い出しだ。

今日買い取って貰ったのは調味料の類。勿論個室でだ。シーズニングがいいお値段で売れた。

ギルドから出る時に他には何を持ってるのか並んでいる人に聞かれたが曖昧に言葉を濁しているうちに商業ギルドに居た警備の人に連れて行かれてた。

異世界howto本の地図に書かれていた家具屋さんへ行く。



地図で書かれていた場所は家具屋通りだった。

お店が何軒かあり順番に回ってみる。

元の世界の家具専門店みたいな巨大なお店はなかった。

でもこれはこれで楽しい。

それぞれの店でアンティーク調の物やカントリー風等何故か元の世界の北欧風や和風の家具なんかもあった。

品物は現品展示では無くミニチュアを展示し注文後に家具を作成するみたいだ。場所取るもんね。

お陰で種類が沢山あって迷うくらいだった。

早めに出来る物、特急料金も支払って一ヶ月以内に完成出来るものを指定し好みのものを選んでいく。

異世界howto本に書かれているだけあって元の世界に似たものもそれなりの数あった。

ベッドにマットレス、毛布、サイドテーブル等満足いくまで購入する事が出来た。

カーテンとか消耗品は追々買っていこう。手持ちにも元の世界から持ってきた物もあるし。

家で作業できるように現品在庫のある作業机と椅子一脚だけ持ち帰ることにした。

途中で青果店に寄り果物を買う。宿に帰る前に契約した家に行くことにした。




時刻はお昼過ぎ

通りで魔獣肉の串焼きいかがと言われ一本お試しで買ったら美味しかった。

お肉が柔らかく塩が効いてて美味しい。

追加で5本買ってアイテムバックに仕舞い込んだ。

家に着くと門のセキュリティを解除して家に入る。

ここに来るのは一昨日振りだ。

備え付けの室内灯のスイッチを押す。

家の中はガランとしている。

アイテムボックスからスリッパを出し履き替えると2回に上がる。

時間経過の棚がある部屋の中に入る。

この棚は備え付けの為取り外せなくなったらしく、また高額すぎて買いてもつかなかった為ここに置かれたままらしい。

内容量は200Lお風呂くらいの大きさだ。一日経過させるのに魔力が1000必要とのこと。

棚…と言うよりチェストだな。

昨日春子さんが使ってた小型のものは一日経過させるのに10とのこと。勿論昨日購入した。中型のも購入した。相良さんに乗せられた。要らなかったよね。

不思議だよね。昨日購入した時は必要だと思ったんだから。

考えが逸れたけど棚の前に作業机と椅子を出す。

机の横にはゴミ箱を置く。

椅子の上にクッションを置きその上に腰を下ろす。

さてお酒作りをしよう!

以前梅酒作りに使用した4Lの保存瓶をアイテムボックスから出す。

これだけだと効率が悪いので魔法で追加で保存瓶を出すことにした。

………これ何個入るんだろう?200Lだから単純に4Lで割ったら50個?いやどう見ても無理でしょ。

とりあえず20個くらいで様子見してみようかな。

一個当たり魔力は800、合計で16000か。

そうして出すと次は氷砂糖と焼酎、お酒は容器の半分以下だから一つにつき2L、果物はお酒の50%くらいだから1kg、氷砂糖はさらにその半分だから500gくらいかな?

とりあえず梅でしょう?後はりんごと梨、蜜柑や桃檸檬、柚子に葡萄にパイナップル、苺とーメロンとスイカ?これって作れるんだっけ?まあいいややってみよう。

魔法を使い氷砂糖10kgと焼酎40L、そして果物を出した。

アイテムボックスから計りと洗浄の魔道具とボール、竹串、包丁やまな板を出し机に上に置いた。

まずは梅から。

野営向けの洗浄の魔道具を使い範囲内の洗浄をする。水を使わないので拭き取る作業がいらないとても便利だ。

道具用の魔道具を買った後にこの魔道具を勧められて購入した。

道具用の魔道具要らなかったんじゃ無いかなと思ったけど消費魔力が違うそうなので必要必要と無理やり納得した品物だ。

これで半径1m以内の物は綺麗になった。

梅の重さを計り、必要量の梅のヘタを竹串で取る作業に取り掛かる。

黙々と作業をしヘタを取り終えると保存瓶に詰めていく。

梅を入れ氷砂糖を入れと交互に詰め、最後に焼酎を注ぐ。

注ぎ終えると蓋をし時間経過の魔道具へ入れた。

残った梅は邪魔になるのでとりあえずアイテムボックスに収納しておく。

次はりんご。

まな板の上に置き半分に切り芯を取り適当な大きさに切る。

切った物をボールに入れて重さを測っていく。

何個か作業をし必要量に達したので保存瓶に氷砂糖と交互に入れ焼酎を満たす。

残ったりんごはアイテムボックスに仕舞う。

この要領で残りの果物も保存瓶に詰めていった。




出来たのは梅、りんご、梨、蜜柑、桃、檸檬、柚子、葡萄、パイナップル、苺、メロン、スイカの12種類。

外も日が暮れ始め良い時間になったので今日の作業は一旦終わりにし宿に戻った。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

異世界に召喚されたんですけど、スキルが「資源ごみ」だったので隠れて生きたいです

新田 安音(あらた あのん)
ファンタジー
平凡なおひとりさまアラフォー会社員だった鈴木マリは異世界に召喚された。あこがれの剣と魔法の世界……! だというのに、マリに与えられたスキルはなんと「資源ごみ」。 おひとりさま上等だったので、できれば一人でひっそり暮らしたいんですが、なんか、やたらサバイバルが難しいこの世界……。目立たず、ひっそり、でも死なないで生きていきたい雑草系ヒロインの将来は……?

