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第七話(最終話)

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ロック系音楽が好きな有安杏果似のドラッグストア薬剤師の詩衣那さんと、6度目のエッチを終えてからも詩衣那さんとのセフレ関係はまだ続き、日常の出来事のやりとりもしばらく続けてたのですが、6度目のエッチから1週間半後の事でした。

詩衣那さんからこのような内容のLINEをいただきました。

詩衣那さん「しゅうくん突然ごめんね。私2月いっぱいで今の仕事を辞める事になって、福山の実家に帰る事になりました。しゅうくんの休みと合う日にちもなかなかなくて、2月の初旬か中旬に日曜休めそうだけど、次に会うのが最後になるかも。ほんとごめんね。」

という内容のLINEがきました。

秀太は詩衣那さんとはセフレの位置付けになるのですが、女性として好きという感情も芽生えていたので、それなら岡山でのエッチ最後の日に告白も少しちらつきましたが、実家に帰るという文章がどうしても引っ掛かり、この日は最後日に詩衣那さんに告白という決断はできず、会う日まで熟考という感じになりました。

仕事を辞める理由もいろいろ怖くて聞けませんでしたね。

とりあえずその文章に対しては、

秀太「そうなんだ、寂しくなるね。次が最後かもしれんけど、また会える日にちわかったら教えて。」

と返信しました。

あれから詩衣那さんは仕事を辞める詳細な理由は教えてくれませんでしたが、とりあえず次会うまでは仲良くやろうという事で、通常通りLINEは続けていきました。

そして、詩衣那さんと会う日も決まり、2月の第二土曜日の夜に詩衣那さんのアパートに呼びに行き、近くのどんどん亭で焼肉食べる事になりました。

詩衣那さんのアパートに呼びに行った時、秀太は一度ピンポンダッシュで逃げるいたずらをし、2度目で詩衣那さんの玄関前で顔を合わせると、

詩衣那さん「もぉ~。しゅうくんがやったの知ってたからね。」

と言い、詩衣那さんは秀太の肩を揺さぶってきてから頬を掴み、タコのような変顔にしてきました。

秀太はその後ばか笑いしましたが、

詩衣那さん「笑いすぎ~。」

と言い、秀太の肩にボディータッチしてきてお互い玄関のところで微笑み合いました。

この日が詩衣那さんと会うのが最後とは思えないような再会となりましたが、この日まで詩衣那さんに告白するかどうかは結局決断できずじまいでした。

とりあえず秀太は、詩衣那さんに会うのが最後かもしれないという事で詩衣那さんにシャトレーゼのお菓子の詰め合わせとハーバリウムをプレゼント。

詩衣那さん「えっ?ほんと?ありがとう!凄い嬉しい。開けて見て良い?」

と言い、中身を確認すると再度、

詩衣那さん「ありがとう!」

と言い、続けて、

詩衣那さん「あ、私もしゅうくんにプレゼント用意してたの。Tシャツとあとバレンタインだから手作りチョコねっ。」

と言い、秀太も、

秀太「ありがとう。スゲー嬉しい。」

と言い、

詩衣那さん「また後でTシャツ着てみてよ。」

と言い、

秀太「わかった~。」

とピンポンダッシュのいたずらの後はプレゼント交換でまた仲良しムードになりました。

それから、詩衣那さんのアパートから近い焼肉のどんどん亭大元店へ。

店では焼肉とビールに舌鼓でしたが、注文決まって落ち着いた頃詩衣那さんが、

詩衣那さん「LINEでも言ったけどごめんね。仕事辞めて福山帰る事になっちゃって。」

と言い、

秀太「うん、急でびっくりしたけど寂しくなるね。今月いっぱいだっけ?」

詩衣那さん「一応今月いっぱいだけど、下旬は有給使おうと思ってる。」

そんな会話をしましたが、やはり詳細は語られず、秀太も聞こうかと思ったけど言葉を濁しそうな感じが出てたので結局聞きませんでした。

それからは、

詩衣那さん「今度3月に広島で○○(俺の知らないマイナーなロック系アーティスト)のライブあるから行くよ。クラブクアトロってライブハウス!」

などといった雑談ばかりし、大元のどんどん亭で焼肉食べてからまた徒歩で詩衣那さんのアパートへ。

