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番外編
13.甘味(2)
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「っ、これは!」
本日届いた王都からの荷物。兄ちゃんから送られてきた包みをわっくわくで開いていた俺は、その中に信じられない物を見つけ、指先を震わせて取り出しながら思わず大声で叫んでしまった。
「大変だ! じ、事件発生だよ、エイジ!」
もしこの場に兄ちゃんが居たなら「しょうもない事で大きな声を出すな、馬鹿」と迷わず頭を叩かれているだろうが……勿論、寛大で慈愛溢れる瑛士君はそんな事はしない。
「――どした? 怪我でもした?」
こちらの呼びかけに作業の手を止めてまで駆け付けてくれたのか、エプロンで手を拭いながら心配そうな顔を浮かべて颯爽と現れる。呼吸をするような自然さで、満点超えの神対応しちゃう瑛士君やばい。なにこの人、全世界一格好いい。好き過ぎて鼻血出そう。
「っふううー! んんぅー!」
「……うーん?」
知的言語を失い、胸を押さえてはふはふ悶えるばかりの俺の様子に気づくと、瑛士君はすぐ傍に膝をつき、頭に始まり身体の隅々まで一通り手を滑らせて点検してから満足そうに頷いた。
「うん。よし、とりあえず怪我じゃねーな」
いつもの発作だと結論づけられたのだろう。大正解である。
「それで? 何が事件なんだ?」
「……え、エイジの存在が」
「いや、それは完全にただの日常だな」
なんてことだ。こんな奇跡が日常なら、この世に事件なんて一つも存在しないと思う。拝みながら謎に握手を求める俺にも快く応じてくれる瑛士君はいくら推しても推し足りない。
「ねぇ、俺は一体どこに課金すれば良いのかな。無課金なんて耐えられないよ。助けて、エイジ」
「あー……じゃ、とりあえず顔を差し出して貰おうか」
はい、と差し出せば、ムニュッと口づけられ、これで良いなって頭撫でられて無事、俺は撃沈した。この沼は底なしだ。
「エイジ。このプニプニに心当たりはないですか?」
「おん?」
気を取り直して自慢気に瑛士君の目の前に摘んだブツを泳がせる。ぷよっとプニプニした白く小さなフォルムに瑛士君も釘付けだ。
「――すげ! マシュマロじゃん!」
そう。もどきではなく、正真正銘のマシュマロである。
王都で最近話題のお菓子だそうだ。それも聖女が発案したというのがちょっと面白い。この世界に持ち込みたい位、マシュマロが好きだったのかローズさん。
「俺は存在すら忘れてたけど、よっぽど好きなんだねー」
「意外と可愛い所あんじゃん。俺もバーベキュー以外で食った事ねーわ」
「……何故にバーベキュー?」
ちっともピンと来なくて首を傾げたら、鏡のように瑛士君にも首を傾げられた。同じ日本で暮らしていたはずなのに、瑛士君と俺とでは少しばかりズレがある。大袈裟に言うなら住む世界が違ったってやつだ。近くに居ても遠かったもんなぁーなんて、遠い昔を思い出したら何だかちょっとだけ寂しくなった。
「マシュマロは焼いてこそ完成形なんだよ。俺に任せろ、最高に美味い焼き加減でフィーに食わせてやる」
瑛士君が立ち上がり、弾ける笑顔でこちらに手を伸ばす。
憧れの同級生で、しかも元勇者なんて肩書きまでついた、恐ろしく遠いはずのその手は、今、真っ直ぐ俺だけに向けられている。
「やった、初体験だ」
手を重ねたら、寂しさなんて簡単に吹っ飛ばしてしまう。この救いの手のご利益はものすごいが、俺を更に深い沼の奥へと引きずり込むのだ。
「っ来た、今だフィー。食ってみろ、トぶぞ」
「――なにこれ、うま! 蕩けるよ、エイジ!」
マシュマロを炙る瑛士君。その隣でフォークと皿を抱えて待機していた俺は火傷にビビりつつ噛みついた途端、衝撃を受けた。プニプニを脱ぎ捨て、パリッとした表面と甘く蕩けるクリーム。一瞬で口の中に広がる瞬間は正に夢見心地。
うっとりと余韻に浸る俺の皿には追加のマシュマロが次々と補充されていく。夢中で食べつつも、しかしこの味は俺だけが独占して良いものではないだろうと気づく。
「ね、エイジも! 食べて、本当に美味しい」
焼きに専念する瑛士君にも食べさせたくて、マシュマロを一つ差し出す。餌付けみたいな行為は俺が瑛士君にされる事が多いけれど、いつもと逆だとか特に意識はしていなかったのだが――。
