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探し人
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神様がいなくなって5日がたった。
あれから毎日街に出て探し回ったけど簡単に見つかることはなかった。
そして今日は僕のお葬式があるんだ。
自分のお葬式を見るなんてちょっと複雑だけど、、、
父さんも母さんも友達もみんな泣いてた。
僕はこんなに愛されてたんだ。
死んでるのに胸が苦しくなる感覚があった。
そしてまた強く誓ったんだ。
必ずその人を見つけ出すんだって
とにかく人とすれ違って衝撃がくるのをまったけど全然だめだ。
死んでからもう10日目生まれ変わるまでの時間もどんどんなくなっていく、、、
毎日両親の顔を見てやる気をもらってる。
死んだ今も僕は支えられてるよ
この気持ちも伝えるために今は行かないと
今日は隣町まで来てみたけど、もう夜になる。
1000人くらいとすれ違ったかな。
そもそも日本にいるのかな。
弱気になる自分に腹が立った。
まだ始まったばかりなんだとにかく歩いて歩いて歩きまくるんだ!
ほんとにいろんな人がいるんだな。
夜なのに僕と変わらないくらいの人もいっぱいいる。
僕も元気だったらここにいたのかもしれない
見える景色が変わるってこう言うことなんだな。
歩いていると暗い路地に差し掛かった。
そこには10人くらいの人が倒れていて人を片手で持ち上げてる金髪の怖そうな人がいた。
「何あれ?化け物か何かですか?
怖すぎるすぐにここから離れないと。
1人で10人くらいを倒すなんてまるでヤンキー漫画の主人公みたいだ。」
その時だった、体に電気が走ったような衝撃が駆け抜けたのは。
「・・・神様が言ってた衝撃」
見つけたんだ僕の願いを叶えてくれる運命の人を。
こんなに早く見つかるなんて夢みたいだ。
感動ももちろんあったが、それとは別の感情が爆発した。
「見つけたけどなんでー!
僕と魂が繋がってるっていった?
あのクソジジイ嘘つくなよ!
あんな主人公ヤンキーと僕が繋がってるわけないだろうが!」
僕は大人しい方の人間だから、目の前にいるこの人と魂が繋がってるなんて信じられなかったんだ。
「・・・まだわからない、この転がってる人達の中にいるのかも!」
「おいお前!」
「・・・」
「聞いてんのか、お前だよ!」
「・・・はい確定!この人で間違いありませんでした。なんて言ったらいいんだ。」
「シカトとはいい度胸してるなお前、俺に何した」
「体を駆け抜けた衝撃のことでしょうか。
それは僕と魂が繋がってるからだと思います!」
「何わけわかんねーこと言ってんだてめぇ!」
そう言って殴りかかってきた
でも僕には当たらなかった。
「・・・そうか僕幽霊だから当たらないだ!」
それでも殴り続けてくる。
「何だお前!なんであたらねぇんだよ!」
「僕が幽霊だからだと思います!」
「さっきから何言ってんだお前
幽霊なんかいねぇんだよ!
足もあるじゃねぇか!」
「・・・足で幽霊か判断してるんだ。
なんか手が震えるようにも見えるんだけど」
「話を聞いてくださいお願いします!」
「誰が幽霊の話なんか聞くんだよボケ!
呪われたらどう責任とるんだコラ!」
「・・・もう完全に幽霊認めてるじゃん。呪われたらとか言っちゃってるじゃん」
「僕の名前は英太って言います。死んでし・・・」
「だまれ!喋るな!呪いの言葉なんか聞いてられるか!」
そう言って走っていってしまった。
僕も全力で追いかけた。
「着いてくんじゃねー!この悪霊が!」
「話を聞いてください!」
「聞かねぇーんだよ!」
その主人公ヤンキーは、人とは思えない速さで走っていき見えなくなった。
最悪だ僕の考えが甘かった。
見つけたとしても話を聞いてくれないと意味がないんだ。
でもあの化け物はこの近くに住んでるんだ、次こそはなんとしても話を聞いてもらわないと。
さっきの路地に戻ると転がってた人達はいなくなっていた。
「・・・なんだあれ」
学生証だ。
ヤッター!これで化け物の正体がわかる。
光正学園2年魔島豪鬼。
嘘だ、あの超エリート高校の光正学園なわけない。
でも名前は間違いなさそう・・・
これしか手がかりがないんだ、明日光正学園にいってみよう。
そして家に戻って眠っている両親に報告をした。
「父さん母さん見つけたよ、必ず伝えてもらうから待っててね。」
あれから毎日街に出て探し回ったけど簡単に見つかることはなかった。
そして今日は僕のお葬式があるんだ。
自分のお葬式を見るなんてちょっと複雑だけど、、、
父さんも母さんも友達もみんな泣いてた。
僕はこんなに愛されてたんだ。
死んでるのに胸が苦しくなる感覚があった。
そしてまた強く誓ったんだ。
必ずその人を見つけ出すんだって
とにかく人とすれ違って衝撃がくるのをまったけど全然だめだ。
死んでからもう10日目生まれ変わるまでの時間もどんどんなくなっていく、、、
毎日両親の顔を見てやる気をもらってる。
死んだ今も僕は支えられてるよ
この気持ちも伝えるために今は行かないと
今日は隣町まで来てみたけど、もう夜になる。
1000人くらいとすれ違ったかな。
そもそも日本にいるのかな。
弱気になる自分に腹が立った。
まだ始まったばかりなんだとにかく歩いて歩いて歩きまくるんだ!
ほんとにいろんな人がいるんだな。
夜なのに僕と変わらないくらいの人もいっぱいいる。
僕も元気だったらここにいたのかもしれない
見える景色が変わるってこう言うことなんだな。
歩いていると暗い路地に差し掛かった。
そこには10人くらいの人が倒れていて人を片手で持ち上げてる金髪の怖そうな人がいた。
「何あれ?化け物か何かですか?
怖すぎるすぐにここから離れないと。
1人で10人くらいを倒すなんてまるでヤンキー漫画の主人公みたいだ。」
その時だった、体に電気が走ったような衝撃が駆け抜けたのは。
「・・・神様が言ってた衝撃」
見つけたんだ僕の願いを叶えてくれる運命の人を。
こんなに早く見つかるなんて夢みたいだ。
感動ももちろんあったが、それとは別の感情が爆発した。
「見つけたけどなんでー!
僕と魂が繋がってるっていった?
あのクソジジイ嘘つくなよ!
あんな主人公ヤンキーと僕が繋がってるわけないだろうが!」
僕は大人しい方の人間だから、目の前にいるこの人と魂が繋がってるなんて信じられなかったんだ。
「・・・まだわからない、この転がってる人達の中にいるのかも!」
「おいお前!」
「・・・」
「聞いてんのか、お前だよ!」
「・・・はい確定!この人で間違いありませんでした。なんて言ったらいいんだ。」
「シカトとはいい度胸してるなお前、俺に何した」
「体を駆け抜けた衝撃のことでしょうか。
それは僕と魂が繋がってるからだと思います!」
「何わけわかんねーこと言ってんだてめぇ!」
そう言って殴りかかってきた
でも僕には当たらなかった。
「・・・そうか僕幽霊だから当たらないだ!」
それでも殴り続けてくる。
「何だお前!なんであたらねぇんだよ!」
「僕が幽霊だからだと思います!」
「さっきから何言ってんだお前
幽霊なんかいねぇんだよ!
足もあるじゃねぇか!」
「・・・足で幽霊か判断してるんだ。
なんか手が震えるようにも見えるんだけど」
「話を聞いてくださいお願いします!」
「誰が幽霊の話なんか聞くんだよボケ!
呪われたらどう責任とるんだコラ!」
「・・・もう完全に幽霊認めてるじゃん。呪われたらとか言っちゃってるじゃん」
「僕の名前は英太って言います。死んでし・・・」
「だまれ!喋るな!呪いの言葉なんか聞いてられるか!」
そう言って走っていってしまった。
僕も全力で追いかけた。
「着いてくんじゃねー!この悪霊が!」
「話を聞いてください!」
「聞かねぇーんだよ!」
その主人公ヤンキーは、人とは思えない速さで走っていき見えなくなった。
最悪だ僕の考えが甘かった。
見つけたとしても話を聞いてくれないと意味がないんだ。
でもあの化け物はこの近くに住んでるんだ、次こそはなんとしても話を聞いてもらわないと。
さっきの路地に戻ると転がってた人達はいなくなっていた。
「・・・なんだあれ」
学生証だ。
ヤッター!これで化け物の正体がわかる。
光正学園2年魔島豪鬼。
嘘だ、あの超エリート高校の光正学園なわけない。
でも名前は間違いなさそう・・・
これしか手がかりがないんだ、明日光正学園にいってみよう。
そして家に戻って眠っている両親に報告をした。
「父さん母さん見つけたよ、必ず伝えてもらうから待っててね。」
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