22 / 26
第3章 竜と迷宮
入国
しおりを挟む
「さぁ。見えてきたよ。」
真っ黒の巨大な円状の城郭に中央に聳える白い宮殿。
メヴィア王国の最盛部、王都メヴィア。
レイ・アーツ一行こと僕たち勇者パーティーは本日王都に現着した。
組合の依頼を受けてから10日間。その3日後に竜出現の一方が全国的に知らされてからたため、世間から見たら7日間か。アルテマからイングラシア州に入りようやく王都へ着くことができた。
「あぁ…疲れたぁ。全くメヴィアは横に広いんだからぁ」
レナが両腕を上げ伸びをする。
実際メヴィアは広い。5つの州からなるメヴィア王国は、僕たちの出身国アルテマから王都へ向かうとなると最短で5日かかる。あまり急いではなかったので7日かけて王都入りをしたのだ。
「竜退治に王との面会。やることは山積みですな。」
アルバはしきりに角を触っている。彼曰く、角を触っていると落ち着くらしい。仏頂面の彼だが案外王都で緊張しているのかもしれない。
「さて、王との面会は竜を倒してから。そして竜を倒すためにまずは組合と案内人と会わなきゃいけないんだけど…」
僕はパーティーメンバーを見渡す。7日間の疲れが溜まっているのかレナは覇気がなさそうだしアルバはソワソワしていた。
「今日はもう夕刻だし明日にしようか。宿だけとって自由時間だ」
「やったぁ。」「承知しました。」
2人とも同調し歩みを進めた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
日が沈み夜が始まる。
僕はレナやアルバと別れて1人で街を歩いていた。
メヴィアに来るのは5年…いや6年ぶりか?僕が勇者に任命されてまも無い子供の頃に来たことがある。その時とはずいぶん様相が変わっているようだ。建物は増え、人々も増えている。それに今は竜出現により迷宮が閉鎖されたためより人が溢れている。
活気がある街は好きだ。僕の母国のアルテマはメヴィアやその周辺の国々の国境であるアルテマ教の総本山であり小さい国だ。聖職者が街に多いため、冒険者のような熱い活気はない。
僕は夜市を眺め、品物を物色した。回復ポーションなどの戦闘用品は需要が下がっているのかたくさん売れ残っているのを見つける。
イングラシアの不作に影響か小麦製品は消え、代わりに南方から仕入れたリソス米と呼ばれる穀物は陳列されていた。この穀物は名前の石からわかるように灰色でおまけに固い。
めちゃくちゃ美味しく無いこの穀物だが小麦の不足している今この堅物に頼るしかないのだ。
穀物は不充実な反面、魚介、肉、野菜、果物はさすが王都というだけあって色とりどりで美しかった。僕はクォーツアップルという透き通ったリンゴを3つ買い袋に入れた。
勇者が普通に買い物しているのに見向きもされない。メヴィアでの知名度の低さを少し感じたレイだった。
アルテマだと歩くだけで声をかけられる…こっちの方が楽だな。
しばらく歩いていると見覚えのある人物を見つけた。6年前に来国した時に宮殿で見かけたことのある人物だ。
その人は美しい桃色の髪の毛を束ねて簡素な杖を後ろに背負っていた。
その隣には褐色肌に白いパンツが特徴の騎士を連れている。…いや騎士ってより冒険者の装備な気もするが。彼女のことは面識がないな…
僕は少し迷ってしばらく後をついてみることに決めた。何せ6年前の記憶なので本当にその人なのか確かめたかったのだ。本当ならば挨拶をしないと無礼に当たる。
この国の伯爵家の長女、「ナタリア・メヴィア」かどうかを。
推定ナタリアは慣れた様子で路地裏をすいすい進んでいきある店へ入って行った。アンティーク調の雰囲気のある店で濃い茶色の木の看板には「夜々亭
」と書いてある。
メニューの看板を見てその値段に驚く。冒険者の身分には高すぎるし、伯爵家としては少し安いと感じる絶妙な値段。やはり他人の空似というわけではなさそうだ。
