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翌朝
辺りが明るくなり始める
少し前
皇子はラムに起こされました。
どうやら
おばあちゃんたちは仕事に
行くようです。
「スーも行くよ。」
オレさまの名前はナポレオンだと
言ったであろう?
そんな言葉を飲み込みながら
仔猫の姿をした皇子は
ラムの背中に乗って
エレベータを降りて行きました。
エレベータの中で
はなが言いました。
「スーは朝日に当たっても大丈夫なのかしら?
部屋に置いて来た方がよかったんじゃないかしら?」
「大丈夫だよ。」
まだ眠い皇子はそう言うのが精一杯でした。
「焼かれても再生するみたいだし。
気にしなくていいんじゃない?」
マツは笑いながら言いました。
1階に着くと
ラムは社員食堂の入り口に繋がれました。
いつもはお座りして食堂にくるスタッフを待つラムですが
今朝は皇子が背中で眠ってしまったので
たったままスタッフをお出迎えしました。
朝食をとりに来たスタッフたちに
ラムは身体を撫でられていてもニコニコしています。
皇子も不本意ながらラム先輩の真似をして
愛想よくしていました。
可愛い方が都合がいい
昨夜のナミの言葉を思い出していました。
それでも皇子は眠くて仕方なかったので
ラムがお腹の下に隠してくれました。
おかげで皇子はゆっくり眠ることができました。
辺りが明るくなり始める
少し前
皇子はラムに起こされました。
どうやら
おばあちゃんたちは仕事に
行くようです。
「スーも行くよ。」
オレさまの名前はナポレオンだと
言ったであろう?
そんな言葉を飲み込みながら
仔猫の姿をした皇子は
ラムの背中に乗って
エレベータを降りて行きました。
エレベータの中で
はなが言いました。
「スーは朝日に当たっても大丈夫なのかしら?
部屋に置いて来た方がよかったんじゃないかしら?」
「大丈夫だよ。」
まだ眠い皇子はそう言うのが精一杯でした。
「焼かれても再生するみたいだし。
気にしなくていいんじゃない?」
マツは笑いながら言いました。
1階に着くと
ラムは社員食堂の入り口に繋がれました。
いつもはお座りして食堂にくるスタッフを待つラムですが
今朝は皇子が背中で眠ってしまったので
たったままスタッフをお出迎えしました。
朝食をとりに来たスタッフたちに
ラムは身体を撫でられていてもニコニコしています。
皇子も不本意ながらラム先輩の真似をして
愛想よくしていました。
可愛い方が都合がいい
昨夜のナミの言葉を思い出していました。
それでも皇子は眠くて仕方なかったので
ラムがお腹の下に隠してくれました。
おかげで皇子はゆっくり眠ることができました。
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