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魔術大会
第29話 大会3日目:個人戦予選③
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「午前の4試合が終わり次は昼休憩です!」
マリーも戻ってきて、今は昼食タイムである。
ジークの第1試合が終わったあと、残り3試合は特筆することもなく概ね予想通りに終わった。まあ団体戦で既に雰囲気は見ていたので当然と言えば当然だが。
「午後はカナ以外に、王子様とその従者さんも出るのよね?」
「うんそう、特に第2王子は団体戦に出てないからよく見ておかないと。」
「なんか後半の方に強いの集中しすぎじゃねえか?」
「確かにそうかも。とはいえ私の場合はどの道王子に勝たないといけないから、ちょうどいいと言えばちょうどいいんだけど。」
「僕はラッキーだね!」
「そうね!」
―――――――――――
「あと10分程で第5試合の開始です!」
「じゃあ、私第6試合はゆっくり見たいし、そろそろ先に準備しに行くよ。そのまま選手用の席に行くつもり。」
「うん分かった!頑張って!」
そうして私は試合の準備へと向かった。
――――――――
「……ねえ、アラン、マリー?」
「どうしたジーク」
「?」
「……カナってさ、僕たちといて楽しいのかな?」
「…どういう意味??」
「いや、なんというか…いつもは仲良くしてるけど、どこか壁があるっていうか…」
「それは…まあ思わなくもねえけど…」
「でも、カナが私たちを騙してるとかって言いたい訳ではないんでしょう?」
「うん、それは違うよ!…そういうのよりは、むしろカナが自分自身のことを大事にしてないというか、自分を無いものとして考えてるというか…」
「………」
「あのね?僕この学院に入る前にカナに会ったことあるんだ、神の啓示で。自分の後にカナが並んでたんだけど、何となく啓示を受けてる様子を見てたんだ。大体皆魔力が高かったり属性が珍しかったら喜ぶし、そうじゃなかったら悲しんだり悔しがったりするものでしょ?でもカナは魔力も属性も凄いのに全然嬉しそうじゃなくて…ずっと思いつめて考えてるみたいだったから声掛けたんだ」
「……それで、どうだったんだ?」
「それが予想以上に普通の反応されて驚いちゃった…でも後から考えるとちょっと台本読んでるって言うか、当たり障りのないことを頑張って言ってたようにも思えてきて」
「なるほどな…」
「ごめん、だからなんだって言われちゃうとそれまでなんだけど…」
「いや、そんなこと言わねえよ。何となく言いたいことはわかったしな」
「ええそうよ!……でも根本的な解決には多分カナ本人から言って貰わないと分からないと思うから、とりあえず今私たちができることは限られてると思うわ。」
「そうだな!第2王子の件にしたって、王子と戦うって決めたのはあいつだし、多少なんかに配慮してたとしても大元(おおもと)の原動力は自分の意思でやってると思うしよ。隠してることはあるが、全部嘘って訳ではねえだろ?だったら本当のところだけでも見てやろうぜ!」
「…うん、そうだね!それじゃあカナを応援しよう!頑張れカナ!!!」
――――――――――――
今ジークの私を応援する声が聞こえた気がしたが気のせいだろうか。
「第5試合!勝者、B組ランドルト選手!!」
ワァーーーー!!
会場は相変わらずの熱気だ。第5試合、王子の従者であるランドルトは予想通り勝利を納めた。
私は今準備を終え、選手用の席に腰を据えたところだ。ちょうど第6試合に間に合ったようだ。
さて、お手並み拝見といこうか、俺様キャラの王子様よ。
「続いては第6試合、B組ラクア・リアムール選手 vs E組マーク・ベルガー選手です!」
ウォォォーー!!
王子の対戦相手は、準決勝でベークマンにコテンパンにやられたE組の風属性の少年だ。とはいえE組は全体的に魔法の扱いは悪くなかったので、ある程度善戦出来るかもしれない。
「それでは始め!」
「ウインドストーム!!」
ベルガーが、初手から恐らく最大火力で攻撃する。試合を長引かせると不利だと判断したのだろう。実際その判断は間違っていないと思う。だがしかし……
「ふん、この程度か。」
第2王子が手をかざす。
「なんだこの魔法陣の大きさは!!」
「"そのまま流されろ"」
直径にして3m、巨大な魔法陣から大量の水が勢いよく流れ出してくる。…そう、これは私の "洪水" のかなり大きいバージョンだ。
相手の選手は声を出す間もなく風魔法ごと流されていってしまった。
「ベルガー選手場外!勝者はリアムール選手!!」
「うう…くそっ!」
「当然の結果だな」
…何となく分かってはいたが、情報らしい情報は得られなかった。わかったことといえば、作れる魔法陣の大きさがやたらと大きいことと、"そのまま流されろ" というセリフ、これが恐らく私の試合を見た上での発言であるということくらいだ。私が団体戦で見せた戦法は全て知っていると思っていた方がいいだろう。まあもともとそのつもりでいたし、逆に無闇に手の内を隠してやらなくて済むので楽かもしれない。
結局、王子に喧嘩を売られただけで終わった気がする。なんとも言えない気持ちだ。
―――――――――――
「次は予選、そして本日最後の第8試合!A組カナ・ベルナール選手 vs C組マルコ・エヴァルテ選手!」
第7試合はつつがなく終わり、次は第8試合だ。
"個人"戦なのだから当然だが、今度は団体戦と違い1人で戦うことになる。
今思えば、転生してきてからというもの、1人でいることが極端に減った気がする。前世ではいつの間にかなんでも自分でやることが当たり前であり、"義務"であるかのようになっていたが、こちらに来てからは何かと友達やママと一緒にいることが多かった。
「それでは、第8試合始め!」
とはいえ今1人でいることに対して、前世の状況に戻ったという気もしない。個人戦はこちらでの "新しい自分" を見つめ直すいい機会かもしれない。
「固体化・アクアウォール」
「へ、馬鹿め!お前の防御が苦手なのはわかってんだよ!フレイムボール!!」
「エヴァルテ選手のフレイムボールが炸裂!ベルナール選手どう出る!?」
防御が苦手……言われてみればそんな"ポーズ"を取っていた気がする。
ドォォォン!!
「なっ…!?無傷かよ!!」
だが実際は別にそうでも無い。いや、傾向による適性がある以上苦手な方であることは間違いないが、無駄に多い魔力で"固体化"してしまえばなんてことは無い。団体戦の対王子の従者戦のときは"固体化"を隠しておきたかったので念のため使わなかっただけだ。
ちなみになぜアランが水の壁に斬りかかったときのように爆発しないのかといえば、それは単純に相手の炎魔法の熱量が少ないからだ。もっとも、アラン相手だとしても"固体化"して水分子を固定している以上、液体の水よりも水分子間の距離が極端に広い状態である気体になることはなく、爆発はしないだろうが。
そして相手選手が見ているのは私自身ではなく、屈折で出来た"私"だ。
〘水惑刀〙・«干渉・増»
バシッ!!
「うっ…」バタッ…
「ベルナール選手、"幻影"でエヴァルテ選手を欺(あざむ)き背後から仕留めた!よって勝者、カナ・ベルナール選手!!」
…さて、明後日が楽しみだ。
マリーも戻ってきて、今は昼食タイムである。
ジークの第1試合が終わったあと、残り3試合は特筆することもなく概ね予想通りに終わった。まあ団体戦で既に雰囲気は見ていたので当然と言えば当然だが。
「午後はカナ以外に、王子様とその従者さんも出るのよね?」
「うんそう、特に第2王子は団体戦に出てないからよく見ておかないと。」
「なんか後半の方に強いの集中しすぎじゃねえか?」
「確かにそうかも。とはいえ私の場合はどの道王子に勝たないといけないから、ちょうどいいと言えばちょうどいいんだけど。」
「僕はラッキーだね!」
「そうね!」
―――――――――――
「あと10分程で第5試合の開始です!」
「じゃあ、私第6試合はゆっくり見たいし、そろそろ先に準備しに行くよ。そのまま選手用の席に行くつもり。」
「うん分かった!頑張って!」
そうして私は試合の準備へと向かった。
――――――――
「……ねえ、アラン、マリー?」
「どうしたジーク」
「?」
「……カナってさ、僕たちといて楽しいのかな?」
「…どういう意味??」
「いや、なんというか…いつもは仲良くしてるけど、どこか壁があるっていうか…」
「それは…まあ思わなくもねえけど…」
「でも、カナが私たちを騙してるとかって言いたい訳ではないんでしょう?」
「うん、それは違うよ!…そういうのよりは、むしろカナが自分自身のことを大事にしてないというか、自分を無いものとして考えてるというか…」
「………」
「あのね?僕この学院に入る前にカナに会ったことあるんだ、神の啓示で。自分の後にカナが並んでたんだけど、何となく啓示を受けてる様子を見てたんだ。大体皆魔力が高かったり属性が珍しかったら喜ぶし、そうじゃなかったら悲しんだり悔しがったりするものでしょ?でもカナは魔力も属性も凄いのに全然嬉しそうじゃなくて…ずっと思いつめて考えてるみたいだったから声掛けたんだ」
「……それで、どうだったんだ?」
「それが予想以上に普通の反応されて驚いちゃった…でも後から考えるとちょっと台本読んでるって言うか、当たり障りのないことを頑張って言ってたようにも思えてきて」
「なるほどな…」
「ごめん、だからなんだって言われちゃうとそれまでなんだけど…」
「いや、そんなこと言わねえよ。何となく言いたいことはわかったしな」
「ええそうよ!……でも根本的な解決には多分カナ本人から言って貰わないと分からないと思うから、とりあえず今私たちができることは限られてると思うわ。」
「そうだな!第2王子の件にしたって、王子と戦うって決めたのはあいつだし、多少なんかに配慮してたとしても大元(おおもと)の原動力は自分の意思でやってると思うしよ。隠してることはあるが、全部嘘って訳ではねえだろ?だったら本当のところだけでも見てやろうぜ!」
「…うん、そうだね!それじゃあカナを応援しよう!頑張れカナ!!!」
――――――――――――
今ジークの私を応援する声が聞こえた気がしたが気のせいだろうか。
「第5試合!勝者、B組ランドルト選手!!」
ワァーーーー!!
会場は相変わらずの熱気だ。第5試合、王子の従者であるランドルトは予想通り勝利を納めた。
私は今準備を終え、選手用の席に腰を据えたところだ。ちょうど第6試合に間に合ったようだ。
さて、お手並み拝見といこうか、俺様キャラの王子様よ。
「続いては第6試合、B組ラクア・リアムール選手 vs E組マーク・ベルガー選手です!」
ウォォォーー!!
王子の対戦相手は、準決勝でベークマンにコテンパンにやられたE組の風属性の少年だ。とはいえE組は全体的に魔法の扱いは悪くなかったので、ある程度善戦出来るかもしれない。
「それでは始め!」
「ウインドストーム!!」
ベルガーが、初手から恐らく最大火力で攻撃する。試合を長引かせると不利だと判断したのだろう。実際その判断は間違っていないと思う。だがしかし……
「ふん、この程度か。」
第2王子が手をかざす。
「なんだこの魔法陣の大きさは!!」
「"そのまま流されろ"」
直径にして3m、巨大な魔法陣から大量の水が勢いよく流れ出してくる。…そう、これは私の "洪水" のかなり大きいバージョンだ。
相手の選手は声を出す間もなく風魔法ごと流されていってしまった。
「ベルガー選手場外!勝者はリアムール選手!!」
「うう…くそっ!」
「当然の結果だな」
…何となく分かってはいたが、情報らしい情報は得られなかった。わかったことといえば、作れる魔法陣の大きさがやたらと大きいことと、"そのまま流されろ" というセリフ、これが恐らく私の試合を見た上での発言であるということくらいだ。私が団体戦で見せた戦法は全て知っていると思っていた方がいいだろう。まあもともとそのつもりでいたし、逆に無闇に手の内を隠してやらなくて済むので楽かもしれない。
結局、王子に喧嘩を売られただけで終わった気がする。なんとも言えない気持ちだ。
―――――――――――
「次は予選、そして本日最後の第8試合!A組カナ・ベルナール選手 vs C組マルコ・エヴァルテ選手!」
第7試合はつつがなく終わり、次は第8試合だ。
"個人"戦なのだから当然だが、今度は団体戦と違い1人で戦うことになる。
今思えば、転生してきてからというもの、1人でいることが極端に減った気がする。前世ではいつの間にかなんでも自分でやることが当たり前であり、"義務"であるかのようになっていたが、こちらに来てからは何かと友達やママと一緒にいることが多かった。
「それでは、第8試合始め!」
とはいえ今1人でいることに対して、前世の状況に戻ったという気もしない。個人戦はこちらでの "新しい自分" を見つめ直すいい機会かもしれない。
「固体化・アクアウォール」
「へ、馬鹿め!お前の防御が苦手なのはわかってんだよ!フレイムボール!!」
「エヴァルテ選手のフレイムボールが炸裂!ベルナール選手どう出る!?」
防御が苦手……言われてみればそんな"ポーズ"を取っていた気がする。
ドォォォン!!
「なっ…!?無傷かよ!!」
だが実際は別にそうでも無い。いや、傾向による適性がある以上苦手な方であることは間違いないが、無駄に多い魔力で"固体化"してしまえばなんてことは無い。団体戦の対王子の従者戦のときは"固体化"を隠しておきたかったので念のため使わなかっただけだ。
ちなみになぜアランが水の壁に斬りかかったときのように爆発しないのかといえば、それは単純に相手の炎魔法の熱量が少ないからだ。もっとも、アラン相手だとしても"固体化"して水分子を固定している以上、液体の水よりも水分子間の距離が極端に広い状態である気体になることはなく、爆発はしないだろうが。
そして相手選手が見ているのは私自身ではなく、屈折で出来た"私"だ。
〘水惑刀〙・«干渉・増»
バシッ!!
「うっ…」バタッ…
「ベルナール選手、"幻影"でエヴァルテ選手を欺(あざむ)き背後から仕留めた!よって勝者、カナ・ベルナール選手!!」
…さて、明後日が楽しみだ。
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