魔王の娘としては大変不本意ではございますが、勇者と結婚することになりました。

春音優月

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14、勇者は魔王の娘を逃がさない

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「じゃあ、ミアがここにいて」
 
 ミアが口を開きかけると、アデルはミアの口を塞ぐように再び唇を重ねた。  
 ミアに言葉を紡がせないように何度も唇を重ね、わずかに開いたミアの口の隙間に舌を割り込ませる。
 
「んっ、んぅ……」
 
 長い長いキスが終わり、アデルがミアの下着を剥ぎ取ると、その時にはミアの膣はすでにぐっしょりと濡れていた。
 
「ミア、いっぱい濡れてるね」
「なっ、これは……っ! お前のせい……じゃなくて、その……不可抗力だ!」
「そうだね、ごめんね」
 
 顔を赤くして反論してくるミアを適当にあしらいながら、ベッドの上であぐらをかいたアデルはミアを膝に乗せた。そのままキスをしながら彼女の大きな胸を揉み、濡れている膣の中に指を入れる。
 
「あんっ、やめっ」
「ダメだよ、ミア。逃がさない」
 
 快感から逃れようとミアは身をよじるが、アデルが左腕でしっかりと彼女の腰を抱き止めているため、ミアがアデルから逃れることは不可能だった。
 
 ミアとアデルが出会ってから、今日で一週間。たった一週間ではあるが、毎夜ミアを抱き、ミアの弱点を見抜いたアデルの指で、ミアは急速に高められていく。
 
「あっ、やぁ、もう……っ」
「うん、イッていいよ」
「やっ、……ん、ああっ」
 
 アデルの言葉を合図に、ミアはアデルの腕をぎゅっと掴み、絶頂に達した。脱力してもたれかかってくるミアをアデルはしっかりと抱きしめ、優しい眼差しで彼女を見つめる。
 
「ミア、好きだよ。愛してる」
「ん……?」
 
 イッたばかりで意識がもうろうとしているミアの唇にキスをしてから、アデルはミアを四つん這いにさせ、後ろからズブリと自身を突き刺す。
 
「ああんっ」
「……くっ」
 
 トロトロになったミアの膣の温かさと締め付けにアデルはもっていかれそうになったが、大きく息を吐いてどうにか射精欲を堪える。
 
「まだ痛い?」
 
 朦朧としているうちに尻を高く上げさせられ、よく分からないうちに挿入されたミアは、枕に顔を押しつけて恥ずかしさに堪えている。ミアはその体勢でじっとしたままで、アデルからの問いかけには答えない。
 
 実のところ小柄なミアの身体でアデルのモノを受け入れるのは結構な負担だったらしく、初めての時ほどではないにせよ、挿入時にはミアは毎回無理矢理おし拡げられるような痛みを感じていた。しかし、ようやくミアの膣もアデルの形になってきたのか、今のミアは痛みを感じていないように見える。
 
「動くよ、ミア」
 
 アデルはミアの様子を気遣いながらも、ミアの細い腰を掴み、ゆっくりと尻を打ちつけ始めた。 後ろから奥までゆっくりと抜き差しされると、アデルのカタチがミアにもはっきりと伝わる。アデルの熱さも形もそのままダイレクトに伝わり、アデルが動くたびにミアの体温が上がっていく。
 
「んっ、ん、だめっ、こんなの……っ」
 
 ようやくオンナの部分がアデルのオトコの部分に馴染んだ今のミアには、一切痛みがない。痛みがなくなった代わりに快感だけを追うことが出来るようになり、アデルが動いて膣壁に擦れる度、下半身に甘い痺れが走るようになった。小さな快感の波はすぐに大きな波になり、ミアはその大きな大きな波に呑み込まれそうになる。
 
「あ、あっ、アデル、や、へんになるっ」
「……ん、いいよ、ミア。俺もそろそろ……」
 
 ミアに応えるようにアデルがズンと奥まで硬くなったモノを打ち込むと、ミアは大きく背をしならせた。
 
「くぅ……っ、は、あっ、ん、んん~!!」
「……っ」
 
 ついこの間まで処女だった狭い膣内をアデルに奥まで満たされ、アデルに後ろから抱きしめられたままミアは今までに感じたことのない快感を感じる。アデルの方もミアの締め付けで達し、そのままミアのナカに白い欲を吐き出した。
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