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アルファポリス社長 梶本雄介、俺から提案がある

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 雄介、雄介、梶本雄介。

 東京大学工学部出身、大手広告代理店出身、梶本雄介。アルファポリス社長。最強を目指す男。

 最近のアルファポリス、株主配当も出来て波に乗っていると思わないか。
 投稿作品も年々増えている。いい感じだ。

 だが。だが、アニメ化作品は作画崩壊で爆死寸前。原作ファンを裏切る結果だ。

 そして、このサイトもだ。

 ハッキリ言って、公式漫画はマガジンポケットに負けている。
 アプリから閲覧すると糞重くて読む気が失せる。だから、いつもWebで見てる。

 知名度もなろうに比べて圧倒的に低い。
 昔アルファポリスのCMを地上波で流したが、親と見ていて気まずかった。

 あの気恥ずかしいオシャレ路線なアニメCM。
 投稿インセンティブが稼げると謳って、武富士ばりのエグイダンスCMをしたほうが良かったと今でも個人的に思っている。

 起業してから10年以上が経つが、最強を目指すには道は険しい。

 そこで、俺から提案がある。

 YouTubeで広告を出さないか?

 広告はこうだ。例の脚本家がいる。そう例の脚本家だ。あの原作を改変する例の脚本家だ。

 あの脚本家がSNSを見て落ち込んでいるんだ。

「もう、ダメだ」って独り言をいう。そのとき、スマホで「アルファポリス」を見て、突如思い立ったように執筆するんだ。

 そう、オリジナルで小説を書き始めるんだ。あの例の脚本家がだ。

 イメージは永谷園のお茶漬けのCM。あの雰囲気だ。もろパクリでやるんだ。

 そして、その小説を投稿するんだ。すると、しばらくして24hポイントがたくさん付くんだ。そして、あの脚本家は明日に向かって頑張ろうと思って終わるんだ。

 これを見た人は絶対に「アルファポリス」に興味を持つはずだ。出演者は一人だけでセットも凝ったものを使わなくていい。安上がりだ。

 もちろん実名で出演してもらうんだ。あの脚本家は元女優だ。演技経験も豊富だ。問題ない。話題性も十分だ。あの脚本家だって、別な道で人生を切り開きたいと思っているはずだ。ついでに主題歌も格安で歌ってもらうんだ。あの脚本家は元歌手なんだ。クリエイターなんだ。

 なんなら、このプロットを大幅に改変してもいい。実名ですべて、あの脚本家の意見をすべて反映したものを作るんだ。

 アルファポリスは原作者の意図を尊重した作品を世の中に送り出すってアピールにもなる。脚本家は自分の才能を世間に見せつけれる。

 お互いにウィンウィンだ。

 そして、なにより例の脚本家は大手事務所やドラマ業界にコネがある。同業者を口寄せして宣伝もしてくれるはずだ。絶対にバズるはずだ。予想以上に反響もあるはずだ。

 小説家になろうなんて目じゃないくらいの閲覧数が稼げるはずだ。

 忘れないでくれ。例の脚本家を使った、YouTube広告。


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