どっちも酒も呑んでほろ酔い気味でしたが、今回は前回の琉球御殿の時ほどではありませんでした。

部屋に入ってからは雑談などはそこまでせず、詩衣那さん愛用のアイロンとスタイリング剤もスタンバイされており、ほぼ早速みたいな感じで、

詩衣那さん「じゃあやろうか。アイロンとかも準備してるから使って。」

と詩衣那さんが言い、7回目のエッチがスタートしました。

エッチはこれまで通り、まず秀太が詩衣那さんの髪をとくところからの始まりでしたが、今回もスタイリング剤もアイロンも詩衣那さん愛用のものを使用。

詩衣那さんの髪をといてると、

詩衣那さん「私1回パーマ当ててみたいと思ってるんだ。でもしゅうくんは絶対ストレートでこの長さが好きなんだよね?」

秀太「うん、パーマよりはストレートが良いな。」

詩衣那さん「まあそうだよね。でも私仕事辞めるしちょっと気分転換にどうかなぁって思って。」

秀太「そっか。じゃあパーマじゃなくコテとかで巻き髪するとかは?」

詩衣那さん「私コテで巻き髪したりとかするほど器用じゃないからね(笑)。」

そんな感じの会話をしながら詩衣那さんの髪をといていきました。

そして、ある程度詩衣那さんの髪をといてから詩衣那さんの髪に顔をうずめ、

秀太「しいちゃんの髪良い匂いするし髪が顔に触れた時のくすぐったいのほんと落ち着く~。」

詩衣那さん「良かった。しゅうくんも一緒にいると良い匂いするね。何の香水つけてるの?」

秀太「ありがとう。ブルガリだよ~。」

詩衣那さん「ブルガリか~。今度調べてみよっ。」

と詩衣那さんの髪に触れながらそんな会話もしましたね。

そして、詩衣那さんの脇腹を人差し指で軽くつついてから速攻で詩衣那さんにキスしました。

そしたら詩衣那さんは脇腹をつついてたのを見破ってたのか、

詩衣那さん「もぉ~。つついてたの知ってるからね。意地悪~。」

と言い、秀太の肩にボディータッチしてから秀太の頬を掴みタコのような変顔にしてきました。

そして、そこから、

詩衣那「でも私しゅうくんが優しいの知ってるよ。」

と言い、タコの変顔にした状態からそのまま秀太にキスしてきました。

そして、

秀太「しいちゃんだって優しいじゃん。仲良くしてくれてほんとありがとね。」

と言いながら優しく詩衣那さんの髪を撫で、そこから詩衣那さんにそっとキスして詩衣那さんの胸に抱きつきながら詩衣那さんを押し倒し、またハグし合いながら詩衣那さんとDキスしました。

そして、そうしていううちにお互い感度が高まり、チンチンがガマン汁まみれになったのを確認し、

秀太「出すよ。」

詩衣那さん「うん。」

のお互いの一言で詩衣那さんのアソコに向けてフィニッシュしました。

フィニッシュ後は、

詩衣那さん「さっき私があげたTシャツ着てみてよ!似合うかな?」

と言うので着てみたら、

詩衣那さん「あ、全然似合うじゃん!良かった。」

と言い、

秀太「Tシャツありがとね。わりとポップな感じだね。気にいった。」

詩衣那さん「しゅうくん気に入ってくれたなら良かった。」

そんな感じの会話をし、この日も詩衣那さんのアパートに泊まりました。

ちなみに詩衣那さんが秀太にくれたTシャツは黄色で外国人風のイラストが書かれて少しカラフルな感じのTシャツでした。

そして、翌朝、

詩衣那さん「しゅうくん今までほんとありがとね。しゅうくんと一緒にいた時間は凄い楽しかった。お菓子とハーバリウムありがとう。じゃあ元気でね。」

秀太「うん、俺も楽しかった。Tシャツとチョコありがとう。しいちゃんも元気でいてね。」

と言い合い、玄関前で詩衣那さんの髪を軽く撫でてからキスし、そして、最後にコブクロの拳叩き腕クロスしてから詩衣那さんから頂いたバレンタインチョコとTシャツも持って帰宅しました。

結局、詩衣那さんへの告白は諦め、セフレを越えて彼氏彼女にはなれませんでしたが、詩衣那さんとの時間はまるで恋人のようにドキドキ感いっぱいで楽しい時間でした。

あれからもう4年くらい時が経ちますが、ふと詩衣那さんを思い出すとやはり会いたくなりますね。



(完)









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