こちらを向いた瑛士君には、差し出されたマシュマロを見るなり眉を顰められてしまった。あからさまにではなく、隠しきれない素の感情がにじみ出た感じで……理由は分からずとも自分が何か失敗したんだと悟って固まる。突如、時が止まった。
なに、今の。マシュマロが嫌? 俺が嫌? え、なに。本当に分かんない。すごい怖い。瑛士君が気まずそうに目を逸らすから不安は更に大きくなる。
「……や、違うね。うん、違った。間違えた」
何がかよく分からないけれど、とにかく空気をどうにかしようと奇妙な笑いを浮かべて、行き場を失ったマシュマロを自分で食べてみた。驚くほど全く味がしない。
「っ、フィー。待って」
「んむ」
飲み込めずにもぐもぐしてたら、ものすごい勢いで俺の両肩を掴まれた。
「変な反応した、ごめん。その、すげーどうでも良い事が微妙に引っかかっちゃって……マジごめん」
「いやいやいや全然良いよ、気にしなくて」
「無理。俺が逆の立場だったら死ぬほど凹むから」
弁明させてと真剣に言われ、とりあえず頷く。些細な事だし、この場の気まずささえ解消出来れば俺としては十分満足なのだが、小さなしこりも流さない瑛士君の真面目さには惚れ惚れする。
その性格もイケメン過ぎる瑛士君は、フィーは覚えてないと思うけど、なんて前置きして話し出した。
「昔……フィーにってか田中にだけど、チョコ貰った事あって。そのお返しっぽくて、ちょっと抵抗あった」
チョコ? チョコレート。この異世界ではまだ出会った事のない食べ物だ。日本での出来事なのは間違いないだろう。そして同時にチョコをあげるイベントも想起させる食べ物である。
「え、全然覚えてる。あげたっていうか交換だし、すごい偶然だったけど……俺すごい嬉しかったから」
「いや全く偶然じゃねーし。仕込まれてたって気づけよ」
「えええええ」
待って、心臓破れる。あれは偶々バレンタインの日に、偶々俺がチョコを持ってて、偶々タイミング良く話しかけてきた瑛士君まで、偶々チョコ持ってたから、偶々交換ってだけの出来事を俺が一方的に幸せな思い出にしてるだけのはずだったのに。
偶然じゃなかったと知って、歓喜にぶわわって顔が熱くなる。
「交換になったのは偶然だけど。あげるだけじゃなくて、田中にも貰えたって……痛々しい中学生は満足してたんだよ。くそ、恥ずかしいな、これ」
痛いどころか、照れる瑛士君が美味しすぎてこっちは大興奮なんだが? フィーも覚えててくれたのが嬉しいなんて、はにかみながら言う瑛士君が尊くて目がチカチカする。はーやばい。可愛い可愛い可愛い。耳赤い。ほっぺ赤い。可愛いが過ぎる。
しかし絶望的に察しが悪い俺には、そのチョコの思い出がさっきの反応にどう繋がるのかは不思議で仕方ない。マシュマロといえばバレンタインのお返しの定番だった気がするけれど、どの辺りに問題があるのだろう。
「え? 何をお返しに渡すかで、意味が違うって……フィーは聞いた事ねーの」
「そんなのあるの? 初めて知った。マシュマロは?」
「無理です、嫌いですみたいな拒絶だったと思う」
「うわぁぁ思ったより怖い。だめ、瑛士君に渡されたら息の根止まる……え、これって俺もマシュマロ貰った事になる?」
予想以上の辛辣なメッセージに涙目になりながら訴えた。
元々、兄ちゃんが俺に贈った物だし、瑛士君は焼いただけ。お返しには絶対ならないだろって言い聞かされ、俺も何度も「エイジにマシュマロなんて絶対お返ししない」と叫んだ。特別意味のない事でもこれは無性に気になる。
「逆は? 好き好き、大好きですってお返し。どんなの?」
「そっちは忘れた。貰ったら怖い方だけ覚えてる」
星の数ほどチョコを贈られたに違いない瑛士君は、俺よりずっとホワイトデーも身近だったんだろう。何となく良い方を覚えてないのが瑛士君らしい。
「大好きですって書いたハートのパンなら伝わる?」
「そりゃーもうそのまま書いちゃってるからな」
「その間にマシュマロが挟んであったら?」
「……ちょっと複雑」
美味しいが取り扱い注意のブツを焼いて、笑いながら食べる。小さな事に一喜一憂しながら、今日も明日も俺は順調に沼にどっぷり沈んでいくんだろう。これが日常だとは本当に贅沢すぎる。
(おわり)
本日届いた王都からの荷物。兄ちゃんから送られてきた包みをわっくわくで開いていた俺は、その中に信じられない物を見つけ、指先を震わせて取り出しながら思わず大声で叫んでしまった。