身分を隠している…にしては店を選ばなすぎだけど。確かに最上流の店では無いかな。
ここまで来たら声を掛けようとのことで僕もその店へ入った。身なりには無頓着のレイだったが大体の服装はセンスの良いレナに選んでもらっている。それほど浮くことは無いだろう。
店は全体的に黒の壁紙で、暖色の間接照明が荘厳な雰囲気を醸し出している。広さは外から見るよりも広くなっておりどうやったかはわからないが空間魔法で拡張しているのだろうと感じた。
中でも目を惹くのは店の中央に鎮座する海霊馬の剥製。幽霊のような青白い皮膚や、海のように深い眼に吸い込まれそうになる。
出来は凄くいい。が、…あんまり趣味は良く無いな。食欲が湧かなそうだ。
他にも細かく魔物や魔植物の剥製等が配置されており、ここの店主が変わり者であることは分かった。
なんとなくナタリアがここに来た理由を察する。この店は思ったよりも人が少なく、それも多分常連の人が多い。
ようは人が少なくて身バレしにくいということだ。
理由は知らないが身分を隠している、そう感じる僕だった。
僕はカウンター席に座るナタリア達の人席開けて隣に座る。そして横顔をチラリと見る。
やはり、見間違えでは無い。年月が経って大人らしくなっているが快活そうなその顔と綺麗な桃色の髪には変化が見られなかった。
「あの…どうかされました?」
急にナタリアが話しかけてくる。僕は突然のことに驚き声を漏らす。僕が何かを言おうとする前にさらに彼女が追求してくる。
「失礼ですがさっき大通りで見かけてから私の跡を追ってらっしゃいましたよね?ちょっとあなたの魔力が膨大で特殊というか…分かりやすかったので」
なるほどそういう事か。気づかれていたのは少し不味い。このままだと竜退治の勇者から、年頃の娘を追いかけるストーカーになってしまう。ナタリアの奥にいる従者の目が怖い。
「…申し訳ありません。私、先程通りで貴方様を見かけた時に思うところがありまして話しかける機会を伺っておりました。ご紹介遅れました。私の名前はレイ・アーツ。聖国アルテマにて僭越ながら勇者の称号を拝命しております。以前6年前に貴方様に似ている人を宮殿で見かけまして、もし本物ならば挨拶をしない訳にはいけないと思い、追っていました。もしや…貴方はナタリア・メヴィア様では無いでしょうか。」
僕はカウンターの奥にいる店主に聞かれないようナタリアとその従者だけ聞き取れる声で小さく喋る。僕の言葉を聞いたナタリアは顔の表情こそ崩さなかったが、目を一瞬見開き、正体を見抜かれたことに驚いている様子だった。
話を聞いていた従者が口を開く。
「それでは貴公があの竜狩りに派遣された氷の勇者であられるか。てっきり美しいお嬢様にくっつく危ない虫かと勘違いしてしまいました。申し訳ない。」
「…宮殿にいた頃は毎日来客が来るものですから、あなたの顔を忘れていました。申し訳ありません。もう私は高貴な身分では無いので…砕けた話し方でお願いします。私も砕けた話し方をしていいかな?窮屈なんですよこの話し方。」
そうナタリアは口角を緩め、朗らかな笑顔を浮かべた。
僕はその笑顔に数秒引き込まれてしまった。
「それと隣にいるのは元従者で現パーティーメンバーのペンタクールです。」
そう呼ばれた従者は一礼をする。僕もそれに習い一礼をした。
「ははっ!ではお言葉に甘えて。それと僕の顔を覚えていなくとも無理はない。数分、お会いしたかしてないかですから。ナタリアさんはどうしてこの店に?行きつけ…というには少々変わった店ですが…」
メニュー表は、普通の酒場とはちょっと変わった料理が載っている。海霊馬の馬刺しとか、宙魚の刺身とか。珍しい料理ばかりだ。
…海霊馬って魚なのか馬なのかどっちなんだ…?
