亡き妻を求める皇帝は耳の聞こえない少女を妻にして偽りの愛を誓う
二年前に婚約したばかりの幼馴染から突然、婚約破棄を受けたイベリア。
愛しすぎたが故の婚約破棄。なんとか笑顔でありがとうと告げ、別れを終えた二日後、イベリアは求婚される。相手は自国の貴族でも隣国の王子でもなく、隣の大陸に存在する大帝国テロスを統べる若き皇帝ファーディナンド・キルヒシュ。
婚約破棄の現場を見ており、幼馴染に見せた笑顔に一目惚れしたと突然家を訪ねてきた皇帝の求婚に戸惑いながらもイベリアは彼と結婚することにした。耳が聞こえない障害を理解した上での求婚だったからイベリスも両親も安心していた。
伯爵令嬢である自分が帝国に嫁ぐというのは不安もあったが、彼との明るい未来を想像していた。しかし、結婚してから事態は更に一変する。城の至る所に飾られたイベリアそっくりの女性の肖像画や写真に不気味さを感じ、服や装飾品など全て前皇妃の物を着用させられる。
自分という人間がまるで他人になるよう矯正されている感覚を覚える日々。優しさと甘さを注いでくれるはずだったファーディナンドへの不信感を抱えていたある日、イベリアは知ることになる。ファーディナンドが亡き妻の魂を降ろそうとしていること。瓜二つの自分がその器として求婚されたことを。
知られていないと思っている皇帝と、彼の計画を知りながらも妻でいることを決めた少女の行く末は──……
愛しすぎたが故の婚約破棄。なんとか笑顔でありがとうと告げ、別れを終えた二日後、イベリアは求婚される。相手は自国の貴族でも隣国の王子でもなく、隣の大陸に存在する大帝国テロスを統べる若き皇帝ファーディナンド・キルヒシュ。
婚約破棄の現場を見ており、幼馴染に見せた笑顔に一目惚れしたと突然家を訪ねてきた皇帝の求婚に戸惑いながらもイベリアは彼と結婚することにした。耳が聞こえない障害を理解した上での求婚だったからイベリスも両親も安心していた。
伯爵令嬢である自分が帝国に嫁ぐというのは不安もあったが、彼との明るい未来を想像していた。しかし、結婚してから事態は更に一変する。城の至る所に飾られたイベリアそっくりの女性の肖像画や写真に不気味さを感じ、服や装飾品など全て前皇妃の物を着用させられる。
自分という人間がまるで他人になるよう矯正されている感覚を覚える日々。優しさと甘さを注いでくれるはずだったファーディナンドへの不信感を抱えていたある日、イベリアは知ることになる。ファーディナンドが亡き妻の魂を降ろそうとしていること。瓜二つの自分がその器として求婚されたことを。
知られていないと思っている皇帝と、彼の計画を知りながらも妻でいることを決めた少女の行く末は──……
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nico様、いつも感想ありがとうございます。
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ファーディナンドの気持ちが揺れたところでイベリスの気持ちが揺れなければ意味はなく、ファーディナンドは気持ちが揺れたことへの後悔もあるのかなと思います。ロベリアを取り戻すために連れてきた依代への想いとロベリアへの想いがあるので。
これからのイベリスとファーディナンドの関係がどうなっていくのか、お付き合いいただけますと幸いです^^
きょん様、感想ありがとうございます。
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イベリスへのお気持ちありがとうございます。どんなことがあろうとも一年という期限付きだからイベリスも耐えられているのかなと思います。
一年後、イベリスがどういう結末に辿り着くのか、共に見守っていただけますと幸いです^^
miya6510様、コメントありがとうございます。
完結していないので詳しくお話できないことと終わりを決めかねている状態というのもあり断言はできませんが、あるのではないかと思います。
ざまぁがあるとすればまだまだ先かなとは思います^^;
にゃーさん様、いつも感想ありがとうございます。
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今更感ありますよね。あれだけひどいことをしておいて気持ちが揺れてきたから変わる、なんて都合の良いこと考えたりするのはまさに皇帝だからなのかなぁと思います。
これからも腹立たしい場面が出てくると思いますが、彼らの人生にお付き合いいただけますと幸いです^^
にゃーさん様、感想ありがとうございます。
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一年後を見据えて今を生きるイベリスの行動理由、ロベリアの生還がどうなるのか、ファーディナンドはどうするのか。まだ先にはなりますが、徐々に明らかになっていきます。
一年後のそのときを迎えるまで共に彼女たちを見守っていただけますと幸いです^^
nico様、いつも感想ありがとうございます。
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ロベリアという存在を強く意識しているのは皇帝よりもイベリスかもしれませんね。ロベリアとして生きようと思ったり、言動を疑ったり。それでもなんとか自分の人生を生きようともがいています。
里帰りは大陸が違うので遠すぎて出来ないんです。イベリスも里帰りは意外にも頭になくて。頼んだところで皇帝が許可してくれると思ってないからかもしれません^^;
みかん様、いつも感想ありがとうございます。
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普通は言えないですよね。テロスは皇帝だけではなく国民まで歪んでいるのかなと^^;
サーシャもテロスで生まれ育ったわけではないので嫌悪感たっぷりです。だからこそイベリスはまだ救われているんだと思います。
nico様、いつも感想ありがとうございます。
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双子ではないのに瓜二つの人間がいると信じている人間は少ないのかなと。早すぎるロベリアの死。そして三年間不在だった皇妃の座に就いたものが死んだはずのロベリアと瓜二つの少女。国民に慕われるほどロベリアが努力してきた結果なのか、それとも国民が非常識なのか。
これからもまだまだイベリスの苦悩は続きます。
共に見守っていただけますと幸いです^^
Jurin様、感想ありがとうございます。
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ファーディナンドは罪深い男ですよね。
これからイベリスはまだまだ多くのことに巻き込まれていき、様々な感情に揺さぶられます。
イベリスとファーディナンドがこれからどういう道を歩んでいくのか、これからもお付き合いいただけますと幸いです^^
良い一日をお過ごしください^^
nico様、いつも感想ありがとうございます。
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イベリスはイベリスとして接しているのはサーシャとウォルフとアイゼンだけで、他の使用人のほとんどがイベリスがロベリアに似過ぎていることに戸惑いを隠せないままです。耳が聞こえない相手と話す手間などを考えると近寄らないほうがいいだろうと判断しているところもあるのかなと。
イベリスは限られた時間の中であれやこれやと考えているので楽しくなってきます^^
nico様、いつも感想ありがとうございます。
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残酷ですね。あの魔法自体がイベリスにとって残酷なもので、その上…。
これからもイベリスに苦難が多く訪れます。幸せだったはずが、ということの繰り返しかもしれません。
どうなっていくのか、お付き合いいただけますと幸いです^^
みかん様、いつも感想ありがとうございます。
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皇帝だから許されてる部分は大いにありますね。これが一般人だったら大ひんしゅくだと思います。
死んだ人間を生き返らせてくれと魔女に願うほどの身勝手さを持って許されているのも皇帝だからですよね。
利用し返せばいいですよね。身勝手なことをし続けた男に身勝手さで返せばいいのですが、イベリスは色々と考えてしまうタイプで、皇帝がロベリアを想い続けていることよりも一年間をどう過ごすかのほうが大事で、サーシャとウォルフと過ごすのが楽しいって感じが強いかもしれませんね。
心の繋がりは彼らのほうが強いと思います。
その中で、イベリスがどういう道を選んで歩んでいくのか、お付き合い頂けますと幸いです^^
nico様、いつも感想ありがとうございます。
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イベリスがロベリアと瓜二つでなければもう少し違った感情になったかもしれませんね。瓜二つだからこそ膨らむ感情があって、ファーディナンドの心も揺れるような。
ロベリアへの依存が彼を暴走させている部分はありますね。
も様、感想ありがとうございます。
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ストレスをおかけして大変申し訳ございません!正常な位置へ修正させていただきました。
これからも二人の物語にお付き合いいただけますと幸いです^^
nico様、いつも感想ありがとうございます。
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ウォルフは誰よりも後入りですし、他国の人間ですから余計に今の現状を不可解に感じたと思います。理由は使用人や同僚に聞いて把握していますが、実際に皇帝を見て、イベリスと接して思った一言でした。
イベリスへの想いが届くのかどうか、見守っていただけますと幸いです^^
nico様、いつも感想ありがとうございます。
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亡き者だからこそ失望もなければ憎むことも怒りもないっていうのは大きいですよね。それでしかもう会えないというのも。
