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ネズミさんと魔法の道具
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中に入ると
ご飯を食べる部屋とベッドのある部屋がありました。
ご飯を食べる部屋には
小さなテーブルが3つありました。
それぞれに白いテーブルクロスがかけてあります。
「ねぇ、これで、ぼくたちの旗を作ろうよ。」
「さくら組の旗ね。」
「作ろう。」
「作ろう。」
さくら組さんは甲板に出ると
みんなでテーブルクロスにクレヨンで絵を描いて
『さくら組の旗』を作りました。
見張りが船さんの先っちょに旗を付けました。
さくら組さんはご飯を食べる部屋に戻ってきました。
「おなかすいた。」
「そうだね。」
「わたしたちコックだけど、ママみたいにご飯作れないわ。」
「大丈夫だよ。」
さくら組さんが振り向くと
テーブルの上に1ぴきのネズミがいました。
「キャー。ネズミ!」
「失礼だな。ぼくは船くんの友だちなのに。」
「友だち?」
「そうさ。ずっと一緒に旅をしてたのさ。」
ネズミさんは、すごいでしょ!、と胸を張りました。
「そこの引き出しを開けてみてよ。」
ネズミさんが言いました。
「しゃもじ。」
「おたま。」
「そうさ。ぼくの魔法の道具たちだよ。」
「古いわよ。」
「まぁまぁ。それを振りながら食べたいものを言ってみてよ。」
「じゃぁ、みんなで食べるオムライス。」
テーブルにはおいしそうなオムライスが用意されました。
「わーい。」
「いただきます。」
「ぼくの道具たちは、ご飯を作るだけじゃない。
病気やケガも治せるんだよ。
だから、船くんも大丈夫なんだよ。
見張りくん、キミにはあれをあげるね。」
ネズミさんはテーブルの上の
双眼鏡を指さしました。
さくら組さんはお腹いっぱいになりました。
ご飯を食べる部屋とベッドのある部屋がありました。
ご飯を食べる部屋には
小さなテーブルが3つありました。
それぞれに白いテーブルクロスがかけてあります。
「ねぇ、これで、ぼくたちの旗を作ろうよ。」
「さくら組の旗ね。」
「作ろう。」
「作ろう。」
さくら組さんは甲板に出ると
みんなでテーブルクロスにクレヨンで絵を描いて
『さくら組の旗』を作りました。
見張りが船さんの先っちょに旗を付けました。
さくら組さんはご飯を食べる部屋に戻ってきました。
「おなかすいた。」
「そうだね。」
「わたしたちコックだけど、ママみたいにご飯作れないわ。」
「大丈夫だよ。」
さくら組さんが振り向くと
テーブルの上に1ぴきのネズミがいました。
「キャー。ネズミ!」
「失礼だな。ぼくは船くんの友だちなのに。」
「友だち?」
「そうさ。ずっと一緒に旅をしてたのさ。」
ネズミさんは、すごいでしょ!、と胸を張りました。
「そこの引き出しを開けてみてよ。」
ネズミさんが言いました。
「しゃもじ。」
「おたま。」
「そうさ。ぼくの魔法の道具たちだよ。」
「古いわよ。」
「まぁまぁ。それを振りながら食べたいものを言ってみてよ。」
「じゃぁ、みんなで食べるオムライス。」
テーブルにはおいしそうなオムライスが用意されました。
「わーい。」
「いただきます。」
「ぼくの道具たちは、ご飯を作るだけじゃない。
病気やケガも治せるんだよ。
だから、船くんも大丈夫なんだよ。
見張りくん、キミにはあれをあげるね。」
ネズミさんはテーブルの上の
双眼鏡を指さしました。
さくら組さんはお腹いっぱいになりました。
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