「あぁ、私はある人を待ってて、なんでも私の魔法の一つを教える約束をしてるの。ここはその人の行きつけの店らしいですよ。」
それを聞いたペンタクールが付け加える。
「貴殿は迷宮の竜討伐隊でここへ来たのでしょう?それなら彼を知っているはずだ。彼の名前はローラン。組合によれば、竜討伐隊の案内役に任命された男だ。」
これが僕と奇妙な男との初めての出会いであり、僕の人生はここから加速することになる。
真っ黒の巨大な円状の城郭に中央に聳える白い宮殿。
メヴィア王国の最盛部、王都メヴィア。
レイ・アーツ一行こと僕たち勇者パーティーは本日王都に現着した。
組合の依頼を受けてから10日間。その3日後に竜出現の一方が全国的に知らされてからたため、世間から見たら7日間か。アルテマからイングラシア州に入りようやく王都へ着くことができた。
「あぁ…疲れたぁ。全くメヴィアは横に広いんだからぁ」
レナが両腕を上げ伸びをする。
実際メヴィアは広い。5つの州からなるメヴィア王国は、僕たちの出身国アルテマから王都へ向かうとなると最短で5日かかる。あまり急いではなかったので7日かけて王都入りをしたのだ。
「竜退治に王との面会。やることは山積みですな。」
アルバはしきりに角を触っている。彼曰く、角を触っていると落ち着くらしい。仏頂面の彼だが案外王都で緊張しているのかもしれない。
「さて、王との面会は竜を倒してから。そして竜を倒すためにまずは組合と案内人と会わなきゃいけないんだけど…」
僕はパーティーメンバーを見渡す。7日間の疲れが溜まっているのかレナは覇気がなさそうだしアルバはソワソワしていた。
「今日はもう夕刻だし明日にしようか。宿だけとって自由時間だ」
「やったぁ。」「承知しました。」
2人とも同調し歩みを進めた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
日が沈み夜が始まる。
僕はレナやアルバと別れて1人で街を歩いていた。
メヴィアに来るのは5年…いや6年ぶりか?僕が勇者に任命されてまも無い子供の頃に来たことがある。その時とはずいぶん様相が変わっているようだ。建物は増え、人々も増えている。それに今は竜出現により迷宮が閉鎖されたためより人が溢れている。
活気がある街は好きだ。僕の母国のアルテマはメヴィアやその周辺の国々の国境であるアルテマ教の総本山であり小さい国だ。聖職者が街に多いため、冒険者のような熱い活気はない。
僕は夜市を眺め、品物を物色した。回復ポーションなどの戦闘用品は需要が下がっているのかたくさん売れ残っているのを見つける。
イングラシアの不作に影響か小麦製品は消え、代わりに南方から仕入れたリソス米と呼ばれる穀物は陳列されていた。この穀物は名前の石からわかるように灰色でおまけに固い。
めちゃくちゃ美味しく無いこの穀物だが小麦の不足している今この堅物に頼るしかないのだ。
穀物は不充実な反面、魚介、肉、野菜、果物はさすが王都というだけあって色とりどりで美しかった。僕はクォーツアップルという透き通ったリンゴを3つ買い袋に入れた。
勇者が普通に買い物しているのに見向きもされない。メヴィアでの知名度の低さを少し感じたレイだった。
アルテマだと歩くだけで声をかけられる…こっちの方が楽だな。
しばらく歩いていると見覚えのある人物を見つけた。6年前に来国した時に宮殿で見かけたことのある人物だ。
その人は美しい桃色の髪の毛を束ねて簡素な杖を後ろに背負っていた。
その隣には褐色肌に白いパンツが特徴の騎士を連れている。…いや騎士ってより冒険者の装備な気もするが。彼女のことは面識がないな…
僕は少し迷ってしばらく後をついてみることに決めた。何せ6年前の記憶なので本当にその人なのか確かめたかったのだ。本当ならば挨拶をしないと無礼に当たる。
この国の伯爵家の長女、「ナタリア・メヴィア」かどうかを。
推定ナタリアは慣れた様子で路地裏をすいすい進んでいきある店へ入って行った。アンティーク調の雰囲気のある店で濃い茶色の木の看板には「夜々亭
」と書いてある。
メニューの看板を見てその値段に驚く。冒険者の身分には高すぎるし、伯爵家としては少し安いと感じる絶妙な値段。やはり他人の空似というわけではなさそうだ。
身分を隠している…にしては店を選ばなすぎだけど。確かに最上流の店では無いかな。
