28 / 31
28、魔王の娘は勇者のしもべとなる
しおりを挟む
この一月の間アデルには何度も抱かれたが、ミアが上になったことは一度もない。今までアデルは上になってほしいとは一度も言わなかったので、まさか今日になってそんなことを言われるとは思わず、ミアは返答に困っているようだ。
「上になって、ミア」
困惑しているミアの顎を掴んで強引に上を向かせ、アデルはもう一度同じ言葉を言う。
「だ、だが……」
「上になるんだ、ミア」
笑顔こそ崩していなかったが、有無を言わせないアデルから王者の威厳と圧を感じ、ミアは下半身がキュンとするのを感じた。
「……はい」
そして、気がついたらアデルの言葉に頷き、アデルの上にまたがっていた。寝間着の裾を大きくまくると、そそり立ったアデルのモノを掴み、ゆっくりと腰を下ろしていくーーー。
羞恥でどうにかなりそうだったが、アデルの言葉に逆らえない自分がいることにもミアは気がついていた。どうしたって、自分はアデルのしもべなのだ、と。
一気に腰を下ろすのはためらわれ、のそのそと動いていたが、アデルからの視線を感じ、ミアは覚悟を決めて自分のナカにアデルのソレを埋め込む。
「ふぁっ」
アデルのエラ張った先端がナカで引っかかり、ミアはびくんと背をのけぞらせる。アデルはミアの背をそっと撫で、寝間着から露出している白い乳房をつかむ。
「動いて、ミア」
「あ、ああ……」
この体勢だと、動かなくてもミアの身体の重みで自然とアデルを深くくわえこんでしまう。はっきりとアデルのカタチが分かり、正直ミアは息を整えるのに必死だったが、慣れる間もなくアデルからそんなことを言われ、ミアはのそのそと腰を上下する。
「んっ、ん……っ」
拙い腰の動きだったが、逆にその拙さがアデルを煽った。大きな乳房を揺らしているミアの細い腰を両手で掴み、奥まで思いきり突き上げる。
「はぁんっ!」
突き上げた瞬間膣が締まり、ミアが軽く達したことをアデルも察した。
「まだ動けそう?」
「無理……」
一気に腰の力が抜けたミアはアデルにもたれかかり、フルフルと首を横に振る。
「じゃあ、俺が動くね」
もたれかかってきたミアの腰をささえつつも、アデルは下からミアを突き上げ始めた。
「や、あ……、いっ、たばっかりだから……っ」
達したばかりで敏感になっているところを奥まで突かれ、ミアは苦しいくらいの快感に喘ぎ、アデルの腕にしがみつく。
「もううごけな……」
「うん、だからミアは動かなくていいよ。ミアはただ俺に捕まってればいいから」
しがみついてくるミアの頭を撫でながら、アデルはふわりと微笑む。優しい笑顔なのにどこか恐ろしさを秘めたアデルに囁かれ、ミアの全身にゾクゾクするような甘い何かが巡る。
やはり、ミアはずっと待っていたのだ。
自分を組み伏せ、屈服させる強い男を。
「ああ、んっ、……っあ、また、い、くぅ……っ」
隙間がないくらいにみっちりとミアのナカを埋めるソレは、ミアを串刺しにして、途切れることのない快楽を与え続ける。何度絶頂を迎えても、自分の意志とは関係なく身体を揺すられるので、ミアはもう絶頂と絶頂の間の境目が分からないぐらいだった。
「はぁ、はっ……ん、」
ミアが朦朧としながらもアデルに手を伸ばしてキスをねだると、アデルもそれに応えてやり、ミアと口づけを交わす。
ミアは半分意識が飛んでいるような状態だったが、それでもアデルのたくましい腕の中でこれまでに感じたことがないほどの深い多幸感を感じていた。
「上になって、ミア」
困惑しているミアの顎を掴んで強引に上を向かせ、アデルはもう一度同じ言葉を言う。
「だ、だが……」
「上になるんだ、ミア」
笑顔こそ崩していなかったが、有無を言わせないアデルから王者の威厳と圧を感じ、ミアは下半身がキュンとするのを感じた。
「……はい」
そして、気がついたらアデルの言葉に頷き、アデルの上にまたがっていた。寝間着の裾を大きくまくると、そそり立ったアデルのモノを掴み、ゆっくりと腰を下ろしていくーーー。
羞恥でどうにかなりそうだったが、アデルの言葉に逆らえない自分がいることにもミアは気がついていた。どうしたって、自分はアデルのしもべなのだ、と。
一気に腰を下ろすのはためらわれ、のそのそと動いていたが、アデルからの視線を感じ、ミアは覚悟を決めて自分のナカにアデルのソレを埋め込む。
「ふぁっ」
