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最恐の女 2
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「おまたせ優也…楽しみましょ♡」
「待ちなさいよ!」
夏希が震えた声で響子を止める。
「何?夏希ちゃん…」
「朱莉と涼華をこんなにして…優也とシようとして…許せない!」
夏希は響子に飛びかかるが、響子は身をかわし逆に夏希の腕を掴み、関節をキメる。
「ぐっ…ぐぅ…」
「ちょっと姉貴!いい加減にしろって!」
「優也!女同士の戦いに口を挟んではダメよ!」
響子は夏希の腕を曲げていく。
ギリギリギリギリ…
「あぁ…ぐっ…」
「夏希ちゃんはどう責められたいの?」
響子がそう言うと、夏希は響子の足を払う。
ドタッ!
夏希と響子は2人とも転んでしまう。
2人が起き上がると、夏希が響子に体当たりをする。
「うわぁぁぁ!」
ドンっ!
ザブン…
響子と夏希は勢いよくプールに落ちてしまう。
(やるわね…夏希ちゃん!)
(一緒に沈んでもらうわ!)
夏希は響子の後ろから両手両足を絡め、プールの底に沈んで行く。
そして全身から力を抜いた。
両手両足を使えない響子は夏希を引き離すことができない。
(夏希ちゃん…私と一緒に溺れる気?)
そしてそのまま3分近く経過した。
「ガボォ…」
「ゴボボボォ…」
2人とも息は限界近かった。
夏希は静かに耐えているが、響子は振り解こうと必死になっている。
(きっ…きついっ…こうなったら…)
響子は壁に目をやると、最後の力でプールの底を思い切り蹴り、後ろから絡みついている夏希を壁にぶつけた。
ゴンっ!
(えっ?)
(あれ?)
響子は少し痛みを与える程度のつもりだったが、夏希は後頭部を壁に思い切りぶつけてしまう。
(しまった!)
「ゴボボボボボ…」
(あれ?…身体が…動かない…)
夏希は何が起こったか理解できないまま響子から離れ、開いた口から息を吐き出し続けながらゆらゆらと水中を漂う。
(ごめん…朱莉…涼華…優也…)
途切れそうな意識の中、夏希は響子に抱えあげられる。
ザパァ…
「はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…大丈夫?夏希ちゃん…」
夏希はプールサイドに寝かされた。
「夏希!大丈夫か?」
「あれ?…私…」
優也の声に夏希は反応した。
「ごめんなさい夏希ちゃん…」
「大丈夫です…私こそ…響子さんにひどいこと…」
夏希と響子の争いの火は、夏希と響子の無茶のし過ぎが原因でようやく鎮火されてくる。
「涼華は?」
「あぁ…まだ気絶しちゃってるよ…」
涼華の方を見ると朱莉が涼華に泣きながら抱きついていた。
「うわぁぁぁん…涼華ちゃぁぁぁん…涼華ちゃんっ…涼華ちゃんっ…」
涼華の意識が戻らないことへの不安と、大好きな涼華が自分を助けるために響子に向かって行った事に朱莉は嬉しさで涙を流していた。
それを見た響子が歩み寄って行く。
「ごめんなさい…朱莉…私がやり過ぎたの…」
「うんっ…うんっ…ぐずっ…」
響子は優也たちの方を見ると、頭を下げた。
「ごめんなさい…次来るときは一緒に泳がせてもらうわ…」
「姉貴…」
そう言って響子はプールから出て行く。
すると夏希がゆっくりと身体を起こし、優也に身体を預けた。
「おい大丈夫か?」
すー…すー…
見ると夏希は寝息を立てながら眠っている。
涼華は朱莉の膝の上で気絶している。
「これはしばらく動けないな…」
「ふふ…そうだね…」
夏希と涼華の目が覚めるまで優也と朱莉は一歩も動けず待つことになった。
「待ちなさいよ!」
夏希が震えた声で響子を止める。
「何?夏希ちゃん…」
「朱莉と涼華をこんなにして…優也とシようとして…許せない!」
夏希は響子に飛びかかるが、響子は身をかわし逆に夏希の腕を掴み、関節をキメる。
「ぐっ…ぐぅ…」
「ちょっと姉貴!いい加減にしろって!」
「優也!女同士の戦いに口を挟んではダメよ!」
響子は夏希の腕を曲げていく。
ギリギリギリギリ…
「あぁ…ぐっ…」
「夏希ちゃんはどう責められたいの?」
響子がそう言うと、夏希は響子の足を払う。
ドタッ!
夏希と響子は2人とも転んでしまう。
2人が起き上がると、夏希が響子に体当たりをする。
「うわぁぁぁ!」
ドンっ!
ザブン…
響子と夏希は勢いよくプールに落ちてしまう。
(やるわね…夏希ちゃん!)
(一緒に沈んでもらうわ!)
夏希は響子の後ろから両手両足を絡め、プールの底に沈んで行く。
そして全身から力を抜いた。
両手両足を使えない響子は夏希を引き離すことができない。
(夏希ちゃん…私と一緒に溺れる気?)
そしてそのまま3分近く経過した。
「ガボォ…」
「ゴボボボォ…」
2人とも息は限界近かった。
夏希は静かに耐えているが、響子は振り解こうと必死になっている。
(きっ…きついっ…こうなったら…)
響子は壁に目をやると、最後の力でプールの底を思い切り蹴り、後ろから絡みついている夏希を壁にぶつけた。
ゴンっ!
(えっ?)
(あれ?)
響子は少し痛みを与える程度のつもりだったが、夏希は後頭部を壁に思い切りぶつけてしまう。
(しまった!)
「ゴボボボボボ…」
(あれ?…身体が…動かない…)
夏希は何が起こったか理解できないまま響子から離れ、開いた口から息を吐き出し続けながらゆらゆらと水中を漂う。
(ごめん…朱莉…涼華…優也…)
途切れそうな意識の中、夏希は響子に抱えあげられる。
ザパァ…
「はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…大丈夫?夏希ちゃん…」
夏希はプールサイドに寝かされた。
「夏希!大丈夫か?」
「あれ?…私…」
優也の声に夏希は反応した。
「ごめんなさい夏希ちゃん…」
「大丈夫です…私こそ…響子さんにひどいこと…」
夏希と響子の争いの火は、夏希と響子の無茶のし過ぎが原因でようやく鎮火されてくる。
「涼華は?」
「あぁ…まだ気絶しちゃってるよ…」
涼華の方を見ると朱莉が涼華に泣きながら抱きついていた。
「うわぁぁぁん…涼華ちゃぁぁぁん…涼華ちゃんっ…涼華ちゃんっ…」
涼華の意識が戻らないことへの不安と、大好きな涼華が自分を助けるために響子に向かって行った事に朱莉は嬉しさで涙を流していた。
それを見た響子が歩み寄って行く。
「ごめんなさい…朱莉…私がやり過ぎたの…」
「うんっ…うんっ…ぐずっ…」
響子は優也たちの方を見ると、頭を下げた。
「ごめんなさい…次来るときは一緒に泳がせてもらうわ…」
「姉貴…」
そう言って響子はプールから出て行く。
すると夏希がゆっくりと身体を起こし、優也に身体を預けた。
「おい大丈夫か?」
すー…すー…
見ると夏希は寝息を立てながら眠っている。
涼華は朱莉の膝の上で気絶している。
「これはしばらく動けないな…」
「ふふ…そうだね…」
夏希と涼華の目が覚めるまで優也と朱莉は一歩も動けず待つことになった。
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