亡き妻を求める皇帝は耳の聞こえない少女を妻にして偽りの愛を誓う
二年前に婚約したばかりの幼馴染から突然、婚約破棄を受けたイベリス。
愛しすぎたが故の婚約破棄。なんとか笑顔でありがとうと告げ、別れを終えた二日後、イベリスは求婚される。相手は自国の貴族でも隣国の王子でもなく、隣の大陸に存在する大帝国テロスを統べる若き皇帝ファーディナンド・キルヒシュ。
婚約破棄の現場を見ており、幼馴染に見せた笑顔に一目惚れしたと突然家を訪ねてきた皇帝の求婚に戸惑いながらもイベリスは彼と結婚することにした。耳が聞こえない障害を理解した上での求婚だったからイベリスも両親も安心していた。
伯爵令嬢である自分が帝国に嫁ぐというのは不安もあったが、彼との明るい未来を想像していた。しかし、結婚してから事態は更に一変する。城の至る所に飾られたイベリスそっくりの女性の肖像画や写真に不気味さを感じ、服や装飾品など全て前皇妃の物を着用させられる。
自分という人間がまるで他人になるよう矯正されている感覚を覚える日々。優しさと甘さを注いでくれるはずだったファーディナンドへの不信感を抱えていたある日、イベリスは知ることになる。ファーディナンドが亡き妻の魂を降ろそうとしていること。瓜二つの自分がその器として求婚されたことを。
知られていないと思っている皇帝と、彼の計画を知りながらも妻でいることを決めた少女の行く末は──……
※中盤辺りまで胸糞展開ございますので、苦手な方はご注意ください。
2024年11月14日に完結しました。
愛しすぎたが故の婚約破棄。なんとか笑顔でありがとうと告げ、別れを終えた二日後、イベリスは求婚される。相手は自国の貴族でも隣国の王子でもなく、隣の大陸に存在する大帝国テロスを統べる若き皇帝ファーディナンド・キルヒシュ。
婚約破棄の現場を見ており、幼馴染に見せた笑顔に一目惚れしたと突然家を訪ねてきた皇帝の求婚に戸惑いながらもイベリスは彼と結婚することにした。耳が聞こえない障害を理解した上での求婚だったからイベリスも両親も安心していた。
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自分という人間がまるで他人になるよう矯正されている感覚を覚える日々。優しさと甘さを注いでくれるはずだったファーディナンドへの不信感を抱えていたある日、イベリスは知ることになる。ファーディナンドが亡き妻の魂を降ろそうとしていること。瓜二つの自分がその器として求婚されたことを。
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nico様、いつも感想ありがとうございます。
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フレドリカも本当はそこまで言ってしまいたかったと思います。ですが、皇帝相手に後追いと言うとロベリアがいない今、処罰の可能性があることを考えるとその一線だけは死守した感じですね。母親が打たなければ言っていた可能性もありますが。
グラキエスの皇帝は殺戮者であろうと交流のない自分たちには関係ないので顔人気で推している令嬢もいるのかなと笑
皇帝のブレブレがいつか止まる日が来るといいのですけどね。
こすや様、いつも感想ありがとうございます。
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若さ故に取り込まれず臆さず向かっていける気持ちよさがフレドリカにはありました。とても気持ちよく書けた回でした^^
誰からも意見されることのなかった皇帝にとってここまでボロカスに言われたのは初めてのことかもしれないですね。これが教訓となるかどうか。
にゃーさん様、いつも感想ありがとうございます。
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フレドリカは若さとロベリア可哀想集団の気持ち悪さに思わず言ってしまったんですよね。聞き流そうとしても大勢いる親戚が端から端まで似たようなことを言うのでフォークを放るから迷っていたほど^^;
フレドリカは書いていてとても楽しい子だったのでスッキリしてくださって嬉しいです^^
ふく様、感想ありがとうございます。
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キモい食事会ですよね。皇帝もまだ20代と言えど彼女よりは一回りも上なので今時の子からすれば皇帝も祖父母と同じ感覚なんだって感じだったと思います。
フレドリカとイベリスは同い年なのでお友達になれるといいですよね^^
nico様、感想ありがとうございます。
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勘違い申し訳ございません。
ロベリアの命日だからといって許されることではないですよね。ロベリアではない人間に、顔だけがそっくりの人間に強要するのは常軌を逸しているかなと。
命日だからなのか、それともこれが皇帝の本性なのか。これからも見守っていただけますと幸いです^^