「大変だ! じ、事件発生だよ、エイジ!」
もしこの場に兄ちゃんが居たなら「しょうもない事で大きな声を出すな、馬鹿」と迷わず頭を叩かれているだろうが……勿論、寛大で慈愛溢れる瑛士君はそんな事はしない。
「――どした? 怪我でもした?」
こちらの呼びかけに作業の手を止めてまで駆け付けてくれたのか、エプロンで手を拭いながら心配そうな顔を浮かべて颯爽と現れる。呼吸をするような自然さで、満点超えの神対応しちゃう瑛士君やばい。なにこの人、全世界一格好いい。好き過ぎて鼻血出そう。
「っふううー! んんぅー!」
「……うーん?」
知的言語を失い、胸を押さえてはふはふ悶えるばかりの俺の様子に気づくと、瑛士君はすぐ傍に膝をつき、頭に始まり身体の隅々まで一通り手を滑らせて点検してから満足そうに頷いた。
「うん。よし、とりあえず怪我じゃねーな」
いつもの発作だと結論づけられたのだろう。大正解である。
「それで? 何が事件なんだ?」
「……え、エイジの存在が」
「いや、それは完全にただの日常だな」
なんてことだ。こんな奇跡が日常なら、この世に事件なんて一つも存在しないと思う。拝みながら謎に握手を求める俺にも快く応じてくれる瑛士君はいくら推しても推し足りない。
「ねぇ、俺は一体どこに課金すれば良いのかな。無課金なんて耐えられないよ。助けて、エイジ」
「あー……じゃ、とりあえず顔を差し出して貰おうか」
はい、と差し出せば、ムニュッと口づけられ、これで良いなって頭撫でられて無事、俺は撃沈した。この沼は底なしだ。
「エイジ。このプニプニに心当たりはないですか?」
「おん?」
気を取り直して自慢気に瑛士君の目の前に摘んだブツを泳がせる。ぷよっとプニプニした白く小さなフォルムに瑛士君も釘付けだ。
「――すげ! マシュマロじゃん!」
そう。もどきではなく、正真正銘のマシュマロである。
王都で最近話題のお菓子だそうだ。それも聖女が発案したというのがちょっと面白い。この世界に持ち込みたい位、マシュマロが好きだったのかローズさん。
「俺は存在すら忘れてたけど、よっぽど好きなんだねー」
「意外と可愛い所あんじゃん。俺もバーベキュー以外で食った事ねーわ」
「……何故にバーベキュー?」
ちっともピンと来なくて首を傾げたら、鏡のように瑛士君にも首を傾げられた。同じ日本で暮らしていたはずなのに、瑛士君と俺とでは少しばかりズレがある。大袈裟に言うなら住む世界が違ったってやつだ。近くに居ても遠かったもんなぁーなんて、遠い昔を思い出したら何だかちょっとだけ寂しくなった。
「マシュマロは焼いてこそ完成形なんだよ。俺に任せろ、最高に美味い焼き加減でフィーに食わせてやる」
瑛士君が立ち上がり、弾ける笑顔でこちらに手を伸ばす。
憧れの同級生で、しかも元勇者なんて肩書きまでついた、恐ろしく遠いはずのその手は、今、真っ直ぐ俺だけに向けられている。
「やった、初体験だ」
手を重ねたら、寂しさなんて簡単に吹っ飛ばしてしまう。この救いの手のご利益はものすごいが、俺を更に深い沼の奥へと引きずり込むのだ。
「っ来た、今だフィー。食ってみろ、トぶぞ」
「――なにこれ、うま! 蕩けるよ、エイジ!」
マシュマロを炙る瑛士君。その隣でフォークと皿を抱えて待機していた俺は火傷にビビりつつ噛みついた途端、衝撃を受けた。プニプニを脱ぎ捨て、パリッとした表面と甘く蕩けるクリーム。一瞬で口の中に広がる瞬間は正に夢見心地。
うっとりと余韻に浸る俺の皿には追加のマシュマロが次々と補充されていく。夢中で食べつつも、しかしこの味は俺だけが独占して良いものではないだろうと気づく。
「ね、エイジも! 食べて、本当に美味しい」
焼きに専念する瑛士君にも食べさせたくて、マシュマロを一つ差し出す。餌付けみたいな行為は俺が瑛士君にされる事が多いけれど、いつもと逆だとか特に意識はしていなかったのだが――。
こちらを向いた瑛士君には、差し出されたマシュマロを見るなり眉を顰められてしまった。あからさまにではなく、隠しきれない素の感情がにじみ出た感じで……理由は分からずとも自分が何か失敗したんだと悟って固まる。突如、時が止まった。
なに、今の。マシュマロが嫌? 俺が嫌? え、なに。本当に分かんない。すごい怖い。瑛士君が気まずそうに目を逸らすから不安は更に大きくなる。