ここまで来たら声を掛けようとのことで僕もその店へ入った。身なりには無頓着のレイだったが大体の服装はセンスの良いレナに選んでもらっている。それほど浮くことは無いだろう。
店は全体的に黒の壁紙で、暖色の間接照明が荘厳な雰囲気を醸し出している。広さは外から見るよりも広くなっておりどうやったかはわからないが空間魔法で拡張しているのだろうと感じた。
中でも目を惹くのは店の中央に鎮座する海霊馬の剥製。幽霊のような青白い皮膚や、海のように深い眼に吸い込まれそうになる。
出来は凄くいい。が、…あんまり趣味は良く無いな。食欲が湧かなそうだ。
他にも細かく魔物や魔植物の剥製等が配置されており、ここの店主が変わり者であることは分かった。
なんとなくナタリアがここに来た理由を察する。この店は思ったよりも人が少なく、それも多分常連の人が多い。
ようは人が少なくて身バレしにくいということだ。
理由は知らないが身分を隠している、そう感じる僕だった。
僕はカウンター席に座るナタリア達の人席開けて隣に座る。そして横顔をチラリと見る。
やはり、見間違えでは無い。年月が経って大人らしくなっているが快活そうなその顔と綺麗な桃色の髪には変化が見られなかった。
「あの…どうかされました?」
急にナタリアが話しかけてくる。僕は突然のことに驚き声を漏らす。僕が何かを言おうとする前にさらに彼女が追求してくる。
「失礼ですがさっき大通りで見かけてから私の跡を追ってらっしゃいましたよね?ちょっとあなたの魔力が膨大で特殊というか…分かりやすかったので」
なるほどそういう事か。気づかれていたのは少し不味い。このままだと竜退治の勇者から、年頃の娘を追いかけるストーカーになってしまう。ナタリアの奥にいる従者の目が怖い。
「…申し訳ありません。私、先程通りで貴方様を見かけた時に思うところがありまして話しかける機会を伺っておりました。ご紹介遅れました。私の名前はレイ・アーツ。聖国アルテマにて僭越ながら勇者の称号を拝命しております。以前6年前に貴方様に似ている人を宮殿で見かけまして、もし本物ならば挨拶をしない訳にはいけないと思い、追っていました。もしや…貴方はナタリア・メヴィア様では無いでしょうか。」
僕はカウンターの奥にいる店主に聞かれないようナタリアとその従者だけ聞き取れる声で小さく喋る。僕の言葉を聞いたナタリアは顔の表情こそ崩さなかったが、目を一瞬見開き、正体を見抜かれたことに驚いている様子だった。
話を聞いていた従者が口を開く。
「それでは貴公があの竜狩りに派遣された氷の勇者であられるか。てっきり美しいお嬢様にくっつく危ない虫かと勘違いしてしまいました。申し訳ない。」
「…宮殿にいた頃は毎日来客が来るものですから、あなたの顔を忘れていました。申し訳ありません。もう私は高貴な身分では無いので…砕けた話し方でお願いします。私も砕けた話し方をしていいかな?窮屈なんですよこの話し方。」
そうナタリアは口角を緩め、朗らかな笑顔を浮かべた。
僕はその笑顔に数秒引き込まれてしまった。
「それと隣にいるのは元従者で現パーティーメンバーのペンタクールです。」
そう呼ばれた従者は一礼をする。僕もそれに習い一礼をした。
「ははっ!ではお言葉に甘えて。それと僕の顔を覚えていなくとも無理はない。数分、お会いしたかしてないかですから。ナタリアさんはどうしてこの店に?行きつけ…というには少々変わった店ですが…」
メニュー表は、普通の酒場とはちょっと変わった料理が載っている。海霊馬の馬刺しとか、宙魚の刺身とか。珍しい料理ばかりだ。
…海霊馬って魚なのか馬なのかどっちなんだ…?
「あぁ、私はある人を待ってて、なんでも私の魔法の一つを教える約束をしてるの。ここはその人の行きつけの店らしいですよ。」
それを聞いたペンタクールが付け加える。
「貴殿は迷宮の竜討伐隊でここへ来たのでしょう?それなら彼を知っているはずだ。彼の名前はローラン。組合によれば、竜討伐隊の案内役に任命された男だ。」
これが僕と奇妙な男との初めての出会いであり、僕の人生はここから加速することになる。
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説
動物に好かれまくる体質の少年、ダンジョンを探索する 配信中にレッドドラゴンを手懐けたら大バズりしました!
