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新学期
第82話 番外編:キャラクター紹介
しおりを挟む○カナ・ベルナール︰主人公、魔力270、属性水、傾向極闇
本作の主人公。元々は有名国立大学に通う理系大学生であったが、事故で転落し死亡。その後乙女ゲーム「Amour|《アムール》 Tale|《テイル》」のヒロインとして転生した。ゲームでのヒロインはどのルートにおいても魔法学園に入学することになっているが、カナはあえて魔術学院への入学を選択した。その後魔術学院に推薦で合格し、クラスメイトと交友関係を築きながら魔法や剣術について日々研鑽を続けている。魔力量は学年1位で、魔法操作能力も才能と努力により非凡な力を見せている。剣術は元々平均程度であったが、ここ最近は着々と実力をつけつつある。また、同年代では数少ない魔力視と元素視の使い手でもある。ちなみにちょっと厨ニ病気味。
○マドレーヌ・ベルナール︰カナの母、魔力?、属性土、傾向強光
主人公カナ・ベルナールのこの世界における母親。カナは"ママ"と呼んでいる。非常に温厚な性格の持ち主である。一方元魔術学院の生徒で、その能力の高さからそれなりに有名人だった。騎士であった夫、つまりカナの父親とは死別しており、現在は雑貨屋を経営しながら母子家庭でカナを育てている。彼女の作る土人形はかなり高度な命令も聞くことができるため、(防犯のためマドレーヌもちゃんと店番をしているが)能力的には1週間くらい店を空けても充分運営できる。
○ジーク・ロバン︰カナの最初の友達・クラスメイト、魔力220、属性風、傾向極光
"神の啓示"のときにたまたまカナの前に並んでいた青年であり、"ママ"以外で初めて話したこの世界の人間。彼は王国騎士団長・ロバン伯爵の次男で、こだわりがなく穏やかな性格に反し、魔術学院を一般入試首席で合格した秀才である。現在はカナのクラスメイトであり、カナと正反対の性格をしているが、互いに仲良く信頼もしている。一方で、カナには友情とは別の感情も抱きつつある。
○ラクア・リアムール︰リアムール王国第2王子、魔力210、属性水、傾向強闇
「Amour Tale」の攻略対象者の1人であり、物語の舞台であるリアムール王国の第2王子。魔術学院に一般入試次席で合格し、カナやジークの隣のクラスに在籍している。冷静沈着で、洞察力に優れた王族たるに相応しい性格だが、ジークのことはライバル視しているようで、彼が絡むと度々冷静さを失う。カナのことは魔術大会で戦って以来実力を認めており、"お茶会"での事件に関する調査において協力関係にある。
○アラン・アゴーニ︰カナのクラスメイト、魔力100、属性火、傾向弱闇
カナのクラスメイトであり、王国でも有数の剣術道場の師範の息子。魔力は魔術学院の生徒の中でかなり低い方だが、剣術の腕は学年、ないしは学院全体でもトップクラスである。明るく少々ガサツな性格だが、お菓子作りという意外な趣味も持っている。後述するクラスメイト、マリーに一目惚れしてからずっと好意を寄せており、最近は悪くない雰囲気だが、彼の鈍感さゆえまだ付き合うまでには至っていない。
○マリー・スオーロ︰カナのクラスメイト、魔力160、属性土、傾向強光
カナのクラスメイトで、カナを除きこのクラス唯一の女子。男爵家の娘で、貴族らしい気品を持ちつつ、年相応のあどけなさも持つ可愛らしい性格である。幼少期から家で英才教育を受けており、座学・実技共にそつなくこなす。カナ、アラン、ジークとは仲が良く、特にアランに好意を寄せているが、バレンタインでの告白作戦は成功とはならなかった。
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