ウォルフはイベリスを背中に乗せて歩いていたのはとても誇らしく、とても楽しかったと思っていると思います^^
nico様、いつも感想ありがとうございます
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ベンジャミンはこの性格が故に友人もおらず、パーティーは王子として出席する義務があるので出ていますが、誰と談笑することなく過ごしています。
自分は誰からも話しかけてもらえないのではなく、好んでこうしているのだと虚栄を張るタイプです^^;
nico様、いつも感想ありがとうございます。
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腹の虫は自分にだけ聞こえているもので、周りに聞こえているものだと思っていなかったイベリスにとっては驚きでしかなく、一日に何度も盛大に騒ぐ腹の虫がいつも周りに聞こえていたのかと恥ずかしいですよね 笑
イベリスは少量ずつ何回にも分けて食べたい派です^^
みかん様、感想ありがとうございます。
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亡くなって既に三年と四ヶ月が経っているにもかかわらず、亡き妻を求め続け、生き返らせようとする身勝手さを理解している人間は皇帝の周りにもいないと思います。
皇帝が何をしようとしているのか知ったイベリスの覚悟も決まりましたので、左右どちらにでも打ってられますからね^^
これからイベリスがどういう行動に出て、二人がどうなっていくのか、共に見守っていただけますと幸いです^^
nico様、いつも感想ありがとうございます。
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都合がいいですよね。
顔が似過ぎているあまり、中身が全く違うことに違和感がありながらも気になってしまう部分があるのかもしれませんね。
イベリスは伯爵令嬢というよりは少しお金持ちの家の子供、みたいな性格なのかもしれませんね。ロベリアなら絶対にしないことをする、という真逆の行為が皇帝にはなんとも言えない気持ちにさせるような、と言ったところもあったりするのかもしれません。
残り八ヶ月、二人がどういう道を歩んでいくのか、見守っていただけますと幸いです^^
nico様、いつも感想ありがとうございます。
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マシロは真っ白なグレートピレニーズをイメージしております^^
他人を犠牲にすることを厭わない歪んだ愛を正せる愛は存在するのか、を少し想像しながら書いています。人は何をキッカケに愛を自覚するのか。書きながら答えを模索中です。
皇帝の気持ちが変わるのか、考えは変わるのか。
これからもお付き合いいただけますと幸いです^^
nico様、いつも感想ありがとうございます。
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皇帝にとってロベリアは初恋の相手なので依存という形もあったのかもしれませんね。
そこに勝てる女がいるかどうか、という点が今回の問題となっております。
乗り心地も毛並みも違いますもんね笑
karen-marie様、感想ありがとうございます。
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過去作お読みいただきありがとうございます!読み返していただけているとは…!感激です^^
彼もなかなかにク…訳あり祭りでした笑
イベリスと過ごす中でファーディナンドが変わるのか、それともロベリアへの愛が勝るのか。これからもお付き合いいただけますと幸いです^^
nico様、いつも感想ありがとうございます。
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金蔓面白いです笑
顔が似ているからこそ複雑な思いがあり、その思いが一体なんなのか、といったところではないかなと思います。
ファーディナンドという男が変わるのか。イベリスが変わるのか。それとも騎士や使用人が変わるのか。
過去作お読みいただきありがとうございます!
グラキエスとの繋がりが関わってくるのかどうか、これからもお付き合いいただけますと幸いです^^
Lilly-rush-0831様、感想ありがとうございます。
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過去作お読みいただきありがとうございます!
グラキエスはあのグラキエスでございます。グラキエスがある地方にリンベルもあるので交流はなかったため行ったことはないけれど、という感じですね。
展開次第ではイベリスがグラキエスに足を踏み入れることもあるのかなと思います。
お付き合いいただければ幸いです^^
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