海夏世もみじ
ファンタジー
旧題:動物に好かれまくる体質の少年、ダンジョン配信中にレッドドラゴン手懐けたら大バズりしました
動物に好かれまくる体質を持つ主人公、藍堂咲太《あいどう・さくた》は、友人にダンジョンカメラというものをもらった。
そのカメラで暇つぶしにダンジョン配信をしようということでダンジョンに向かったのだが、イレギュラーのレッドドラゴンが現れてしまう。
しかし主人公に攻撃は一切せず、喉を鳴らして好意的な様子。その様子が全て配信されており、拡散され、大バズりしてしまった!
戦闘力ミジンコ主人公が魔物や幻獣を手懐けながらダンジョンを進む配信のスタート!
誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!
ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく
高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。
高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。
しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。
召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。
※カクヨムでも連載しています

異世界でネットショッピングをして商いをしました。
ss
ファンタジー
異世界に飛ばされた主人公、アキラが使えたスキルは「ネットショッピング」だった。
それは、地球の物を買えるというスキルだった。アキラはこれを駆使して異世界で荒稼ぎする。
これはそんなアキラの爽快で時には苦難ありの異世界生活の一端である。(ハーレムはないよ)
よければお気に入り、感想よろしくお願いしますm(_ _)m
hotランキング23位(18日11時時点)
本当にありがとうございます
誤字指摘などありがとうございます!スキルの「作者の権限」で直していこうと思いますが、発動条件がたくさんあるので直すのに時間がかかりますので気長にお待ちください。

スキルを得られない特殊体質の少年。祠を直したらユニークスキルもらえた(なんで??)
屯神 焔
ファンタジー
魔法が存在し、魔物が跋扈し、人々が剣を磨き戦う世界、『ミリオン』
この世界では自身の強さ、もしくは弱さを知られる『ステータス』が存在する。
そして、どんな人でも、亜人でも、動物でも、魔物でも、生まれつきスキルを授かる。
それは、平凡か希少か、1つか2つ以上か、そういった差はあれ不変の理だ。
しかし、この物語の主人公、ギル・フィオネットは、スキルを授からなかった。
正確には、どんなスキルも得られない体質だったのだ。
そんな彼は、田舎の小さな村で生まれ暮らしていた。
スキルを得られない体質の彼を、村は温かく迎え・・・はしなかった。
迫害はしなかったが、かといって歓迎もしなかった。
父親は彼の体質を知るや否や雲隠れし、母は長年の無理がたたり病気で亡くなった。
一人残された彼は、安い賃金で雑用をこなし、その日暮らしを続けていた。
そんな彼の唯一の日課は、村のはずれにある古びた小さな祠の掃除である。
毎日毎日、少しずつ、汚れをふき取り、欠けてしまった所を何とか直した。
そんなある日。
『ありがとう。君のおかげで私はここに取り残されずに済んだ。これは、せめてものお礼だ。君の好きなようにしてくれてかまわない。本当に、今までありがとう。』
「・・・・・・え?」
祠に宿っていた、太古の時代を支配していた古代龍が、感謝の言葉と祠とともに消えていった。
「祠が消えた?」
彼は、朝起きたばかりで寝ぼけていたため、最後の「ありがとう」しか聞こえていなかった。
「ま、いっか。」
この日から、彼の生活は一変する。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
貴族家三男の成り上がりライフ 生まれてすぐに人外認定された少年は異世界を満喫する
美原風香
ファンタジー
「残念ながらあなたはお亡くなりになりました」
御山聖夜はトラックに轢かれそうになった少女を助け、代わりに死んでしまう。しかし、聖夜の心の内の一言を聴いた女神から気に入られ、多くの能力を貰って異世界へ転生した。
ーけれども、彼は知らなかった。数多の神から愛された彼は生まれた時点で人外の能力を持っていたことを。表では貴族として、裏では神々の使徒として、異世界のヒエラルキーを駆け上っていく!これは生まれてすぐに人外認定された少年の最強に無双していく、そんなお話。
✳︎不定期更新です。
21/12/17 1巻発売!
22/05/25 2巻発売!
コミカライズ決定!
20/11/19 HOTランキング1位
ありがとうございます!
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる