ともだちみつけたよ

みどり

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ともだちみつけたよ

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ミミズくんのおうちにおおつぶのあめがたくさんふってきました。

たいへん!

フカフカのベッドがかたくなっちゃう!

ミミズくんはあわててあめがあたらないばしょにかくれました。

いっしょにかくれていたおにいちゃんがいいました。

「はやく あめ やむといいね。」


つぎのひもあめはふっていました。

あめのつぶがちいさくなったとき

おにいちゃんがいいました。

「ボクはあたらしいともだちをみつけにでかけるよ。」

ミミズくんはおにいちゃんに

「いってらっしゃい。」のハグをしました。

おにいちゃんがおそとにいったあと

ミミズくんもおでかけしたくなりました。

ミミズくんはおうちのそとにでたことがありませんでした。

しんぱいだったミミズくんに

おかあさんは「きっとだいじょうぶよ。」

といってくれました。


ミミズくんははじめておうちのそとに

ひとりででました。

ふっていたあめは

やさしいあめだったのでこわくありませんでした。

ミミズくんはいってみたいほうへ

いきました。

つちのなかとちがって

おそとをいどうするのはつかれました。

どこへいけばいいのかわからなくなって

なきたくなりました。


そのとき

どこからかフカフカのベッドのような

つちのにおいがしてきました。

ミミズくんはスピードをあげて

においのするほうへむかいました。


そのころ

あめがやんで

おそらににじがでていました。


ミミズくんは

いいにおいのつちにとびこんであそんでいました。


つちのなかからちょこっとかおをだしたとき

だれかが

ちかづいてくるのがみえました。


しろいマフラーをしたかわいいピンクいろのおんなのこが

ミミズくんのめのまえにくると

「いっしょにあそぼう。」といいました。

ミミズくんが「いいよ。」というと

おんなのこは「なかよし」のハグをしてくれました。

ミミズくんのおかおはいつもよりあかくなりました。


ふたりはおんなのこのすんでいる

ひろいはたけで

たんけんごっこをしてあそびました。

いっぱいあそんでつかれたのか

いつのまにか

ふたりはおひるねしていました。
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