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学校までの道
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和歌はみーちゃんのことが心配になりましたが、
学校に遅刻してはいけないので
みーちゃんと手を繋いで学校まで一緒に行くことにしました。
歩きながら、みーちゃんの話を聞きました。
みーちゃんと一緒に歩きながら、和歌が身に着けているカバンの中で
ソラが「ニャァ。」と鳴きました。
「わかさん、ソラが鳴いてるね。」
「ソラも学校までのお散歩が楽しいのよ。きっと。」
和歌はみーちゃんの顔を見ると、繋いだ手をギュッと握りました。
「ホントは和歌さんが一番楽しいんでしょ?」
ソラはカバンの中から外の景色を見ながら言いました。
「あのね、わたしのおうちの近くでね、夜、電車の工事をしてるの。
寝てるとね、目が覚めて、怖くなっちゃうの。
ママは少しの間だけだからって言うんだけどね。
音が聞こえてくると怖くなっちゃうの。
慌てて、ママの所へ行ったの。
でもね、ママお仕事の勉強してたの。
ママ、頑張ってるから、
みーちゃんも怖くてもお布団の中で頑張らないといけないの。」
「ママがみーちゃんにお布団の中で頑張ってって言ったの?」
「違うよ。わたしがひとりで頑張ってるの。」
「そっか。だから、朝起きられないんだね。でも、頑張って学校に行ってるみーちゃんすごいよ!」
「ママはいつもみーちゃん応援してくれるから。
ママがね、お勉強終わったら遊園地に行こうねって約束してくれたの!」
みーちゃんは嬉しそうな顔で和歌を見上げました。
「何か、みーちゃんのお手伝いが出来るといいんだけどなぁ。」
和歌は歩きながら考ていました。
「ボクもみーちゃんのお手伝い出来るといいな。」
ソラがまた「ニャァ。」と鳴きました。
「ソラ、喜んでるのかな?」
みーちゃんが言いました。
「そりゃそうよ。みーちゃんとお散歩してるんだもん。」
そうしているうちに
ふたりとソラは学校へ着きました。
校門の所には校長先生が立っていました。
「おはようございます。」
「おや、珍しいですね。今日は猫ちゃんも一緒ですか?」
和歌はみーちゃんから聞いた話を校長先生にも話しました。
「そうだったんですね。
寝る時もソラみたいな可愛い猫ちゃんと一緒なら、寂しくないかも知れませんね。」
と校長先生が言いました。
学校に遅刻してはいけないので
みーちゃんと手を繋いで学校まで一緒に行くことにしました。
歩きながら、みーちゃんの話を聞きました。
みーちゃんと一緒に歩きながら、和歌が身に着けているカバンの中で
ソラが「ニャァ。」と鳴きました。
「わかさん、ソラが鳴いてるね。」
「ソラも学校までのお散歩が楽しいのよ。きっと。」
和歌はみーちゃんの顔を見ると、繋いだ手をギュッと握りました。
「ホントは和歌さんが一番楽しいんでしょ?」
ソラはカバンの中から外の景色を見ながら言いました。
「あのね、わたしのおうちの近くでね、夜、電車の工事をしてるの。
寝てるとね、目が覚めて、怖くなっちゃうの。
ママは少しの間だけだからって言うんだけどね。
音が聞こえてくると怖くなっちゃうの。
慌てて、ママの所へ行ったの。
でもね、ママお仕事の勉強してたの。
ママ、頑張ってるから、
みーちゃんも怖くてもお布団の中で頑張らないといけないの。」
「ママがみーちゃんにお布団の中で頑張ってって言ったの?」
「違うよ。わたしがひとりで頑張ってるの。」
「そっか。だから、朝起きられないんだね。でも、頑張って学校に行ってるみーちゃんすごいよ!」
「ママはいつもみーちゃん応援してくれるから。
ママがね、お勉強終わったら遊園地に行こうねって約束してくれたの!」
みーちゃんは嬉しそうな顔で和歌を見上げました。
「何か、みーちゃんのお手伝いが出来るといいんだけどなぁ。」
和歌は歩きながら考ていました。
「ボクもみーちゃんのお手伝い出来るといいな。」
ソラがまた「ニャァ。」と鳴きました。
「ソラ、喜んでるのかな?」
みーちゃんが言いました。
「そりゃそうよ。みーちゃんとお散歩してるんだもん。」
そうしているうちに
ふたりとソラは学校へ着きました。
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「おや、珍しいですね。今日は猫ちゃんも一緒ですか?」
和歌はみーちゃんから聞いた話を校長先生にも話しました。
「そうだったんですね。
寝る時もソラみたいな可愛い猫ちゃんと一緒なら、寂しくないかも知れませんね。」
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