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監禁! 最後の文化祭
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そう決意してさらに二週間。始業式は終わり、最初のオリエンテーションも終わって本格的に授業が始まった。
休学扱いになっている俺は当然武藤様から出してもらえるわけがなく、中間服の長袖シャツを着て出かける武藤様に行ってらっしゃいと挨拶する日々が続いている。
「いってらっしゃい……ふわ」
「おー。変な時間に寝んなよ」
今まで溢れ出る色気で気がついていなかったが、武藤様は割ときっちり第一ボタンまで閉めるタイプらしい。暑がりな人だから、知らんうちに首元を緩めているんだろう。
俺を閉じ込めるための格子を開けて、さらに玄関の扉も開けて出ていく武藤様をひとしきり眺めて、俺は行動を開始した。
(今回の成功条件は、鍵の奪取)
がむしゃらに考えた末、結局は正面からぶつかるのが一番だと判断した。でも、閉じ込めた鳥が何を言おうとも正面からぶつかろうと思わないだろ? 今のオシャレだったないつか使おう。
まぁだから、ここで対等になるために、いつでも脱出できるための道具が必要なのだ。
(そのためには……)
普通の顔をして通りがかるふりをした、武藤様の部屋。リビングと直結しキッチンに近いそこにはしっかり鍵が掛かっている。
しかし内鍵ですらなくディスクシリンダー錠とは。まぁこれは俺の部屋もそうなんだけど、警備がしっかりしている。一応二人用だったからか。
「おっと」
あらかじめ千鳥足で歩き、さも寝ぼけ眼でキッチンに入った風を装い花瓶の置かれた机に足を引っ掛ける。ガン、と揺れた机に落ちて割れた花瓶。パリンと甲高い音が響いて、乾いた花がぶちまけられる。
(アタリ)
やはり、造花である。武藤様が定期的に変える割にみずみずしさに違和感を覚えることがなかった。よく出来たものである、素人なら騙せていただろう。
(まぁ、この胡蝶蘭は俺も咲かせたことがあるからな)
あまり舐めるな。これだけが俺の取り柄なのだ。あと顔。
「ああ、やっちゃった……帰ってきたらどうにかしてもらお」
何も出来ない田中宗介らしく、掃除をするそぶりはしない。造花に仕込まれていた監視カメラが落ちて壊れているのを確認し、死角になった武藤様の部屋前に視線を移した。
(鍵を変えたからには、もう一つ合鍵が必ずある。特に俺の同居は解消すらしていないはずだから、俺用の鍵がある可能性は高い)
そしてそれは武藤様の寝室にある可能性が高い。他の部屋は立入が良くここだけはダメなのだ。ちなみに玄関前とかにないのはこの二週間見送っている中で確認済みだ。
武藤様の寝室には鍵がかかっている。見た目の形状だけで言えばディスクシリンダー錠、一般的に安いアパートの玄関などで使われる鍵だ。
元々は日本で爆発的な人気を誇っていた鍵であり、さまざまな家、部屋につけられる点が安価に魅力的。
(本当は家の玄関に使われるような鍵を、室内で。必要あるのかわからんセキュリティ意識が高いな)
まぁ実際侵入しようとする不届きものはいるわけだが。俺は針金とヘアピンを取り出した。
ディスクシリンダー錠で助かった。鍵開けは本来少し学べば素人でもできるものであり、その中でもディスクシリンダー型は最も難易度の低いものである。
「んん……しょっ、と」
ガチャガチャと鍵穴をいじくりまわし、軽い音を立てて鍵を開ける。お気に入りのヘアピンだったのに、仕方ないけど。
「悪く思うなよー武藤様。クソガキを閉じ込めようとした方が悪いんだからなー」
キィ、と軋みながら開く扉に舌を出した。上手い人は一分もかからずに開けられるが、俺は三分もかかってしまう。ちなみにこれもクソガキ時代に身につけたものである。イタズラって鍵を開けるところからが本番だよな。
「突撃隣のお宅訪問……って、さすが武藤様。整えられてるなぁ」
モノトーンでまとめられた落ち着いた部屋に、専用のテラスにつながる大きな窓。ベッドの隣にゴミ箱があるのは……考えないでおこう。武藤様もそういうの興味あるんだな。
