3 / 42
◆狂気
しおりを挟む健気受け
逢坂 悠都(おうさか ゆうと)
浮気攻め
清宮 駿(きよみや しゅん)
◇◇◇
僕は玄関で靴を脱ぎ、今廊下の隅に体育座りをして座っている。なぜリビングではなく廊下に座っているかというと前にダメだと言われたから。
あ、もちろん、ここは僕の家ではない。僕の恋人である清宮駿の家。駿は僕と同じ高校生なのに一人暮らしをしている。
あと耳を手で塞いでいるのにも関わらず、部屋の寝室からは女の人の甘い声が入ってくる。
はぁ…と苦しいほどのため息を吐く。
今日は綺麗系なお姉さんと一緒にいる。学校帰りに見たから。その前は可愛い女の子だった。
いくら嫉妬して胸が痛くなったか。どんなにたくさん泣いたか。
僕、逢坂悠都は彼氏の浮気を何度見たかわからない。
一時間前に『俺んちに来い』と連絡が来て行ってみると、またかと思った。
僕を呼び出す度に都合良く浮気現場に出くわす。
普通、浮気は隠してやるものでしょ。あ、まず浮気しないのが普通だよね。もう普通の意味さえわからない。僕にとってこれが普通だから。
僕と駿が恋人になったきっかけは、高校に入学して人見知りで誰かに声をかけることが出来ずにいたところ、こんな僕に駿が声をかけてきてくれた。
それからずっと一緒にいるようになり、駿に『付き合え』と半ば強制的な告白を受け流れるままに付き合うことになった。
駿は僕のどんなところが好きなのかわからないけど、付き合っていくうちに惹かれていった。
僕は実際人気者の駿に憧れていて、まさかその駿が僕のことを好きだというのに正直驚いた。
驚いたのはこれだけじゃない。突然、駿が浮気をし出したのだ。
最初の頃は気のせいだと思っていた。だけど学校とか至る場所で駿が可愛い女の子と手を繋いでいるところ、キスしてるところ、抱き合っているところを偶然にも目撃したのだ。何回も。
…本当胸に穴があいたようにショックだった。
そのあと駿が僕のところに来て戸惑って何も言えなかった僕に『悠都が悪いんだよ?』と冷たい表情で言われた。
理由を聞くと『俺以外と仲良くするから』だった。別に僕はそんな仲良くするほど親しい友人はいない。駿だけだった。駿とはクラス違うけど毎回僕のクラスまで来てくれていた。
仲良くしてたって言うのは駿の誤解だ。たまたまクラスの男子に話しかけられただけなのに。
そう伝えても耳にいれようとしなかった。
そして、ますます駿の浮気が悪化していった。
自分から別れるなんてそんな勇気ないし、そもそも駿のこと好きだから別れたくないという葛藤があった。
あ、やばい…思い出したら涙が出てきちゃった。
涙を手で拭った途端に部屋の扉が開いた。気づくと甘い声など聞こえなかった。あれからもう何時間も経っていて行為が終わったのかと思った。
「ちょ、びっくりしたじゃない!ねぇ駿~この子誰よ?早く帰らせて、続きしよ?」
扉から出てきたのはやっぱり学校帰りに見た綺麗なお姉さんだった。僕を見るなり睨み付けられた。
「…そうだな。帰れ」
「ほら駿も言ってるんだから早く帰んなさいよ」
「お前がだよ」
「えっ、わ、私?じょ、冗談でしょ…?」
「…はっ?これが冗談に見えるか?」
「な、なによ!意味わかんない!」
お姉さんは、怒った口調でバンッと玄関の扉を強く閉めて帰って行った。
ボソッと駿はサイヤク…と口をこぼした。
こっちが最悪な気分だよなんて言えない。
僕はゆっくりと立ち上がった。
「もう何であんな女に泣いてる姿見せるかなぁ」
駿のその声は苛立ちに満ちていた。そりゃあ僕だって泣くよ…。
「ご、ごめん…」
僕は謝ることしかできなくてうつむく。こんな自分が嫌。
「それより悠都、来てたんだね」
「う、うん…。だ、だって呼んだでしょ?」
「そうだっけ?まぁ、もし俺が呼んだとして来なかったら物凄く怒ってたけどね」
嘘つき。本当は覚えてるくせに。
「そ、そう…なんだ」
でも実際怒るのは本当。前に駿からの呼び出しがあったのにも関わらず辛くて行けなかった。
その次の日ぐらいに、駿が駿じゃないみたいに豹変して酷く怒られた。そのあと無理矢理ヤられた。
「で。どんな気持ちだった?」
「…え?」
「今まで聞いてたんでしょ?感想聞かせて」
「な、なんで、そんなこと…」
感想って何。酷い。
僕は今ここに立っているのにも辛いのによくそんな酷いこと言えるね。
「いいから聞かせてよ。俺が好きなんでしょ?」
それを聞かれたら僕はわかったとしか言えなかった。
「…本当に辛かったし、苦しかった。さっきの女の人に嫉妬した。お願い…駿、もう浮気しないで。何で僕じゃだめなの…っ」
また涙が出てきた。
初めての浮気しないでと素直な気持ちで言えた。今までは言うのが怖かったから。
「よしよし。よく言えました。あぁ可愛いすぎるよ悠都」
そう嬉しそうににっこり笑って僕の頭を撫でた。
「でもね。浮気はやめてあげない」
「っ!な、なんで…?僕が…嫌いだか…ら?」
想像以上に震えた。
「嫌うなんて絶対ありえないよ。それじゃなくて、悠都が俺を見ないから」
「ぼ、僕駿しか見てないよっ」
「嘘つき。俺以外のやつとまた話してたじゃん」
「あれはただ話してただけで別に仲良くは…」
「それでもだめ。俺以外と話さないでそして視界にもいれないで」
「な、なにそれ…」
「そしたら浮気はやめる」
「そ、そんなっ」
「できないの?」
「そ、そんな無理だよ」
ただえさえクラスに馴染めていない僕なんかに話しかけてきてくれるんだもん…。
「なんで無理なの。悠都は俺さえいればそれでいいじゃん。また他の男をその可愛い顔でたぶらかすの。それとも俺を嫉妬させたいわけ?はは、それなら大成功だよ。俺、相手の男殺したいぐらい嫉妬したから」
もう、駿が何言っているか意味がわからなかった。
…怖い。その言葉しか浮かばなかった。
そして、駿は狂ったように、
言うこときかないならと続けて
「……いっそ、監禁しちゃおうか」
冗談とは思えず、僕はそのあとのことを覚えていない。
◇◇◇
『……いっそ、監禁しちゃおうか』
そう不敵な笑みを浮かべた恋人の清宮駿。
その後は、1週間だけ本当に僕を監禁した。ベッドに鎖でつながれて毎日毎日セックス三昧。僕は1週間の間、体調不良で学校を休んでいるという設定になった。
「悠都、今度俺以外の奴と話したり目を合わせたりするな。これが条件だ」
僕、逢坂悠都は、その条件で監禁から逃れられた。
駿のことは大好きだ。
だけど、
「しゅ、駿も…もう浮気、しないで」
駿は、何回も浮気をする。
僕はそれがどうしても苦しくて、嫌だ。
「それは駿次第だって言っただろ」
「…そ、そんな…っ」
僕の思いは駿には届かない。
ぎゅっと唇を噛んだ。
1週間も欠席したので久々の登校に少し気が重たい。
僕は、空気になるため、ゆっくりと自分の先に腰を下ろした。
「逢坂。顔色悪いけど大丈夫か」
突然、前の席のクラスメートが僕に話しかけてくれた。
僕は話しかけてもらえるなんて思ってなくて、少し目を見開き驚いてしまった。
『悠都、今度俺以外の奴と話したり目を合わせたりするな。これが条件だ』
…だめだ。
僕なんかに話しかけてくれて嬉しいけど、これも駿のため。
すぐに机にうつぶせになった。
「マジで大丈夫かよ」
僕の行動に驚いたのか、勘違いして僕の頭を撫でた。
「逢坂。いいこ、いいこ」
優しいトーンの声。今すぐにでも眠りそうなくらい心地よかった。
これが駿の手だったら…と、クラスメートには失礼なことを考えていた。
あぁ…どうしよう。
お願い、僕に触らないで。
───
──────
─────────
……。
お昼休み。
僕は駿のクラスへと足を運ぶ。
教室を覗くが駿がいない。
どこか行ったのかな…。
僕は自分のクラスへ引き帰すことにした。
再び、自分の席に座って弁当を鞄から取り出して、小さく『いただきます』と手を合わせた。
その瞬間、
ドンッ!
ガタンッ
誰かが机にぶつかり僕の弁当が地面へと落ちてしまった。
「しゅ、駿…?」
「チッ。早く拾えよ、汚ねぇ」
「え、あ、うん。ごめんね」
僕は急いで、弁当の中身を拾った。
…もったいないなぁ。
これで泣いちゃだめだ。
駿に嫌われたくない。
「手、洗ってくるね」
僕はそう行って、トイレまで走った。
手を洗い終え、クラスに戻ると、駿がいなくなっていた。
どこ行ったんだろ…。
少し寂しくなる。
「あれ?逢坂、一人?」
僕の前の席のクラスメートの人が珍しそうに言ってきた。
さっきも僕なんかに話しかけてくれたのに本当に申し訳なかった。
…どうしよう。
無視なんて、そんな傷つくことしたくない。
僕は何も話さず、小さく頷いた。
「珍しいね。いつも、清宮と一緒じゃん?」
「…っ、え、っと」
駿との約束を破ってしまった。
また怒られちゃう。
「逢坂。えいっ!」
「わっ!」
急に僕の頬を両手で挟んで、バッチリと目が合った。
「やっと目が合った。…あ、逸らされた」
「ご、ごごめんなさい…、」
こんなところ、駿に見られたら誤解されちゃう。
「逢坂って面白いな」
クスッと軽く笑った。
え?
なぜか恥ずかしい気持ちになった。
この人、未だにクラスに馴染めていない僕なんかにも話しかけてくれて優しい人だなぁ。
お昼は結局、駿の姿はなく、僕は購買でパンを買って食べた。
───
──────
─────────
……。
放課後。いつもは一緒に帰るのに、駿が教室にいなくて探してもいなかったので帰ろうとした時、『家に来い』と呼び出された。
「…しゅ、駿いる?」
コンコンと駿の家のドアを叩く。
でもなかなか出てくれない。
まだ学校から帰って来てなかったのかなぁ…。
それに、今日はいつもと違って駿の様子がおかしかった。
ドアの取っ手を掴んでドアを開けた。
開いてる。
駿が前にノックなどしなくて勝手に入って来いと言われていたが自分の家ではないのでなかなかそれができず、いつもノックや呼びかけて入っている。
「しゅ、駿…?」
ここについ昨日まで監禁されていた。
あまりいい気分ではないが駿の言葉を無視した僕のせいでもある。
ま、また浮気とか…してないよね?
寝室のドアの前に立つ。
良かった…。
最中の声は聞こえてこない。
リビングにいるのかな。
廊下から足を進めた。
「しゅ、駿…いる?」
あまり音を立てず、ゆっくりと呼びかける。
…あ。
ソファーに横になって寝ている駿がいた。
「疲れてるのかな…」
起こすのは可哀想だよね。
僕はキョロキョロと周りを見渡す。
僕たち二人以外いないのに確認してしまう。
僕は駿の額に軽くチュッとキスを落とした。
「また来るね。おやすみ」
僕はそのまま起こさないことにした。
後でメールを入れて、ゆっくりと家に帰った。
まさか寝ているはずの駿が、僕が帰った後、口の端をあげて笑みを浮かべていたなんて知らなかった。
─────────
……。
次の日、学校へ行くと、なぜか周りが騒がしかった。
「アイツ、ホモだろ」
「寝込みにキスとかありえねぇ」
「逢坂って、男もいけるんだな」
遠くから話している声が僕の耳まで届いた。
…え?
「逢坂、ちょっと来て」
教室に入るなり、僕の前の席の優しい人が焦った表情で僕の腕を掴んでどこかへ連れて行く。
連れて来られたのは、あまり人が来ない階段。
「逢坂、あの写真まじ?」
「しゃ、写真…って?」
「掲示板やSNSとかにお前が清宮の額にキスしている写真」
「えっ…」
額にキスって…もしかして昨日僕が駿に…。
でもどうして、写真なんて
「逢坂って…男もその…イケるの?」
どうして、こんなことになってるの…、
男もイケるだなんて…僕は駿しか。
でもそれを言ってしまっては僕のせいで駿にまで影響が出る。僕たちは付き合っているがもちろん周りには内緒である。
どうしよ…っ
「ねぇ、逢坂…っ」
ビクッ!
ぎゅっと僕の手を掴んだ。
「…っ、さ、触らないで」
「そんなこと言うなよ。俺、俺、」
怖くなって、手を振りほどいて走った。
どうして、写真なんか撮られているの。
だってあの時、シャッター音なんて聞こえなかったし
第一、僕たち二人しかいなかった。
僕はそのまま、教室に戻らず保健室に向かった。
─────────
……。
バシンッ!
その音とともに僕の頬がじわじわと痛みだす。
保健室のベッドに寝て、ちょうど出たところでオシャレな女子生徒達がいた。僕の顔を見るなり、目を大きくあけて睨みつけたと思ったらすぐに頬に衝撃が走った。
頬を手加減なく叩かれた。
「あんたがいるせいで駿は私を見てくれないじゃない!!しかも堂々と額になんかキスするなんて!駿を縛らないで!」
ドンっと、僕の肩を押し、その反動で床に腰がついた。結構、痛かった。
「駿に付き纏うのやめて!駿はね、女の私が好きなの!なのに邪魔ばかりするあんたが付き纏って迷惑してるのよ!」
「そ、そんな…っ」
駿が、迷惑してるだなんて
「私を抱くたびにいつも迷惑って言っているわ!いい?これは最後の忠告だからね」
そう言って彼女達は去って行った。
どうしよう…泣いちゃう。
「…っ」
僕…邪魔だったのかな。
─────────
……。
それ以来、駿は僕を避けている。
メールや電話をしても返事はない。
優しかったあのクラスメートの人は、あの階段の時以来学校に来ていない。
そして、大きく変わったことがある。
それはいじめだ。
机の上や靴箱、ロッカー、僕が使うとこ全部にゴミが溢れている。
「あら、ごめんね~。そこゴミ箱だと思っていたわ」
キャハハッと高い声で笑うクラスの女子たち。
僕に居場所なんて…ない。
駿だってもう僕のこと…。
今日の放課後、駿のクラスに行こう。
そして、話さなきゃ。
周りが怖い。
怖いよ、駿…。
放課後すぐに駿のクラスへと向かった。
「ねぇ、駿~。今日一緒に帰ろっ」
「えー、今日は私とでしょ」
「そういえば、駿に付き纏っていたアイツいるじゃない?駿にあんなことしたから皆からいじめられているみたいだよ~」
かわいそ~と言う彼女から全くそんなこと思っていないと伝わってくる。
僕は教室のドアの前で隠れていた。
「アイツなんて皆から嫌われればいいんだよ」
今の声は駿だった。
え、
「駿ったら、キツイー。あはは!」
「早く行こっ」
嘘…っ
そ、そんな…
ブワッと今まで我慢していた涙が溢れた。
ガラッー
とドアが開く。
「ゲッ。こいつ何?」
「うわ、まだ駿に付き纏っていたの?」
「しかも泣いてるし、盗み聞き?」
ドアが開いたせいでバレてしまった。
来なければ良かった。
聞かなければ良かった。
「…っ、ご、ごめんなさいっ、」
僕は涙を拭って、この場から逃げ出した。
駿が僕のこと…僕のことなんてもう。
考えたくなかった。
でも、聞いてしまった。
駿の気持ちを。
「…駿、捨てちゃ嫌だよ…っ」
人気のない化学準備室の壁にもたれて、泣いた。