ねこ三毛様、感想ありがとうございます。
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ロベリアの死を悲しむだけならまだいいのですが、命日ということもあって異常さを発揮させてるのかなと。来年の命日はどうなっていることやら、という感じですね。
ハッピーエンドタグは大丈夫です!外れません!笑
彼らがどういう道を歩んでいくのか、これからも見守っていただけますと幸いです^^
みかん様、いつも感想ありがとうございます。
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この空間が異常であると判断したキモい発言少女が若さという強さを発揮しますので応援お願いします!^^
nico様、いつも感想ありがとうございます。
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まるで宗教の食事会のようですよね。教祖が亡くなり、その信者が教祖を讃える場。それを異常だと思ったのはキモい発言少女だけでした。
去年までは泣いていたのでしょうが、今年は希望があるので笑顔になれたのかなと。もう悲しむ必要はないのだと。
彼がこれからどういう道を歩んでいくのか、これからも見守っていただけますと幸いです^^
にゃーさん様、いつも感想ありがとうございます。
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キモい発言少女、ガツンといきます!
キジトラーン様、感想ありがとうございます。
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ロベリアを娘として愛していたというより皇妃として嫁いだことに重きを置いているような感じですね。娘は死んで尚、皇帝に愛されているという親としての自慢。
彼らにとって新皇妃が娘と瓜二つの顔が選ばれたことは皇帝がロベリアを求める証だとすら彼らなら思っているでしょう。
キモい発言少女にご期待ください^^
きょん様、いつも感想ありがとうございます。
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ロベリアの命日ということもあって彼の頭の中はロベリアのことでいっぱいなんでしょうね。今はイベリスよりもロベリアで、彼女の両親もいるから尚更ロベリアが生きていたときのことを思い出して善悪の分別もつかなくなっているのかもしれません。
彼らがどういう結末に辿り着くのか、これからも見守っていただけますと幸いです^^
nico様、いつも感想ありがとうございます。
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ロベリアには手を上げたことは一度もないでしょうね。カッとなったとしても結局は皇帝が折れたとか。
矛盾の言動が多いだけにイベリスの気持ちも固まらず、どちらかといえばイベリスの気持ちのほうが一貫しているのかもしれないです。
イベリスが、皇帝が、どういう結末を迎えるのか、共に見守っていただけますと幸いです^^
みかん様、いつも感想ありがとうございます。
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ロベリアの命日で目の前のこと、その瞬間の感情でしか動けない皇帝の一面ですよね。覚悟の上といえど心がないわけではないので精神的にキツい部分はありますが、イベリスには支えがありますからやっていけるのかなと。
何故イベリスが結婚しようと思ったのか、何故結婚生活を続けているのかもそのうち明らかになっていきます。
イベリスがどういう結末を辿るのか、共に見守っていただけますと幸いです^^
にゃーさん様、いつも感想ありがとうございます。
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ロベリアの命日ともあり、皇帝も過敏になっているのでしょうね。今日という日をキレイに円満に終わらせたいと。それ故に己が言動がいかに愚行であるかに気付かないのだと思います。
皇帝の企みを知って尚、ここに留まる決意をした時点でイベリスもある程度のことは覚悟の上でしょうけど、現実は辛いですね。
イベリスがどういう結末を迎えるのか、共に見守っていただけますと幸いです^^
こすや様、感想ありがとうございます。
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生まれつき耳が聞こえないことによって考えることが多かったからかもしれませんね。両親は極力辛い思いは表に出さないようにして笑顔だけを見せるようにしてきましたが、隠しきれない部分もあり、そういう面を見て色々考えてきた結果が今のイベリスを作ったのかもしれませんね。
更新楽しみにしていただきありがとうございます。
残りの半年、イベリスがどういう道を歩み、どういう結末を向けるのか、共に見守っていただけますと幸いです^^
みかん様、いつも感想ありがとうございます。
励みになります!