「……や、違うね。うん、違った。間違えた」
何がかよく分からないけれど、とにかく空気をどうにかしようと奇妙な笑いを浮かべて、行き場を失ったマシュマロを自分で食べてみた。驚くほど全く味がしない。
「っ、フィー。待って」
「んむ」
飲み込めずにもぐもぐしてたら、ものすごい勢いで俺の両肩を掴まれた。
「変な反応した、ごめん。その、すげーどうでも良い事が微妙に引っかかっちゃって……マジごめん」
「いやいやいや全然良いよ、気にしなくて」
「無理。俺が逆の立場だったら死ぬほど凹むから」
弁明させてと真剣に言われ、とりあえず頷く。些細な事だし、この場の気まずささえ解消出来れば俺としては十分満足なのだが、小さなしこりも流さない瑛士君の真面目さには惚れ惚れする。
その性格もイケメン過ぎる瑛士君は、フィーは覚えてないと思うけど、なんて前置きして話し出した。
「昔……フィーにってか田中にだけど、チョコ貰った事あって。そのお返しっぽくて、ちょっと抵抗あった」
チョコ? チョコレート。この異世界ではまだ出会った事のない食べ物だ。日本での出来事なのは間違いないだろう。そして同時にチョコをあげるイベントも想起させる食べ物である。
「え、全然覚えてる。あげたっていうか交換だし、すごい偶然だったけど……俺すごい嬉しかったから」
「いや全く偶然じゃねーし。仕込まれてたって気づけよ」
「えええええ」
待って、心臓破れる。あれは偶々バレンタインの日に、偶々俺がチョコを持ってて、偶々タイミング良く話しかけてきた瑛士君まで、偶々チョコ持ってたから、偶々交換ってだけの出来事を俺が一方的に幸せな思い出にしてるだけのはずだったのに。
偶然じゃなかったと知って、歓喜にぶわわって顔が熱くなる。
「交換になったのは偶然だけど。あげるだけじゃなくて、田中にも貰えたって……痛々しい中学生は満足してたんだよ。くそ、恥ずかしいな、これ」
痛いどころか、照れる瑛士君が美味しすぎてこっちは大興奮なんだが? フィーも覚えててくれたのが嬉しいなんて、はにかみながら言う瑛士君が尊くて目がチカチカする。はーやばい。可愛い可愛い可愛い。耳赤い。ほっぺ赤い。可愛いが過ぎる。
しかし絶望的に察しが悪い俺には、そのチョコの思い出がさっきの反応にどう繋がるのかは不思議で仕方ない。マシュマロといえばバレンタインのお返しの定番だった気がするけれど、どの辺りに問題があるのだろう。
「え? 何をお返しに渡すかで、意味が違うって……フィーは聞いた事ねーの」
「そんなのあるの? 初めて知った。マシュマロは?」
「無理です、嫌いですみたいな拒絶だったと思う」
「うわぁぁ思ったより怖い。だめ、瑛士君に渡されたら息の根止まる……え、これって俺もマシュマロ貰った事になる?」
予想以上の辛辣なメッセージに涙目になりながら訴えた。
元々、兄ちゃんが俺に贈った物だし、瑛士君は焼いただけ。お返しには絶対ならないだろって言い聞かされ、俺も何度も「エイジにマシュマロなんて絶対お返ししない」と叫んだ。特別意味のない事でもこれは無性に気になる。
「逆は? 好き好き、大好きですってお返し。どんなの?」
「そっちは忘れた。貰ったら怖い方だけ覚えてる」
星の数ほどチョコを贈られたに違いない瑛士君は、俺よりずっとホワイトデーも身近だったんだろう。何となく良い方を覚えてないのが瑛士君らしい。
「大好きですって書いたハートのパンなら伝わる?」
「そりゃーもうそのまま書いちゃってるからな」
「その間にマシュマロが挟んであったら?」
「……ちょっと複雑」
美味しいが取り扱い注意のブツを焼いて、笑いながら食べる。小さな事に一喜一憂しながら、今日も明日も俺は順調に沼にどっぷり沈んでいくんだろう。これが日常だとは本当に贅沢すぎる。
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奨励賞おめでとうございます!
番外編ありがとうございます✨
やはりいいな!と思った作品は選ばれる、ということがわかりました!
今後のご活躍も着たいしています!
唯我さん、感想ありがとうございます!
応援していただいたおかげです。本当ありがとうございました!ケーキ爆食いしました。番外編が少しでもお礼になってると嬉しいです。いやこれなるのかな。
また何かしらお届けできるように励みます!
応援本当にありがとうございました!!