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第一章 神の住まう島
第3話
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島に近づくにつれ、海岸に人が集まってきているのが分かった。
「小舟を出すぞ。」
「お頭、危なくねぇですかい?」
「大人数で行って刺激するよりはいい。」
「ワレも行くぞ。どうやって結界を抜けたか説明が必要であろう。」
ちなみに服は、船にあったボロ着(ぶかぶか)に着替えている。
「じゃぁ、俺と嬢ちゃんとあと三人ばかり連れて行く。」
「ヘイ」
小舟をおろし、島へ漕ぎ出す。
かなり大きい。
そして住民も結構な数がいるようだ。
海岸の砂浜に近づくと先頭にガタイの良い老人が、
そしてその横でライードを超えるであろう長い黒髪の男が戦斧を構えコチラをにらみつけていた。
小舟を砂浜へ乗り上げ船を降りる。
「お前達何者だ?どうやってここに来た?」
斧の先でこちらを指しながら開口一番長髪の男が尋ねる。
警戒してピリピリしているのがわかる。
「俺はライード、まぁちょっとは名の知れた冒険者だ。
見ての通りあのぼろくなっちまった船が嵐に巻き込まれ、そのまま結界とやらを抜けてきたところさ」
「嘘をつくな。この島まで無事に辿りついたやつなんて今までいやしない。」
一歩前へ出て戦斧を構える。
「まぁまぁ青年、落ち着くのじゃ」
マレリアが声を掛けると、青年は初めて気がついたというようにこちらに目を向けた。
「疑うのも無理はないが、今まで結界を抜けたものがおらなかったのは、このワレがおらんかったからじゃ。
この大魔学者であるワレがな。」
青年の目に剣呑な光が宿る。
「そんなことより、お主・・・なかなか美しい顔をしておるのぉ・・・
どうじゃ、ここは一つワレのコレクションに加わらん・・・痛!」
途中でライードにげんこつを下ろされる。
ギロリとした目線が頭上から降ってくるのが分かる。
「ご、ごほん。
まぁ見ての通り結界は壊れずそのままじゃ。
つまりはワレらは正しい道順でここに着たことを証明していることにならんか?」
マレリアの言葉に、訝しんだ顔を向ける青年。
その時、今まで沈黙を守っていた老人が青年の前に出て、
「その昔、結界を張った大賢者様より言い伝えがございます。
曰く、結界を正しく抜けてきた者は厚遇しろ。
それが我らに利益と新しい風を吹かせることになるだろうとのこと。
我らはそなたらを歓迎いたしますぞ。」
「親父!」
「落ち着け息子よ、お前は気が短くてならん。
我らを害する気があるなら、あの船で武器を持ってやって来ておるじゃろうよ。」
青年を窘めると。
「申し遅れました、私は長のテルジャ。
この短気なのは不肖の息子、グロウでございます。」
仏頂面のグロウを指して、
「息子の態度も次期島長候補として、使命感に駆られてのこと。
どうか寛大な心でお許し頂きとうございます。」
「許すも何も、俺らは突然やってきたよそ者だ、警戒されるのも無理は無い。
だが、見ての通り俺らに敵意は無い。
ただ、お願いがあるとすれば、見ての通り嵐で船がボロボロになっちまって、
その修理の間だけ島に泊めて欲しいってことくらいだ。」
「お安いご用ですじゃ。
ただ、この島は外からの客が一切来ない島。
皆様をお泊めする施設がございませぬ故・・・」
「まぁ俺らは冒険者だ。
野営するのも、船で寝るのも慣れてる。
そこは心配しなくていい。
が、食料なんかが心許なくなっちまってるから購入したいんだが、
この島はカネは使えるのか?」
「残念ながら、金銭の存在は言い伝えで知っておりますが、外界から閉ざされたこの島では金銭はつかっておりませぬ。
基本物々交換と助け合いでなりたっておりますじゃ。」
とテルジャ。
「まぁ心配なさらんでもよろしい。
この島は貧相に見えるかも知れませんが、島神様のご加護のおかげで家畜も作物も外より立派に育ちます。
必用な分は手配致しましょう。」
「そいつは有り難い。
あとは、俺らが冒険や交易で得たモノと都度交換という形でどうだろう?」
「お気の召すままに」
「俺は反対だぞ、親父。
この島は島だけでやってこれてるんだ、今更外の世界の風なんていらない」
「大賢者様がおっしゃったのじゃ、今彼らが来たことにはきっと何か意味があるに違いない。
お前は間違っても問題を起こす出ないぞ。」
「フンッ」
と背を向けグロウは去って行った。
「じゃぁ俺たちは船を呼びに戻らせて貰うが、嬢ちゃんはどうする?」
「とりあえずは仕立屋じゃ。
いい加減このボロ服は願い下げじゃからのう」
「ハハッ、確かにな。
代金は後払いでなにか渡しておくから行ってきな」
「うむ、また後での」
ライード達と別れ、若い娘に案内して貰う。
「こちらが仕立屋です。殆どの家は自分たちで繕うかここで仕立てて貰ってるんですよ!」
「ほう、それは楽しみじゃ。
先ほどの・・・グロウといったか?
あやつの服を見る限り腕は確かなようじゃしの」
「グロウ様の服はここで仕立てた物に間違いないです!」
「それは重畳じゃ、たのもう!」
といって中に入る。
「ほほぉ~」
中にはいくつかの汎用服に、色とりどりの布たちが所狭しと並んでいた。
「いらっしゃい!」
中から元気なおばさんの声が聞こえると、奥から恰幅のいい婦人が出てきた。
「おやリリちゃんじゃないか今日はなんの用だい?」
「テッサさんお久しぶりです!実はこの娘の服を仕立てて欲しくて。」
そこでテッサと呼ばれたおばさんは視線をしたに移す。
「おやまぁ、見かけない娘だね。
それにしても着ている服、ぼろい上にぶっかぶかじゃないかい。」
「実は外からやってきた、島長のお客様なんです。」
「外!外って外かい!?
珍しいこともあるもんだ。」
といって、じろじろと眺めてくる。
「へぇ~ほぉ~」
「そんなに見られてはくすぐったいの」
「なかなかに可愛いお嬢ちゃんじゃないかい!
そんなボロボロの服を着ているのがもったいないわね!」
「だからそなたに仕立てて貰いたくてのう。
その前に、姿見はあるか?」
「はいよ、あちらに」
テッサに案内されて姿見の前まに来る。
「ハァ~~~分かってたとはいえ、小さいのぉ・・・
ワレの豊満なナイスバディは何処へ行ってしまったのじゃ・・・
ま、顔は世界一かわゆいがの!!」
「何をブツブツいってるんだい?
それよりどんな服がお望みなんだい?
外の人の服を仕立てるなんて初めてだから腕が鳴るよ!!」
「じゃぁそういう感じで頼む。」
色々注文をつけて服を注文した。
「任せておきな!きっと満足させられる服に仕上げるさね!」
「うむ、まかせた」
「3日後に取りに来な、それまでに全力で仕上げておくよ」
「楽しみにしておるぞ!」
そう言って店を後にする。
「さて、そろそろライードの奴もついておることじゃろう」
と、海岸へ向かうことにした。
「小舟を出すぞ。」
「お頭、危なくねぇですかい?」
「大人数で行って刺激するよりはいい。」
「ワレも行くぞ。どうやって結界を抜けたか説明が必要であろう。」
ちなみに服は、船にあったボロ着(ぶかぶか)に着替えている。
「じゃぁ、俺と嬢ちゃんとあと三人ばかり連れて行く。」
「ヘイ」
小舟をおろし、島へ漕ぎ出す。
かなり大きい。
そして住民も結構な数がいるようだ。
海岸の砂浜に近づくと先頭にガタイの良い老人が、
そしてその横でライードを超えるであろう長い黒髪の男が戦斧を構えコチラをにらみつけていた。
小舟を砂浜へ乗り上げ船を降りる。
「お前達何者だ?どうやってここに来た?」
斧の先でこちらを指しながら開口一番長髪の男が尋ねる。
警戒してピリピリしているのがわかる。
「俺はライード、まぁちょっとは名の知れた冒険者だ。
見ての通りあのぼろくなっちまった船が嵐に巻き込まれ、そのまま結界とやらを抜けてきたところさ」
「嘘をつくな。この島まで無事に辿りついたやつなんて今までいやしない。」
一歩前へ出て戦斧を構える。
「まぁまぁ青年、落ち着くのじゃ」
マレリアが声を掛けると、青年は初めて気がついたというようにこちらに目を向けた。
「疑うのも無理はないが、今まで結界を抜けたものがおらなかったのは、このワレがおらんかったからじゃ。
この大魔学者であるワレがな。」
青年の目に剣呑な光が宿る。
「そんなことより、お主・・・なかなか美しい顔をしておるのぉ・・・
どうじゃ、ここは一つワレのコレクションに加わらん・・・痛!」
途中でライードにげんこつを下ろされる。
ギロリとした目線が頭上から降ってくるのが分かる。
「ご、ごほん。
まぁ見ての通り結界は壊れずそのままじゃ。
つまりはワレらは正しい道順でここに着たことを証明していることにならんか?」
マレリアの言葉に、訝しんだ顔を向ける青年。
その時、今まで沈黙を守っていた老人が青年の前に出て、
「その昔、結界を張った大賢者様より言い伝えがございます。
曰く、結界を正しく抜けてきた者は厚遇しろ。
それが我らに利益と新しい風を吹かせることになるだろうとのこと。
我らはそなたらを歓迎いたしますぞ。」
「親父!」
「落ち着け息子よ、お前は気が短くてならん。
我らを害する気があるなら、あの船で武器を持ってやって来ておるじゃろうよ。」
青年を窘めると。