「うわ、ゴミ少な……あの人ストレス溜まりすぎじゃない……? じゃなくて!」
違う違う、今日はシモ事情を探りに来たわけではない。せっかく鍵開けまで披露したのに間接ねっとりセクハラかましておしまいとか悲しすぎるだろ。どれもこれも武藤様の幸せのためだ。
ベッドサイドに置かれた小さな本棚に目がいく。俺もいくつか知っている有名タイトルがある。ああこれ変身か? 名作だけど後味悪いんだよな、あの頃の作品は基本後味悪いけどさ……
「おっ、ビンゴ!」
ベッドの足側にある大きなクローゼットではなく、目に見える室内に金庫が隠してあると踏んで本棚を見ていたが、持ち上げた国語辞典の重さが明らかに違う。
後ろをよく見ればダイアルがついている。これが金庫だろう。
あっちを確認することにならなくてよかった、とゲーミングチェアに幾つか液晶が置いてあるテーブルの方に目線をやり、ベッドに座って解錠に取り掛かった。
「ダイヤル式か、考えたなぁ。俺この鍵苦手だったんだよね」
四桁の数字並びは約一万通りある。別に総当たりして──総当りすると五十分近くかかるぞ!──も良いが、残念ながら手間はかけられない。
かちかちかち、とダイヤルを回していく。0から九まで小さい順。
少し抜ける感覚があれば、それが正解の数字。昔はこの感覚が掴めずうまく開けられなかったものだ。昔の話である。
二分経った頃には、もう鍵は開錠していた。がちん、と辞書の形をした金庫から音が鳴り、表紙のような蓋が開く。
「──よし」
そこには、この狂った監禁生活から抜け出すための鍵が転がっていた。ディンプルキーである。無理やり開けなくてよかったー! 俺これは無理だわ。
辞書を閉じてチャカチャカとダイヤルを変え、本の中に紛れさせる。目的は達したのであとはたつ鳥どれほど跡を残さないか選手権である。
ひとまず鍵の奪取は終わったわけだが、俺は知っているのだ。いろんな小説で読んだ。ここで見る無言で逃げたらなんか拗れる、と。
(これ以上拗れてたまるもんかよ)
ただでさえ俺と武藤様の関係はひどく歪なのだから。そういうわけで、俺は逃げる選択肢は取らないことにした。
くるくると手のひらの中で鍵を弄ぶ。あと俺にできることは、空気の読まない正面突破だけなので。
休学扱いになっている俺は当然武藤様から出してもらえるわけがなく、中間服の長袖シャツを着て出かける武藤様に行ってらっしゃいと挨拶する日々が続いている。
「いってらっしゃい……ふわ」
「おー。変な時間に寝んなよ」
今まで溢れ出る色気で気がついていなかったが、武藤様は割ときっちり第一ボタンまで閉めるタイプらしい。暑がりな人だから、知らんうちに首元を緩めているんだろう。
俺を閉じ込めるための格子を開けて、さらに玄関の扉も開けて出ていく武藤様をひとしきり眺めて、俺は行動を開始した。
(今回の成功条件は、鍵の奪取)
がむしゃらに考えた末、結局は正面からぶつかるのが一番だと判断した。でも、閉じ込めた鳥が何を言おうとも正面からぶつかろうと思わないだろ? 今のオシャレだったないつか使おう。
まぁだから、ここで対等になるために、いつでも脱出できるための道具が必要なのだ。
(そのためには……)
普通の顔をして通りがかるふりをした、武藤様の部屋。リビングと直結しキッチンに近いそこにはしっかり鍵が掛かっている。
しかし内鍵ですらなくディスクシリンダー錠とは。まぁこれは俺の部屋もそうなんだけど、警備がしっかりしている。一応二人用だったからか。
「おっと」
あらかじめ千鳥足で歩き、さも寝ぼけ眼でキッチンに入った風を装い花瓶の置かれた机に足を引っ掛ける。ガン、と揺れた机に落ちて割れた花瓶。パリンと甲高い音が響いて、乾いた花がぶちまけられる。
(アタリ)
やはり、造花である。武藤様が定期的に変える割にみずみずしさに違和感を覚えることがなかった。よく出来たものである、素人なら騙せていただろう。
(まぁ、この胡蝶蘭は俺も咲かせたことがあるからな)
あまり舐めるな。これだけが俺の取り柄なのだ。あと顔。
「ああ、やっちゃった……帰ってきたらどうにかしてもらお」
