嫌われ者の僕

みるきぃ

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腹黒副会長

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今日もまた花園くんを無視したことを申し訳ない気持ちでいっぱいになった。せっかく僕なんかに話しかけてくれているのに僕は…。本当、最低でクズだ。こんな罪悪感が毎日毎日募って、毎晩寝る前に泣いてしまう。自業自得。今さら、遅い…。多分、僕がこんな性格だから花園くんを傷つけている。はぁ…とため息を溢す。今は、お昼時間。人気のないところに行って、階段に座りながらイチゴミルクを飲む。多分、ここは屋上の近くの階段。あまり人が通らない場所を選んでいる。もし、人が来たとしてもすぐ離れることができ、隠れるところもある。僕はここが落ち着く。この階段に座ると前方には窓があり空が見える。この眺めが好き。



「…ゆうに会いたいな」



つい、思って抑えていたものが言葉になって漏れた。慌てて口を両手で押さえる。無意識に声が出てしまった。 


ゆう…今、何してるのかな…。きっと忙しいよね。今までこんなにゆうが隣にいない日なんてなかった。いつも、ゆうに迷惑かけておきながらそんなことを思ってしまう僕は都合がいい。これからはなるべく誰にも迷惑かけないように空気になって過ごしたいと思った。




「……美味しかった。ごちそうさまでした」


イチゴミルクを飲み終え、両手を合わせてそう言って立ち上がった。そろそろ時間も押してきているから教室に戻ろう。飲み終えたイチゴミルクのパックを片手に僕は歩き出した。





────
──────
────────

……。





「そこのゴミ」



ビクッ

「っ!」



丁度、ゴミ箱に飲み終えたイチゴミルクのパックを捨てたところに背後から誰かの声が聞こえてきた。



びっくりして、恐る恐る振りかえると







えっ…

ふ、副会長さん…?ど、どうしてこんなところに…。



「本当はあなたの顔なんか見たくもなかったのですがもう我慢が限界をこえました」



「…っ」


僕は息をのむ。ものすごく怒りで溢れているのがわかる。




「私がわざわざ忠告にきた意味わかりますよね?」



表情は笑っているけど、目は完全に笑っていなかった。ふ、副会長さんが僕に会いに来たってことは、きっと花園くんのことだよね…?




「あなたゴミの分際で何様ですか?…瑞希を無視しているそうですが」



「そ、それは…」



「まあ、私も最初はあなたが瑞希に近づかないようにしていると身分を弁えてると思っていましたが、瑞希といるとあなたの話ばかりで正直むかつきます」




…何も言い返せない。で、でもちゃんと言葉で伝えなきゃ伝わらない。




「…ぼ、僕が近くにいると苦しめちゃうから…っ、そ、その」



「だから近づかないようにしてると?」



「は、はい…」


僕はコクりと頷いた。




「でももう遅いんですよ。あなたと瑞希が出会った時点で苦しめているのですから」



「…っ、ぁ…」



言葉が詰まった。ぼ、僕と出会った時点で…頭の中、真っ白になった。




「ゴミはゴミらしくしとけばいいものの、瑞希に執着したと思えば次は無視して……全く何を考えているのか」




「ご、ごめんなさい…っ」



唇をぎゅっと噛む。みるみる自分が汚い人間だって思い知らされる。僕だって、自分が一体何をしたいのかわからない。




「あーーー!!!見つけたぞ!あおいー!!!!」


その大きな声と共に遠くの方からものすごい速さで花園くんが走ってくるのが見えた。







ど、どうしよう…。今さっき副会長さんに言われたことが脳裏によぎってくる。隣で小さく舌打ちする副会長さんの横で僕は花園くんから背を向けるように向きをかえた。


花園くんと顔が合わせられない。


ドーンと花園くんが後ろから僕に飛びついた。



「あおい!!もう何でいつもいつも逃げるんだよ!俺、探すの大変なんだぞ!」



ぎゅっと離さないように抱き締める。



く、苦しい…。






「瑞希!またこんな奴に…」



「あ?なんだ貴之もいたのか!!てか、何でお前もここにいるんだ?」



「わ、私はただ通りかかっただけですよ」



「本当か?まさか俺のあおいに何かしてないだろうな?」



「は、な、何を…。私がこんな奴相手にするわけがありません。それより瑞希、生徒会室に行きませんか?」



「ならいいけどな。生徒会室?うーん、まあ、ゲームとかお菓子とかあって楽しいけどあおいといる方がもっと楽しいから断る!」


それに人のものに手を出す邪魔者がいるからな!と花園くんは続けて言った。





「…そ、うですか」


肩をおろしてギロッと僕を睨む副会長さん。その途端、僕は怖くてすぐ目をそらした。






「なぁ、なぁ、あおい。いい加減、機嫌直して?」



「…っ!」



副会長さんのいる目の前で僕の頬に手を添え、額にキスを落とす。






「瑞希…ッ!そんな奴に触れたら汚いです!!」



離れてください!と汚いものを見るかの目で僕を見て大声で副会長さんはそう言った。





「あ?貴之、お前も俺の邪魔をする気なのか!!最低だ!怒ったら絶交してやるぞ!」


絶交という言葉を聞いて副会長さんは真っ青になった。



「そ、そんな…私はただ瑞希を思って…」



「うるさいぞ!次、邪魔したらもう貴之とは口聞かないからな!!」



約束守れよ!と花園くんはそう言って僕をこの場から離れさせて一緒に教室に戻った。




副会長さんものすごく怒っていたな…。僕がいたからまた迷惑をかけてしまった。副会長さんが直接僕に会いに来ることなんてなかった。会いに来たってことは本当に怒りが我慢できなかったのだろう…。次、会った時が怖い。また絶対、副会長さんを怒らせてしまう。…極力、副会長さんの目につかないようにしないと嫌な思いさせてしまうから考えて行動しようと心に決めた。







ゆうに早く会いたい…。日に日にそのことが大きく膨らんでいく。物心つく頃から僕の隣にいてくれる唯一の存在。一人じゃ何もできない僕。そんな僕をゆうは今まで見捨てなかった。ゆうまで不幸にさせてしまうかも知れないのに…早く会いたいと思ってる僕はなんて情けないんだろう。







「なぁ、あおい!」



泣きたい気持ちを抑えているとき、隣で花園くんが話しかける。





「あおいの髪の毛は何でこんなにサラサラで気持ちいいんだ?しかも超いい匂いすんだけど」



僕の髪を撫でながら触ってクンクンと匂いを嗅ぐ花園くん。





は、恥ずかしい…っ。花園くんは、そろそろHRが始まるというのに休み時間の気分でいた。





「しかも肌も色白でつるつるで…恥ずかしくなるとすぐ赤くなる。…今みたいに」



僕の頬に指でつつきながらほら顔赤くなってる。とクスッと笑った。


慌てて、顔を背ける。ぼ、僕って顔に出やすいのかな…。






「はははっ!あおい可愛いぞ」


花園くんは満面の笑みを浮かべて楽しそうだった。






『──あれ見ろよ。またあいつらイチャついてやがる』


『──前、堂々とキスしてたし、やっぱデキてるんじゃね?』





不良さんたちが僕たちを見ながらそんなことを言っているなんて知らなかった。









ガラッー


「おい、てめーら静かにしろ」



面倒くさそうに言いながらこのZクラスの担任である西条先生が入ってきた。そして教卓の前に立って手をつく。ざわざわと騒がしかった教室が先生の一言で静かになった。





「手短に話すが、そろそろ夏休みが近づいているのは知ってるな?」 



今月は7月。後半から夏休みに入るとは聞いていた。




「ということで、今週は毎年恒例のペアで協力し合う交流会がある。今から紙配るから、よく読んどけ」


プリントが各自配布された。




「今配った紙にも書いてあるように今年は鬼ごっこだ。ペアで逃げたり追いかけたり協力して行う」




お、鬼ごっこ…?交流会で鬼ごっこ…。ペアで行うって絶対僕、足手まといになる自信しか湧かない。不安がまた一つ増えた。




「一応お前ら不良どもバカどもに分かりやすく説明するとペアを組んで鬼ごっこするだけ」



ざっくりとした説明だった。





「あおい!俺とペア組もうぜ」


僕の耳元でこっそりと耳打ちして目をキラキラと輝かせた。





「あ、ちなみに言い忘れてたけどペアはくじだ。あと今年から何か理由がない限り全員参加だからな。以上」



俺に面倒なこと増やすなよ、と一言、言い残してすぐ教室から出ていった。



 


『─こんなのが教師でいいのか…?』

 
 『─まあ、交流会ってあれだろ。パーティーみたいな』


『─面倒くさそうだな』



先生が出ていった教室に不良さんたちの言葉が飛び交う。僕はプリントにもう一度、目を通し確認すると鬼ごっこのペアのくじには番号がふってあるみたいだ。だから同じ番号の人を見つけないと誰がペアかなんてわからない。だけど、今年から例外が一つだけあるみたいでペアが生徒会役員だった場合、すぐに公表されるのでわかるみたいだ。生徒会からは会長さんと副会長さんが参加するみたいだった。


ちなみに会計さんと書記さんはルール説明や審査をするので今年は参加せず見守る係になっている。



  

「あぁ、なんだよ!ホスト…違った…透のケチ!」




花園くんは先生に対して不満をこぼした。








再度またプリントに目を移すと鬼ごっこが終わったら何かパーティーみたいなものが行われるみたいだった。




「あーもう別にどうでもいいぞ!俺たちの愛さえあればくじなんて関係ないよな!」



花園くんはうんうんと頷きそう言って僕の背中をバシバシ叩いた。も、もう…先生どっか行っちゃったからHRは終わって自習時間。




「そうだ!なぁ、あおい!一緒にお菓子食おうぜ」



花園くんはポッキーの箱を鞄から取り出して袋を開けた。





「ほら、一緒に食お?」


「んむっ!」



ポッキーを一本、口に入れられた。



…び、びっくりした。喉を詰まらせるところだった。




とりあえず、ポッキーを頂いたので心の中で花園くんにありがとうとお礼を言った。




「じゃあ、俺もさっそくいただきまーす」


パクっ



……え?

僕は固まり戸惑った。



花園くんが急に僕が食べてるポッキーの反対側の方から食べ出したから。




えっ、と

ど、どうしよう…。



どんどん花園くんは食べていき僕の方に近づいてくる。どうすればいいのかわからない。




花園くん…ごめんなさい。

パキッー




混乱してギリギリのところでポッキーを折った。





「あーーー!!!もういいところだったのに何で折るんだよ!」




口をもぐもぐさせながら怒る花園くん。また怒らせてしまったと僕は顔をうつむける。




「あともう少しだったのに!ほら、もう一本くわえろ!」



うつむいている僕の顎をくいっと掴み、花園くんはまた僕の口にポッキーをくわえさせた。



「いいか、あおい!これはなポッキーゲームと言ってな今親友同士で流行ってる遊びなんだぞ!」



そ、そうなんだ…。

ゲームだったんだ。





花園くんはそう僕にわかりやすく説明してまたさっきと同じように反対側からくわえ食べ始めていく。










初めて知った遊びに僕はやっぱり流行に疎いことを改めてわかった。でも、本当にこれが親友同士で流行ってる遊び…。僕なんかが親友…。


花園くんのことを苦しめたり、こうやって話さないようにしているのにそんな僕に親友だなんて…間違っている。何とも言えない申し訳ない気持ちで溢れた。もっと花園くんには相応しい親友ができるはずだ。僕なんかじゃなくて…。



 
花園くんは目を閉じて、徐々にポッキーの面積がなくなり、また僕にゆっくりと近づいてくる。やっぱり、こんなのだめだよ…。




パキッとまたギリギリのところで先程と同様で折った。





「はあーー!!なんでまた折るんだよ!!!!!!」



花園くんは教室中に響きわたる声で怒鳴った。不良さんたちも何事かと後ろを振り向いて僕たちを見た。




「これじゃあ、ポッキーゲームの意味ないぞ!一回で何でわからないんだ!!」



「…ッ!」


僕の頬っぺたをつねりながらそう言った。




「あ、もしかして恥ずかしかったのか?だけど、折っちゃだめなんだぞ!全くあおいはお馬鹿さんだなー!!」
 


ははっ!と大笑いする。




い、言わなきゃ…ちゃんと言わなきゃ。





「ほら、またやるぞ!」


袋からポッキーをまた取り出して僕の口の中に入れようとする。このまま話さない、を通すのは僕にはできそうになかった。





「…ま、待って、花園くんっ」



やっと、閉ざしていた口を開くことができた。


ちゃんと、言わないと…



「あ!あおいが…あおいがやっと口きいてくれた!!」



ばんざいをして、ぱぁぁと明るくなる花園くん。そんな花園くんに僕は今から酷いことを言う。



「ぼ、僕は…その…は、花園くんの…親友に…なれないです…」



そんな資格、僕にはない。だからこのゲームもできない。



「…え?」


花園くんは大人しくなり目を丸くし、表情が消えていく。ゴクリと、息をのんでぎゅっと手に力を込め再び言葉を発した。




「花園くんは…僕なんかに話しかけてくれる友達思いな優しい人ってわかる。だ、だけど…やっぱり、僕の近くにいると苦しめて怒らせてばかりで…不幸にさせちゃう」



「あおい…?なに言って」




「そ、そんなの嫌なんだ…。だから、僕は花園くんの親友じゃないからこのゲームはできない」



ちゃんと、言えた。

伝えたいこと言えた。




言い終えたけど、花園くんの顔がうまく見れない。





ぽんっー




すると、両肩に手が置かれた。




「あおい…。お、俺と親友じゃなくて、それ以上な関係になりたいってことだよな…本格的に俺と…」




花園くんは小さな声で呟いて後半何を言っているか僕の耳には届かなかった。





伝わっているのかよくわからないけど花園くんの顔がみるみる赤くなっていくのが見え怒っていると確信した。






ぼ、僕なんかが生意気言ってそりゃあ怒るよね…。不良さんたちは『ケンカか?』と面白そうに僕たちを傍観していた。





「あおい!何でもっと早く言わなかったんだよ!!俺だってあおいと……あおいと…そうゆー関係にずっとなりたかったんだぞ」



はぁはぁと呼吸を荒げて、僕に駆け寄り屈みこんでそう言った。




「そ、そうなんだ…っ」


は、花園くんも前からそう思っていたんだ。




言わなかったってことはきっと、今まで我慢してたんだ。実際に言われると結構ダメージが大きい。…でも、これで良かったんだ。




僕たちは、もう親友ではなくなった。ただの同級生ってだけ。これで花園くんを苦しめないし嫌な思いもさせない。花園くんは人気者だから人が寄ってくる。僕なんかが隣にいると周りにまで迷惑をかけるからそれもこれで少しは減るかもしれない。






「あおいって結構、大胆なんだな!」



なぜか、僕の手を握って絡ませてくる花園くん。



「…?」



「あー、そっか。卒業するまで待てなかったのかー。お、俺は卒業するまで我慢するつもりでいたんだぞ!」



「そ、卒業するまで我慢…?」



もしかして、三年間僕と親友でいようと…?



我慢してまでも…そう考えていたなんて知らなかった。



「そうだぞ!卒業するまで。偉いだろ!!俺ってば紳士だろ!こんな男どこ探してもいないぞ!だけど、まあ、あおいからそう言われちゃったらなー」



頭をかいて、少し照れたように笑う。その様子から見て、やっぱり僕から解放されて嬉しいんだよね…。



最初からわかっていたことだから今さら心が痛くなっても…と思った。







「あー。どうしよう。……ヤバい。これからのことを想像したら元気になったちんこが痛くなってきたぞ!」



「へ…?」




「うわ、まじヤバいかも。…こんなときに盛りたくないのに。ああー、かなりやばい状態だからトイレ行ってくる!」




ビュンッと風をきるような音がなり、あっという間に教室から飛び出して行ってしまった。






 



────
─────

……。




あれから数日経ち、今日は交流会のいよいよ前日となった。




「なぁ、あおい!これからくじでペア決めるんだよな!!」



「え、う、うん…」



僕の腕をしっかり掴んで離さない花園くん。





あ、れ…?


あっ…そっか。



親友じゃなくても会話くらい同級生ならするよね。でもなぜか前よりも体に触れてくる回数が増えているような気がするけど気のせいかな…。ちなみに今、僕たちは明日の交流会のペア決めのため体育館に集まっている。



参加するのは基本全員だけどスポーツクラスは参加はしないみたい。




鬼ごっこは逃げたり追いかけたり体力を使うのでスポーツクラスの人たちが有利になるため



参加はできないけど審判の手伝いや見張り役をやるみたいだった。






「あー、あおいとなりますようにあおいとなりますように」



隣で花園くんは僕とペアになることを祈っていた。確率的に一緒のペアになるのはかなり低い。





僕とペアになったらきっと足手まといになるからできるだけ交流会には参加したくないな…って思ってたりする。明日風邪引いて参加できないようにならないかな、なんてずるいことを考えてしまう。





僕は昔からくじ運はそんなによくなかった。




おみくじとかで今まで大吉とか出したことがないし、だから今回もきっとペア相手に迷惑かける。





始まる前からこんなに不安が襲ってきて心が休めないままで大丈夫だろうか…。



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