別人だとわかっていながらも本人を前にその名前を口にするのは宗教っぽいですよね。教祖と信徒みたいな感じで。
イベリスという人間を無視してロベリアを思い出すのはイベリスの心を殺すことだと思います。だからイベリスも皇帝より侍女と騎士に心を許している感じですね。
彼らがどういう結末を辿るのか、これからも共に見守っていただけますと幸いです^^
nico様、いつも感想ありがとうございます。
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皇妃として生きたロベリアと皇妃として生きているイベリスと。直接対決ではないですが、国民の感情が如実に表れる日かなと思います。
皇帝やイベリスがどう選択していくのか、これからも見守っていただけますと幸いです^^
ねこ様、感想ありがとうございます。
励みになります!
ファーディナンドが後悔する結果となるのかどうか、これからも共に見守っていただけますと幸いです^^
nico様、いつも感想ありがとうございます。
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ファーディナンドの気持ちが揺れたところでイベリスの気持ちが揺れなければ意味はなく、ファーディナンドは気持ちが揺れたことへの後悔もあるのかなと思います。ロベリアを取り戻すために連れてきた依代への想いとロベリアへの想いがあるので。
これからのイベリスとファーディナンドの関係がどうなっていくのか、お付き合いいただけますと幸いです^^
きょん様、感想ありがとうございます。
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イベリスへのお気持ちありがとうございます。どんなことがあろうとも一年という期限付きだからイベリスも耐えられているのかなと思います。
一年後、イベリスがどういう結末に辿り着くのか、共に見守っていただけますと幸いです^^
miya6510様、コメントありがとうございます。
完結していないので詳しくお話できないことと終わりを決めかねている状態というのもあり断言はできませんが、あるのではないかと思います。
ざまぁがあるとすればまだまだ先かなとは思います^^;
にゃーさん様、いつも感想ありがとうございます。
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今更感ありますよね。あれだけひどいことをしておいて気持ちが揺れてきたから変わる、なんて都合の良いこと考えたりするのはまさに皇帝だからなのかなぁと思います。
これからも腹立たしい場面が出てくると思いますが、彼らの人生にお付き合いいただけますと幸いです^^
にゃーさん様、感想ありがとうございます。
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一年後を見据えて今を生きるイベリスの行動理由、ロベリアの生還がどうなるのか、ファーディナンドはどうするのか。まだ先にはなりますが、徐々に明らかになっていきます。
一年後のそのときを迎えるまで共に彼女たちを見守っていただけますと幸いです^^
nico様、いつも感想ありがとうございます。
励みになります!
ロベリアという存在を強く意識しているのは皇帝よりもイベリスかもしれませんね。ロベリアとして生きようと思ったり、言動を疑ったり。それでもなんとか自分の人生を生きようともがいています。
里帰りは大陸が違うので遠すぎて出来ないんです。イベリスも里帰りは意外にも頭になくて。頼んだところで皇帝が許可してくれると思ってないからかもしれません^^;
みかん様、いつも感想ありがとうございます。
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普通は言えないですよね。テロスは皇帝だけではなく国民まで歪んでいるのかなと^^;
サーシャもテロスで生まれ育ったわけではないので嫌悪感たっぷりです。だからこそイベリスはまだ救われているんだと思います。
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