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いつもの学院生活…?
第50話 期末テスト①
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お茶会から数日、平日の昼下がり。昼食を終え、私は教室でマリーと談笑していた。
「すいませーん、ベルナールさんいますか!」
そう言ってA組の教室を訪ねてきたのは、E組のソルード侯爵の息子ロンだ。
「ロン君?どうしたの?」
「ちょっとこっち来てくれ」
ロンに手招きされ教室の外に出る。
「もしかして、例の男がなにか言ってた?」
ソルード侯爵が去り際、何かあればロン伝いに連絡してくれると言っていた。
「それなんだけど…」
ロンが言い淀む。なにか変なことでも言っていたか?
「……死んだんだよ、その男。」
「え、どういうこと?」
死んだ?なぜ?
「あの日のうちに自警団に引き取られたあと牢屋に入れられてたんだけど、翌日の朝に自警団の人が見回りに行ったら牢屋の中で死んでたらしいんだよ。」
「死因は?」
「詳しくは分かってないけど、どうも男が元々やべー薬しょっちゅう飲んでたらしくて、それが原因じゃないかって話だぜ。」
「そっか……」
確かにあの男、全体的に行動も発言もとても正気とは思えなかった。医療用の魔法薬に、多量に摂取するとドラッグと同じような効果が表れるものがあったはずなので、その手のものを飲んで錯乱状態にあったのだろう。
ただ、それで死ぬにはちょっとタイミングが良すぎるような気もするが。
「死ぬ前の男からなにか聞き出せたの?」
「それが、牢屋入って以降はずっと"俺は悪くない"ってブツブツ繰り返すばっかりで、ろくに会話も出来なかったらしい。だから拷問かけたところで意味ないからマシになるまで待とうとしたら、こうなっちまったってわけだ。」
"俺は悪くない"という言葉は、裏を返せば"俺以外のやつが悪い"とも取れる。これと明らかに自分では買えなさそうな武器を持っていたことや、あの状態で警備兵の目をかいくぐって屋敷に侵入したことを考えると、やはり男には協力者がいると見て間違いないだろう。
しかし、男が死んでしまっては誰が協力者か聞くに聞けない。今調べられることといえば男の身元と死因、そして呪法具や魔法銃の効果と入手ルートくらいか。エドガス殿が武器の効果と入手ルートを1,2週間で調べてくれると言っていたから、それは冬休みに確認しに行くとして…
「……とりあえず、男の詳しい死因とか、男に家族がいたかどうかとか分かったらまた改めて教えて欲しいな。」
「了解、自警団の人達に言っとくよ。今と同じ話、王子にも聞かせといた方がいいよな?」
「うん、そうして貰えると助かる。色々ありがとう。」
「礼を言うならこっちの方だよ、シャーロットを守ってくれたしな。じゃ!俺はこれで。」
そういうとロンは去って行った。
私は教室のマリーの元へと戻る。
「カナ、なんの話をしてたの?」
「ああいや、大した話じゃ無いよ。この前あの人の妹に会いに行ったから、その後妹が喜んでたって話をわざわざしに来てくれたんだ」
「なるほど、そうなのね!」
まあ、マリーなら言いふらしたりしないだろうし本当のことを言ってもいいのだが、余計な波風を立てる必要もないだろうと思って適当に誤魔化しておいた。
「あ、カナさん!」
声をかけてきたのはアランだ。横にジークもいる。
「折り入って頼みがあるんだけどよ……」
「どうしたの改まって?」
「俺に勉強教えてくれ!!」
アランのこの一言で思い出した。私たちは約1週間後に期末テストを控えているのだ。魔術大会やら部活やらお茶会やらのせいで完全に頭から抜けていた。
「あ……そういえばあったねそんなの」
「え、もしかして忘れてたの??」
「うん、最近色々やること多くて……」
「まじかよ、勉強教えてもらおうと思ったのに……」
アランが残念そうにする。なんだか申し訳ない。
「じゃあさ、皆で勉強会しようよ!お互い教え合えばなんとかなるでしょ??」