高校からの帰り道、錬金術が使えるようになりました。

マーチ・メイ
ファンタジー
女子校に通う高校2年生の橘優奈は学校からの帰り道、突然『【職業】錬金術師になりました』と声が聞こえた。 空耳かと思い家に入り試しにステータスオープンと唱えるとステータスが表示された。 しばらく高校生活を楽しみつつ家で錬金術を試してみることに 。 すると今度はダンジョンが出現して知らない外国の人の名前が称号欄に現れた。 緩やかに日常に溶け込んでいく黎明期メインのダンジョン物です。 小説家になろう、カクヨムでも掲載しております。

異世界のんびりワークライフ ~生産チートを貰ったので好き勝手生きることにします~

樋川カイト
ファンタジー
友人の借金を押し付けられて馬車馬のように働いていた青年、三上彰。 無理がたたって過労死してしまった彼は、神を自称する男から自分の不幸の理由を知らされる。 そのお詫びにとチートスキルとともに異世界へと転生させられた彰は、そこで出会った人々と交流しながら日々を過ごすこととなる。 そんな彼に訪れるのは平和な未来か、はたまた更なる困難か。 色々と吹っ切れてしまった彼にとってその全てはただ人生の彩りになる、のかも知れない……。 ※この作品はカクヨム様でも掲載しています。

王女殿下は家出を計画中

ゆうゆう
ファンタジー
出来損ないと言われる第3王女様は家出して、自由を謳歌するために奮闘する 家出の計画を進めようとするうちに、過去に起きた様々な事の真実があきらかになったり、距離を置いていた家族との繋がりを再確認したりするうちに、自分の気持ちの変化にも気付いていく…

タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から「破壊神」と怖れられています。

渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。 しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。 「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」 ※※※ 虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。 ※重複投稿作品※ 表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。

転生特典:錬金術師スキルを習得しました!

雪月 夜狐
ファンタジー
ブラック企業で働く平凡なサラリーマン・佐藤優馬は、ある日突然異世界に転生する。 目を覚ますと、そこは見知らぬ森の中。彼に与えられたのは、「錬金術師」としてのスキルと、手持ちのレシピブック。 素材を組み合わせてアイテムを作る能力を持った優馬は、錬金術を駆使して日々の生活を切り開いていく。 そんな彼のもとに集まったのは、精霊の力を持つエルフの少女・リリア、白くフワフワの毛並みを持つ精霊獣・コハク。彼らは王都を拠点にしながら、異世界に潜む脅威と向き合い、冒険と日常を繰り返す。 精霊の力を狙う謎の勢力、そして自然に異変をもたらす黒い霧の存在――。異世界の危機に立ち向かう中で、仲間との絆と友情を深めていく優馬たちは、過酷な試練を乗り越え、少しずつ成長していく。 彼らの日々は、精霊と対話し、魔物と戦う激しい冒険ばかりではない。旅の合間には、仲間と共に料理を楽しんだり、王都の市場を散策して珍しい食材を見つけたりと、ほのぼのとした時間も大切にしている。美味しいご飯を囲むひととき、精霊たちと心を通わせる瞬間――その一つ一つが、彼らの力の源になる。 錬金術と精霊魔法が織りなす異世界冒険ファンタジー。戦いと日常が交錯する物語の中で、優馬たちはどんな未来を掴むのか。 他作品の詳細はこちら: 『テイマーのんびり生活!スライムと始めるVRMMOスローライフ』 【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/515916186】 『ゆるり冒険VR日和 ~のんびり異世界と現実のあいだで~』 【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/166917524】 『辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~』 【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/270920526】

通販で買った妖刀がガチだった ~試し斬りしたら空間が裂けて異世界に飛ばされた挙句、伝説の勇者だと勘違いされて困っています~

日之影ソラ
ファンタジー
ゲームや漫画が好きな大学生、宮本総司は、なんとなくネットサーフィンをしていると、アムゾンの購入サイトで妖刀が1000円で売っているのを見つけた。デザインは格好よく、どことなく惹かれるものを感じたから購入し、家に届いて試し切りをしたら……空間が斬れた!  斬れた空間に吸い込まれ、気がつけばそこは見たことがない異世界。勇者召喚の儀式最中だった王城に現れたことで、伝説の勇者が現れたと勘違いされてしまう。好待遇や周りの人の期待に流され、人違いだとは言えずにいたら、王女様に偽者だとバレてしまった。  偽物だったと世に知られたら死刑と脅され、死刑を免れるためには本当に魔王を倒して、勇者としての責任を果たすしかないと宣言される。 「偽者として死ぬか。本物の英雄になるか――どちらか選びなさい」  選択肢は一つしかない。死にたくない総司は嘘を本当にするため、伝説の勇者の名を騙る。

辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~

雪月 夜狐
ファンタジー
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。 辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。 しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。 他作品の詳細はこちら: 『転生特典:錬金術師スキルを習得しました!』 【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/906915890】 『テイマーのんびり生活!スライムと始めるVRMMOスローライフ』 【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/515916186】 『ゆるり冒険VR日和 ~のんびり異世界と現実のあいだで~』 【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/166917524】

処理中です...