何も出来ない田中宗介らしく、掃除をするそぶりはしない。造花に仕込まれていた監視カメラが落ちて壊れているのを確認し、死角になった武藤様の部屋前に視線を移した。
(鍵を変えたからには、もう一つ合鍵が必ずある。特に俺の同居は解消すらしていないはずだから、俺用の鍵がある可能性は高い)
そしてそれは武藤様の寝室にある可能性が高い。他の部屋は立入が良くここだけはダメなのだ。ちなみに玄関前とかにないのはこの二週間見送っている中で確認済みだ。
武藤様の寝室には鍵がかかっている。見た目の形状だけで言えばディスクシリンダー錠、一般的に安いアパートの玄関などで使われる鍵だ。
元々は日本で爆発的な人気を誇っていた鍵であり、さまざまな家、部屋につけられる点が安価に魅力的。
(本当は家の玄関に使われるような鍵を、室内で。必要あるのかわからんセキュリティ意識が高いな)
まぁ実際侵入しようとする不届きものはいるわけだが。俺は針金とヘアピンを取り出した。
ディスクシリンダー錠で助かった。鍵開けは本来少し学べば素人でもできるものであり、その中でもディスクシリンダー型は最も難易度の低いものである。
「んん……しょっ、と」
ガチャガチャと鍵穴をいじくりまわし、軽い音を立てて鍵を開ける。お気に入りのヘアピンだったのに、仕方ないけど。
「悪く思うなよー武藤様。クソガキを閉じ込めようとした方が悪いんだからなー」
キィ、と軋みながら開く扉に舌を出した。上手い人は一分もかからずに開けられるが、俺は三分もかかってしまう。ちなみにこれもクソガキ時代に身につけたものである。イタズラって鍵を開けるところからが本番だよな。
「突撃隣のお宅訪問……って、さすが武藤様。整えられてるなぁ」
モノトーンでまとめられた落ち着いた部屋に、専用のテラスにつながる大きな窓。ベッドの隣にゴミ箱があるのは……考えないでおこう。武藤様もそういうの興味あるんだな。
「うわ、ゴミ少な……あの人ストレス溜まりすぎじゃない……? じゃなくて!」
違う違う、今日はシモ事情を探りに来たわけではない。せっかく鍵開けまで披露したのに間接ねっとりセクハラかましておしまいとか悲しすぎるだろ。どれもこれも武藤様の幸せのためだ。
ベッドサイドに置かれた小さな本棚に目がいく。俺もいくつか知っている有名タイトルがある。ああこれ変身か? 名作だけど後味悪いんだよな、あの頃の作品は基本後味悪いけどさ……
「おっ、ビンゴ!」
ベッドの足側にある大きなクローゼットではなく、目に見える室内に金庫が隠してあると踏んで本棚を見ていたが、持ち上げた国語辞典の重さが明らかに違う。
後ろをよく見ればダイアルがついている。これが金庫だろう。
あっちを確認することにならなくてよかった、とゲーミングチェアに幾つか液晶が置いてあるテーブルの方に目線をやり、ベッドに座って解錠に取り掛かった。
「ダイヤル式か、考えたなぁ。俺この鍵苦手だったんだよね」
四桁の数字並びは約一万通りある。別に総当たりして──総当りすると五十分近くかかるぞ!──も良いが、残念ながら手間はかけられない。
かちかちかち、とダイヤルを回していく。0から九まで小さい順。
少し抜ける感覚があれば、それが正解の数字。昔はこの感覚が掴めずうまく開けられなかったものだ。昔の話である。
二分経った頃には、もう鍵は開錠していた。がちん、と辞書の形をした金庫から音が鳴り、表紙のような蓋が開く。
「──よし」
そこには、この狂った監禁生活から抜け出すための鍵が転がっていた。ディンプルキーである。無理やり開けなくてよかったー! 俺これは無理だわ。
辞書を閉じてチャカチャカとダイヤルを変え、本の中に紛れさせる。目的は達したのであとはたつ鳥どれほど跡を残さないか選手権である。
ひとまず鍵の奪取は終わったわけだが、俺は知っているのだ。いろんな小説で読んだ。ここで見る無言で逃げたらなんか拗れる、と。
(これ以上拗れてたまるもんかよ)
ただでさえ俺と武藤様の関係はひどく歪なのだから。そういうわけで、俺は逃げる選択肢は取らないことにした。
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