「監査官兼執行官アッシュ・ノイマン」ーこの異世界はなにかがオカシイ

闇ギルド調査

6 報告書

【簡易報告書】

　件名：イグナイト拘束および尋問結果

　日付：2024年3月6日

　1.イグナイト拘束

　郊外の廃屋にてイグナイトを拘束。両手両足を縛り、両手を水を張った樽に沈めて制限を設けた。イグナイトの奇跡を封じ、無力化に成功。

　2.尋問結果

　尋問を行い、闇ギルドの構成、メンバー、活動内容等の情報を得ることができた。詳細は添付の資料を参照。

　3."テンセイシャ"について

　"テンセイシャ"という人間についての情報を得ることが目的だったが、イグナイトはその存在を知らないと主張。偽りがないと判断。

　4.イグナイト処分

　尋問終了後、イグナイトに死を選ばせる。彼は舌を噛み切り、絶命。

　以上の結果を報告します。

　報告者：ノイマン


　報告書を提出した後、ノイマンは上司のアリアナに呼び止められた。

「ノイマン、次の任務だ。"ジャガン"という男を探し出せ」

　ノイマンはその言葉を冷静に受け止め、頷いた。

「了解しました」

　その後、彼はアリサの元へと向かった。彼女は彼のパートナーで、今回の任務も一緒に行うことになっていた。

「次の潜入場所はここだ」とノイマンは地図を指差しながら事務的に語った。

「"ジャガン"という男を探す」

　アリサはノイマンの言葉に頷き、任務の準備を始めた。二人は再び闇の中へと消え、新たな任務に向かった。