そう提案したのはジークだ。
「お、いいなそれ!」
「私もやりたいわ!」
「いいね、やろうか。」
「じゃあ、早速今日の放課後からやろう!」
こうして勉強会することになった。
――――――――――
午後の授業を終え放課後、私たちは男子寮と女子寮の間にあるラウンジに集合していた。基本異性の寮に行くことは許可を得ない限り禁止だが、このラウンジは男女共に自由に使うことができる。
とりあえず、私たちはテーブルの上に教科書とノートを広げ準備していた。ちなみにこの世界の紙は羊皮紙などではなく割と前世の紙に近いものだし、書くときはボールペンのようなものがあるのでかなり快適だ。魔法による技術の発展バンザイである。
「……アランさん、あなた自分で勉強はしているの?」
「…ごめんなさい…」
アランのノートはほぼまっさらだった。彼はかなり勉強が苦手のようだ。
魔術学院はかなり生徒間で学力差がある。入試のときに筆記試験があるのになぜと思うかもしれないが、点数の内訳としては筆記は全体の3分の1、面接と実技(魔法と剣術)合計で全体の3分の2で、合格最低点は3分の2程度なので、極論面接と実技で満点取れれば合格できる。まあ実際はそういう訳にもいかないので、結局筆記も頑張って点を補う必要があるのだが。
アランの場合、人当たりがいいので面接の点は悪くないだろうし、剣術はほぼ満点間違いないのにかなり合格点ギリギリでの合格だったらしいので、裏を返せば他の点数が低かったのだろう。
ちなみにマリーとジークはどの試験もバランス良く取ってマリーは7割5分くらい、ジークに至っては8割5分くらいだったそうだ。入試では満点は出さないというのがセオリーなので、ジークは限界値まで点を取ったと言える。
さて、だがもう終わった入試のことを気にしても仕方ない。今気にすべきは期末テストだ。
「で、でもそれを言うならカナさんだってやって無いんだろ??」
「ん?」
「……なあカナさん、その積み上がってる10冊のノートはなんだ……?」
「ああこれ?勉強用のノートと授業用のノートだよ。授業ノートは科目ごとに分けて使ってるだけで全然埋まってないから、全部埋めてあるのは5冊だけだけど。」
「すいませーん、ベルナールさんいますか!」
そう言ってA組の教室を訪ねてきたのは、E組のソルード侯爵の息子ロンだ。
「ロン君?どうしたの?」
「ちょっとこっち来てくれ」
ロンに手招きされ教室の外に出る。
「もしかして、例の男がなにか言ってた?」
ソルード侯爵が去り際、何かあればロン伝いに連絡してくれると言っていた。
「それなんだけど…」
ロンが言い淀む。なにか変なことでも言っていたか?
「……死んだんだよ、その男。」
「え、どういうこと?」
死んだ?なぜ?
「あの日のうちに自警団に引き取られたあと牢屋に入れられてたんだけど、翌日の朝に自警団の人が見回りに行ったら牢屋の中で死んでたらしいんだよ。」
「死因は?」
「詳しくは分かってないけど、どうも男が元々やべー薬しょっちゅう飲んでたらしくて、それが原因じゃないかって話だぜ。」
「そっか……」
確かにあの男、全体的に行動も発言もとても正気とは思えなかった。医療用の魔法薬に、多量に摂取するとドラッグと同じような効果が表れるものがあったはずなので、その手のものを飲んで錯乱状態にあったのだろう。
ただ、それで死ぬにはちょっとタイミングが良すぎるような気もするが。
「死ぬ前の男からなにか聞き出せたの?」
「それが、牢屋入って以降はずっと"俺は悪くない"ってブツブツ繰り返すばっかりで、ろくに会話も出来なかったらしい。だから拷問かけたところで意味ないからマシになるまで待とうとしたら、こうなっちまったってわけだ。」
"俺は悪くない"という言葉は、裏を返せば"俺以外のやつが悪い"とも取れる。これと明らかに自分では買えなさそうな武器を持っていたことや、あの状態で警備兵の目をかいくぐって屋敷に侵入したことを考えると、やはり男には協力者がいると見て間違いないだろう。