僕に、飽きたのかなぁ…。
嫌いになったのかな。
頭の中、駿でいっぱいだった。
でも、もうこれ以上限界だった。
だめだ。終わりにしよう。
───そして、泣くのはこれで最後。
今日、もう一回、駿に会ってもう会わない。
最後だ。
僕は、駿の家に行くことにした。
辺りが暗くなり夜になった。
コンコンー
「…しゅ、駿?僕だけどいる?」
家まで押しかけて、僕はストーカーみたいだ。
ガチャー
すると、すぐにドアが開いた。
「駿…」
「なに」
今まで見たことがないくらい冷たい目。
ズキリと胸が痛む。
「あ、あのね。これで最後に、するから許して」
会うのは最後。
「ほ、本当はもっと、一緒にいたいけど、最後くらい僕から言わせてほしい。…ぼ、僕と別れ…っ、別れてください」
駿を解放してあげる。
「…はぁ?」
あ、そっか。
「もしかして、僕たち最初から付き合っていなかったのかな。それかとっくに別れてたとか」
「…ゆるさねぇ」
「許さない、か。そうだよね。今まで…勘違いして付き纏っていた僕なんか…ひゃっ!」
「ゆるさねぇ、絶対許さない」
バタンッ
勢いよく腕を引かれ、家に入るかたちになりドアが大きな音を立てて閉まった。
「ご、ごめんね…もう帰る」
ドンッ!
「…悠都は本当に悪い子だな」
“もう一生、帰らせてあげない”
怒りのこもったその目で僕を捉えた。
【完】
72
お気に入りに追加
741
あなたにおすすめの小説
ヤンデレだらけの短編集
八
BL
ヤンデレだらけの1話(+おまけ)読切短編集です。
全8話。1日1話更新(20時)。
□ホオズキ:寡黙執着年上とノンケ平凡
□ゲッケイジュ:真面目サイコパスとただ可哀想な同級生
□アジサイ:不良の頭と臆病泣き虫
□ラベンダー:希死念慮不良とおバカ
□デルフィニウム:執着傲慢幼馴染と地味ぼっち
ムーンライトノベル様に別名義で投稿しています。
かなり昔に書いたもので、最近の作品と書き方やテーマが違うと思いますが、楽しんでいただければ嬉しいです。
普通の男の子がヤンデレや変態に愛されるだけの短編集、はじめました。
山田ハメ太郎
BL
タイトル通りです。
お話ごとに章分けしており、ひとつの章が大体1万文字以下のショート詰め合わせです。
サクッと読めますので、お好きなお話からどうぞ。
執着攻めと平凡受けの短編集
松本いさ
BL
執着攻めが平凡受けに執着し溺愛する、似たり寄ったりな話ばかり。
疲れたときに、さくっと読める安心安全のハッピーエンド設計です。
基本的に一話完結で、しばらくは毎週金曜の夜または土曜の朝に更新を予定しています(全20作)
見ぃつけた。
茉莉花 香乃
BL
小学生の時、意地悪されて転校した。高校一年生の途中までは穏やかな生活だったのに、全寮制の学校に転入しなければならなくなった。そこで、出会ったのは…
他サイトにも公開しています
食欲と快楽に流される僕が毎夜幼馴染くんによしよし甘やかされる
八
BL
食べ物やインキュバスの誘惑に釣られるお馬鹿がなんやかんや学園の事件に巻き込まれながら結局優しい幼馴染によしよし甘やかされる話。
□食い意地お馬鹿主人公受け、溺愛甘やかし幼馴染攻め(メイン)
□一途健気不良受け、執着先輩攻め(脇カプ)
pixivにも投稿しています。
ヤンデレ化していた幼稚園ぶりの友人に食べられました
ミルク珈琲
BL
幼稚園の頃ずっと後ろを着いてきて、泣き虫だった男の子がいた。
「優ちゃんは絶対に僕のものにする♡」
ストーリーを分かりやすくするために少しだけ変更させて頂きましたm(_ _)m
・洸sideも投稿させて頂く予定です
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる