静かで穏やかな生活を望む死神と呼ばれた皇子と結婚した王女の人生
小さな国の王女として生まれたアーデルは警戒心が強く、人の輪に入っていくのが苦手。怒声や人の感情の起伏を見ていると心臓がおかしくなりそうなほど怖くなる。だから結婚相手は優しくて物静かな人で、結婚生活は静かで穏やかなものがいいと望んでいた。
そんなアーデルに突然結婚話が持ち上がる。ヒュドール帝国からの申し出があったと。相手は公務にもほとんど顔を出さない第七皇子ラビ。陰で根暗と呼ばれるほど暗い彼と会った事はないが、そう呼ばれている事を知っていたから結婚を許諾した。
顔の半分を仮面で覆ってはいたが、引っ込み思案ですぐに謝罪する人見知り。とても優しい人で結婚への不安などなかった。
望んだ穏やかな生活が手に入ったと喜ぶアーデルだが、そうもいかない事情が彼にはあって……それが穏やかな生活を脅かす影となり付きまとうことになるとはアーデルは想像もしていなかった。
※番外編は全5話となっております。
そんなアーデルに突然結婚話が持ち上がる。ヒュドール帝国からの申し出があったと。相手は公務にもほとんど顔を出さない第七皇子ラビ。陰で根暗と呼ばれるほど暗い彼と会った事はないが、そう呼ばれている事を知っていたから結婚を許諾した。
顔の半分を仮面で覆ってはいたが、引っ込み思案ですぐに謝罪する人見知り。とても優しい人で結婚への不安などなかった。
望んだ穏やかな生活が手に入ったと喜ぶアーデルだが、そうもいかない事情が彼にはあって……それが穏やかな生活を脅かす影となり付きまとうことになるとはアーデルは想像もしていなかった。
※番外編は全5話となっております。
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Kimy様、いつも感想ありがとうございます。
励みになります!
ラビはあの異様な空気感と関係性に慣れることができなかったんですよね。彼にとって皇子という立場自体が異常であり、使用人にあれこれしてもらうのも違和感がすごくて、一人で隠れるように暮らすことこそ自分に相応しい生き方だと思っていました。
フォスはまだ幼く、これからも荷が重いと感じることもあるでしょうが、成長していくにつれ夫婦で話し合って色々とあの国自体が変わっていくかもしれませんね。
ヒュドールという最大国家で教育を受けてきたラビだからこそ葬り去ることができた、という感じはありますね。国を我が物とし、腐敗しきった一族が継ぎ続けてきた結果が今回の消滅を起こしたのかなと。
アーデルとラビのその後は番外編のほうでチラッと書かせていただきますので、もう少しだけお待ちいただけますと幸いです。
お読みいただきありがとうございました!
次回作もどうぞよろしくお願いいたします。
とーみこ様、いつも感想ありがとうございます。
励みになります!
あのあと、帰ってきたラビを心配して看病して回復してのんびりして、を書くと技量上どうしてもグダグダなりかねないなと思い、結末へと向かいました。
子作りに関して二人が真剣にベッドの上で正座しながら向かい合う話は番外編を書かせていただくつもりですので、そちらで穏やかに話せていない彼らを見ていただければと思います笑。
今日からまた新しい物語が始まります。
また暇つぶし程度にでもふらりとお立ち寄りいただければ幸いです。
ありがとうございました!
ノコノコ様、感想ありがとうございます。
励みになります!
帝国を牛耳ってるワーナー家がいなくなり、あの二人が指揮を取れば平和で穏やかな生活が送れそうですよね。
穏やかとは程遠い、嵐のような人生を送る二人が今後どうなっていくのか、もう少しだけお付き合いいただけますと幸いです。
とーみこ様、感想ありがとうございます。
嬉しいお言葉いただきまして、とても励みになります!
なんとか戻ってまいりました!
再会した二人がこれからどういう道を歩んでいくのか、もう暫くお付き合いいただけますと幸いです^^
Kimy様、感想ありがとうございます。
とても励みになります!
彼女がタグの幼馴染です。政略結婚であり、彼に恋心を抱いていない現時点ではさほど…という感じかもしれませんが、これからの事を考えると少し気が重いですよね^^;
静かで穏やかな生活を望む二人がこれからどうなっていくのか、お付き合い頂けますと幸いです^^
毎日更新で頑張っていきますので、よろしくお願い致します!
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