しかし、男が死んでしまっては誰が協力者か聞くに聞けない。今調べられることといえば男の身元と死因、そして呪法具や魔法銃の効果と入手ルートくらいか。エドガス殿が武器の効果と入手ルートを1,2週間で調べてくれると言っていたから、それは冬休みに確認しに行くとして…
「……とりあえず、男の詳しい死因とか、男に家族がいたかどうかとか分かったらまた改めて教えて欲しいな。」
「了解、自警団の人達に言っとくよ。今と同じ話、王子にも聞かせといた方がいいよな?」
「うん、そうして貰えると助かる。色々ありがとう。」
「礼を言うならこっちの方だよ、シャーロットを守ってくれたしな。じゃ!俺はこれで。」
そういうとロンは去って行った。
私は教室のマリーの元へと戻る。
「カナ、なんの話をしてたの?」
「ああいや、大した話じゃ無いよ。この前あの人の妹に会いに行ったから、その後妹が喜んでたって話をわざわざしに来てくれたんだ」
「なるほど、そうなのね!」
まあ、マリーなら言いふらしたりしないだろうし本当のことを言ってもいいのだが、余計な波風を立てる必要もないだろうと思って適当に誤魔化しておいた。
「あ、カナさん!」
声をかけてきたのはアランだ。横にジークもいる。
「折り入って頼みがあるんだけどよ……」
「どうしたの改まって?」
「俺に勉強教えてくれ!!」
アランのこの一言で思い出した。私たちは約1週間後に期末テストを控えているのだ。魔術大会やら部活やらお茶会やらのせいで完全に頭から抜けていた。
「あ……そういえばあったねそんなの」
「え、もしかして忘れてたの??」
「うん、最近色々やること多くて……」
「まじかよ、勉強教えてもらおうと思ったのに……」
アランが残念そうにする。なんだか申し訳ない。
「じゃあさ、皆で勉強会しようよ!お互い教え合えばなんとかなるでしょ??」
そう提案したのはジークだ。
「お、いいなそれ!」
「私もやりたいわ!」
「いいね、やろうか。」
「じゃあ、早速今日の放課後からやろう!」
こうして勉強会することになった。
――――――――――
午後の授業を終え放課後、私たちは男子寮と女子寮の間にあるラウンジに集合していた。基本異性の寮に行くことは許可を得ない限り禁止だが、このラウンジは男女共に自由に使うことができる。
とりあえず、私たちはテーブルの上に教科書とノートを広げ準備していた。ちなみにこの世界の紙は羊皮紙などではなく割と前世の紙に近いものだし、書くときはボールペンのようなものがあるのでかなり快適だ。魔法による技術の発展バンザイである。
「……アランさん、あなた自分で勉強はしているの?」
「…ごめんなさい…」
アランのノートはほぼまっさらだった。彼はかなり勉強が苦手のようだ。
魔術学院はかなり生徒間で学力差がある。入試のときに筆記試験があるのになぜと思うかもしれないが、点数の内訳としては筆記は全体の3分の1、面接と実技(魔法と剣術)合計で全体の3分の2で、合格最低点は3分の2程度なので、極論面接と実技で満点取れれば合格できる。まあ実際はそういう訳にもいかないので、結局筆記も頑張って点を補う必要があるのだが。
アランの場合、人当たりがいいので面接の点は悪くないだろうし、剣術はほぼ満点間違いないのにかなり合格点ギリギリでの合格だったらしいので、裏を返せば他の点数が低かったのだろう。
ちなみにマリーとジークはどの試験もバランス良く取ってマリーは7割5分くらい、ジークに至っては8割5分くらいだったそうだ。入試では満点は出さないというのがセオリーなので、ジークは限界値まで点を取ったと言える。
さて、だがもう終わった入試のことを気にしても仕方ない。今気にすべきは期末テストだ。
「で、でもそれを言うならカナさんだってやって無いんだろ??」
「ん?」
「……なあカナさん、その積み上がってる10冊のノートはなんだ……?」
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