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冬休み
第67話 番外編:小ネタ集その1
しおりを挟む[ジークの部活]
魔術大会の約1か月前のこと。
「そういえば、ジークってどの部活に入ったの?」
「それが、入試で首席だからって色んなところから勧誘受けちゃって、まだ決められてないんだ…」
まあ、一般入試1位といえば大概勉強も魔法も優秀だし当然と言えよう。
「ちなみにどこから勧誘受けたの?」
「えっと確か、剣術部、魔法部、魔法研究部、武術部……」
「うんうん」
「……美術部、料理部、吹奏楽部、演劇部とかかな」
「うん?」
後半首席関係なくないか…?
[マリーの話し方]
午前の授業が終わったころ。
「お昼一緒に食べようか、マリー」
「ええ、そうね!」
「そういえば、マリーって学院以外でもその話し方なの?」
「いいえ、家族とは基本敬語で話しているわ。」
「なるほど」
「それがどうかしたの?」
「いや、特に最初のころ敬語が時々混ざってたからどうなんだろうなーと思って」
「あらやだ、そうだった?なかなか癖って治らないわね…」
「まあでもマリーが好きなようにすればいいと思うよ」
「そうね、そうするわ!」
[迷走気味アラン]
―― 昼休み ――
「マリーさんとカナさん、クッキー作ったんだけど食うか?」
「まあ、いいの?ありがとう!」
「ありがとう、いただくよ」
「アランさんのお菓子はどれもおいしいわね!」
「そ、そうか?な、なら良かったよ」
―― 放課後 ――
「ねえカナ?週末に街にシュークリーム食べに行かない?」
「あ、いいね美味しそう」
「シュークリーム…?」
―― 翌日の昼休み ――
「な、なあ?シュークリーム作ったんだけど食べないか?」
「あ!ちょうど食べたいと思っていたの、ありがとう!」
「…ありがとう」
―― その日の放課後 ――
「ねえ、シュークリームはアランさんから貰ったからミルクレープ食べに行かない?」
「いいね」
「ミ、ミルクレープ…!?」
―― さらに次の日の昼休み ――
「なあ…ミルクレープ作ったんだけど食うか…?」
「え、ほんとうに??ありがとうアランさん!…あら、目の下にクマがあるわ、大丈夫?」
「ああ、大丈夫だ、これくらい…」
何もスイーツ店と張り合わなくても…
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