奇妙丸

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第1章甲州征伐

安土城

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 相変わらず巨大な安土城。その城主であり我が父でもある織田信長。評定には譜代の重臣なども多く集まり何やら大きな事の様だ。ある程度並び終わると父上が話始めた。「先日、苗木遠山の遠山友忠より木曽家が武田家より離反したという報告がきた。また徳川家も駿河の穴山家を調略したとのことだ。それゆえ、これより武田家を滅ぼしにかかるぞ。まず…」父上が指示を続ける中で思った。これはおかしい…この光景を見たことがある気がしたがこれで確信した。武田家は3月に滅ぼしたはずだ。だがしかしすることは変わらない。これが何の因縁か分からぬがやるしかない。そう考えながら評定が終わり暫くして岐阜城に帰城した。
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