「申し遅れました、私は長のテルジャ。
この短気なのは不肖の息子、グロウでございます。」
仏頂面のグロウを指して、
「息子の態度も次期島長候補として、使命感に駆られてのこと。
どうか寛大な心でお許し頂きとうございます。」
「許すも何も、俺らは突然やってきたよそ者だ、警戒されるのも無理は無い。
だが、見ての通り俺らに敵意は無い。
ただ、お願いがあるとすれば、見ての通り嵐で船がボロボロになっちまって、
その修理の間だけ島に泊めて欲しいってことくらいだ。」
「お安いご用ですじゃ。
ただ、この島は外からの客が一切来ない島。
皆様をお泊めする施設がございませぬ故・・・」
「まぁ俺らは冒険者だ。
野営するのも、船で寝るのも慣れてる。
そこは心配しなくていい。
が、食料なんかが心許なくなっちまってるから購入したいんだが、
この島はカネは使えるのか?」
「残念ながら、金銭の存在は言い伝えで知っておりますが、外界から閉ざされたこの島では金銭はつかっておりませぬ。
基本物々交換と助け合いでなりたっておりますじゃ。」
とテルジャ。
「まぁ心配なさらんでもよろしい。
この島は貧相に見えるかも知れませんが、島神様のご加護のおかげで家畜も作物も外より立派に育ちます。
必用な分は手配致しましょう。」
「そいつは有り難い。
あとは、俺らが冒険や交易で得たモノと都度交換という形でどうだろう?」
「お気の召すままに」
「俺は反対だぞ、親父。
この島は島だけでやってこれてるんだ、今更外の世界の風なんていらない」
「大賢者様がおっしゃったのじゃ、今彼らが来たことにはきっと何か意味があるに違いない。
お前は間違っても問題を起こす出ないぞ。」
「フンッ」
と背を向けグロウは去って行った。
「じゃぁ俺たちは船を呼びに戻らせて貰うが、嬢ちゃんはどうする?」
「とりあえずは仕立屋じゃ。
いい加減このボロ服は願い下げじゃからのう」
「ハハッ、確かにな。
代金は後払いでなにか渡しておくから行ってきな」
「うむ、また後での」
ライード達と別れ、若い娘に案内して貰う。
「こちらが仕立屋です。殆どの家は自分たちで繕うかここで仕立てて貰ってるんですよ!」
「ほう、それは楽しみじゃ。
先ほどの・・・グロウといったか?
あやつの服を見る限り腕は確かなようじゃしの」
「グロウ様の服はここで仕立てた物に間違いないです!」
「それは重畳じゃ、たのもう!」
といって中に入る。
「ほほぉ~」
中にはいくつかの汎用服に、色とりどりの布たちが所狭しと並んでいた。
「いらっしゃい!」
中から元気なおばさんの声が聞こえると、奥から恰幅のいい婦人が出てきた。
「おやリリちゃんじゃないか今日はなんの用だい?」
「テッサさんお久しぶりです!実はこの娘の服を仕立てて欲しくて。」
そこでテッサと呼ばれたおばさんは視線をしたに移す。
「おやまぁ、見かけない娘だね。
それにしても着ている服、ぼろい上にぶっかぶかじゃないかい。」
「実は外からやってきた、島長のお客様なんです。」
「外!外って外かい!?
珍しいこともあるもんだ。」
といって、じろじろと眺めてくる。
「へぇ~ほぉ~」
「そんなに見られてはくすぐったいの」
「なかなかに可愛いお嬢ちゃんじゃないかい!
そんなボロボロの服を着ているのがもったいないわね!」
「だからそなたに仕立てて貰いたくてのう。
その前に、姿見はあるか?」
「はいよ、あちらに」
テッサに案内されて姿見の前まに来る。
「ハァ~~~分かってたとはいえ、小さいのぉ・・・
ワレの豊満なナイスバディは何処へ行ってしまったのじゃ・・・
ま、顔は世界一かわゆいがの!!」
「何をブツブツいってるんだい?
それよりどんな服がお望みなんだい?
外の人の服を仕立てるなんて初めてだから腕が鳴るよ!!」
「じゃぁそういう感じで頼む。」
色々注文をつけて服を注文した。
「任せておきな!きっと満足させられる服に仕上げるさね!」
「うむ、まかせた」
「3日後に取りに来な、それまでに全力で仕上げておくよ」
「楽しみにしておるぞ!」
そう言って店を後にする。
「さて、そろそろライードの奴もついておることじゃろう」
と、海岸へ向かうことにした。
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