アデルのエラ張った先端がナカで引っかかり、ミアはびくんと背をのけぞらせる。アデルはミアの背をそっと撫で、寝間着から露出している白い乳房をつかむ。
「動いて、ミア」
「あ、ああ……」
この体勢だと、動かなくてもミアの身体の重みで自然とアデルを深くくわえこんでしまう。はっきりとアデルのカタチが分かり、正直ミアは息を整えるのに必死だったが、慣れる間もなくアデルからそんなことを言われ、ミアはのそのそと腰を上下する。
「んっ、ん……っ」
拙い腰の動きだったが、逆にその拙さがアデルを煽った。大きな乳房を揺らしているミアの細い腰を両手で掴み、奥まで思いきり突き上げる。
「はぁんっ!」
突き上げた瞬間膣が締まり、ミアが軽く達したことをアデルも察した。
「まだ動けそう?」
「無理……」
一気に腰の力が抜けたミアはアデルにもたれかかり、フルフルと首を横に振る。
「じゃあ、俺が動くね」
もたれかかってきたミアの腰をささえつつも、アデルは下からミアを突き上げ始めた。
「や、あ……、いっ、たばっかりだから……っ」
達したばかりで敏感になっているところを奥まで突かれ、ミアは苦しいくらいの快感に喘ぎ、アデルの腕にしがみつく。
「もううごけな……」
「うん、だからミアは動かなくていいよ。ミアはただ俺に捕まってればいいから」
しがみついてくるミアの頭を撫でながら、アデルはふわりと微笑む。優しい笑顔なのにどこか恐ろしさを秘めたアデルに囁かれ、ミアの全身にゾクゾクするような甘い何かが巡る。
やはり、ミアはずっと待っていたのだ。
自分を組み伏せ、屈服させる強い男を。
「ああ、んっ、……っあ、また、い、くぅ……っ」
隙間がないくらいにみっちりとミアのナカを埋めるソレは、ミアを串刺しにして、途切れることのない快楽を与え続ける。何度絶頂を迎えても、自分の意志とは関係なく身体を揺すられるので、ミアはもう絶頂と絶頂の間の境目が分からないぐらいだった。
「はぁ、はっ……ん、」
ミアが朦朧としながらもアデルに手を伸ばしてキスをねだると、アデルもそれに応えてやり、ミアと口づけを交わす。
ミアは半分意識が飛んでいるような状態だったが、それでもアデルのたくましい腕の中でこれまでに感じたことがないほどの深い多幸感を感じていた。
0
お気に入りに追加
64
あなたにおすすめの小説
男装騎士はエリート騎士団長から離れられません!
Canaan
恋愛
女性騎士で伯爵令嬢のテレサは配置換えで騎士団長となった陰険エリート魔術師・エリオットに反発心を抱いていた。剣で戦わない団長なんてありえない! そんなテレサだったが、ある日、魔法薬の事故でエリオットから一定以上の距離をとろうとすると、淫らな気分に襲われる体質になってしまい!? 目の前で発情する彼女を見たエリオットは仕方なく『治療』をはじめるが、男だと思い込んでいたテレサが女性だと気が付き……。インテリ騎士の硬い指先が、火照った肌を滑る。誰にも触れられたことのない場所を優しくほぐされると、身体はとろとろに蕩けてしまって――。二十四時間離れられない二人の恋の行く末は?

次期騎士団長の秘密を知ってしまったら、迫られ捕まってしまいました
Karamimi
恋愛
侯爵令嬢で貴族学院2年のルミナスは、元騎士団長だった父親を8歳の時に魔物討伐で亡くした。一家の大黒柱だった父を亡くしたことで、次期騎士団長と期待されていた兄は騎士団を辞め、12歳という若さで侯爵を継いだ。
そんな兄を支えていたルミナスは、ある日貴族学院3年、公爵令息カルロスの意外な姿を見てしまった。学院卒院後は騎士団長になる事も決まっているうえ、容姿端麗で勉学、武術も優れているまさに完璧公爵令息の彼とはあまりにも違う姿に、笑いが止まらない。
お兄様の夢だった騎士団長の座を奪ったと、一方的にカルロスを嫌っていたルミナスだが、さすがにこの秘密は墓場まで持って行こう。そう決めていたのだが、翌日カルロスに捕まり、鼻息荒く迫って来る姿にドン引きのルミナス。
挙句の果てに“ルミタン”だなんて呼ぶ始末。もうあの男に関わるのはやめよう、そう思っていたのに…
意地っ張りで素直になれない令嬢、ルミナスと、ちょっと気持ち悪いがルミナスを誰よりも愛している次期騎士団長、カルロスが幸せになるまでのお話しです。
よろしくお願いしますm(__)m
婚約者の本性を暴こうとメイドになったら溺愛されました!
柿崎まつる
恋愛
世継ぎの王女アリスには完璧な婚約者がいる。侯爵家次男のグラシアンだ。容姿端麗・文武両道。名声を求めず、穏やかで他人に優しい。アリスにも紳士的に対応する。だが、完璧すぎる婚約者にかえって不信を覚えたアリスは、彼の本性を探るため侯爵家にメイドとして潜入する。2022eロマンスロイヤル大賞、コミック原作賞を受賞しました。
後宮の胡蝶 ~皇帝陛下の秘密の妃~
菱沼あゆ
キャラ文芸
突然の譲位により、若き皇帝となった苑楊は封印されているはずの宮殿で女官らしき娘、洋蘭と出会う。
洋蘭はこの宮殿の牢に住む老人の世話をしているのだと言う。
天女のごとき外見と豊富な知識を持つ洋蘭に心惹かれはじめる苑楊だったが。
洋蘭はまったく思い通りにならないうえに、なにかが怪しい女だった――。
中華後宮ラブコメディ。
不器用騎士様は記憶喪失の婚約者を逃がさない
かべうち右近
恋愛
「あなたみたいな人と、婚約したくなかった……!」
婚約者ヴィルヘルミーナにそう言われたルドガー。しかし、ツンツンなヴィルヘルミーナはそれからすぐに事故で記憶を失い、それまでとは打って変わって素直な可愛らしい令嬢に生まれ変わっていたーー。
もともとルドガーとヴィルヘルミーナは、顔を合わせればたびたび口喧嘩をする幼馴染同士だった。
ずっと好きな女などいないと思い込んでいたルドガーは、女性に人気で付き合いも広い。そんな彼は、悪友に指摘されて、ヴィルヘルミーナが好きなのだとやっと気付いた。
想いに気づいたとたんに、何の幸運か、親の意向によりとんとん拍子にヴィルヘルミーナとルドガーの婚約がまとまったものの、女たらしのルドガーに対してヴィルヘルミーナはツンツンだったのだ。
記憶を失ったヴィルヘルミーナには悪いが、今度こそ彼女を口説き落して円満結婚を目指し、ルドガーは彼女にアプローチを始める。しかし、元女誑しの不器用騎士は息を吸うようにステップをすっ飛ばしたアプローチばかりしてしまい…?
不器用騎士×元ツンデレ・今素直令嬢のラブコメです。
12/11追記
書籍版の配信に伴い、WEB連載版は取り下げております。
たくさんお読みいただきありがとうございました!
精霊の港 飛ばされたリーマン、体格のいい男たちに囲まれる
風見鶏ーKazamidoriー
BL
秋津ミナトは、うだつのあがらないサラリーマン。これといった特徴もなく、体力の衰えを感じてスポーツジムへ通うお年ごろ。
ある日帰り道で奇妙な精霊と出会い、追いかけた先は見たこともない場所。湊(ミナト)の前へ現れたのは黄金色にかがやく瞳をした美しい男だった。ロマス帝国という古代ローマに似た巨大な国が支配する世界で妖精に出会い、帝国の片鱗に触れてさらにはドラゴンまで、サラリーマンだった湊の人生は激変し異なる世界の動乱へ巻きこまれてゆく物語。
※この物語に登場する人物、名、団体、場所はすべてフィクションです。
冤罪で断罪されたら、魔王の娘に生まれ変わりました〜今度はやりたい放題します
みおな
ファンタジー
王国の公爵令嬢として、王太子殿下の婚約者として、私なりに頑張っていたつもりでした。
それなのに、聖女とやらに公爵令嬢の座も婚約者の座も奪われて、冤罪で処刑されました。
死んだはずの私が目覚めたのは・・・
嫌われ女騎士は塩対応だった堅物騎士様と蜜愛中! 愚者の花道
Canaan
恋愛
旧題:愚者の花道
周囲からの風当たりは強いが、逞しく生きている平民あがりの女騎士ヘザー。ある時、とんでもない痴態を高慢エリート男ヒューイに目撃されてしまう。しかも、新しい配属先には自分の上官としてそのヒューイがいた……。
女子力低い残念ヒロインが、超感じ悪い堅物男の調子をだんだん狂わせていくお話。
※シリーズ「愚者たちの物語 その2」※
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる